東武鉄道の下今市~鬼怒川温泉間を走るSL列車「SL大樹」。鬼怒川温泉・日光の観光の際に気軽に乗車することができます。この記事では、SL大樹の概要をはじめ、SL座席指定券の予約方法や、座席表、おすすめの座席やおすすめのきっぷなどを、実際に利用した際の体験談を交えながらご紹介します。これから「SL大樹」に乗車しようとされている方は、参考にしてみてください。
「SL大樹」とは?
「SL大樹」(SLたいじゅ)は東武鉄道が運行するSL列車です。
現在は主に以下の区間で、ほぼ毎日運転されています。
- SL大樹: 下今市~鬼怒川温泉
- SL大樹ふたら: 下今市~東武日光
「SL大樹」は、JRなど各社から貸与、譲渡された車両を利用して運行しています。
- 蒸気機関車
- C11形207号機: JR北海道から借受
- C11形325号機: 真岡鉄道より譲渡
- C11形123号機: 東武鉄道が復元
- 12系・14系客車: JR四国・JR北海道より譲渡
- 補助ディーゼル機関車 DE10: JR東日本より譲渡
- 下今市駅・鬼怒川温泉駅の転車台: JR西日本より譲渡
当初はJR北海道から借り受けているC11形207号機のみで運行を開始しましたが、のちに真岡鉄道からC11形325号機を譲受、さらに、東武鉄道自らが復元したC11形123号機を加えて、現在ではSL3機体制での運行となっています。
この記事では、SL大樹の概要や、座席指定券の予約方法、「SL大樹」の乗車におすすめのきっぷなどをご紹介します。
「SL大樹」の乗車レポートを読みたい方は、こちらの記事をご覧ください。

「SL大樹」の運転日・運転時刻(2025年)
2025年現在、「SL大樹」は、最大で下今市~鬼怒川温泉間に4往復(8本)が運転されています。ただし、平日は2往復運転となる日があるほか、土休日も含めて、下今市~東武日光間の「SL大樹ふたら」が運転される日もあります。
「SL大樹」「SL大樹ふたら」の運行パターン
「SL大樹」は日毎に運行パターンが決められていて、東武鉄道の「SL大樹」のWebサイトで公開されています。日々の「SL大樹」「SL大樹ふたら」の運転は、この運行パターンに従って行われます。
「SL大樹」の運行パターンは、以下のようになります。
- パターンA(SL大樹4往復運転)
- SL大樹(下今市→鬼怒川温泉): 1号,3号,5号,7号
- SL大樹(鬼怒川温泉→下今市): 2号,4号,6号,8号
- パターンB(SL大樹ふたら+SL大樹)
- SL大樹ふたら(下今市→東武日光): 71号
- SL大樹ふたら(東武日光→下今市→鬼怒川温泉): 72号
- SL大樹(鬼怒川温泉→下今市): 6号
- パターンC(SL大樹2往復+DL大樹2往復運転)
- SL大樹(下今市→鬼怒川温泉): 1号,5号
- SL大樹(鬼怒川温泉→下今市): 2号,6号
- DL大樹(下今市→鬼怒川温泉): 3号,7号
- DL大樹(鬼怒川温泉→下今市): 4号,8号
- パターンD(SL大樹2往復運転)
- SL大樹(下今市→鬼怒川温泉): 1号,5号
- SL大樹(鬼怒川温泉→下今市): 2号,6号
- パターンE(SL大樹+SL大樹ふたら)
- SL大樹(下今市→鬼怒川温泉): 1号,7号
- SL大樹(鬼怒川温泉→下今市): 2号,6号,8号
- SL大樹ふたら(下今市→東武日光): 71号
- SL大樹ふたら(東武日光→下今市→鬼怒川温泉): 72号
- パターンF(DL大樹2往復運転)
- DL大樹(下今市→鬼怒川温泉): 1号,5号
- DL大樹(鬼怒川温泉→下今市): 2号,6号
- パターンG(特別運行)
最新の運転状況(運転日、運転パターン)については、東武鉄道の「SL大樹」のWebサイトをご確認ください。

