ひさの乗り鉄ブログ

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【JR東日本フリーきっぷまとめ】 関東・甲信越・東北の各エリア別のおすすめフリーきっぷ・使い分けをご紹介します!

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JR東日本は数多くのフリーきっぷを発売しています。どのエリアにどんなフリーきっぷがあるのか、その全貌を掴むだけでも困難です。この記事では、おおまかなエリア別に、どのフリーきっぷを利用すればおトクかをご紹介します。

※2019.04.01更新(記事内容を修正・更新・追記)
※2019.03.11更新(2019年の最新情報に更新)

広範囲のフリーきっぷからエリア限定のフリーきっぷまで

JR東日本のエリアは、東北・関東・甲信越地方と広大です。そのため、発売されているフリーきっぷの数も多く、JR東日本の全エリアで利用できるものから、県単位くらいの狭いエリアでのみ利用できるものまであります。

ここまで多くのフリーきっぷがあると、どのフリーきっぷをどのように活用すればよいのか、どうすればおトクになるのか、判断するのが難しいと思います。

そこで、主なフリーきっぷの紹介に加えて、おおまかな使い分けをご紹介します。

「全行程フリーきっぷ」か「往復+エリア限定フリーきっぷ」か?

どのフリーきっぷが望ましいのかを判断するときに、まず考えるべきなのが、「全行程フリーきっぷ」か「往復+エリア限定フリーきっぷ」か、という点です。

全行程で一つのフリーきっぷのみを利用

出発地と目的地(複数の場所を周る場合は、全ての目的地)が、一つのフリーきっぷのエリアに収まっていて、なおかつ、普通に乗車券を購入するよりも安くなる のであれば、全行程でそのフリーきっぷを利用するのがよいでしょう。

このようなフリーきっぷは比較的広範囲のエリアをカバーしているものになります。JR東日本が発売しているフリーきっぷのうち、該当するのは、以下の2つです。

  • 週末パス(南東北・関東甲信越地方がエリア、土休日の2日間有効)
  • 三連休東日本・函館パス(JR東日本全線+函館周辺がフリーエリア、指定された三連休のみ有効)

ただし、利用できるのが週末や三連休のみであり、平日の旅行には利用できません。

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全行程でフリーきっぷのみを利用

JR東日本のこれらのフリーきっぷは「乗車券タイプ」と呼ばれるもので、特急料金相当は含まれていません。フリーエリア内で新幹線や特急列車に乗車する場合には、上図のように、別途、特急券等を購入します。

往復+エリア限定フリーきっぷを利用

全行程が一つのフリーきっぷのエリアに収まらないときや、利用期間外のときには、往復の乗車券+エリア限定のフリーきっぷ の利用を考えてみます。

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往復+エリア限定フリーきっぷを利用

出発駅から目的地近くの駅まで、新幹線や特急列車の乗車券+特急券で移動、目的地の周辺でエリア限定のフリーきっぷを利用します。

エリア限定のフリーきっぷの特徴は、以下のとおりです。

  • 有効期間は1日~2日のものが多い
  • 通年利用できるフリーきっぷが多い
  • エリアは一つの県くらいの規模のものが多い
  • JR東日本の路線だけでなく、そのエリアの地方私鉄や第三セクター鉄道、一部の路線バスに乗車できるものもある
  • 価格は2,000円~3,000円程度とリーズナブル

このように、エリアは狭いですが、その分、利用できる交通機関が多かったり、利用できる期間に制限がなかったり と、使い勝手がよいフリーきっぷが多くあります。

また、往復の新幹線や特急列車の乗車券+特急券には、「えきねっとトクだ値」「お先にトクだ値」などの割引きっぷの利用 も検討してみましょう。30%引き以上の割引率のものもありますので、うまく日程や時間があえば、かなりおトクですよ。

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広範囲のエリアで利用できるフリーきっぷ

それでは、JR東日本が発売しているフリーきっぷを紹介していきます。まずは、広範囲のエリアで利用できるフリーきっぷです。

土休日に利用できる「週末パス」

  • 週末パス
    • 効力: 南東北・関東・甲信越のフリーエリア内でJR東日本及び一部の私鉄三セクに乗り放題、特急券を購入すれば、新幹線・特急列車にも乗車可能
    • 利用期間: 2019年10月27日までの土休日(4月27日~5月6日、8月11日~20日、12月28日~1月6日は利用不可)
    • 有効期間: 土日の2日間
    • おねだん: 大人 8,730円、小児 2,560円

JR東日本エリアでの週末の1泊旅行なら、まず検討したいのが「週末パス」です。その名称の通り、週末の土日の2日間連続で利用できるフリーきっぷです。

JR東日本の路線だけでなく、多くの地方私鉄、第三セクター鉄道にも乗車できます。

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「週末パス」はしなの鉄道にも乗車でき長野方面の旅行にも便利!

