ゴールデンウィークに旅行をと考えている方は多いと思いますが、JR各社の割引きっぷ・フリーきっぷは、ゴールデンウィークに利用できないものが多くあります。ところが、2022年のゴールデンウィークは、JR各社の乗り放題きっぷが豊作! これらのきっぷを活用して、お得に旅行や乗り鉄を楽しみましょう。この記事では、2022年のゴールデンウィークでも利用できるJR各社の主要な割引きっぷ・フリーきっぷをご紹介します。
※2022年3月24日時点での情報です。新たにゴールデンウィークに利用できるフリーきっぷ・割引きっぷが発売されたら、随時、追記していきます。
JR北海道
JR北海道の目玉は、JR北海道全線の在来線特急列車に6日間乗り放題となる「HOKKAIDO LOVE! 6日間周遊パス」です。ゴールデンウィークも利用できて、なんとお値段は12,000円! 北海道を周遊する旅であれば、このきっぷがイチオシです。
【期間限定】JR北海道の在来線特急列車に6日間乗り放題で12,000円!「HOKKAIDO LOVE! 6日間周遊パス」
- HOKKAIDO LOVE! 6日間周遊パス
- 利用期間: 2022年3月26日(土)~6月30日(木)
- 有効期間: 連続する6日間
- 発売期間: 2022年3月25日(金)~6月24日(金)
- 有効期間開始日の1か月前から前日まで
- 効力
- 「HOKKAIDO LOVE! 6日間周遊パス」単体でJR北海道の在来線の普通・快速列車、特急列車の普通車自由席に6日間乗り放題
- 4回まで普通車指定席に乗車可能(5回目以降は運賃のみ有効)
- おねだん: 12,000円
JR北海道の在来線全線の特急・快速・普通列車の普通車自由席に6日間乗り放題で12,000円という破格のフリーきっぷです。しかも、指定席にも4回まで乗車することができます。
「HOKKAIDO LOVE! 6日間周遊パス」については、以下の記事をご覧ください。

Peach・AIRDO・ANA到着便利用者限定! 「ひがし北海道フリーパス」「きた北海道フリーパス」
- ひがし北海道フリーパス
- 利用期間: ~2023年4月5日(水)
- 発売期間: ~2023年3月31日(金)
- 有効期間:5日間
- 有効期間の開始日は北海道到着便の搭乗日もしくは翌日から
- 対象航空会社: Peach、AIRDO
- おねだん
- 一般用: 16,380円(おとな)、8,190円(こども)
- U25用: 12,680円(25歳以下限定,年齢を確認できる公的証明書の提示が必要)
- きた北海道フリーパス
- 利用期間: ~2023年4月4日(火)
- 発売期間: ~2023年3月31日(金)
- 有効期間:4日間
- 有効期間の開始日は北海道到着便の搭乗日もしくは翌日から
- 対象航空会社: Peach、AIRDO、ANA
- おねだん
- 一般用: 13,150円(おとな)、6,570円(こども)
- U25用: 10,520円(25歳以下限定,年齢を確認できる公的証明書の提示が必要)
Peach及びAIRDOを利用して北海道内の空港に到着した利用者限定のフリーきっぷです。「ひがし北海道フリーパス」は札幌を含む道央から道東までの広いエリアで特急自由席に乗り放題、「きた北海道フリーパス」は道央~道北の広い範囲がフリーエリアで、同じく特急自由席に乗り放題です。なお、「きた北海道フリーパス」はANA便利用者も対象になっています。
ゴールデンウィークに道北、道東を旅行しようと考えている方には最適のフリーきっぷです。
これらのきっぷは、ゴールデンウィークでも、特に制限なく利用できます。ただし、Peach利用者とAIRDO利用者限定ですので、これらの航空会社の北海道内の空港着の便を予約できないと、「ひがし北海道フリーパス」「きた北海道フリーパス」も利用できないことになります。早めに航空券を押さえましょう。
「ひがし北海道フリーパス」については、以下の記事で詳しく紹介しています。