「SL大樹」「SL大樹ふたら」の運転時刻(ダイヤ)
「SL大樹」「SL大樹ふたら」の2025年改正ダイヤは以下のとおりです。運転日に全ての列車が運転されるわけではなく、各運転日の運転パターンに沿って運転されます。
1号 | 3号 | 5号 | 7号 | |
---|---|---|---|---|
下今市 | 09:33発 | 10:29発 | 13:30発 | 15:01発 |
東武ワールド スクウェア |
10:03着 | 10:59着 | 14:00着 | 15:31着 |
鬼怒川温泉 | 10:09着 | 11:05着 | 14:06着 | 15:37着 |
2号 | 4号 | 6号 | 8号 | |
---|---|---|---|---|
鬼怒川温泉 | 11:14発 | 12:53発 | 15:41発 | 16:45発 |
東武ワールド スクウェア |
11:20発 | 12:58発 | 15:47発 | 16:50発 |
下今市 | 11:51着 | 13:29着 | 16:21着 | 17:20着 |
下今市駅は、東武日光方面と、鬼怒川温泉や会津方面への分岐駅です。その下今市駅から鬼怒川温泉駅までは、わずか12.4km。各駅に停車する普通列車でも25分程度で走る区間ですが、SL列車はとてもゆっくりと走るので、35分程度を要します。
↑SL大樹ふたら 71号 |
↓SL大樹ふたら 72号 |
↑SL大樹6号 | |
---|---|---|---|
東武日光 | 12:17着 | 13:03発 | - |
下今市 | 11:54発 |
13:20着 13:30発 |
16:21着 |
東武ワールド スクウェア |
- | 14:00着 | 15:47発 |
鬼怒川温泉 | - | 14:06着 | 15:41発 |
「SL大樹ふたら」71号は下今市から東武日光まで、72号は東武日光から下今市を経て鬼怒川温泉までを走ります。72号の戻りは「SL大樹6号」として下今市まで運転されます。
「SL大樹」車内の様子
「SL大樹」は、蒸気機関車+車掌車+客車3両という編成になっています。運転日によっては、最後尾にディーゼル機関車を連結することもあります。
ここでは、実際に乗車することのできる客車内の様子について紹介します。
クロスシートが並ぶ14系客車(1号車,3号車)

「SL大樹」の14系客車
「SL大樹」の基本的な客車が14系客車です。

簡易リクライニングシートが並ぶ「SL大樹」14系客車の車内の様子
各地のSL列車では、客車の座席はボックスシート(二人がけのシートが2組向かい合ったもの)が圧倒的に多いのですが、「SL大樹」の客車の座席は、新幹線や特急列車の座席のように、二人がけのシートが進行方向に向いた「クロスシート」と呼ばれる座席が基本になっています。14系という形式の客車です。
現在では、客車3両のうち、1号車と3号車にクロスシートの車両が連結されています。運転日によっては、2号車もクロスシートの14系客車が連結される日があります。

「SL大樹」14系の簡易リクライニングシート
「SL大樹」のクロスシートは、簡易リクライニングシートというタイプの座席です。リクライニングはするのですが、リクライニングの位置が固定されません。そのため、背もたれに寄りかかっている間はいいのですが、体を起こすとバッタンと元の位置に戻ってしまいます。国鉄時代には「バッタンシート」と呼ばれていた座席です。
「バッタンシート」、国鉄時代は不評でしたが、「SL大樹」は乗車時間が短いので問題はないでしょう。
テーブル付きのボックスシートが並ぶ12系客車、展望スペースも!(2号車)

展望スペースが特徴的な「SL大樹」12系「展望車」
2号車には、2021年11月から導入された「展望車」が連結されます。写真のように客室以外に、車端部に展望スペースが設けられています。(運転日によっては展望車が連結されない日もあります。)

ボックスシートが並ぶ「SL大樹」12系展望車の車内の様子
展望車(12系客車)の客室内には、クロスシートが並ぶ14系客車とは異なり、ボックスシートとなっています。「SL列車」の雰囲気を楽しめますし、ご家族やグループでの乗車に最適な車両になっています。

「SL大樹」12系展望車のボックスシートはテーブル付き
ボックスシートには大きなテーブルが備え付けられています。乗車時間は短いのですが、軽く飲食をするのに向いています。

