東武鉄道の下今市~鬼怒川温泉間を走るSL列車「SL大樹」。鬼怒川温泉・日光の観光の際に気軽に乗車することができます。この記事では、SL大樹の概要をはじめ、SL座席指定券の予約方法や、座席表、おすすめの座席やおすすめのきっぷなどを、実際に利用した際の体験談を交えながらご紹介します。これから「SL大樹」に乗車しようとされている方は、参考にしてみてください。
「SL大樹」とは?
「SL大樹」(SLたいじゅ)は、2017年8月に東武鉄道が運行を開始したSL列車です。
JRなど各社から貸与、譲渡された車両を利用して運行しています。
- 蒸気機関車
- C11形207号機: JR北海道から借受
- C11形325号機: 真岡鉄道より譲渡
- 12系・14系客車: JR四国・JR北海道より譲渡
- 補助ディーゼル機関車 DE10: JR東日本より譲渡
- 下今市駅・鬼怒川温泉駅の転車台: JR西日本より譲渡
各社の協力があって、実現したプロジェクトだということですね。
この記事では、SL大樹の概要や、座席指定券の予約方法、おすすめのきっぷなどをご紹介します。
「SL大樹」の乗車レポートを読みたい方は、こちらの記事をご覧ください。

「SL大樹」の運転日・運転時刻(2022年5月時点)
2022年5月現在、「SL大樹」は、最大で下今市~鬼怒川温泉間に4往復(8本)が運転されています。ただし、平日は2往復運転となる日があるほか、土休日も含めて、下今市~東武日光間の「SL大樹ふたら」が運転される日もあります。
2022年5月現在の「SL大樹」の運行パターンは、以下のようになります。
- パターンA(SL大樹4往復運転)
- SL大樹(下今市→鬼怒川温泉): 1号,3号,5号,7号
- SL大樹(鬼怒川温泉→下今市): 2号,4号,6号,8号
- パターンB(SL大樹ふたら+SL大樹)
- SL大樹ふたら(下今市→東武日光): 71号
- SL大樹ふたら(東武日光→下今市→鬼怒川温泉): 72号
- SL大樹(鬼怒川温泉→下今市): 6号
- パターンC(SL大樹2往復+DL大樹2往復運転)
- SL大樹(下今市→鬼怒川温泉): 1号,5号
- SL大樹(鬼怒川温泉→下今市): 2号,6号
- DL大樹(下今市→鬼怒川温泉): 3号,7号
- DL大樹(鬼怒川温泉→下今市): 4号,8号
- パターンD(SL大樹2往復運転)
- SL大樹(下今市→鬼怒川温泉): 1号,5号
- SL大樹(鬼怒川温泉→下今市): 2号,6号
- パターンE(SL大樹+SL大樹ふたら)
- SL大樹(下今市→鬼怒川温泉): 1号,7号
- SL大樹(鬼怒川温泉→下今市): 2号,6号,8号
- SL大樹ふたら(下今市→東武日光): 71号
- SL大樹ふたら(東武日光→下今市→鬼怒川温泉): 72号
- パターンF(DL大樹2往復運転)
- DL大樹(下今市→鬼怒川温泉): 1号,5号
- DL大樹(鬼怒川温泉→下今市): 2号,6号
- パターンG(特別運行)
2022年5月~は、おおむね以下のような運行形態になります。
- 平日・土休日ともにパターンD(SL大樹2往復)、パターンB(SL大樹ふたら往復+SL大樹1本)での運行が多い
- 一部の平日でパターンF(DL大樹2往復)の運転あり
- パターンFの運転日は「SL」には乗車できませんのご注意ください。
詳しい運転日は、東武鉄道の「SL大樹」のWebサイトをご確認ください。

「SL大樹」下り(下今市 → 鬼怒川温泉)ダイヤ
1号 | 3号 | 5号 | 7号 | |
---|---|---|---|---|
下今市 | 09:33発 | 10:29発 | 13:01発 | 14:55発 |
東武ワールド スクウェア | 10:03着 | 10:59着 | 13:31着 | 15:25着 |
鬼怒川温泉 | 10:09着 | 11:05着 | 13:37着 | 15:32着 |
「SL大樹」上り(鬼怒川温泉 → 下今市)ダイヤ
2号 | 4号 | 6号 | 8号 | |
---|---|---|---|---|
鬼怒川温泉 | 11:12発 | 12:54発 | 15:37発 | 16:43発 |
東武ワールド スクウェア | 11:17発 | 12:59発 | 15:42発 | 16:48発 |