「きた北海道フリーパス」については、以下の記事で詳しく紹介していますので、ぜひご覧ください。

札幌~函館方面・釧路方面は「お先にトクだ値」がお得!
札幌から函館方面の特急「北斗」と、帯広・釧路方面の特急「おおぞら」「とかち」には、2週間前までの予約で、乗車券+特急券が40~55%引きになる「お先にトクだ値」が設定されています。
- お先にトクだ値(札幌~函館方面)
- 「北斗」
- 設定期間: ~2022年6月30日(木)
- 発売期間: 乗車日の2週間前まで
- 設定区間: 札幌・新札幌・南千歳 ⇔ 新函館北斗・五稜郭・函館
- 割引率: 乗車券+特急券(普通車指定席)が40%引き
- 「北斗」
- お先にトクだ値(札幌~帯広・釧路方面)
- 「おおぞら」
- 設定期間: ~2022年6月30日(木)
- 発売期間: 乗車日の2週間前まで
- 設定区間: 札幌・新札幌・南千歳 ⇔ 帯広・釧路
- 割引率: 乗車券+特急券(普通車指定席)が50%~55%引き
- 「おおぞら」
「北斗」は40%引き、「おおぞら」は50%引き、「とかち」に至っては半額以下の55%引きですから、かなりお得に特急列車を利用できます。
ゴールデンウィークも設定期間に入っていますが、席数限定ですので、早めの予約が必要です。指定席券の発売日となる、乗車日の1ヶ月前に予約するのがおすすめです。
詳しくは、以下の記事をご覧ください。

札幌・旭川からの特急列車往復利用ならSきっぷ・Rきっぷ
札幌・旭川~稚内・網走(函館本線・宗谷本線・石北本線)の特急列車の往復利用であれば、往復割引きっぷ「Sきっぷ」「Rきっぷ」がおトクです。通年で利用可能で、もちろんゴールデンウィークでも利用できます。
往復、特急列車の普通車自由席を利用できる「Sきっぷ」の主な区間の料金は以下のとおりです。札幌~旭川は40%以上の割引率となっていますので、使わない手はありませんね。
設定区間 | おねだん | 有効期間 |
---|---|---|
札幌~旭川 | 5,550円(-41%) | 6日間 |
旭川~稚内 | 10,830円(-35%) | 6日間 |
旭川~網走 | 14,070円(-12%) | 6日間 |
特急列車の普通車指定席を利用できる「Rきっぷ」の主な区間の料金は以下のとおりです。区間によって異なりますが、札幌~稚内は40%引きと、かなりの割引率になります。
設定区間 | おねだん | 有効期間 |
---|---|---|
札幌~網走 | 17,500円(-17%) | 6日間 |
札幌~稚内 | 13,310円(-40%) | 6日間 |
詳しくは、以下の記事で紹介していますので、ぜひご覧ください。

「えきねっとトクだ値」「お先にトクだ値」も利用可能!
特急列車の片道利用であれば、乗車券と特急券がセットになった割引きっぷ「えきねっとトクだ値」「お先にトクだ値」があります。ゴールデンウィークにも設定されている区間が多く、2週間前までに予約・購入が必要な「お先にトクだ値」では、割引率が45%以上になる区間もあります。
注意点としては、インターネット予約サービス「えきねっと」限定のきっぷであるという点です。駅の窓口では購入できませんので、「えきねっと」で購入しましょう。
また、「えきねっとトクだ値」「お先にトクだ値」は、いわゆる早期割引きっぷですので、乗車当日の購入はできません。「えきねっとトクだ値」は前日まで、「お先にトクだ値」は2週間前の購入が必要です。
「えきねっとトクだ値」「お先にトクだ値」については、以下の記事で詳しく解説しています。購入方法、注意点についても触れていますので、まだ利用したことがない!という方は、まず以下の記事を読んでみてください。

