ひさの乗り鉄ブログ

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【ぐんまワンデー世界遺産パス】2020年も春夏(4~9月)に発売! 群馬県内のJR線・私鉄線に1日乗り放題! SL列車への乗車にも最適!


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2020年も「ぐんまワンデー世界遺産パス」が発売されます。今年も昨年同様、4月~9月に発売されます。利用可能期間が半年と長いうえに、利用期間中は曜日にかかわらずいつでも利用できる使い勝手の良いフリーきっぷです。群馬県内のJR線や私鉄路線の乗り鉄、世界遺産の富岡製糸場の訪問はもちろんのこと、SL列車の乗車にも最適です。

※2020.07.21更新

「ぐんまワンデー世界遺産パス」とは?

「ぐんまワンデー世界遺産パス」は、JR東日本が発売する1日有効のフリーきっぷです。概要は以下の通りです。

  • 利用期間: 2020年4月1日(水)~9月30日(水)
  • 発売期間: 2020年3月22日(日)~9月30日(水)
  • 有効期間: 1日
  • 発売箇所: フリーエリア内の JR東日本の主な駅の指定席券売機、みどりの窓口、びゅうプラザ、主な旅行会社
  • フリーエリア:
    • JR線(高崎線 深谷~高崎、信越本線 高崎~横川、上越線 高崎~土合、吾妻線全線、両毛線全線、八高線 群馬藤岡~高崎、新幹線 高崎~安中榛名・上毛高原)
    • 上信電鉄線全線
    • 上毛電気鉄道線全線
    • 群馬県内の東武鉄道線(一部栃木県内の駅を含む)
    • わたらせ渓谷鐵道線(桐生~沢入,トロッコ列車は乗車不可)
    • ジェイアールバス関東 志賀草津高原線(長野原草津口駅~草津温泉バスターミナル間)
  • きっぷの効力:
    • フリーエリア内の普通列車(快速含む)に乗り放題
    • 在来線特急・グリーン車なども特急券・グリーン券を購入すれば乗車可能
    • 東武特急りょうもう号も特急券を購入すれば乗車可能
  • 価格: 2,240円(おとな),1,120円(こども)

フリーエリアは以下のとおりです。

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「ぐんまワンデー世界遺産パス」のフリーエリア(JR東日本のWebサイトより)

(出典)おトクなきっぷ:JR東日本

JR東日本が発売するフリーきっぷですが、JR線だけでなく、上信電鉄、上毛電気鉄道、東武鉄道、わたらせ渓谷鉄道などにも乗車できるおトクなきっぷ です。JR線のフリー区間もかなり広く、北側は水上・土合、西側は横川、東側は両毛線の小山までとなっていますので、JR線のみの乗車でも元がとれると思います。

また、利用可能期間内であれば、平日でも土休日でも、いつでも利用可能 です。JR東日本のエリア限定のフリーきっぷは、土休日のみ利用可能なものが多いのですが、「ぐんまワンデー世界遺産パス」は平日でも利用できます。

「ぐんまワンデー世界遺産パス」2020年版のポイント

「ぐんまワンデー世界遺産パス」は、毎年発売される恒例のフリーきっぷですが、2020年は、いくつか変更点があります。

有効期間が春夏(4月~9月)

例年、「ぐんまワンデー世界遺産パス」の有効期間は、夏秋(7月~12月)なのですが、昨年(2019年)に続き、今年も春夏(4月~9月)の発売になります。

これは、2020年4月~6月に群馬で開催される「群馬デスティネーションキャンペーン」にあわせたためです。昨年は、「群馬プレデスティネーションキャンペーン」にあわせて発売したために、春夏の発売となりました。

gunma-dc.net

消費税増税に伴い価格が40円値上げ

「ぐんまワンデー世界遺産パス」は、2018年まではおとな2,100円、2019年に値上げされ、おとな2,200円となったばかりですが、今年は、2019年10月の消費税増税に伴って、おとな2,240円となっています。

40円(約2%)の値上げですので、今年の値上げは純粋に消費税増税分のみの値上げでしょう。

「ぐんまワンデー世界遺産パス」使い方のコツと注意点

「ぐんまワンデー世界遺産パス」を賢く利用するためのコツや注意点をご紹介します。

「ぐんまワンデー世界遺産パス」はどこで購入すればよいか?