下今市 | 11:51着 | 13:44着 | 16:14着 | 17:18着 |
下今市駅は、東武日光方面と、鬼怒川温泉や会津方面への分岐駅です。
その下今市駅から鬼怒川温泉駅までは、わずか12.4km。各駅に停車する普通列車でも25分程度で走る区間ですが、SL列車はとてもゆっくりと走るので、35分程度を要します。
「SL大樹ふたら」ダイヤ
↑SL大樹ふたら 71号 | ↓SL大樹ふたら 72号 | |
---|---|---|
東武日光 | 12:16着 | 12:33発 |
下今市 | 11:53発 | 12:51着 13:01発 |
東武ワールド スクウェア | - | 13:31着 |
鬼怒川温泉 | - | 13:37着 |
「SL大樹ふたら」71号は下今市から東武日光まで、72号は東武日光から下今市を経て鬼怒川温泉までを走ります。72号の戻りは「SL大樹6号」として下今市まで運転されます。
東武鉄道「SL大樹」最新情報
東武鉄道は、2017年に「SL大樹」の運転を開始してから、蒸気機関車の譲受や復元、JR各社からの客車の購入など、次々に「SL大樹」に関する施策を実行に移しています。ここでは、そんな「SL大樹」の最新情報をご紹介します。
2022年度は3機目のSL「C11形123号機」の営業運転を開始! 三重連運転も!
東武鉄道は、現在、3機目の蒸気機関車「C11形123号機」の復元に取りかかっています。
復元される元となる機関車は「C11 1」です。江若鉄道、雄別炭鉱鉄道、釧路開発埠頭などで活躍したあと、1975年に廃車。日本鉄道保存協会で静態保存されていたものを、東武鉄道が復元に挑戦しているということです。
詳しくは、以下のニュースリリースをご覧ください。
当初は2021年度に営業運転を開始する予定でしたが、コロナ禍の影響もあり、復元作業が少し遅延し、2022年度に復元を完了させ、営業運転を開始する予定になっています。
2022年度の東武鉄道の設備投資計画のリリースでも、以下のように触れられています。
SL3両目(C11形123号機)復元の推進
2022年度はSL3両目(C11形123号機)の復元作業を完了し、営業運転を開始します。今後も三重連運行など、当社の強みを生かした施策や魅力あふれるコンテンツにより、日光・鬼怒川エリアの活性化に寄与してまいります。
(出典)2022年度の鉄道事業設備投資計画(東武鉄道ニュースリリース 2022年4月28日 PDF)
3機のSLをどのように活用していくのか、今後も目が離せませんね。
2021年11月から12系「展望車」2両を導入!
東武鉄道は、JR四国から購入した12系客車2両を「展望車」に改造し、「オハテ12-1」「オハテ12-2」として「SL大樹」の客車に導入すると発表しました。「オハテ12-1」は11月4日(木)から、「オハテ12-2」は11月13日(土)からの運行開始となります。
今回、「SL大樹」に導入される「オハテ12-1」「オハテ12-2」は、もともとJR四国が保有していた12系客車を大規模に改造したものです。
(出典)11月4日(木)から、SL大樹の客車として 12系「展望車」を2両(ぶどう色・青色)導入します!!(東武鉄道ニュースリリース 2021年9月24日 PDF)
展望車には、大きなテーブルが設置されたボックスシートと、開放型展望デッキがあります。窓は開閉可能となり、蒸気機関車の煙や風を感じることができるとしています。
展望車に導入される2両は、それぞれ車両の色が異なります。「オハテ12-1」は旧型客車を彷彿とさせるぶどう色、「オハテ12-2」は青色となります。今後、「SL大樹」は、他の客車も含めて、ぶどう色に統一した編成と、青色の統一した編成の2編成で運行するとのことです。
「SL大樹」の客車は、当初、JR四国から譲り受けた14系客車3両(簡易リクライニングシート)で運行を開始しました。その後、2019年4月に、青森~札幌を結ぶ夜行急行「はまなす」で利用されていた「ドリームカー」をJR北海道から購入して、「SL大樹」の客車として利用しています。
今回の12系「展望車」の導入は、「ドリームカー」以来の新しい客車の導入となります。座席だけでなく、展望デッキがあるということで、「SL大樹」の旅も、さらに楽しいものになりそうです。
2021年10月から「SL大樹ふたら」の定期運行を開始!