北海道フリーパスは利用不可!
JR北海道のフリーきっぷで、ゴールデンウィークに利用できないのは「北海道フリーパス」です。JR北海道の在来線全線の特急列車に7日間乗り放題というフリーきっぷですが、ゴールデンウィークを含む繁忙期は利用できません。
「北海道フリーパス」が利用できないため、JR北海道の広範囲を鉄道で移動したい場合には、前述の「ひがし北海道フリーきっぷ」「きた北海道フリーきっぷ」が便利です。
JR北海道のフリーきっぷについては、以下の記事でまとめて紹介しています。

JR東日本
JR東日本のフリーきっぷでは、フリーエリアが広い「週末パス」が利用できません。一方で、地域限定のフリーきっぷや、「えきねっとトクだ値」「お先にトクだ値」などの割引きっぷは利用できます。
ゴールデンウィークに東日本エリアを旅行する場合には、「えきねっとトクだ値」「お先にトクだ値」を早めに購入したうえで、必要であれば地域限定のフリーきっぷを組み合わせるといった方法がよさそうです。
定番フリーきっぷ「週末パス」は利用できないので注意!
JR東日本のフリーきっぷといえば、週末の土日に利用できる「週末パス」は、ゴールデンウィークには利用できません。残念ながら、ゴールデンウィークの4月27日~5月6日は設定除外日となっています。

そのため、ゴールデンウィークにおトクに新幹線や特急列車を利用しようとすると、まずは「えきねっとトクだ値」「お先にトクだ値」を利用することになります。
北陸新幹線「かがやき」「はくたか」、常磐線「ひたち」が30%引きになる「お先にトクだ値」
- 【期間限定】お先にトクだ値(30%引き)
- 対象路線・列車・設定期間
- 北陸新幹線「かがやき」「はくたか」(~2023年3月31日)
- 常磐線「ひたち」(2022年4月1日~9月30日)
- 発売期間: 乗車日の1ヶ月前の午前10時~13日前の午前1時40分まで
- 割引率: 運賃+指定席特急料金の合計が30%引き
- 設備: 普通車指定席
- 注意: インターネット申込限定、列車・区間・座席数限定
- 対象路線・列車・設定期間
北陸新幹線「かがやき」「はくたか」、常磐線「ひたち」の乗車券+特急券が30%引きになる「お先にトクだ値」が期間限定で設定されています。2週間前までの予約・購入が必要です。列車や席数限定ですので、1ヵ月前の発売日に早めに購入するようにしましょう。
詳しくは、以下の記事をご覧ください。

「えきねっとトクだ値」「お先にトクだ値」を早めに押さえよう!
「お先にトクだ値スペシャル」以外にも、「えきねっとトクだ値」「お先にトクだ値」などの設定があります。
ただし、特に首都圏発着の新幹線・特急列車は、ゴールデンウィーク期間の指定席が発売されると、あっという間に満席になってしまいます。そのうえ、「えきねっとトクだ値」「お先にトクだ値」は席数限定ですので、とにかく早めに押さえることが重要です。
「お先にトクだ値」は2週間前までの購入が必要ですが、ゴールデンウィーク期間中に関していえば、発売直後に売り切れてしまうと思いますので、できれば発売当日(1ヶ月前の10時から発売)に購入するのが望ましいです。

