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【週末パス】関東甲信越・南東北の主要路線に土日の2日間乗り放題! 新幹線・特急列車での週末旅行に最適! 買い方・おすすめの使い方を紹介します!(2021-22年版)

ノウハウ

「週末パス」は、関東甲信越・南東北の広い範囲がフリーエリアとなるJR東日本のフリーきっぷです。主要な第三セクターや私鉄路線も乗り放題となります。特急券を別途購入すれば新幹線や特急列車にも乗れるなど利便性も高く、フリーエリア内への週末旅行なら「週末パス」を買っておけば間違いない! というくらい使い勝手の良い、おすすめのきっぷです。この記事では、「週末パス」の買い方、使い方、おすすめの活用法などをご紹介します。

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  1. 【結論】「週末パス」はこんな人におすすめ!
  2. 「週末パス」の利用期間・フリーエリア・料金
  3. 「週末パス」の特徴とメリット
    1. (1)南東北・関東甲信越を含む広―フリーエリアの「週末パス」
    2. (2)14もの私鉄・第三セクター路線に乗車可能!
    3. (3)「週末パス」は特急券を追加すれば新幹線や特急に乗車可能
    4. (4)「週末パス」は週末の連続する二日間に利用可能
  4. 「週末パス」は指定席券売機での購入が簡単! 前日までに購入しよう
  5. 「週末パス」は柔軟な使い方が可能! 特急券や座席指定券と組み合わせ自由!
  6. 「週末パス」は東京~仙台・新潟単純往復でもお得に!
  7. 「週末パス」と「えきねっとトクだ値」「お先にトクだ値」はどちらがお得?
    1. 「お先にトクだ値」のほうが安い!
    2. 「えきねっとトクだ値」は新幹線・特急列車以外の運賃に注意!
    3. 柔軟な予定変更に強いのは「週末パス」+特急券
    4. 2021年は「お先にトクだ値スペシャル」との比較が重要!
  8. 「週末パス」で特急列車に乗るなら「えきねっとチケットレス」が便利でお得!
  9. 「週末パス」おすすめの利用法
    1. 割安なこども用を活用して家族旅行へ
    2. 乗り降り自由! フリーきっぷならではの利便性も見逃せない!
    3. 「週末パス」を利用した新幹線+観光列車の旅
  10. 【まとめ】「週末パス」は東日本エリアの週末旅行におすすめ!
  11. 関連記事

【結論】「週末パス」はこんな人におすすめ!

「週末パス」は、週末の土日の2日間、南東北から、関東、甲信越までの広いエリアが乗り放題となるフリーきっぷ です。JR東日本の路線に加えて、14もの私鉄・第三セクター路線に乗車でき、非常に使い勝手がよいフリーきっぷになっています。

「週末パス」は、以下のような使い方がおすすめです。

  • 出発地、目的地ともに、関東甲信越、南東北のフリーエリアに含まれる週末(連続する土休日)の1泊旅行
  • 出発地~目的地の移動に、新幹線や特急列車を利用する往復の旅行
  • ご家族での旅行(こども用が大人用の3分の1以下の価格で安いため)
  • 関東甲信越、南東北のエリアの複数の場所を訪問する周遊旅行