2021年10月からは、下今市~東武日光間で運転される「SL大樹ふたら」も、定期運行を開始しました。
これまで、団体専用列車として月に1回程度運転されていた「SL大樹ふたら」ですが、2021年10月16日からは、「SL大樹」と同様に、定期運行を開始することになりました。つまり、東武鉄道のWebサイトで「座席指定券」を購入することで、「SL大樹ふたら」に乗車できるようになります。
「SL大樹ふたら」の運行日には、以下の3本の列車が運転されます。
- SL大樹ふたら71号: 下今市 11:53発 → 東武日光 12:16着
- SL大樹ふたら72号: 東武日光 12:33発 → 下今市 12:51着/13:01発 → 鬼怒川温泉 13:37着
- SL大樹6号: 鬼怒川温泉 15:37発 → 下今市 16:14着
「SL大樹ふたら72号」は、下今市を経由して、東武日光から鬼怒川温泉まで運転されます。所要時間は1時間以上となり、「SL大樹」の35~45分程度に比べると、SL列車の旅を長く楽しめそうです。
「SL大樹ふたら」の運行日は限定されていますので、東武鉄道のWebサイトでご確認ください。

「SL大樹」のお楽しみ! 転車台の入線時刻
始発駅・終着駅となる下今市駅、鬼怒川温泉駅では、「SL大樹」が転車台に入り、向きを変える様子を間近で見学することができます。
「SL大樹」は、下今市駅~鬼怒川温泉駅間で1日に4往復たは2往復運転されます。そのため、終着駅に到着したあと、機関車を客車から切り離し、転車台で回転させて向きを変えたあと、再び客車に連結されます。
「SL大樹」の乗車前や乗車後に、転車台に入線して回転する様子を、ぜひ眺めてみましょう。
転車台の入線時刻は以下の通りです。
下今市駅 転車台 | 鬼怒川温泉駅 転車台 |
---|---|
2号 12:10 | 1号 10:25 |
4号 14:05 | 3号 11:30 |
6号 16:35 | 5号・72号 13:55 |
8号 17:40 | 7号 16:00 |
「SL大樹」座席指定券の予約・購入方法
「SL大樹」(または「DL」大樹)に乗車するには、以下のきっぷが必要です。
- 普通乗車券(下今市~鬼怒川温泉または下今市~東武日光がエリアに含まれるフリーきっぷでもOK)
- 座席指定券
- SL大樹(下今市⇔鬼怒川温泉): 大人760円 小児380円
- SL大樹ふたら(下今市⇔東武日光): 大人760円 小児380円
- SL大樹ふたら(下今市⇔鬼怒川温泉): 大人1,080円 小児540円
- DL大樹(下今市⇔鬼怒川温泉): 大人520円 小児260円
普通乗車券は、いわゆる普通の「きっぷ」です。駅の券売機や窓口で購入できるものです。あとで紹介しますが、東武線の沿線からであれば、SL大樹の運転区間がフリーエリアに含まれるフリーきっぷも利用できます。
重要なのは「座席指定券」が必要であること。「SL大樹」「SL大樹ふたら」は、全列車、全車指定席で運転されていますので、座席指定券を事前に購入しておかないと乗車できません。
また、座席指定券の発売期間は以下の通りです。
- 乗車日の1ヶ月前の9時から
いつまで予約や購入ができるかは、購入方法によって異なります。
「SL大樹」座席指定券の購入方法
「SL大樹」の座席指定券を購入する方法はいくつかあります。
- 東武線各駅、東武トップツアーズ、主要旅行会社の窓口で購入
- インターネットで購入(東武鉄道のインターネット購入・予約サービス)
- インターネットで予約後に東武線各駅、東武トップツアーズの窓口で購入
インターネットでの「購入」と「予約」の違いは以下の通りです。
- | インターネットで購入 | インターネットで予約 |
---|---|---|
支払い方法 | クレジットカード | 現金 |
購入・予約期限 | 当日 発車時刻5分前まで | 前日まで |
座席指定 | 可 | 不可 |
座席指定券 の引き換え | 不要 | 必要 予約後7日以内 |