「SL大樹」展望車の展望スペース
展望車の車端部(1号車寄り)には、展望スペースがあります。窓が取り外され、蒸気機関車の煙のにおいや音をダイレクトに感じることのできるスペースになっています。SL列車は、乗車してしまうと通常の列車とあまり変わりがないのですが、展望スペースに移動すれば、まさに五感でSLを体感することができます。
乗車時間が短いので少々あわただしいのですが、展望スペースが連結されている場合には、ぜひ体験してみてください。
「SL大樹」の座席表 おすすめの座席は?
「SL大樹」の客車には、クロスシートの車両とボックスシートの車両があります。ここでは、座席表とおすすめの座席を紹介します。
「SL大樹」の座席表
「SL大樹」の座席配置は以下のようになっています。
※下り(下今市→鬼怒川温泉)は1号車の前(上の座席表では1号車の右側)に、上り(鬼怒川温泉→下今市)は3号車の前(上の座席表では3号車の左側)に蒸気機関車が連結されます。
※2号車は、通常の客車か「ドリームカー」あるいは「展望車」のいずれかが連結されます(「SL大樹」「DL大樹」は客車3両での運転です)。
※2023.12.15修正 2号車(展望車)の座席配置が逆になっていたのを修正しました。
特急列車などと同じように、1~16列のそれぞれに、通路を挟んでA席~D席があります。窓側はA席とD席です。客車は3両ありますので、全部で200弱の座席があることになります。
注意点は、1号車だけは、2号車・3号車と席番号が逆になっていることです。1~16の列番号、A席~D席の並び順も、全て逆になっています。1号車だけは、車両の向き自体が逆になっているようですね。トイレの配置等を考慮した結果なのでしょうか。
なお、2号車は「ドリームカー」または「展望車」で運転されることがあります。
「ドリームカー」は、元JR北海道の夜行急行「はまなす」に使われていた車両で、グリーン車並みにゆったりとした座席になっています。車端部にはラウンジもあります。「ドリームカー」については、以下の記事もご覧ください。
また、「展望車」は、元JR四国の12系客車を東武鉄道が改造したものです。2021年11月から導入され、他の車両とは異なり、大きなテーブルを配置したボックスシート(向かい合わせの座席)となっています。また、車端部には展望車があります。
「ドリームカー」「展望車」を連結して運転される日は決まっていて、東武鉄道のWebサイトで確認することができます。