「週末パス」単体では、快速・普通列車にしか乗車できませんが、別途、特急券を購入することで、エリア内の新幹線や特急列車にも乗車できます。JR東日本の各地で運転されている観光列車・リゾート列車にも、指定席券を購入すれば乗車できます。

このように、「週末パス」は、乗車したい列車によって、指定席券や特急券、グリーン券を追加することで乗車できる柔軟性がウリのきっぷです。

詳しくは、別記事で解説していますので、ご覧ください。「えきねっとトクだ値」などの割引きっぷとの比較もしています。

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三連休東日本・函館パス

  • 三連休東日本・函館パス
    • 効力: JR東日本全線、JR北海道(北海道新幹線、函館エリア)、一部の私鉄・三セクに3日間乗り放題、特急券を購入すれば、新幹線・特急列車にも乗車可能
    • 利用期間: 三連休(一部の三連休を除く)
    • 有効期間: 三連休の3日間
    • おねだん: 大人 14,050円、小児 4,300円

三連休を利用して、東北・関東甲信越・函館周辺への旅行なら「三連休東日本・函館パス」を検討しましょう

このきっぷの特徴は、フリーエリアがとても広い点です。JR東日本全線はもちろんのこと、東日本エリア内のかなりの三セクや私鉄路線にも乗車できます。

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特急券を購入すれば北海道新幹線にも乗車できる

週末パスと同様に、特急券を購入すれば新幹線や特急列車にも乗れますし、指定席券を購入すれば、東日本エリアのあちこちで運転される観光列車・リゾート列車にも乗車できます

ただし、週末パスと比べると高いので、単純往復では元が取れない場合もあります。例えば、東京都区内から、上越新幹線、山形新幹線、北陸新幹線(エリアは上越妙高まで)の各駅への単純往復では元が取れません。

遠方への往復か、複数の都市や観光地を巡る周遊の旅に向いているきっぷです。

詳しくは、以下の記事にまとめていますので、ご覧下さい。

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エリア限定のフリーきっぷ

次は、エリア限定のフリーきっぷをご紹介します。ものすごくたくさんのフリーきっぷがあるので、エリア限定とはいえ、おおむね県単位かそれ以上の広さのフリーきっぷを、地域ごとに厳選してご紹介します。

【東北】いわてホリデーパス(岩手県内のJR線)

  • いわてホリデーパス
    • 効力: フリーエリア(主に岩手県内のJR線、一部の三セク路線)に1日乗り放題
    • 利用期間: 土休日、4月29日~5月5日、7月20日~8月31日、12月23日~1月7日は毎日利用可能
    • 有効期間: 1日
    • おねだん: おとな 2,460円、こども 1,230円

岩手県内のJR線をほぼカバーするフリーきっぷです。首都圏から東北新幹線でアクセスし、下車駅で「いわてホリデーパス」を購入するのがよいでしょう。

一ノ関や盛岡から三陸方面への旅行や、北上から北上線沿線の温泉地へのアクセス、花巻から釜石線を走る「SL銀河」への乗車など、使い方はいろいろありそうです。

詳しくは、JR東日本のWebサイトをご確認ください。

【東北】小さな旅ホリデー・パス(南東北:福島・宮城・山形のJR線)

  • 小さな旅ホリデー・パス
    • 効力: 南東北のフリーエリアのJR線に1日乗り放題、別途特急券を購入すれば、山形新幹線・特急列車にも乗車可能(東北新幹線は乗車不可)
    • 利用期間: 土休日、4月29日~5月5日、7月20日~8月31日、12月23日~1月7日は毎日利用可能
    • 有効期間: 1日
    • おとな 2,670円 こども 1,330円

南東北(福島・宮城・山形)の広い範囲がフリーエリアになるフリーきっぷです。南は会津地方、北は新庄や平泉、太平洋側は気仙沼や石巻、女川までがフリーエリアに含まれます。

東北新幹線や山形新幹線で仙台や福島、山形にアクセスして、そこから「小さな旅ホリデー・パス」を利用するのが良いでしょう。

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足湯新幹線「とれいゆつばさ」の乗車にもピッタリ!