それでは、「週末パス」の詳細や特徴、おすすめの使い方を詳しく紹介していきます。

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「週末パス」の利用期間・フリーエリア・料金

「週末パス」の利用期間、有効期間、発売箇所、フリーエリア、おねだんは以下の通りです。

  • 利用期間: 2022年3月25日までの土休日
    • ただし、4月27日~5月6日、8月10日~19日、12月28日~1月6日は利用不可
    • 三連休などは、金・土の二日間や、日・月の二日間の設定もあり
  • 有効期間: 連続する2日間
  • 発売期間: 有効期間開始日の1か月前から利用開始日の前日まで
  • 発売箇所: JR東日本の指定席券売機、みどりの窓口、びゅうプラザ、主な旅行会社
  • フリーエリア:
    • JR東日本エリアの南東北(おおむね宮城県・山形県)以南の在来線(境界駅:酒田・湯沢・小牛田・前谷地)
    • JR東日本の東北新幹線(東京~くりこま高原)、山形新幹線全線、上越新幹線全線、北陸新幹線(東京~上越妙高)
    • 山形鉄道(赤湯~荒砥)
    • 福島交通(福島~飯坂温泉)
    • 阿武隈急行(福島~槻木)
    • 会津鉄道(西若松~会津田島)
    • ひたちなか海浜鉄道(勝田~阿字ヶ浦)
    • 鹿島臨海鉄道(水戸~鹿島サッカースタジアム)
    • 北越急行(六日町~犀潟)
    • えちごトキめき鉄道(妙高高原~直江津)
    • しなの鉄道(妙高高原~長野、長野~軽井沢)
    • 長野電鉄(長野~湯田中)
    • 上田電鉄(上田~別所温泉)
    • アルピコ交通(松本~新島々)
    • 富士急行(大月~河口湖)
    • 伊豆急行(伊東~伊豆急下田)
  • きっぷの効力:
    • 「週末パス」単体でフリーエリア内の普通列車(快速含む)の普通車自由席に乗車可能
    • 別に特急券を購入すれば、新幹線や特急列車にも乗車可能
    • 別に指定席券を購入すれば、普通列車(快速含む)の指定席にも乗車可能
  • おねだん: 大人 8,880円,小児 2,600円

2022年3月末までの「週末パス」の利用可能日は、下表のとおりです。土曜日以外が利用開始日となる日は斜字で記載しています。

利用開始日
2021年3月6-7日,13-14日,20-21日,27-28日
4月3-4日,10-11日,17-18日,24-25日
5月8-9日,15-16日,22-23日,29-30日
6月5-6日,12-13日,19-20日,26-27日
7月3-4日,10-11日,17-18日,22-23日23-24日,24-25日,31-1日
8月7-8日,8-9日,21-22日,28-29日
9月4-5日,11-12日,18-19日,19-20日,25-26日
10月2-3日,9-10日,16-17日,23-24日,30-31日
11月6-7日,13-14日,20-21日,27-28日
12月4-5日,11-12日,18-19日,25-26日
2022年1月8-9日,9-10日,15-16日,22-23日,29-30日
2月5-6日,11-12日,12-13日,19-20日,26-27日
3月5-6日,12-13日,19-20日,20-21日,26-27日

フリーエリアは以下の通りです。

週末パスのフリーエリア(JR東日本のサイトより)
週末パスのフリーエリア(JR東日本のサイトより)

(出典) JR東日本 週末パス

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「週末パス」の特徴とメリット

「週末パス」はどんなきっぷなのでしょうか?

その特徴とメリットをまとめると、(1)広いフリーエリア、(2)第三セクター路線や私鉄路線にも乗車可能、(3)特急券を追加すれば新幹線や特急列車にも乗車可能、(4)週末の連続する二日間に利用可能、の4つになります。

それぞれ、簡単に説明していきます。

(1)南東北・関東甲信越を含む広―フリーエリアの「週末パス」

「週末パス」の一番の特徴は、JR東日本の広い範囲がフリーエリアに含まれる点です。北側はおおむね宮城県・山形県から、西側は神奈川県・長野県・新潟県まで、南東北、関東甲信越のほぼすべてがフリーエリアになっています。

この広いフリーエリアのおかげで、旅行の出発地と目的地がフリーエリアに入っていれば、きっぷは「週末パス」だけで済んでしまいます。東北・山形新幹線の東京~仙台・山形、上越新幹線の東京~新潟、北陸新幹線の東京~長野もフリーエリア内ですので、これらの都市間の往復にも活用できます。

首都圏発着の1泊旅行で、目的地がフリーエリア内であれば、この「週末パス」だけで済んでしまうことも多いでしょう。

(2)14もの私鉄・第三セクター路線に乗車可能!