クレジットカードを使えるのであれば、座席指定ができたり、座席指定券の引き換えが不要なインターネットでの「購入」がおすすめです。
インターネットでの「購入」方法
インターネットでの「SL大樹」の座席指定券の購入方法を説明します。
インターネットでの列車の予約をしたことがある方なら簡単にできると思います。おおまかな手順は以下のようになります。
- SL大樹・DL大樹 インターネット購入・予約サービス にアクセスし、「空席照会/購入」をタップ
- 以下の内容を入力・選択して「空席照会」ボタンをタップ
- 乗車日: 年月日を数字で入力、または、カレンダーから選択
- 出発時刻・到着時刻: 乗車したい列車の出発時刻または到着時刻を入力
- 出発駅・到着駅: 乗車したい駅(出発駅)と下車したい駅(到着駅)を選択
- 人数: 大人、小児の人数を選択(合計8名まで)
- 対象の列車の一覧が表示されるので、乗車したい列車を選択してタップ
- 「座席指定」の画面が表示されるので、「座席表から選択」を選択し、「次へ」をタップ
- 座席表が表示されるので、好きな座席を人数分選択して、「次へ」をタップ
- 上のほうにある「号車」の「1」「2」「3」をタップすると、1号車、2号車、3号車を選ぶことができます
- 「座席指定券内容確認」の画面で、乗車日、乗車する列車と時刻、人数、座席を確認
- 「クレジットカード・お客様情報入力」で、クレジットカード情報とお客様情報(電話番号・メールアドレス)を入力
正常に完了すると、お客様情報で登録したメールアドレス宛てにメールが届きますので、そのメールを大切に保存しておきましょう。
紙の座席指定券を受け取る必要はなく、このメールが座席指定券の代わりになります。乗車する際に、いつでも表示できるように、スマートフォンで見られるようにしておくとよいですね。
「SL大樹」の座席表 おすすめの座席は?
各地のSL列車では、客車の座席はボックスシート(二人がけのシートが2組向かい合ったもの)が圧倒的に多いのですが、「SL大樹」の客車の座席は、新幹線や特急列車の座席のように、二人がけのシートが進行方向に向いた「クロスシート」と呼ばれる座席が基本になっています。
※2021年11月から導入された「展望車」は、ボックスシートとなっています。
「SL大樹」の座席表
「SL大樹」の座席配置は以下のようになっています。
※下り(下今市→鬼怒川温泉)は1号車の前(上の座席表では1号車の右側)に、上り(鬼怒川温泉→下今市)は3号車の前(上の座席表では3号車の左側)に蒸気機関車が連結されます。
※2号車は、通常の客車か「ドリームカー」あるいは「展望車」のいずれかが連結されます(「SL大樹」「DL大樹」は客車3両での運転です)。
特急列車などと同じように、1~16列のそれぞれに、通路を挟んでA席~D席があります。窓側はA席とD席です。客車は3両ありますので、全部で200弱の座席があることになります。
注意点は、1号車だけは、2号車・3号車と席番号が逆になっていることです。1~16の列番号、A席~D席の並び順も、全て逆になっています。1号車だけは、車両の向き自体が逆になっているようですね。トイレの配置等を考慮した結果なのでしょうか。
なお、2号車は「ドリームカー」または「展望車」で運転されることがあります。
「ドリームカー」は、元JR北海道の夜行急行「はまなす」に使われていた車両で、グリーン車並みにゆったりとした座席になっています。車端部にはラウンジもあります。「ドリームカー」については、以下の記事もご覧ください。

また、「展望車」は、元JR四国の12系客車を東武鉄道が改造したものです。2021年11月から導入され、他の車両とは異なり、大きなテーブルを配置したボックスシート(向かい合わせの座席)となっています。また、車端部には展望車があります。
「ドリームカー」「展望車」を連結して運転される日は決まっていて、東武鉄道のWebサイトで確認することができます。

「SL大樹」おすすめの座席は?