使い勝手の良い地域限定フリーきっぷ
ゴールデンウィークでも利用できる地域限定フリーきっぷのうち、比較的フリーエリアが広く、使い勝手のよいものをご紹介します。前述の「えきねっとトクだ値」や「お先にトクだ値」を使って新幹線や特急列車で目的地へ移動し、そこで観光地を巡るのに利用できるきっぷです。
フリーきっぷの名称がリンクになっているものは、当ブログの記事で詳しく紹介していますので、クリックしてご覧ください。
きっぷ名 | 主なフリーエリア | 利用期間 | 有効期間 | 料金 |
---|---|---|---|---|
いわてホリデーパス | 岩手県内のJR線 | 土休日 GW 夏休み 年末年始 | 1日 | おとな 2,500円 こども 1,250円 |
小さな旅ホリデー・パス | 宮城・山形・福島 のJR線 | 土休日 GW 夏休み 年末年始 | 1日 | おとな 2,720円 こども 1,350円 |
休日おでかけパス | 首都圏近郊のJR線 | 土休日 GW 夏休み 年末年始 | 1日 | おとな 2,720円 こども 1,360円 |
ぐんまワンデーパス | 群馬県内のJR線・東武線 上信電鉄 上毛電気鉄道 わたらせ渓谷鐵道(一部) | 4/1~9/30 の毎日 | 1日 | おとな 2,670円 こども 1,330円 |
信州ワンデーパス | 長野県内のJR線 | 通年 | 1日 | おとな 2,680円 こども 1,050円 |
えちごワンデーパス | 新潟駅近郊のJR線 | 通年 | 1日 | おとな 1,570円 こども 780円 |
えちごツーデーパス | 新潟県内のJR線 | 金土休日 GW 夏休み 年末年始 | 2日 | おとな 2,740円 こども 1,370円 |
いずれも、フリーエリアが一つの県かそれ以上となっていて、各県の主要都市や温泉地などを起点に観光する場合には便利です。値段も2千円台のものが多く、気軽に利用できますし、特急券を購入すればフリーエリア内の新幹線や特急列車にも乗車できますので、使い勝手も良いものになっています。
首都圏に在住の方が日帰り旅を楽しむ場合や、東京へ飛行機や新幹線でやってきて移動手段に鉄道を利用する場合には、「休日おでかけパス」がおすすめです。西は小田原や大月、北は熊谷、東は土浦や成田など、フリーエリアがかなり広くなっています。また、フリーエリアから少しはみ出しますが、高崎や宇都宮への移動でもお得になる場合があります。詳しくは、以下の記事をご覧ください。

JR東日本のフリーきっぷについては、以下の記事でまとめて紹介しています。ぜひご覧ください。

JR東海
東海道新幹線を安く移動できるきっぷはあまりありませんが、こだま限定であれば「ぷらっとこだま」が利用できます。繁忙期料金となりますが、それでも通常料金よりはかなりお得です。
また、数は少ないですが、エリア限定のフリーきっぷは、ゴールデンウィークに利用できるものもあります。
「こだま」限定、きっぷに極めて近い旅行商品「ぷらっとこだま」
- ぷらっとこだま(旅行商品)
- 利用期間: 通年
- 発売期間: 通年
- インターネットなら前日まで購入可能
- おもな区間の旅行代金(繁忙期、おとな片道、普通車指定席)
- 東京~名古屋: 普通車 9,800円,グリーン車 10,800円
- 東京~新大阪: 普通車 12,400円,グリーン車 13,900円
「ぷらっとこだま」は、JR東海系列の旅行会社「JR東海ツアーズ」が発売する旅行商品です。旅行商品といっても、「こだま」の片道きっぷ+ドリンク券という構成の、ほぼ通常の「きっぷ」に近い商品です。
利用できるのは「こだま」に限定されてしまいますが、他にあまり安いきっぷを購入する方法がない東海道新幹線においては、かなりお得な料金となっています。さすがにゴールデンウィークは繁忙期料金になってしまいますが、そもそも「こだま」は繁忙期でも比較的すいていて指定席を取りやすいと思いますので、「こだま」で移動する場合には狙い目の商品です。
「ぷらっとこだま」については、以下の記事でわかりやすく解説しています。旅行商品ならではの制限についても説明していますので、ぜひご覧ください。

「青空フリーパス」「休日乗り放題きっぷ」「富士山満喫きっぷ」はゴールデンウィークも利用可能!
JR東海のフリーきっぷのうち、ゴールデンウィークも利用できる数少ないフリーきっぷが、「青空フリーパス」「休日乗り放題きっぷ」「富士山満喫きっぷ」です。
「青空フリーパス」(有効期間1日、土休日のみ、2,620円)は、名古屋・伊勢・飯田エリアなど、名古屋を中心に比較的広いエリアで利用できるフリーきっぷです。新幹線には乗れませんが、特急券を購入すれば在来線特急には乗車できます。