「SL大樹」おすすめの座席は?
窓側はA席とD席ですので、窓側を確保したい場合は、A席もしくはD席を選択しましょう。
SL大樹が走る下今市~鬼怒川温泉間は、左右どちらかの車窓が絶対的に良いということはないため、A席・D席のどちらでも問題はないでしょう。どうしても、どちらかの窓側に座りたい!ということであれば、上の座席表を見て、インターネットで購入する際に座席を指定するとよいでしょう。
「SL大樹」のお楽しみ! 転車台の入線時刻
始発駅・終着駅となる下今市駅、鬼怒川温泉駅では、「SL大樹」が転車台に入り、向きを変える様子を間近で見学することができます。
「SL大樹」は、下今市駅~鬼怒川温泉駅間で1日に4往復たは2往復運転されます。そのため、終着駅に到着したあと、機関車を客車から切り離し、転車台で回転させて向きを変えたあと、再び客車に連結されます。
「SL大樹」の乗車前や乗車後に、転車台に入線して回転する様子を、ぜひ眺めてみましょう。
転車台の入線時刻は以下のとおりです(2025年改正ダイヤ)
下今市駅 転車台 |
鬼怒川温泉駅 転車台 |
---|---|
2号 12:10 |
1号 10:40 |
4号 13:50 |
3号 11:30 |
6号 16:40 |
5号・72号 14:30 |
8号 17:40 |
7号 15:55 |
「SL大樹」座席指定券の予約・購入方法
「SL大樹」(または「DL」大樹)に乗車するには、以下のきっぷが必要です。
- 普通乗車券(下今市~鬼怒川温泉または下今市~東武日光がエリアに含まれるフリーきっぷでもOK)
- 座席指定券
- SL大樹(下今市⇔鬼怒川温泉): 大人1,000円 小児300円
- SL大樹ふたら(下今市⇔東武日光): 大人1,000円 小児300円
- SL大樹ふたら(下今市⇔鬼怒川温泉): 大人1,150円 小児300円
- DL大樹(下今市⇔鬼怒川温泉): 大人750円 小児200円
普通乗車券は、いわゆる普通の「きっぷ」です。駅の券売機や窓口で購入できるものです。あとで紹介しますが、東武線の沿線からであれば、SL大樹の運転区間がフリーエリアに含まれるフリーきっぷも利用できます。
重要なのは「座席指定券」が必要であること。「SL大樹」「SL大樹ふたら」は、全列車、全車指定席で運転されていますので、座席指定券を事前に購入しておかないと乗車できません。
また、座席指定券の発売期間は以下の通りです。
- 乗車日の1ヶ月前の午前9時から
いつまで予約や購入ができるかは、購入方法によって異なります。
「SL大樹」座席指定券の購入方法
「SL大樹」の座席指定券を購入する方法はいくつかありますが、インターネットからの購入がおすすめです。
- インターネットで購入(東武鉄道のチケットレスサービス「トブチケ!」)
- NIKKO MaaS WEBサイトでの購入
- 東武線各駅、東武トップツアーズ、主要旅行会社の窓口で購入
インターネットでの購入方法は2つあり、東武鉄道のチケットレスサービス 「トブチケ!」 で購入する方法と、 Nikko MaaS Webサイト で購入する方法があります。
Nikko MaaS Webサイトでは、東武線や、日光・鬼怒川温泉などの観光地周辺の路線バスにも乗車できるフリーパスが購入できます。これらのフリーパスを購入する場合には、SL大樹の座席指定券もセットで予約できるNikko MaaS Webサイトがおすすめです。
東武鉄道のチケットレスサービス「トブチケ!」で購入する方法
東武鉄道のチケットレスサービス「トブチケ!」で、「SL大樹」の座席指定券の購入方法を説明します。
インターネットでの列車の予約をしたことがある方なら簡単にできると思います。おおまかな手順は以下のようになります。
- 東武鉄道のチケットレスサービス「トブチケ!」 にアクセスする
- 「購入するチケットを選択」で 「SL・DL」 を選択
- ログイン(会員登録済みの場合)、または、「購入へ進む」(会員登録せずに購入する場合)をタップ
- 空席照会(入力)画面で以下を入力して「空席を検索する」ボタンをタップ
- 乗車日 / 出発・到着時間
- 出発駅
- 到着駅
- 乗車人数
- 空席照会(結果)画面で条件に合う列車の一覧が表示されるため、希望の列車の「座席を選択する」をタップ
- 座席指定の方法(座席表から選択、窓側、通路側、指定しない)を選んで「次へ進む」をタップ
- 座席表から選択を選んだ場合は、座席表の画面で希望の座席を選択
- 料金確認・支払方法選択の画面で、選択した列車、座席位置、料金を確認して、「購入内容の確認へ進む」をタップ
- メールアドレス、電話番号、カード情報を入力し、「購入を確定する」をタップ
正常に完了すると、登録したメールアドレス宛てにメールが届きますので、そのメールを大切に保存しておきましょう。
乗車当日は、「トブチケ!」の画面を見せて、列車に乗車することができます。
NIKKO MaaS WEBサイトでの購入
「SL大樹」の座席指定券は「NIKKO MaaS WEBサイト」で購入できます。
「NIKKO MaaS」は、日光周辺の観光に必要な鉄道やバスのお得なチケットや、観光施設のチケットなどをオンライン&チケットレスで購入できるWebサイトです。後述する東武鉄道のフリーパスや、鉄道に加えて日光や鬼怒川温泉周辺の路線バスに乗り放題となるフリーパスなども販売しています。
NIKKO MaaS WEBサイトから「SL大樹」の座席指定券を購入するには、「お得なチケット」タブの「交通チケット」から、「SL大樹 座席指定券」を選択します。その後は、上記の東武鉄道のWebサイトでの購入と同じように、乗車したい日時や区間、人数を入力、表示された候補の中から希望の列車の選びます。座席指定も可能です。
NIKKO MaaS WEBサイトからは、SL大樹の座席指定券だけでなく、以下の東武鉄道の特急列車の特急券も購入できます。
- スペーシアX
- けごん、きぬ
- リバティけごん、リバティきぬ、リバティ会津(浅草~湯西川温泉間)
- SL大樹、DL大樹
フリーパスも購入できますので、日光・鬼怒川温泉周辺の観光であれば、「NIKKO MaaS」だけでほぼ全てのチケットが揃います。
「NIKKO MaaS」のWebサイトは、スマートフォンから以下のアドレスにアクセスできます。