週末パスで乗車できるしなの鉄道
週末パスで乗車できるしなの鉄道

「週末パス」はJR東日本が発売するフリーきっぷですが、JR東日本の路線だけでなく、多くの第三セクター路線や、観光地や温泉地へのアクセス路線となる一部の私鉄路線もフリーエリアに含まれます。合計で14もの路線(一部の路線は全区間ではなく一部区間のみ)に乗車できます。

新幹線を下車して在来線に乗り換える場合には、第三セクター路線であることが多いです。特に、北陸新幹線に並行しているしなの鉄道線、えちごトキめき鉄道線に乗車できるのはメリットが大きいです。

鉄道会社路線フリーエリア
しなの鉄道しなの鉄道線軽井沢~小諸
~上田~篠ノ井
しなの鉄道北しなの線長野~妙高高原
えちごトキ
めき鉄道
妙高はねうま
ライン
妙高高原~直江津

これらの路線は、北陸新幹線の並行在来線として、信越本線から経営分離された第三セクター路線です。目的地が北陸新幹線の駅の近くであればよいですが、北陸新幹線を軽井沢・上田・長野・上越妙高で下車したあと、在来線で移動する場合には、上記の第三セクター路線に乗車することが多いはずです。

特急券(100円)を購入すれば長野電鉄の特急にも「週末パス」で乗れる!
特急券(100円)を購入すれば長野電鉄の特急にも「週末パス」で乗れる!

また、観光地や温泉地へのアクセスとなる鉄道路線に乗車できる点も見逃せません。

路線沿線の温泉地・観光地
富士急行線富士山・富士五湖
伊豆急行線伊豆の観光地・温泉地
長野電鉄線
上田電鉄線
信州各地の温泉地
福島交通
飯坂線
飯坂温泉
会津鉄道線南会津の観光地

JRの新幹線や特急列車でアクセスできる駅から、上記のような地方私鉄に乗車して温泉地へ旅するのときにも「週末パス」を有効に使うことができますね。

第三セクター路線や地方の私鉄路線は、一般にJR線よりも運賃が高めに設定されていますし、新幹線や特急列車の下車後に、わざわざきっぷを買う手間も省けます。料金と手間の両面で「週末パス」には大きなメリットがあるのです。

(3)「週末パス」は特急券を追加すれば新幹線や特急に乗車可能

特急券を追加すれば新幹線にも乗車可能
特急券を追加すれば新幹線にも乗車可能

三つ目の特徴は、特急券を追加すれば、新幹線や特急列車に乗車できる点です

「週末パス」は乗車券タイプのフリーきっぷですので、特急券や指定席券を自由に組み合わせて利用することができます。

  • 普通列車・快速列車の普通車自由席のみを利用するのであれば「週末パス」だけを購入
  • 新幹線に乗車したければ「週末パス」に加えて特急券を購入
  • ちょっと奮発してグリーン車に乗車したければ、さらにグリーン券を追加

といったように、旅程や予算に合わせて、「週末パス」に必要な料金券を追加して利用することができます。この柔軟性が「週末パス」の大きな特徴です。

なお、「週末パス」で乗車できる新幹線はJR東日本の範囲内だけですので、東海道新幹線や北陸新幹線の上越妙高~金沢間(JR西日本の区間)には乗車できません。この点だけは注意しましょう。

(4)「週末パス」は週末の連続する二日間に利用可能

最後の特徴は、一部の繁忙期を除いて、年間を通して週末の連続する二日間(たいていは土・日、三連休の場合は日・月の利用も可)で利用できる点です

年末年始、ゴールデンウィーク、お盆休みを除いて、週末であればいつでも利用できます。この使い勝手の良さが、「週末パス」の大きなメリットです。

(1)で紹介したフリーエリアの広さもあって、観光地や温泉地などへの週末の一泊旅行であれば、乗車券は「週末パス」1枚だけで済んでしまうことも多いです。

なお、三連休でJR東日本エリアにお出かけする場合には、「三連休東日本・函館パス」の利用も検討しましょう。フリーエリアはJR東日本エリア全て+JR北海道の函館エリアとなっていて、「週末パス」よりもかなり広くなっています。