「ぐんまワンデー世界遺産パス」は1日有効のフリーきっぷであるため、利用当日に購入することができます。ただし、発売箇所がフリーエリア内のJR東日本の主な駅などに限られている ことに注意が必要です。

つまり、

  • フリーエリア外から「ぐんまワンデー世界遺産パス」を利用する場合には、フリーエリア内のどこかの駅で下車して、「ぐんまワンデー世界遺産パス」を購入する必要がある
  • フリーエリア内であってもJR東日本の駅でないと購入できない(特に、東武線の駅で購入できない点は要注意!)

ということです。

フリーエリア外からやってくる場合には、どこで「ぐんまワンデー世界遺産パス」を購入するのが良いでしょうか?

  • 高崎線(東京方面)からやってくる場合には深谷駅で下車して購入
  • 宇都宮線からやってくる場合には小山駅での乗り換え時に購入
  • 上越線(越後湯沢方面)からやってくる場合には水上駅での乗り換え時に購入

列車の本数や乗り換え駅を考慮するとこんな感じでしょうか。高崎線の場合は、エリア末端の深谷駅での購入がお得です。東京駅から乗車する場合、深谷駅までは1,340円、高崎駅までは1,980円と、640円も差があります。「ぐんまワンデー世界遺産パス」の値段が2,240円であることを考えると、640円の差は大きいですね。

「ぐんまワンデー世界遺産パス」はどのくらい乗ればお得なの?

「ぐんまワンデー世界遺産パス」は、フリーエリアがかなり広く、JR線以外にも、多くの私鉄路線に乗車できます。ところが、フリーエリアの図を見ていただくとわかるとおり、意外と周遊ルートが作りにくいため、基本的には、どこか一つの路線を中心に乗りに行くことになります。

そうなると、気になるのが、「ぐんまワンデー世界遺産パス」は本当にお得なのか? どれくらい乗ればお得になるのか? という点でしょう。

ということで、高崎駅・小山駅を中心に、主要区間を往復する前提で比べてみましょう。

路線 区間 往復運賃 お得額
JR吾妻線 高崎~
長野原草津口
2,340円 100円
高崎~大前 3,040円 800円
JR上越線 高崎~水上 1,980円 ▲260円
高崎~土合 2,340円 10円
JR信越線 高崎~横川 1,020円 ▲1,220円
上毛電鉄 高崎~下仁田 2,260円 20円
わたらせ
渓谷鉄道
高崎~神戸 2,840円 600円
小山~神戸 3,460円 1,200円


高崎を起点にすると、単純に往復するだけではお得にならない路線も多いのですが、東京方面から高崎線でやってくる場合、前述のように深谷駅で下車して「ぐんまワンデー世界遺産パス」を購入すれば、深谷~高崎駅間の運賃(片道510円、往復1,020円)もお得になります。

例えば、深谷~水上間では片道1,520円、往復で3,040円となり、「ぐんまワンデー世界遺産パス」を購入すれば800円も安くなります。

もちろん、途中下車をしたり、複数の路線を乗りまわったりすれば、お得になる可能性は高くなります。

「ぐんまワンデー世界遺産パス」は「SLぐんま みなかみ」「SLぐんま よこかわ」の乗車に最適!

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「ぐんまワンデー世界遺産パス」+指定席券で乗車できる「SLぐんま みなかみ」

「ぐんまワンデー世界遺産パス」のフリーエリア内では、「SLぐんま みなかみ」(高崎~水上)、「SLぐんま よこかわ」(高崎~横川)という2つのSL列車が、週末を中心に運転されています。

「ぐんまワンデー世界遺産パス」は、これらのSL列車の乗車にも利用できます。

単純にSL列車の運転区間を往復しただけではお得になりませんが、SLの始発駅となる高崎駅へのアクセスにも利用すれば、お得になることも多いでしょう。

「SLぐんま みなかみ」の詳細については、以下の記事もご覧ください。乗車記に加えて、運転日、運転時刻、おすすめの座席なども紹介しています。

www.kzlifelog.com

「ぐんまワンデー世界遺産パス」で乗りたいおすすめ路線と観光スポット

「ぐんまワンデー世界遺産パス」でぜひ乗車したいおすすめの路線と、合わせて訪ねたい観光スポットをご紹介します。

上信電鉄(富岡製糸場)