「SL大樹」の乗車に便利でお得なフリーパス
「SL大樹」に乗車しに行くのに便利なフリーパスが、東武鉄道から発売されています。ここでは、「SL大樹」の乗車や、鬼怒川温泉周辺、日光周辺での観光に便利なフリーパスを紹介します。
「SL大樹」の乗車がメインの場合は「デジタル日光世界遺産フリーパス」「デジタル鬼怒川温泉フリーパス」
「SL大樹」の乗車がメインで、観光や宿泊は東武日光駅または鬼怒川温泉駅の近くのみという場合には、「デジタル日光世界遺産フリーパス」「デジタル鬼怒川温泉フリーパス」がお得です。
- きっぷ名: デジタル日光世界遺産フリーパス・デジタル鬼怒川温泉フリーパス
- 有効期間: 2日間
- きっぷの効力(鉄道)
- 発駅(東武線各駅)~下今市駅の往復に乗車可能
- 下今市駅~東武日光駅・新藤原駅のフリー区間乗り降り自由
- 別途、特急券を購入することで特急列車に、SL座席指定券を購入することで「SL大樹」にも乗車可能
- きっぷの効力(デジタル日光世界遺産フリーパス)
- 世界遺産めぐりバス(JR日光駅~東武日光駅~神橋~東照宮東参道入口ホテルホテル清晃苑前~西参道茶屋~大猷院・二荒山神社前間(循環))に乗り放題
- きっぷの効力(デジタル鬼怒川温泉フリーパス)
- 鬼怒川温泉駅~東武ワールドスクウェア園内~日光江戸村間(循環)の日光交通バスに乗り放題
- 鬼怒川温泉駅~仲町から鬼怒川公園駅前間の日光交通バスに乗り放題
- 価格: 大人 3,000円、小児 1,500円(浅草発の場合)
「デジタル日光世界遺産フリーパス」「デジタル鬼怒川温泉フリーパス」は、いずれも発駅~下今市駅間の往復と、下今市駅~東武日光駅・新藤原駅間のフリー区間に乗車できます。「SL大樹」の運転区間はフリー区間に含まれますので、SL座席指定券を別途購入すれば乗車できます。
浅草~東武日光間の運賃は1,581円で、往復3,162円となります。「デジタル日光世界遺産フリーパス」「デジタル鬼怒川温泉フリーパス」は3,000円ですので、単純往復だけでも元が取れます。
また、「デジタル日光世界遺産フリーパス」には東照宮や二荒山神社周辺の路線バスが、「デジタル鬼怒川温泉フリーパス」には鬼怒川温泉駅周辺の路線バスに乗り放題となります。「SL大樹」の乗車以外に、観光や宿泊する場所で、どちらのフリーパスを利用するかを決めると良いでしょう。
「デジタル日光世界遺産フリーパス」「デジタル鬼怒川温泉フリーパス」については、「NIKKO MaaS」をご覧ください。デジタルパスですので、ネットで購入することができます。

以上、「SL大樹」の概要、SL座席指定券の予約方法、おすすめの座席やおすすめのきっぷについてご紹介しました。運行開始したばかりの「SL大樹」。SLへの乗車も楽しいですが、転車台でのSLの回転など、前後のイベントも充実しています。日光・鬼怒川方面へ旅行される際には、ぜひ「SL大樹」にも乗車してみてください。
関連記事
ゴールデンウィークに「SL大樹」に乗車したときのレポートです。乗車時の様子だけでなく、前後の転車台のイベント、機回しの様子なども詳しく紹介しています。

関東近郊で運転されているおすすめのSL列車の記事です。最新の運転状況に更新していますので、ぜひご覧ください。

当ブログの主要コンテンツの一つ、観光列車のトップページです。車窓、グルメ、SL列車、トロッコなどのジャンル別に、乗車記とともにおすすめの列車を紹介していますので、ぜひご覧ください。

コメント
今度再び大樹に乗りに行くので予定をたてるときの参考にさせていただきました!
ところで、編成表の2号車展望車が逆ではないでしょうか、、?展望デッキは下今市寄りについているかと思います。
私が間違っていれば大変申し訳ないのですが、ご確認していただければと思います。
E353さん、コメントありがとうございます。
編成表のご指摘もありがとうございます。確認したところ、逆になっていたようです。先ほど修正させていただきました。
こういったご指摘は本当に助かります!
これからもよろしくお願いいたします。