ひさの乗り鉄ブログ

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【JR四国フリーきっぷまとめ】 格安の乗り放題フリーきっぷが多いJR四国、鉄道旅行・乗り鉄に便利なきっぷを紹介します!


JR四国は非常に多くのフリーきっぷ、割引きっぷを発売しています。JR四国全線に3~4日間乗り放題のきっぷから、エリアごとに路線バスも含めて利用できるフリーきっぷ、1日乗り放題のフリーきっぷなどです。この記事では、四国を鉄道で旅行するときに利用しやすいフリーきっぷ、割引きっぷを中心に、その概要と使い分けについてご紹介します。

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【結論】JR四国のフリーきっぷ使い分け

JRの路線網としては最も小さいJR四国ですが、非常に多くのフリーきっぷ、割引きっぷを発売しています。

おおまなか使い分けとしては、以下のようになります。以下で紹介するフリーきっぷ、割引きっぷを中心に、旅程や利用期間にあった他のきっぷがないかを調べていくと良いでしょう。

  • 四国全体の周遊旅行の場合
    • まず「四国満喫きっぷ」「バースデイきっぷ」が利用できるか調べよう!
    • 上記が利用できない期間なら「四国フリーきっぷ」「四国グリーン紀行」を利用しよう!
  • 特定エリアの周遊旅行の場合
    • 四万十・宇和海エリアなら「四万十・宇和海フリーきっぷ」
    • 高知・室戸・徳島エリアなら「四国みぎした55フリーきっぷ」または「徳島・室戸・高知きっぷ」
  • 主要駅間の特急往復利用なら「Sきっぷ」「指定席Sきっぷ」
  • 日帰り旅行なら「四国再発見早トクきっぷ」

四国周遊旅行におすすめ!「四国フリーきっぷ」「四国グリーン紀行」「バースデイきっぷ」

四国を鉄道メインで周遊する旅におすすめなのが、フリーエリアがJR四国全線となる「四国フリーきっぷ」「四国グリーン紀行」「バースデイきっぷ」です。

これら3つのフリーきっぷは、いずれも、JR四国の普通列車、快速列車、特急列車に3~4日間乗車できるフリーきっぷです。フリーエリア、乗車できる座席種別、有効期間、利用可能期間などで違いがあります。

四国フリー
きっぷ
四国グリーン
紀行
バースデイ
きっぷ
自由席用
バースデイ
きっぷ
グリーン車用
利用可能
期間
通年 通年 誕生月 誕生月
フリーエリア
※1
A B B B
有効期間 3日間 4日間 3日間 3日間
きっぷ
の効力
自由席 自由席
指定席
グリーン席
自由席 自由席
指定席
グリーン席
おねだん 大人 16,440円
小児 8,220円
20,950円 大人 9,680円
小児 4,840円
13,240円
  • ※1:フリーエリア
    • A: JR四国全線・土佐くろしお鉄道(窪川~若井)・JR四国の路線バス(大栃線、久万高原線)
    • B: JR四国全線・土佐くろしお鉄道全線・JR四国の路線バス(大栃線、久万高原線)

「四国フリーきっぷ」「四国グリーン紀行」が通年利用できるのに対して、「バースデイきっぷ」は誕生月しか利用できませんが、かなりお得な値付けがされています。

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フリーエリアの違いも要注意です。「四国フリーきっぷ」は、基本的にJR四国の路線のみに乗車できますが、「四国グリーン紀行」「バースデイきっぷ」は、JR四国全線に加えて、土佐くろしお鉄道の全線も利用できます。

土佐くろしお鉄道は、高知県の第三セクター路線で、

  • 中村・宿毛線(窪川~中村~宿毛)
  • ごめん・はなり線(御免~奈半利)