松島や石巻、女川など魚介類がおいしい太平洋岸への旅や、鳴子温泉をはじめ温泉地が点在する陸羽東線への旅、足湯のある新幹線「とれいゆつばさ」への乗車など、フリーエリアが広いのでいろいろな旅が楽しめそうです。

詳しくは、以下の記事で解説しています。おすすめの利用法も紹介していますので、ぜひご覧ください。

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【関東】休日おでかけパス(首都圏近郊のJR線)

  • 休日おでかけパス
    • 効力: 首都圏近郊のJR線の普通列車・快速列車に乗り放題、特急券を購入すれば新幹線や特急列車にも乗車可能(東海道新幹線を除く)
    • 利用期間:土休日、GW(4/29~5/5)、夏休み(7/20~8/31)、年末年始(12/29~1/3)の毎日
    • 有効期間:1日
    • おねだん: おとな 2,670円, こども 1,330円

首都圏近郊で土休日に利用できるフリーきっぷです。フリーエリアはかなり広く、東京に遊びに来たときに観光地を巡るのに利用する という使い方もできますし、首都圏在住の方が近郊に日帰り旅行にでかけるときに利用する のもアリです。

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グリーン券をプラスしてプチ贅沢な旅も!

別途、特急券を購入して、特急列車や新幹線に乗車することも可能です。また、このエリアの各方面には、グリーン車を連結した普通列車がたくさん走っています。グリーン券を購入して、普通列車のグリーン車でゆったり移動するのもおすすめです。

詳しくは、JR東日本のWebサイトをご確認ください。

【関東】関東地方各県のフリーきっぷ

上で紹介した「休日おでかけパス」以外にも、関東地方の県単位のエリアで、各種フリーきっぷが発売されています。

ここでは、概要だけ紹介します。いくつかのフリーきっぷについては、別記事で詳しく紹介していますので、下の表のフリーきっぷの名称をクリックしてご覧ください。

フリーきっぷ フリーエリア 利用可能期間 おねだん
ときわ路パス 茨城県内のJR線
関東鉄道常総線・竜ケ崎線
真岡鉄道
ひたちなか海浜鉄道
鹿島臨海鉄道
1/12~4/21の
土休日
(2019年)
2,150円
ぐんまワンデー
世界遺産パス
群馬県内のJR線
上信電鉄
上毛電気鉄道
わたらせ渓谷鉄道
群馬県内の一部の東武線
4月~9月の毎日
(2019年)
2,200円
サンキュー・
ちばフリーパス
千葉県内のJR線
小港鉄道全線
いすみ鉄道全線
銚子電鉄全線
一部のバス路線
9月~11月の
連続する2日間
(2018年の実績)
3,900円


首都圏の方が日帰りや1泊でおでかけするのにちょうどよいフリーきっぷが揃っています。

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「ときわ路パス」なら、ひたちなか海浜鉄道にも乗車できます!

これらのフリーきっぷは、JR東日本の路線だけでなく、各県の私鉄路線や、観光地のバス路線などにも乗車できます。観光スポットを巡るときには路線バスを使うことになりますが、いちいちバスの乗車券を購入しなくてよいというのも、フリーきっぷの大きなメリットです。

利用可能期間はそれぞれ異なります。同じフリーきっぷでも、年によっても違ったりもします。最新情報はJR東日本のWebサイトの「おトクなきっぷ」で確認してください。

【長野】信州ワンデーパス・北信州ツーデーパス

長野をエリアとするフリーきっぷには、「信州ワンデーパス」「北信州ツーデーパス」の2つがあります。それぞれ、エリア、有効期間が異なります。

信州ワンデーパス 北信州ツーデーパス
利用可能期間 通年 通年
有効期間 1日 連続する2日間
フリーエリア おおむね長野県内のJR線
中央本線(小淵沢~塩尻)
篠ノ井線(塩尻~長野)
大糸線(松本~南小谷)
小海線(小淵沢~小諸)
飯山線※1(長野~越後川口)
北陸新幹線※2(軽井沢~上越妙高)
篠ノ井線(姨捨~長野)
飯山線(豊野~十日町)
しなの鉄道(上田~篠ノ井
長野~妙高高原)
えちごトキめき鉄道
(妙高高原~上越妙高)
長野電鉄(長野~湯田中)
北陸新幹線※2 (長野~上越妙高)
その他、指定されたバス路線
おねだん 大人 2,640円
小児 1,040円
大人 3,510円
小児 1,750円

