ひさの乗り鉄ブログ

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常磐線特急「ひたち」「ときわ」(E657系)に乗ろう! お得なきっぷ、おすすめの座席、車内設備を紹介します!(座席表あり)


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東京~水戸・いわき・仙台を結ぶ常磐線特急「ひたち」「ときわ」。日中時間帯は30分間隔で運転される利用しやすい特急列車です。この記事では、E657系で運転される特急「ひたち」「ときわ」の車内設備(コンセントやWiFiなど)や、おすすめの座席(座席表あり)、お得なきっぷなどについて紹介します。また、「ひたち」「ときわ」で採用されている「新たな着席サービス」についても解説します。

※2020.04.01更新

常磐線特急「ときわ」「ひたち」とは?

常磐線は上野~水戸~仙台(正確には日暮里~岩沼)間を結ぶJR東日本の路線です。各方面に新幹線が運転されている首都圏にあって、中央本線と同様に、常磐線は在来線の特急列車が主役です。

品川・上野から、特急「ひたち」は仙台・いわきまで、特急「ときわ」は水戸・勝田までを結びます。

運転本数は多く、日中時間帯でも、品川駅や上野駅から、特急「ひたち」と特急「ときわ」が交互に30分毎に発車します。

特急「ひたち」「ときわ」に利用される車両「E657系」
特急「ひたち」「ときわ」に利用される車両「E657系」

特急「ひたち」「ときわ」に利用される車両は「E657系」です。全列車が、E657系の10両編成で運転されています。2012年にデビューした比較的新しい車両で、あとで紹介するように、各席のコンセントやWiFiなどを装備しています。

常磐線特急「ひたち」「ときわ」(E657系)の車内の様子

常磐線特急「ひたち」「ときわ」(E657系)の車内の様子をご紹介します。

ブラックのリクライニングシートは快適!

ブラックのリクライニングシートが並ぶ「ひたち」「ときわ」(E657系)の普通車
ブラックのリクライニングシートが並ぶ「ひたち」「ときわ」(E657系)の普通車

E657系の普通車には、ブラックのリクライニングシートが並びます。2+2列の在来線特急としては標準的な配置です。

特急「ひたち」「ときわ」(E657系)の普通車のリクライニングシート
特急「ひたち」「ときわ」(E657系)の普通車のリクライニングシート

黒いシートには、霞ヶ浦のうねりを表現したという模様が入っています。ヘッドレスト(座席上部の白い枕部分)は上下に動くタイプです。

特急「ひたち」「ときわ」(E657系)普通車のシートピッチは標準的
特急「ひたち」「ときわ」(E657系)普通車のシートピッチは標準的

シートピッチ(前後の座席の間隔)は960mmで、在来線特急としては標準的です。N700AやE5系などの最新の新幹線は1,040mmですので、それに比べると若干狭さを感じます。

特急「ひたち」「ときわ」(E657系)普通車のシートの足元は余裕あり
特急「ひたち」「ときわ」(E657系)普通車のシートの足元は余裕あり

ただ、前の座席の下は空いているので、足元はそれほど窮屈さを感じません。シートの作りがよいのか、2~3時間の乗車であれば、それほど疲れを感じることはありません。

特急「ひたち」「ときわ」(E657系)のテーブル
特急「ひたち」「ときわ」(E657系)のテーブル

前の座席にはテーブルが内蔵されています。新幹線などにある標準的なタイプのもので、ノートパソコンを置くこともできる大きさです。

各席のひじ掛けにコンセントを装備

特急「ひたち」「ときわ」(E657系)のひじ掛けにはコンセントを装備
特急「ひたち」「ときわ」(E657系)のひじ掛けにはコンセントを装備

各座席のひじ掛けにはコンセントが付いています。

列車によっては、窓の下や、前の座席の下についているものが多いですが、ひじ掛けのコンセントは、テーブルを下ろしていても使いやすく、スマートフォンを充電しながら利用するのに向いています。

JR東日本の無料WiFiサービス「JR-EAST FREE Wi-Fi」を利用可能

特急「ひたち」「ときわ」の車内では、JR東日本のWiFiサービス「JR-EAST FREE Wi-Fi」を利用することができます。

利用時にメールアドレスを登録する必要がありますが、一度利用登録をしてしまえば、180分利用できます。また、1日に何度でも利用することができます。

実際に、上野からいわきまでの間で利用してみましたが、常磐線にはトンネルがほとんどないこともあり、途切れることはなく快適に利用することができました。もっとも、乗客が多いと遅くなることはありますが。

常磐線特急「ひたち」「ときわ」の座席表、おすすめの座席

常磐線特急「ひたち」「ときわ」は全列車が10両編成で運転されています。座席表は以下の通りです。

特急「ひたち」「ときわ」(E657系)の座席表(1-5号車)特急「ひたち」「ときわ」(E657系)の座席表(6-10号車)
特急「ひたち」「ときわ」(E657系)の座席表