の2路線を運行しています。

窪川~中村間には、岡山・高知からの特急「南風」「あしずり」が直通しますので、この区間に乗車する予定であれば、「四国グリーン紀行」を利用したほうがよいでしょう。

各フリーきっぷについては、概要に加えて、おすすめの利用方法や、四国外から四国へ旅行するときの購入方法などを、以下の記事で詳しく紹介しています。

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期間限定! 4日間JR四国・土佐くろしお鉄道乗り放題の「四国満喫きっぷ」

期間限定となりますが、「四国フリーきっぷ」よりもフリーエリアが広いうえに、有効期間も1日長い4日間なのに、3000円以上も安い「四国満喫きっぷ」が発売されています。

  • 四国満喫きっぷ
    • フリーエリア: JR四国全線・土佐くろしお鉄道全線・阿佐海岸鉄道全線・JR四国の路線バス(大栃線、久万高原線)
    • きっぷの効力: フリーエリア内の普通列車・快速列車・特急列車の普通車自由席に乗り放題
    • 利用期間: 期間限定
    • 有効期間: 土休日を含む連続する4日間
    • おねだん: 大人 13,000円 小児 3,000円(大人との同行)

これまでの販売実績は以下の通りです。

  • 「10連休四国満喫きっぷ」: 2019年のゴールデンウィーク~5月末まで
  • 「夏休み四国満喫きっぷ」: 2019年の夏休み~9月末まで
  • 「食欲の秋 四国満喫きっぷ」: 2019年10月12日~11月末まで

このフリーきっぷは、「四国フリーきっぷ」「バースデイきっぷ(自由席用)」の上位互換と考えてよいでしょう。これらのフリーきっぷの利用を考えている場合には、「四国満喫きっぷ」が発売されていないかを調べてみましょう。

小児用が3,000円と格安なのもうれしいですね。ご家族で利用すれば、ただでさえお得な「四国満喫きっぷ」が、さらにお得になります。

「四国満喫きっぷ」の最新情報については、以下の記事をご覧ください。

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また、筆者が実際に2019年8月に、「夏休み四国満喫きっぷ」を利用したときの雑感をまとめた記事もありますので、興味があればぜひご覧ください。特急列車の自由席の混雑の様子も紹介しています。

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JR四国の普通列車に1日乗り放題!「四国再発見早トクきっぷ」

JR四国全線の普通列車・快速列車に土休日の1日のみ乗り放題となるフリーきっぷが「四国再発見早トクきっぷ」です。

  • 四国再発見早トクきっぷ
    • フリーエリア: JR四国全線・土佐くろしお鉄道(窪川~若井)・JR四国の路線バス(大栃線、久万高原線)
    • きっぷの効力: フリーエリア内の普通列車・快速列車の普通車自由席に乗り放題
    • 利用期間: 土休日(発売は前日まで)
    • 有効期間: 1日
    • おねだん: 大人 2,100円 小児 1,050円

「四国再発見早トクきっぷ」は、普通列車・快速列車にしか乗車できませんし、有効期間は1日のみですので、四国を周遊するという使い方ではなく、週末の日帰りのおでかけに向いているきっぷです。

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各都市を起点とすると、

  • 徳島や高松、高知から大歩危峡・小歩危峡への日帰り旅
  • 高知から予土線への日帰り旅

などに利用するとよいでしょう。

四国内の都市間利用にも利用できます。特急列車を利用できないので、かなり時間がかかりますが、時間よりもコストを優先したい場合には、選択肢の一つとして考慮しても良いでしょう。

「四国再発見早トクきっぷ」は、1日有効のフリーきっぷですが、購入は前日までとなっています。利用当日の発売はありませんので、注意しましょう。

四国西部の四万十・宇和海周辺が乗り放題!「四万十・宇和海フリーきっぷ」

四国の西部、四万十川周辺や宇和海周辺を中心に旅行をするなら、「四万十・宇和海フリーきっぷ」がおすすめです。フリーエリアのみ乗り放題となるフリータイプに加えて、松山~フリーエリア~高知の片道乗車券も付いた片道タイプもあります。