詳しくは、以下の記事をご覧ください。

【三連休東日本・函館パス】JR東日本・JR北海道が2020-21年も発売! フリーエリアが広大なフリーきっぷ、どこまで乗ればおトクかを紹介します!(2021年度以降は設定なし)
JR東日本とJR北海道は2020-2021年も「三連休東日本・函館パス」を発売します。三連休限定ながら、JR東日本全線や一部の三セク・私鉄路線に加えて、JR北海道の函館エリアまでが三日間乗り放題となるフリーエリアの非常に広いきっぷです。この...
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「週末パス」は指定席券売機での購入が簡単! 前日までに購入しよう

「週末パス」は、JR東日本のフリーエリア内(主に南東北・関東・甲信越地方)の駅の指定席券売機、みどりの窓口、びゅうプラザなどで購入できます。

おすすめは「指定席券売機」での購入です。JR東日本の駅になどにある券売機で、新幹線や特急列車の指定席が購入できる券売機です。みどりの窓口がない駅でも、指定席券売機があることが多いです。

指定席券売機で「おトクなきっぷ」を選ぶと、フリーきっぷがいくつか出てきますので、その中から「週末パス」を押します。その後、利用開始日、利用人数を選べば完了です。フリーきっぷですので、新幹線や特急列車のきっぷを購入するときのように、乗車駅や降車駅、乗車時刻などを選ぶ必要はなく、簡単です。

一つだけ注意点があります。「週末パス」は、利用開始当日の購入はできません。必ず、前日までに購入しておきましょう。具体的には、購入期限は以下のようになります。

  • 土曜日・日曜日の2日間で利用する場合には金曜日までの購入が必要
  • 日曜日だけ利用する場合にも、金曜日までの購入が必要(利用開始日が決められていて、その前日までの購入が必要)
  • 三連休(土・日・月)のうち、日曜日・月曜日の二日間で利用する場合には、土曜日までの購入が必要

日曜日だけ利用する場合でも、有効期間の前日、つまり、金曜日までに購入する必要がありますので、気をつけましょう。

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「週末パス」は柔軟な使い方が可能! 特急券や座席指定券と組み合わせ自由!

「週末パス」は乗車券タイプのフリーきっぷです。フリーエリア内では「乗車券」つまりきっぷとしての効果がありますので、「週末パス」単体で、普通列車や快速列車の普通車自由席に乗車することができます。

さらに、「週末パス」に、特急券や座席指定券、グリーン券などを組み合わせて使うこともできます。

週末パスは特急券や座席指定券などと組み合わせ自由!
週末パスは特急券や座席指定券などと組み合わせ自由!

フリーエリア内の新幹線や特急列車に乗車したければ、特急券を別途購入すれば乗車できます。さらに、新幹線や特急列車のグリーン車に乗車したければ、特急券とグリーン券(きっぷとしては1枚になっていることが多い)を購入すれば乗車できます。

「週末パス」のフリーエリア内には、全車指定席の快速列車として運転されている観光列車やSL列車が多く運転されています。これらの観光列車に乗車したい場合には、「週末パス」に座席指定券(たいていは530円、一部840円)を組み合わせれば乗車することができます。

座席指定券、新幹線・特急列車の指定席特急券・グリーン券は、座席を指定したきっぷになります。空席がないと購入できませんので、旅行が決まったら、早めに購入するようにしましょう。

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「週末パス」は東京~仙台・新潟単純往復でもお得に!

「週末パス」は、フリーエリアが広く、ほぼ通年の週末に利用できる、使い勝手の非常によいフリーきっぷですが、それなりの距離で利用しないとお得にはなりません。

それでは、どれくらいの距離を乗車すれば、ふつうにきっぷ(乗車券)を購入するよりもお得になるのでしょうか?