グリーン車は5号車、それ以外は普通車指定席です。普通車指定席には、あとで紹介する「新たな着席サービス」が適用されています。

常磐線は太平洋岸をほぼ南北に走ります。そのため、おおかまに言うと、A席が海側、D席が山側ということになります。

とはいえ、海のすぐ近くを走る区間は限られています。品川・上野から仙台まで、主な車窓と見やすい座席は以下の通りです。

  • 水戸~いわき~富岡: ところどころで太平洋が見える。勿来、久ノ浜あたりが見どころ(A席)
  • 原ノ町~岩沼: 津波被害からの復旧のために内陸側に付け替えられた高架区間(A席)

常磐線の一部区間からは太平洋を眺めることができます(A席がおすすめ)
常磐線の一部区間からは太平洋を眺めることができます(A席がおすすめ)

一方、A席は東側、D席は西側になるため、

  • A席: 午前中は日が当たってまぶしい
  • D席: 午後・夕方は日が当たってまぶしい

ということになります。列車の中で休みたい場合や、PC作業、読書などをする場合には、時間帯によってまぶしくないほうの座席(午前中はD席、夕方はA席)を選んだほうが良いでしょう。

常磐線「ひたち」「ときわ」の「新たな着席サービス」

常磐線の特急「ひたち」「ときわ」では、「指定席」「自由席」という区分けがなく、すべての普通車の座席を指定することができます。つまり、全座席が指定席ということです。

それでは、座席指定券を持っていないと乗車できないのかというと、そんなこともありません。具体的には、以下の2種類のきっぷがあります。

  • 座席指定券(指定席券): 座席が指定されたきっぷ
  • 座席未指定券: 座席が指定されていないきっぷ

座席指定券を持っていれば、指定された座席に座ることができます。一方、座席が指定されていない「座席未指定券」の場合には、空いている席に座ることができます。ただし、座席指定券を持っている人が乗ってきたら、その席を譲らないといけません。

特急「ひたち」「ときわ」(E657系)座席上に備えられたランプ
特急「ひたち」「ときわ」(E657系)座席上に備えられたランプ

各座席の上にランプが備えられていて、このランプの色で、その座席が空いているのか、人が乗ってくるのかがわかります。

ランプの色 意味 座席未指定券の利用
赤色 空席 当面は人が乗ってこないため
この座席を利用できる
黄色 まもなく指定席
発売済区間
まもなく指定席発売済みの区間に
入るため、座席を譲る必要がある
緑色 現在指定席
発売済区間
指定席券を持った人が乗っているため
この座席を利用できない


ランプが赤色の座席は、当面は指定席券を持った人が乗ってきません。ですので、座席の指定を受けていない場合には、赤色のランプの座席に座りましょう。

ただし、ずっとその座席の指定席券を持った人が乗ってこないわけではありません。ランプが黄色に変わったら、まもなく指定席券発売済みの区間に入りますので、ランプが赤色の別の座席に移動したほうが良いでしょう。

なお、座席指定券も座席未指定券も、特急料金は同額ですので、早めに座席の指定を受けることをおすすめします。

常磐線特急「ひたち」「ときわ」乗車に必要なきっぷ・特急券の予約・購入方法

常磐線の特急「ひたち」「ときわ」に乗車する際には、乗車券と特急券が必要になります。このうち、特急券については、前述のとおり「座席指定券」または「座席未指定券」が必要になります。

座席指定券、座席未指定券は、従来の指定席・自由席とは異なり、料金は同一です。そのため、確実に座席が確保できる「座席指定券」を購入しておくのがおすすめです。

「えきねっと」なら発車時刻前に何度でも予約変更が可能!

仕事や用事が終わる正確な時間がわからない、というときには、特急券を「えきねっと」で予約しておくことをおすすめします。

「えきねっと」はJR東日本のインターネット予約サービスですが、JR東日本管内で閉じる列車の予約であれば、発車時刻までであれば、何度でも無料で予約の変更ができます。

  • 予定にあわせて「えきねっと」であらかじめ座席指定券(特急券)を予約
  • 仕事や用事などの予定が変わりそうであれば、スマートフォンから予約を変更

このようにすれば、予約変更後も指定が取れれば、座席指定券で乗車することができます。

ただし、「えきねっと」で予約した場合には、乗車前に駅の指定席券売機や窓口できっぷを受け取る必要があります。その分の時間は見ておきましょう。

「えきねっとチケットレス」ならきっぷの受け取りが不要で100円安い!