  • 四万十・宇和海フリーきっぷ(フリータイプ)
    • フリーエリア: JR四国 予土線(宇和島~若井)、土佐くろしお鉄道線(宿毛~中村~窪川)、宇和島自動車(宇和島~宿毛)の路線バス
    • きっぷの効力: フリーエリア内の普通列車・快速列車・特急列車の普通車自由席に乗り放題(土佐くろしお鉄道区間の特急列車にも乗車可能)
    • 利用期間: 通年
    • 有効期間: 3日
    • おねだん: 大人 3,760円 小児 1,880円
    • Webサイト: 四万十・宇和海フリーきっぷ(フリータイプ)|四国旅行 JR四国ツアー(駅コミ)
  • 四万十・宇和海フリーきっぷ(片道タイプ)
    • フリーエリア: JR四国 予土線(宇和島~若井)、土佐くろしお鉄道線(宿毛~中村~窪川)、宇和島自動車(宇和島~宿毛)の路線バス
    • きっぷの効力:
      • 松山駅からフリーエリアを経由して高知駅まで、または、高知駅からフリーエリアを経由して松山駅まで、片道の特急列車の普通車自由席に乗車可能
      • フリーエリア内の普通列車・快速列車・特急列車の普通車自由席に乗り放題(土佐くろしお鉄道区間の特急列車にも乗車可能)
    • 利用期間: 通年
    • 有効期間: 4日
    • おねだん: 大人 5,040円 小児 2,520円
    • Webサイト: 四万十・宇和海フリーきっぷ(片道タイプ)|四国旅行 JR四国ツアー(駅コミ)

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「四万十・宇和海フリーきっぷ」のフリーエリア(JR四国のWebサイトより)

(出典)四万十・宇和海フリーきっぷ(片道タイプ)|四国旅行 JR四国ツアー(駅コミ)

四万十川河口の町、中村や、宿毛湾に面する宿毛、宇和海沿岸の宇和島などの観光地を巡るのにはぴったりのフリーきっぷです。

鉄道の旅としては、清流、四万十川に沿って走る予土線(宇和島~窪川)がおすすめです。予土線の南半分、江川崎~土佐大正間では、車窓からずっと四万十川を眺めることができます。以下の乗車記もご覧ください。

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宇和島~宿毛間は鉄道がないのですが、宇和島自動車の路線バスに乗車できますので、予土線で四万十川の観光を楽しんだあと、宇和島自動車の路線バスで宇和島~宿毛間の宇和海沿岸の観光も楽しむことができます。

宇和島~宿毛間の路線バスは、宇和島自動車の「城辺・宿毛線」です。時刻表などは宇和島自動車のWebサイトをご確認ください。

www.uwajima-bus.co.jp

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また、四万十・宇和海フリーきっぷ(片道タイプ)を利用すれば、松山や高知の観光も合わせて楽しむことができます。

松山~宇和島~高知の運賃(特急料金含まず)は4,870円。「四万十・宇和海フリーきっぷ(片道タイプ)」であれば、5,070円、つまり片道の運賃に200円をプラスするだけで、特急「宇和海」(松山~宇和島)、特急「南風」「あしずり」(高知~中村・宿毛)に乗車できるうえ、フリーエリア内は乗り降り自由となります。