窓側はA席とD席ですので、窓側を確保したい場合は、A席もしくはD席を選択しましょう。
SL大樹が走る下今市~鬼怒川温泉間は、左右どちらかの車窓が絶対的に良いということはないため、A席・D席のどちらでも問題はないでしょう。どうしても、どちらかの窓側に座りたい!ということであれば、上の座席表を見て、インターネットで購入する際に座席を指定するとよいでしょう。
「SL大樹」の乗車に便利! 鬼怒川観光・温泉旅行にもつかえる「まるごと鬼怒川 東武フリーパス」
「SL大樹」に乗車する場合、東武スカイツリーラインの各駅から鬼怒川温泉までの乗車券を購入するのが最も安いです。例えば、浅草~鬼怒川温泉間の片道乗車券は1,580円ですので、往復で3,160円です。
ただ、鬼怒川温泉周辺で観光したり、鬼怒川温泉より先、龍王峡、川治温泉、湯西川温泉まで足を延ばすのであれば、「まるごと鬼怒川 東武フリーパス」がおすすめ です。
- 利用期間:通年
- 有効期間:4日間
- 発売期間:通年(利用当日の購入可能)
- きっぷの効力
- 発駅(東武線各駅)~下今市までの往復の普通列車
- 下今市~湯西川温泉までのフリー区間の普通列車に乗り降り自由
- 別途、特急券を購入することで特急列車に、SL座席指定券を購入することでSL大樹にも乗車可能
- 鬼怒川温泉駅~東武ワールドスクエア~日光江戸村の循環バス、鬼怒川温泉駅~鬼怒川公園駅の路線バス、鬼怒川温泉駅~龍王峡~川治温泉駅~湯西川温泉駅の路線バス(日光交通バス)に乗車可能
- おねだん(浅草発着の場合)
- 大人 4,830円,小児 2,430円(4~11月)
- 大人 4,640円,小児 2,320円(12~3月)
「SL大樹」に乗車する場合には、浅草などから「けごん」「きぬ」「リバティけごん」「リバティ会津」などの特急列車に乗車して、下今市で下車。下今市から鬼怒川温泉までSL大樹に乗車することができます。特急券、SL座席指定券は別途購入しましょう。
前述のように、鬼怒川温泉までの往復だけでは元が取れませんが、鬼怒川温泉周辺の観光スポットへ路線バスでアクセスしたり、川治温泉・湯西川温泉へバスや鉄道(東武鬼怒川線・野岩鉄道線)でアクセスしたりする場合には、おトクになることが多くなります。
東武ワールドスクエアや日光江戸村、鬼怒川温泉ロープウェイなどの入場料・料金が割引になる特典もあります。
筆者は実際に「SL大樹」に乗車する際に、「まるごと鬼怒川 東武フリーパス」を利用しました。
浅草~鬼怒川温泉~龍王峡~川治温泉~鬼怒川温泉~下今市~浅草 というルートで旅行をしました。路線バスにも乗車しましたが、金額的に元が取れたかということよりも、バスや電車に乗車するときにいちいち小銭を出す必要がない というところが一番ありがたかったですね。
なお、東武線各駅から発着のきっぷが設定されています。詳しくは、以下の東武鉄道のサイトをご覧ください。
以上、「SL大樹」の概要、SL座席指定券の予約方法、おすすめの座席やおすすめのきっぷについてご紹介しました。運行開始したばかりの「SL大樹」。SLへの乗車も楽しいですが、転車台でのSLの回転など、前後のイベントも充実しています。日光・鬼怒川方面へ旅行される際には、ぜひ「SL大樹」にも乗車してみてください。
関連記事
ゴールデンウィークに「SL大樹」に乗車したときのレポートです。乗車時の様子だけでなく、前後の転車台のイベント、機回しの様子なども詳しく紹介しています。

コメント