「休日乗り放題きっぷ」(有効期間1日、土休日のみ、2,720円)は、主に静岡エリアの東海道本線(熱海~豊橋)・身延線(全線)・御殿場線(全線)に乗車できるフリーきっぷです。こちらもエリアが比較的広いので、日帰りのおでかけに便利です。

「富士山満喫きっぷ」(有効期間1日、通年利用可能、3,120円)は、富士山周辺(主に南麓)のJR線・伊豆箱根鉄道(三島~修善寺)・路線バス等に乗車できるフリーきっぷです。沼津や富士宮、御殿場などを起点に観光する場合に便利です。

JR西日本
JR西日本は、50才以上限定ですが、JR西日本全線の新幹線・特急列車に乗り放題、グリーン車にも6回または8回まで乗車できる「西日本グリーンきっぷ」「西なびグリーンパス」が利用できます。
また、JR西日本には、地域限定のフリーきっぷや、出発地からの往復+地域内でのフリーエリアというフリーきっぷが多いのですが、大半のフリーきっぷは、ゴールデンウィークでも利用できます。
【50才以上限定】JR西日本の新幹線・特急列車に乗り放題!「西日本グリーンきっぷ」「西なびグリーンパス」
- 西日本グリーンきっぷ(「おとなび」会員、2名以上限定)
- 利用期間: ~2022年9月30日(金)
- 効力
- JR西日本全線と智頭急行線の新幹線・特急列車・普通列車(新快速・快速含む)の普通車自由席、宮島フェリーに乗り放題
- 新幹線・特急列車等の普通車指定席・グリーン席が6回まで利用可能
- おねだん: 3日間用 23,000円 5日間用: 27,000円
JR西日本のミドル以上向けの会員制サービス「おとなび」限定のフリーきっぷです。2名以上での利用限定ですが、5日間、新幹線や特急列車に乗り放題で、6回まで指定席やグリーン席にも乗車できて、27,000円はお得です。
「西日本グリーンきっぷ」については、以下の記事で紹介していますので、ご覧ください。

- 西なびグリーンパス(50歳以上、旅行会社販売限定)
- 利用期間: ~2022年9月30日(金)
- 効力
- JR西日本全線と智頭急行線の新幹線・特急列車・普通列車(新快速・快速含む)の普通車自由席、宮島フェリーに乗り放題
- 新幹線・特急列車等の普通車指定席・グリーン席が8回まで利用可能
- おねだん(1名利用時): 3日間用 30,000円, 5日間用 35,000円
- おねだん(2名以上利用時): 3日間用 25,000円, 5日間用 30,000円
前述の「西日本グリーンきっぷ」と似たようなきっぷですが、こちらは1名からでも利用できます。ただし、西日本エリアの旅行会社での発売限定ですから、現実的には西日本エリア在住の方向けのきっぷとなります。
1名でも利用できますが、2名以上で利用する場合より少し割高になります。
「西なびグリーンパス」については、以下の記事で紹介していますので、ぜひご覧ください。