上信電鉄の電車

まずは、きっぷの名称にもなっている世界遺産「富岡製糸場」を訪問できる上信電鉄をご紹介します。

上信電鉄は、群馬県内の高崎~下仁田を結ぶ、全長33.7kmの単線電化路線です。日中時間帯はおおむね30分に1本程度は運転されていますので、それほどまたずに乗車できると思います。

世界遺産である富岡製糸場へは、上州富岡駅が最寄り駅です。高崎から約40分です。上州富岡駅から徒歩15分ほど(約1km)です。

富岡製糸場

富岡製糸場は、2014年に世界遺産「富岡製糸場と絹産業遺産群」の一つに登録される前から、レンガ造りの主要建造物などが重要文化財に指定されていました。設立されたのが1872年で、当時の建物がそのまま残っています。いくつかの建物の内部は見学できるようになっています。また、敷地内全体が保存されていますので、当時の雰囲気を味わうことができる貴重な場所です。

詳しくは、富岡市のサイトをご覧ください。

www.tomioka-silk.jp

私が訪問したのは世界遺産に登録される前で、それほど観光客も多くなくゆったりと見学できましたが、今は多少混雑しているかもしれませんね。期間中は毎日使えるぐんまワンデー世界遺産パスの特徴を活かして、平日に行くのがよいかもしれませんね。

JR上越線(水上:谷川岳ロープウェイ・土合駅)

次のおすすめは上越線です。上越線は、高崎から水上、越後湯沢を経て、長岡までを結ぶ路線です。上越新幹線開通前は、関東と新潟や北陸を結ぶ大動脈でした。

上越線で途中下車したい駅としては、まずは水上駅でしょう。水上温泉が有名ですので、立ち寄り湯で温泉につかるのもよいですが、個人的なおすすめは、谷川岳ロープウェイです。水上駅から路線バスで25分ほどで、谷川岳ロープウェイのふもと側の駅「土合口駅」に到着します。土合口駅から、谷川岳ロープウェイのゴンドラに乗車すると、約15分で天神平に到着します。冬はスキー場になりますが、夏は谷川岳への登山口となります。

天神峠からの眺め

さらに、天神平からペアリフトに乗車して7分ほどで、天神峠に到着します。天神峠には展望台があり、ここからの谷川岳連峰の眺めはとても素晴らしいです。周囲360度がすべて山という感じの展望台です。天気が良ければ富士山も見えるそうですが、夏場だと難しいかもしれません。それでも、標高1500メートルを超えていますので、真夏でも涼しく、避暑にはちょうどよいと思います。天神平には比較的大きなレストランがありますし、天神峠にもカフェテラスがありますので、食事や休憩もできます。山ですので、特に夏場は、天候の急変にだけは注意が必要ですね。

谷川岳ロープウェイの詳細については、以下のサイトをご覧ください。

土合駅の階段

また、もう一つのおすすめが、トンネル駅で有名な「土合駅」 です。「日本一のもぐら駅」とも言われ、下り線のホームは、関東地方と新潟県を分ける、いわゆる上越国境の新清水トンネル内に設置されています。地上までは階段で10分程度かかります。上り線ホームは地上にあります。

この「ぐんまワンデー世界遺産パス」のフリーエリアの北限が、この土合駅です。ここから折り返そうとすると、トンネル内の下り線ホームに到着し、階段を上って上り線ホームに行く必要があります。

トンネル内は真夏でもひんやりとした空気に包まれていますので、こちらも避暑には最適かもしれませんが、階段を10分も上ったら汗だくになってしまいますね。

上越線の見どころについては、以下の記事で紹介していますので、あわせてご覧ください。青春18きっぷの記事ですが、土合以南は「ぐんまワンデー世界遺産パス」でも乗車できます。

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わたらせ渓谷鉄道(神戸駅:レストラン清流、大間々駅:高津度峡)

次に紹介するのは、桐生~間藤を結ぶ「わたらせ渓谷鉄道」(通称、わ鉄)です。

その名の通り、渡良瀬川に沿って走る鉄道で、乗車して車窓を楽しむだけでもおすすめです。ですが、せっかくのフリーきっぷですので、途中下車を楽しめるポイントをご紹介します。