実は、これは簡単です。週末パスは乗車券タイプのフリーきっぷのため、旅行したい経路の乗車券の値段(運賃)と比較するだけです。

以下のようになります。

  • 片道の場合: 大人 8,910円以上(541km以上)、小児 2,750円以上(301km以上)でおトク
  • 往復の場合: 大人 4,510円以上(241km以上)への往復、小児 1,320円以上(141km以上)への往復でおトク

※距離はJR東日本の普通旅客運賃表(幹線)で換算したもの

距離で言われてもピンとこないかもしれませんので、フリーエリア内の主要都市間の運賃と比較してみます。

フリーエリア内主要駅間の「週末パス」と普通運賃の比較
フリーエリア内主要駅間の「週末パス」と普通運賃の比較

※主に新幹線・特急列車の乗り継ぎルートでの普通運賃を計算
※福島・仙台・山形~新潟は米坂線経由で計算
※長野・松本~新潟は上越妙高~信越線経由で計算

このうち、赤は片道だけでお得になる区間、オレンジは往復でお得になる区間を示しています。

片道のみでお得になるところは多くありません。山形・仙台~松本間など、「週末パス」のエリアの端から端までの移動くらいしかありません。2日間有効ということを考えると、往復、もしくは、周遊ルートでの利用が現実的でしょう。

往復で考えると、東京からでは、東北新幹線の福島駅、上越新幹線の長岡駅、北陸新幹線の飯山駅、あたりが境目となります。これより遠くに往復するのであれば、「週末パス」を購入したほうがおトクということになります。

東京から、仙台、山形、新潟などへの単純往復で、「週末パス」のほうが安くなります。一方、東京~長野(北陸新幹線)では、単純往復では元をとることはできませんので、注意が必要です。

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「週末パス」と「えきねっとトクだ値」「お先にトクだ値」はどちらがお得?

新幹線や特急列車を利用する場合は、JR東日本のインターネット予約サービス「えきねっと」で発売されている早期割引きっぷ「えきねっとトクだ値」「お先にトクだ値」と比較してみましょう。

ここでは、東京駅から、「えきねっとトクだ値」「お先にトクだ値」が設定されている区間で比較してみます。

「週末パス」とえきねっとトクだ値、お先にトクだ値の比較
「週末パス」とえきねっとトクだ値、お先にトクだ値の比較

※東京~福島・仙台は仙台発着の「やまびこ」利用
※東京~越後湯沢は「たにがわ」利用
※東京~長野は「あさま」利用

表の見方ですが、東京駅から各駅までの通常運賃+特急料金、「えきねっとトクだ値」(トクだ値10、トクだ値15)、「お先にトクだ値」(トクだ値30、トクだ値35)を示しています。(いずれも、普通車指定席利用、通常期の料金です)

これに対して、これらの区間を往復した時に、「週末パス」+特急券(普通車指定席、通常期)のほうが安くなるのが、オレンジ色で示された区間です。ただし、「えきねっとトクだ値」「お先にトクだ値」は、往復とも同じ割引率のきっぷを利用する前提で比較しています。

「お先にトクだ値」のほうが安い!

ざっくりまとめると、以下のようになります。

  • お先にトクだ値(30%引き、35%引き)のほうが「週末パス」よりも安い(ただし、お先にトクだ値は2週間前までの購入が必要)
  • えきねっとトクだ値10(10%引き)よりも「週末パス」+特急券のほうが安い区間が多い
  • えきねっとトクだ値15(15%引き)は、「週末パス」+特急券よりも安い区間が多い

主要駅間を新幹線で単純往復する場合、2週間以上前に予定が決められるのであれば、「お先にトクだ値」を利用したほうが安いです

「えきねっとトクだ値」は新幹線・特急列車以外の運賃に注意!