家族でのおでかけにおすすめ!「北陸乗り放題きっぷ」
- 北陸乗り放題きっぷ
- 効力
- 京阪神地区~北陸エリアの往復特急「サンダーバード」(普通車指定席)
- 北陸のフリーエリアのJR線(新幹線・特急・普通)、IRいしかわ鉄道線・あいの風とやま鉄道線の普通車自由席に乗り放題
- 有効期間: 3日間
- おねだん: 大阪市内~北陸フリーエリア おとな 15,850円 こども 3,000円
- 効力
JR西日本のフリーきっぷの中でも、エリアが比較的広いのが「北陸乗り放題きっぷ」です。京阪神地区から北陸までの往復「サンダーバード」+北陸フリーエリア乗り放題のフリーきっぷです。
2名以上の利用が条件なので、一人旅には利用できません。その代わり、こども用の価格が安く設定されていますので、ご家族での北陸エリアへのおでかけに最適です。
大阪市内発の「北陸乗り放題きっぷ」(普通車用)は、おとな用15,850円、こども用3,000円です。こども用は出発地によらず3,000円です。
JR四国
JR四国は、2022年4月~6月の期間限定で利用できる「四国アフターDC満喫きっぷ」を発売します。JR四国全線の特急自由席に3日間乗り放題となるフリーきっぷです。
また、指定席・グリーン席に乗車できるフリーきっぷとしては「四国グリーン紀行」、「バースデイきっぷ」(グリーン車用、誕生月のみ)も利用できます。
JR四国全線の特急自由席に3日間乗り放題で11,000円!「四国アフターDC満喫きっぷ」
JR四国が期間限定で発売するフリーきっぷ「四国満喫きっぷ」シリーズとして、2022年4月~6月に「四国アフターDC満喫きっぷ」を発売します。
- 四国アフターDC満喫きっぷ
- 利用期間: 2022年4月1日(金)~6月28日(火))のうち1日以上土休日を含む3日間
- 有効期間: 3日間
- フリーエリア: JR四国全線、土佐くろしお鉄道全線、阿佐海岸鉄道全線、JR四国の路線バス(大栃線、久万高原線)
- 効力: フリーエリア内の特急列車、普通・快速列車の普通車自由席に乗り放題
- おねだん: 大人 11,000円, 小児 3,000円
3日間、JR四国全線、土佐くろしお鉄道全線、阿佐海岸鉄道全線に乗り放題。特急列車の自由席も乗り放題で11,000円という破格のフリーきっぷです。ゴールデンウィークの四国旅行であれば、まずこのきっぷを検討しましょう。
「四国アフターDC満喫きっぷ」については、以下の記事で詳しく紹介しています。

「四国グリーン紀行」「バースデイきっぷ」も使い方にってはお得に!
JR四国の定番フリーきっぷ「四国グリーン紀行」(グリーン車・普通車指定席用)、「バースデイきっぷ」(自由席用/グリーン車用)も、ゴールデンウィークに利用できます。
- 四国グリーン紀行
- 発売期間・利用期間: 通年
- 有効期間: 4日間
- フリーエリア
- JR四国全線
- 土佐くろしお鉄道全線
- JR四国の路線バス(大栃線、久万高原線)
- 効力: フリーエリア内の特急・普通列車のグリーン車・普通車指定席・自由席に乗り放題
- おねだん: 20,950円(小児用はなし)
「四国グリーン紀行」は、4日間、JR四国・土佐くろしお鉄道全線に乗り放題で、自由席だけでなく、指定席やグリーン席も利用できます。
旅行の日程が4日間の場合や、グリーン車にも乗車したい場合には、「おでかけ。四国家満喫きっぷ」ではなく、「四国グリーン紀行」を検討しましょう。
詳しくは、以下の記事をご覧ください。

また、誕生月であれば「バースデイきっぷ」(自由席用/グリーン車用)の利用がおすすめです。
- バースデイきっぷ
- 発売期間・利用期間: 通年
- 有効期間: 3日間
- フリーエリア
- JR四国全線
- 土佐くろしお鉄道全線
- 阿佐海南鉄道全線
- JR四国の路線バス(大栃線、久万高原線)
- 効力
- 自由席用: フリーエリア内の特急・普通列車の普通車自由席に乗り放題
- グリーン車用: フリーエリア内の特急・普通列車のグリーン車・普通車指定席・自由席に乗り放題
- おねだん
- 自由席用: 大人 9,680円,小児 4,840円
- グリーン車用: 13,240円(小児用はなし)
こちらは3日間有効ですが、自由席用でも「おでかけ。四国家満喫きっぷ」より少し安いです。それに、「おでかけ。四国家満喫きっぷ」にはないグリーン車用もあり、しかも13,240円と破格です。
複数名で旅行する場合には、「お連れ様用」を3枚まで、つまり4名での旅行まで利用することができます。4名のうち、だれかが誕生月であれば良い、ということです。
詳しくは、以下の記事をご覧ください。