さらに、頻繁に予定が変わる可能性があるのであれば、「えきねっとチケットレス」での乗車がおすすめです。

「えきねっと」との違いは以下の通りです。

  • 乗車前に紙のきっぷ(指定席特急券)を受け取る必要がない
    • 別途、乗車券は必要です
  • 「えきねっとチケットレス割引」により通常の特急料金から100円引き
  • 予約はスマートフォンのみ(パソコンからの予約は不可)
  • 予約した列車に乗り遅れた場合は無効となる
    • 後続列車の自由席に乗車することもできない

最大の特徴は、その名称のとおり、きっぷ(特急券)を受け取らなくても済む「チケットレス」であることです。きっぷを受け取る時間が必要ないので、列車の出発時刻の直前に駅に到着しても大丈夫です。

ただし、別途、乗車券が必要になります。駅で乗車券を買う必要がある場合には、その時間が必要になりますので注意しましょう。


期間限定で300円引き!

2020年3月14日~6月30日の期間限定で、「えきねっとチケットレスサービス」の割引キャンペーンが実施されています。通常100円引きのところ、300円引きとなります。

常磐線特急「ひたち」「ときわ」 の乗車券として利用できるきっぷ

常磐線の特急「ひたち」「ときわ」に利用できる乗車券(きっぷ)としては、以下のものがあります。

  • 通常の乗車券(きっぷ)
  • 定期乗車券(定期券)
  • Suica、モバイルSuicaなどの交通系ICカード
  • 乗車する区間が含まれるフリーきっぷ

常磐線で利用できるフリーきっぷ・割引きっぷ

常磐線の区間で利用できる主なフリーきっぷ、割引きっぷには、以下のものがあります。いずれも乗車券の代わりに利用でき、特急券を組み合わせれば、フリーエリア内の特急「ひたち」「ときわ」に乗車することができます。

※きっぷ名をクリックすると、当ブログの紹介記事をご覧になれます。

  • 週末パス
    • 週末(土日)の2日間有効、南東北・関東甲信越のJR線・主要三セク路線に乗り放題
    • 常磐線は全線が「週末パス」のエリア内
  • 三連休東日本・函館パス
    • 三連休の3日間有効、JR東日本全線、JR北海道の函館エリアに乗り放題
    • 常磐線は全線が「三連休東日本・函館パス」のエリア内
  • ときわ路パス
    • 期間限定、土休日の1日有効、主に茨城県内のJR線、三セク・私鉄路線に乗り放題
    • 常磐線は取手~大津港がフリーエリア
  • 休日おでかけパス
    • 土休日の1日有効、首都圏のJR線に乗り放題
    • 常磐線は品川~土浦がフリーエリア

週末に常磐線特急「ひたち」「ときわ」に長距離乗るのであれば、「週末パス」(8,880円)がおすすめです。

常磐線の主要区間の運賃(特急料金除く)は以下の通りです。

  • 品川~仙台: 6,380円
  • 品川~いわき: 3,740円
  • 品川~水戸: 2,310円

週末パスは8,880円ですので、片道の乗車では元が取れませんが、首都圏~仙台の往復に乗車すれば、十分にお得になります。

Suica(交通系ICカード)も利用できるが注意が必要

Suica等の交通系ICカードについては、特急「ひたち」「ときわ」の停車駅では、以下の区間で利用できます。

  • 首都圏エリア: 品川・東京・上野~浪江
  • 仙台エリア: 仙台~原ノ町

現在、交通系ICカードは、各エリア内に閉じる範囲でしか利用できません。常磐線は、首都圏エリアと仙台エリアにまたがっていますので、両エリアをまたがる区間(例えば、品川~原ノ町・仙台など)で乗車する場合には、交通系ICカードを利用することができません。通常のきっぷを駅で買い求めましょう。

乗車券+特急券で10%引きになる「えきねっとトクだ値」

「えきねっと」限定ですが、前日までの予約・購入で、乗車券+特急券が10%引きになる「えきねっとトクだ値」もあります。

旅行や出張などで、フリーきっぷを利用しない場合には、「えきねっとトクだ値」を検討するとよいでしょう。

「えきねっとトクだ値」は、いわゆる早期割引きっぷです。日にち、列車、席数、区間などが限定されていますが、常磐線に限って言えば、それなりの距離を乗車する場合には、ほとんどの区間に設定されています。

その他、いくつか注意事項がありますが、以下の「えきねっとトクだ値」の解説ページにまとめてありますので、ぜひご覧ください。

www.kzlifelog.com

なお、2020年9月末まで、期間限定で、14日前までの予約で乗車券+特急券が30%引きになる「お先にトクだ値」も設定されています。前もって予定が決まる場合には、こちらを検討しましょう。詳しくは、以下の記事をご覧ください。

www.kzlifelog.com


以上、『常磐線特急「ひたち」「ときわ」(E657系)に乗ろう! お得なきっぷ、おすすめの座席、車内設備を紹介します!(座席表あり)』でした。30分に1本という高頻度で運転されている特急「ひたち」「ときわ」を、お得に、そして、快適に使いこなして、旅行や出張を充実したものにしましょう!

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