神戸駅のレストラン清流

まずは、神戸(ごうど)駅です。ここには、東武鉄道の旧特急車両を利用した「レストラン清流」があります。食券方式かつセルフサービスですので、どちらかというと食堂といった趣です。旧特急車両にはほとんど手が入っておらず、食事をするために大きめのテーブルが設置されている以外は、ほぼ原形のまま使われている点は注目です。

「レストラン清流」の様子は、以下の訪問記をご覧ください。

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高津戸峡

次に、大間々駅にほど近い高津戸峡(たかつどきょう)を散策してみましょう。渡良瀬川の川幅が狭くなっている部分にできた渓谷で、全長はわずか500メートルほどですが、市街地にある大間々駅から、わずか徒歩5分とは思えないほど立派な渓谷です。渓谷の両側には、「はねたき橋」(歩行者専用)と「高津戸橋」という2つの橋が架かっていて、この間には遊歩道が整備されています。次の列車までの1時間ほどの間に十分散策できますので、途中下車するのにおすすめです。

高津戸峡の散策記は、以下の記事をご覧ください。

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JR信越本線(横川駅)

最後に紹介するのは、JR信越本線の横川駅です。

現在は信越本線の終着駅となっていますが、かつては、碓氷峠を超える列車をサポートする機関車がたくさん配備されていた、賑やかな駅でした。電気機関車の連結・解結中に立ち売りされていた駅弁「峠の釜めし」はあまりにも有名です。

横川駅すぐそばにある「碓氷峠鉄道文化むら」
横川駅すぐそばにある「碓氷峠鉄道文化むら」

横川駅のすぐそばには、当時の面影を伝える「碓氷峠鉄道文化むら」があります。かつて活躍していた車両たちがところ狭しと展示されています。また、園内を走るミニSLなど、お子様連れにも楽しいアトラクションがいっぱいです。

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旧信越本線の線路を走る「トロッコ列車ライン」
旧信越本線の線路を走る「トロッコ列車ライン」

この「碓氷峠鉄道文化むら」と、2.6km先にある日帰り温泉施設「峠の湯」を結ぶトロッコ列車「トロッコ列車ライン」があります。3月~11月の土休日に5往復運転されています。

このトロッコ列車、1997年に廃止された信越本線の横川~軽井沢間の下り線の線路をそのまま利用して運転されています。横軽の現役時代に乗車したことのある方は、懐かしく感じるかもしれません。

「トロッコ列車ライン」の乗車記は以下の記事をご覧ください。

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旧信越本線の線路跡を遊歩道として整備したのが「アプトの道」です。前述の「トロッコ列車ライン」が走る線路の横、信越本線の旧上り線跡が歩道として整備されています。

「峠の湯」から先は、信越本線の旧線跡をたどります。合計10か所のトンネルがあり、鉄道遺産を眺めながらのハイキングを楽しめます。横軽の中間駅、「熊ノ平駅」の跡地まで続いています。

「アプトの道」最大の見どころ「めがね橋」(碓氷第三橋梁)
「アプトの道」最大の見どころ「めがね橋」(碓氷第三橋梁)

見どころは、この「めがね橋」(碓氷第三橋梁)です。アプトの道を歩いていくと、このめがね橋の上に出ます。下から眺めたい場合は、階段を国道まで下りましょう。

「アプトの道」の散策記は、以下の記事をご覧ください。

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横川駅関連の記事のまとめページです。

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以上、「ぐんまワンデー世界遺産パス」と、おすすめの路線をご紹介しました。利用可能期間が6ヵ月と長く、平日でも利用できるため、ふと思い立って汽車旅に出るときに利用したいフリーきっぷですね。もっとも、この記事でご紹介したように、群馬県内には魅力的な路線が多いので、どこに行くか迷ってしまいそうですが……

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上越線でもたまに臨時列車として運転される観光列車「リゾートやまどり」の記事です。

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「ぐんまワンデー世界遺産パス」で全線に乗車できる吾妻線の乗車記です。列車が1日5本のみの難関駅、終点の大前駅の訪問記もあります。

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