また、JR四国のフリーきっぷ・割引きっぷ全般については、以下の記事にまとめていますので、ぜひご覧ください。

JR九州
JR九州は、2022年5月末まで、土休日の連続する2日間、JR九州の新幹線・特急列車に乗り放題の「みんなの九州きっぷ」を発売します。ゴールデンウィークは、5月3日~5日以外の土休日に利用できます。
そのほか、JR九州の主要なフリーきっぷは、利用制限期間がないため、ゴールデンウィークでも利用できます。
九州新幹線・特急列車に土休日の2日間乗り放題!「みんなの九州きっぷ」
- みんなの九州きっぷ
- 利用期間: ~2022年5月29日(日)の連続する土休日の2日間
- 平日、5月3日(火)~5日(木)を有効期間に含むものは利用できない
- ゴールデンウィークに利用できる期間: 4/29-30, 4/30-5/1, 5/7-8
- 有効期間: 土休日の連続する2日間
- フリーエリア
- 全九州版: JR九州全線
- 北部九州版: 九州新幹線(博多~熊本)、豊肥本線、鹿児島本線(熊本~宇土)、三角線(宇土~三角)を含む北部エリア
- 効力:
- フリーエリア内の特急列車、普通・快速列車の普通車自由席に乗り放題
- 普通車指定席に6回まで乗車可能
- おねだん
- 全九州版: 大人 15,000円,こども 2,000円
- 北部九州版: 大人 8,000円,こども 1,000円
- 利用期間: ~2022年5月29日(日)の連続する土休日の2日間
九州を新幹線や特急列車で周遊する旅にぴったりのきっぷです。残念ながら5月3日~5日の3日間は利用できませんが、ゴールデンウィーク前半の4月29日~5月1日、後半の5月7日~8日は利用できます。
「みんなの九州きっぷ」については、以下の記事をご覧ください。

定番フリーきっぷ「ぐるっと九州きっぷ」「旅名人の九州満喫きっぷ」はゴールデンウィークも利用可能!
- ぐるっと九州きっぷ
- 効力: JR九州の普通列車・快速列車に乗り放題、別途特急券等を購入すれば、九州新幹線・在来線特急列車にも乗車可能
- 利用期間:通年 ※利用制限日なし
- 有効期間:連続する3日間
- おねだん: おとな 14,300円 こども用:7,150円
JR九州全線に乗車でき、特急券を購入すれば新幹線や特急列車にも乗車できる定番フリーきっぷ「ぐるっと九州きっぷ」は、ゴールデンウィークも利用できます。14,300円と安くはないですが、3日間をフルに活用して、九州を周遊する旅をするのであれば、お得になる可能性が高いです。JR九州自慢の観光列車に乗車するのにも使えるきっぷです。
「ぐるっと九州きっぷ」については、以下の記事で詳しく紹介しています。ぜひご覧ください。

- 旅名人の九州満喫きっぷ
- 効力: 九州内のすべての鉄道(地下鉄・モノレール・市電含む)に乗り放題
- 利用期間:通年 ※利用制限日なし
- 有効期間:3回分(有効期間は発売日から3か月間)
- おねだん: 11,000円(おとな・こども同額)
普通列車のみにしか乗車できませんが、JR九州だけでなく、九州のすべての鉄道に乗車できる「旅名人の九州満喫きっぷ」も、ゴールデンウィークに利用できます。青春18きっぷの九州版のようなきっぷですので、こちらは乗り鉄向けかもしれません。
「旅名人の九州満喫きっぷ」については、以下の記事をご覧ください。

また、JR九州の割引きっぷ・フリーきっぷについては、以下の記事もご覧ください。

以上、『ゴールデンウィークに利用できるJR各社の割引きっぷ・フリーきっぷまとめ!(2022年版)』でした。JR各社でゴールデンウィークに利用できるフリーきっぷはまちまちですが、JR北海道・JR四国・JR九州の三社は、比較的多くのフリーきっぷが利用できます。ゴールデンウィークは安いきっぷは購入できないとあきらめず、おでかけしたいエリアのフリーきっぷが使えないかを確認してみましょう。
関連記事
JR各社で利用できる格安のフリーきっぷ・割引きっぷをまとめた記事です。2020年のコロナ禍以降、旅行需要喚起のためにJR各社が発売しているきっぷを中心にまとめています。

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