えきねっとトクだ値(10%引き、15%引き)との比較は、微妙なところです。えきねっとトクだ値は前日まで購入できるという点でも、「週末パス」とそれほど使い勝手に差はありません。

この場合、ポイントになるのは、新幹線の乗車駅までと、下車駅から目的地までの距離になります。「週末パス」はフリーきっぷですので、フリーエリアに含まれる路線であれば、追加料金なしで乗車できます。一方、えきねっとトクだ値は、新幹線や特急列車の乗車駅~下車駅のみのきっぷです。つまり、出発地から乗車駅までと、下車駅から目的地までのきっぷを別途購入する必要があります。

これらをトータルで計算したうえで、どちらがお得になるかを考える必要があります。

柔軟な予定変更に強いのは「週末パス」+特急券

とはいえ、実際に料金を比較しようとするとなかなか面倒です。

細かい計算が面倒な場合には、そもそも「週末パス」がお得になる距離を旅行するのであれば、「えきねっとトクだ値」が利用できる場合でも「週末パス」+特急券を利用する のがおすすめです。

上越新幹線E4系電車
予定変更に強いのは週末パス+特急券

確かに、数百円ほど「えきねっとトクだ値」のほうがお得になる区間は多いのですが、早期割引きっぷならではのデメリットもあります。

それは、指定された列車に乗り遅れてしまうと、特急料金部分が無効になってしまう という点です。これは、旅行中に予定が変わってしまったときには大きなリスクになります。

一方、「週末パス」+特急券であれば、万が一、指定された列車に乗り遅れたとしても、後続の列車の自由席に乗車することができます。

1円でも安くしたい場合には、厳密に料金を比較したほうがよいですが、数百円程度の差であれば、「週末パス」+特急券の使い勝手や柔軟性を重視するほうがよさそうです。

えきねっとトクだ値、お先にトクだ値については、以下の記事で詳しく解説していますので、ぜひご覧ください。

「えきねっとトクだ値」「お先にトクだ値」でJR東日本・JR北海道の新幹線・特急列車をお得に利用しよう! 購入・変更・払戻の方法、注意点を紹介します!(2021年版)
JR東日本のインターネット予約「えきねっと」限定の割引きっぷ「えきねっとトクだ値」「お先にトクだ値」を利用すれば、新幹線や特急列車が割安で利用できます。この記事では、「えきねっとトクだ値」「お先にトクだ値」の基本的な使い方や、購入方法、変更や払い戻し(キャンセル)などの注意点、上手な利用法をご紹介します。

2021年は「お先にトクだ値スペシャル」との比較が重要!

2021年は、東北新幹線、秋田新幹線、山形新幹線をはじめ、複数の在来線特急列車で、3週間前までの購入で運賃+特急料金が半額(50%引き)になる「お先にトクだ値スペシャル」が設定されています。

「週末パス」の柔軟性がいくら高いといっても、半額になる「お先にトクだ値スペシャル」は非常に魅力的です。そのため、「週末パス」を利用して旅行をしようとしている路線や列車で、「お先にトクだ値スペシャル」が利用できないかを調べておきましょう。

「お先にトクだ値スペシャル」が設定されている路線・列車と期間については、以下の記事に最新情報をまとめてありますので、ぜひご覧ください。

新幹線・特急列車が30~50%引きになる「お先にトクだ値スペシャル」「お先にトクだ値」、JR東日本・JR北海道が多数の路線で設定!(2021年版)
JR東日本・JR北海道は、早期の予約・購入で新幹線・特急列車が30~50%引きになる「お先にトクだ値スペシャル」「お先にトクだ値」を、複数の新幹線・特急列車で、2021年9月末までの期間限定で設定しています。早めの予約・購入で、新幹線や特急...
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「週末パス」で特急列車に乗るなら「えきねっとチケットレス」が便利でお得!

これまでご紹介してきたように、「週末パス」は乗車券タイプのフリーきっぷですので、特急列車に乗車するためには、特急券を別途購入する必要があります。

前述の「えきねっとトクだ値」のように、JR東日本では特急列車の割引きっぷを多数発売していますが、実はいずれも「乗車券+特急券」が一体になったタイプ。すでに乗車券の効力を持つ「週末パス」と組み合わせられる特急券のみの割引サービスは多くないのが現状です。

そんな中でも、おすすめなのが、首都圏周辺の在来線特急列車にチケットレスで乗車できる「えきねっとチケットレス」です。「えきねっとチケットレス」は以下のようなサービスです。