※1: しなの鉄道北しなの線 長野~豊野を含む
※2: 別途、特急券を購入すれば乗車可能

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小海線の観光列車「HIGH RAIL 1375」への乗車にも便利です!

「信州ワンデーパス」は長野県内のほぼすべてのJR線に乗車できるというエリアの広さ が特徴です。例えば、小海線の「HIGH RAIL 1375」、大糸線・篠ノ井線の「リゾートビューふるさと」などの観光列車に乗る旅には、エリアが広い「信州ワンデーパス」が向いています。

詳しくは、別記事で紹介していますので、ご覧ください。

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一方、「北信州ツーデーパス」は、エリアが長野県北部に限られますが、三セクや私鉄・バス路線にも乗車できる使い勝手の良さ が特徴です。長野まで北陸新幹線でアクセスして、湯田中温泉や野沢温泉へ「北信州ツーデーパス」で移動するという使い方ができます。ただし、長野からの単純往復では元が取れませんので、旅行のルートを事前に確認し、「北信州ツーデーパス」がお得なのかをよく検討したほうがよさそうです。

【新潟】えちごワンデーパス・えちごツーデーパス

新潟をエリアとするフリーきっぷには、「えちごワンデーパス」「えちごツーデーパス」があります。

えちごワンデーパス えちごツーデーパス
利用可能期間 通年 金/土/日/祝日、GW、
夏休み・年末年始の
連続する2日間
有効期間 1日 連続する2日間
フリーエリア 上越線(小千谷~宮内)
信越本線(宮内~新潟)
越後線(新潟~出雲崎)
弥彦線(東三条~弥彦)
白新線(新潟~新発田)
磐越西線(新津~日出谷)
羽越本線(新津~村上)
米坂線(坂町~小国)
上越新幹線※1(長岡~新潟)
上越線(越後中里~宮内)
飯山線(津南~越後川口)
只見線(小出~大白川)
信越本線(直江津~新潟)
越後線(新潟~柏崎)
弥彦線(東三条~弥彦)
白新線(新潟~新発田)
磐越西線(新津~野沢)
羽越本線(新津~府屋)
米坂線(坂町~小国)
上越新幹線※1(越後湯沢~新潟)
北越急行線(六日町~犀潟)
えちごトキめき鉄道線
(妙高高原~市振)
おねだん 大人 1,540円
小児 770円
大人 2,690円
小児 1,340円

※1: 別途、特急券を購入すれば乗車可能

「えちごワンデーパス」はいつでも利用できるのが特徴です。

「えちごツーデーパス」はエリアがかなり広くなりますが、利用できるのは金曜日と週末、ゴールデンウィーク、夏休みなどの期間に限られます。エリアが広いわりに値段が安い のが特徴です。例えば、越後湯沢~新潟間の普通乗車券は2,270円ですので、往復するだけで「えちごツーデーパス」はかなりお得になります。

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新潟の地酒が楽しめる「越乃Shu*Kura」にも乗車できます!

特急券を購入して、走る美術館「現美新幹線」(新潟~越後湯沢,運転日注意)に乗車したり、車内で日本酒が楽しめる観光列車「越乃Shu*Kura」(上越妙高~長岡~越後川口~十日町)に乗車することもできます。

「えちごツーデーパス」については、以下の記事でも詳しく紹介していますので、ぜひご覧ください。

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また、「越乃Shu*Kura」の乗車レポートはこちらをご覧ください。車内の様子など、詳しく紹介しています。

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以上、JR東日本のフリーきっぷをご紹介しました。他にもたくさんのフリーきっぷがありますが、比較的エリアが広い、鉄道旅行に使いやすいフリーきっぷをセレクトしてみました。本記事を参考にしていただき、鉄道での旅を満喫していただければと思います。

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JR北海道のフリーきっぷのまとめ記事です。

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JR九州のフリーきっぷのまとめ記事です。

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