  • 「えきねっと」で特急券を購入後、チケットレスで乗車可能
  • スマートフォン・携帯電話からのみ購入可能(PCからの購入はできない)
  • 乗車券は別途必要
    • フリーエリア内なら「週末パス」がそのまま使えます
  • 通常の指定席特急券に比べて100~300円安い「えきねっとチケットレス割引」が適用される

利用できるのは以下の在来線特急列車です。

路線列車名割引額
中央本線
富士急行線
あずさ
かいじ
富士回遊
100円
中央本線
青梅線
はちおうじ
おうめ
100円
常磐線ひたち
ときわ
100円
高崎線スワローあかぎ100円
高崎線あかぎ300円
総武本線等成田エクスプレス200円

中央本線の「あずさ」「かいじ」、常磐線の「ひたち」「ときわ」は、旅行でも多く利用する路線ですので、ありがたいですね。

旅行中、スマートフォンで「えきねっと」にログインし、「えきねっとチケットレス」で特急券を購入するだけでOKです。もちろん、座席指定も可能です。

割引額は100円~300円と大きくはないですが、スマートフォンで予約してチケットレスで乗車できる利便性と合わせると、上記の特急列車に乗るのであれば、ぜひ利用したいサービスです。

「えきねっとチケットレス」の詳細については、JR東日本のWebサイトをご確認ください。

えきねっと(JR東日本)|えきねっとチケットレスサービス
えきねっとのスマートフォンからのお申込みで、指定席特急券を受取ることなく、そのままご乗車いただけます。さらに、「チケットレス割引」も適用される、便利でおトクなサービスです
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「週末パス」おすすめの利用法

フリーエリアが広いだけに、さまざまな使い方ができる「週末パス」。ここでは、「週末パス」の特徴を活かしたおすすめの利用法をいくつか紹介します。

割安なこども用を活用して家族旅行へ

「週末パス」は、大人用8,880円に対して、こども用は2,600円です。一般的には、こどもの運賃や料金は半額ですので、「週末パス」はこども用がかなり割安に設定されているのです。

そこで、家族旅行に「週末パス」を利用することをおすすめします。こども用が安いために、ふつうにきっぷを買う場合や、えきねっとトクだ値を利用する場合との損得の分岐点が若干下がります。

「週末パス」を大人1名のみで利用した場合と、大人1名+こども1名で利用した場合(大人2名+こども2名でも同様)で、東京駅発着の新幹線往復利用でお得になる駅がどこからかを比較してみます。

路線大人1名利用大人1名+
こども1名利用
東北新幹線福島以遠郡山以遠
上越新幹線長岡以遠浦佐以遠
北陸新幹線飯山
上越妙高
長野以遠

こども用が割安なため、東北、上越、北陸の各新幹線では、一駅分、東京寄りの駅から「週末パス」がお得になります。

特に、東北新幹線は東京~郡山、北陸新幹線は東京~長野の単純往復でも、ふつうのきっぷを購入する場合と比べてお得になることは知っておいてもよいでしょう。

乗り降り自由! フリーきっぷならではの利便性も見逃せない!

「週末パス」はフリーきっぷですので、フリーエリア内であれば、自由に乗り降りができます。

普通に乗車券を購入する場合には、目的地までの経路を指定して購入する必要があります。さらに、JRではない会社の路線のきっぷが必要な場合は、JR線を下車してから購入する必要があります。

一方、「週末パス」はフリーきっぷですので、フリーエリアに含まれていれば、あらかじめ経路を指定することも不要ですし、フリーエリアに含まれる14の私鉄・第三セクター線であれば、そのまま乗車できます。

特定の目的地への単純往復ではなく、周遊の旅をしたい場合や、目的地周辺でも鉄道を利用して動き回る場合など、いちいち乗車券を購入しなくてもよいフリーきっぷのメリットが大きくなります。

鉄道旅行や乗り鉄の途中で立ち寄りたい観光スポットについては、以下の記事をご覧ください。

鉄道旅行・乗り鉄のおすすめ路線・列車、おすすめルート、立ち寄りたい観光スポットまとめ
乗り鉄や鉄道旅行でおすすめの路線や列車、おすすめのルートを紹介します。また、旅行の途中で立ち寄りたい、駅から公共交通機関で行ける観光スポットも紹介します。乗り鉄の計画作成の参考にしてみてください。おすすめの観光列車・SL列車鉄道旅行で...

「週末パス」を利用した新幹線+観光列車の旅

小海線の観光列車「HIGH RAIL 1375」
週末パスでは観光列車の旅がおすすめ!

乗り鉄ブログとして、ぜひおすすめしたいのが、観光列車の旅です。

「週末パス」のフリーエリア内には、以下のような観光列車が運転されています。

  • とれいゆつばさ(福島~山形~新庄,特急列車として運転 ※別途特急券が必要)
  • 海里(新潟~酒田)
  • 越乃Shu*Kura(上越妙高~十日町)
  • リゾートビューふるさと(長野~松本~南小谷)
  • おいこっと(長野~十日町)
  • リゾートやまどり(大宮・高崎~中之条・水上など)
  • HIGH RAIL 1375(小淵沢~小諸)
  • いろは(宇都宮~日光)

また、SL列車も定期的に運転されています。

  • SLばんえつ物語(新津~会津若松)
  • SLぐんまみなかみ・ぐんまよこかわ(高崎~水上・横川)

これらの観光列車、SL列車に乗車するための乗車券として「週末パス」を利用することができます。週末パスに加えて、座席指定券(「とれいゆつばさ」は指定席特急券、「現美新幹線」は自由席特急券または指定席特急券)を用意すれば乗車できます。

「週末パス」なら、出発地から新幹線や特急列車などで、これらの観光列車、SL列車の乗車駅まで向かうこともできます。

関東・甲信越地方のおすすめの観光列車については、以下の記事もご覧ください。(一部、「週末パス」では乗車できない列車も含まれますのでご注意ください)

関東・甲信越のおすすめ観光列車10選! 絶景車窓・グルメなど、首都圏からの日帰り・1泊旅行に最適!(2021年版)
乗るだけで観光気分が味わえる観光列車。観光列車に乗ることを旅の目的にしても十分満足できますし、観光のついでに乗るのもありです。この記事では、首都圏から日帰り・1泊旅行にピッタリで、運転日数が多くて乗車しやすい、関東・甲信越地方のおすすめ観光列車を紹介します。いずれも、筆者が乗車したことのある列車で、車窓やグルメなど、おすすめできる列車ばかりです。
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【まとめ】「週末パス」は東日本エリアの週末旅行におすすめ!

「週末パス」の詳細、特徴、購入方法から、おすすめの利用法までをご紹介してきました。

最後にまとめておきます。

  • 「週末パス」は南東北・関東・甲信越の広い範囲がエリアとなる、週末の土日に利用できるフリーきっぷ
  • JR東日本だけでなく、主要な第三セクター路線にも乗車できる
  • 特急券を組み合わせれば新幹線や特急列車に、指定席券を組み合わせれば観光列車やSL列車にも乗車可能!
  • 区間によっては「えきねっとトクだ値」より高いこともあるが、予定変更・乗り遅れ時の対応など、「週末パス」は柔軟性が高い!
  • 2021年は「お先にトクだ値スペシャル」との比較が必要!
  • 「週末パス」は利用当日の購入は不可! 必ず前日までに購入しよう!

ということで、東日本エリア(南東北・関東・甲信越)の週末1泊旅行を計画しているなら、まず最初に検討すべききっぷが「週末パス」です。


以上、『【週末パス】関東甲信越・南東北の主要路線に土日の2日間乗り放題! 新幹線・特急列車での週末旅行に最適! 買い方・おすすめの使い方を紹介します!(2021-22年版)』でした。「週末パス」は、いろいろな使い方ができるフリーきっぷですので、旅行の目的や日程に合わせて、上手に活用して、お得に旅行を楽しみましょう!

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