有効期間も、フリータイプが3日間、片道タイプが4日間と十分です。

四国西部の四万十・宇和海周辺の観光をじっくり楽しみたい方におすすめのフリーきっぷです。

室戸岬観光に最適!「四国みぎした55フリーきっぷ」

高知から室戸岬を経由して徳島まで、鉄道と路線バスを乗り継ぐ旅におすすめのフリーきっぷです。

  • 四国みぎした55フリーきっぷ
    • フリーエリア:
      • JR四国 土讃線(高知~後免)・牟岐線(海部~徳島)
      • 土佐くろしお鉄道 ごめん・なはり線(後免~安芸~奈半利)
      • 阿佐海岸鉄道 阿佐東線(甲浦~海部)
      • 高知東部交通 路線バス(甲浦岸壁~甲浦駅~室戸岬~奈半利駅~安芸駅~安芸営業所)
    • きっぷの効力:
      • フリーエリア内の普通列車・快速列車の普通車自由席に乗り放題
      • 特急券・指定席券等の料金券を追加すれば、特急列車や指定席にも乗車可能
    • 利用期間: ~2020年3月31日まで(2020年3月29日利用開始分まで)
    • 有効期間: 3日
    • おねだん: 大人 5,000円 小児 2,500円
    • Webサイト: 四国みぎした55フリーきっぷ|四国旅行 JR四国ツアー(駅コミ)

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「四国みぎした55フリーきっぷ」のフリーエリア(JR四国のWebサイトより)

(出典)四国みぎした55フリーきっぷ|四国旅行 JR四国ツアー(駅コミ)

高知側は奈半利まで、徳島側はJR牟岐線を経由して、阿佐海岸鉄道の甲浦まで鉄道が利用できます。室戸岬を挟む奈半利~甲浦間は鉄道がありませんが、高知東部交通の路線バスに乗車できます。

このフリーきっぷは、公共交通機関で室戸岬を観光しつつ、高知から徳島へ、または、徳島から高知へ移動するのにぴったりです。

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室戸岬は、日本で九つしかない「ユネスコ世界ジオパーク」の一つに認定されています。室戸岬の海岸には「タービタイト」と呼ばれる地層や、室戸岬周辺の海岸段丘など、地球の歴史を感じることができる特徴的な地形が多くあります。

そして、高知東部交通の路線バスは、太平洋沿岸に沿って走る絶景路線です。車窓からは、雄大な太平洋をずっと眺めることができます。

高知東部交通バスの奈半利~室戸岬~甲浦間の乗車記を公開していますので、ぜひご覧ください。

www.kzlifelog.com

また、甲浦~海部間の阿佐海岸鉄道も魅力的な鉄道です。3駅のみミニ鉄道ですが、2020年には、鉄道と道路の両方を走ることができるDMV(デュアル・モード・ビークル)を導入する予定です。

阿佐海岸鉄道の乗車記は、以下の記事をご覧ください。

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室戸岬観光と大歩危・小歩危峡観光に最適!「徳島・室戸・高知きっぷ」

高知発または徳島発で、室戸岬、大歩危・小歩危峡などを観光するのに便利なきっぷです。フリータイプではないのですが、逆戻りしない限り、何度でも途中下車ができますので、周遊型の観光に便利です。

  • 徳島・室戸・高知きっぷ(往復タイプ)
    • きっぷの効力:
      • 以下のルートで発駅から発駅までの往復(一周)が可能
        • 高知~室戸岬~徳島~阿波池田(大歩危)~高知(逆行程も可能)
        • 徳島~室戸岬~高知~阿波池田(大歩危)~徳島(逆行程も可能)
      • JR四国の区間は特急列車の普通車自由席に乗車可能
    • 利用期間: 通年
    • 有効期間: 4日
    • おねだん: 大人 7,760円 小児 3,880円
    • Webサイト: 徳島・室戸・高知きっぷ(往復(一周)タイプ)|四国旅行 JR四国ツアー(駅コミ)

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「徳島・室戸・高知きっぷ」の設定区間(JR四国のWebサイトより)

(出典)徳島・室戸・高知きっぷ(往復(一周)タイプ)|四国旅行 JR四国ツアー(駅コミ)

前述の「四国みぎした55フリーきっぷ」が高知~室戸岬~徳島のフリーきっぷだったのに対して、 「徳島・室戸・高知きっぷ」は、発駅と着駅が同一駅、つまり、往復タイプの割引ききっぷです。

高知~徳島間の往復きっぷですが、往路と復路が別ルートになるのが特徴です。そのため、往路と復路で異なる観光地を巡ることができます。

室戸岬を経由するルートには、前述の「四国みぎした55フリーきっぷ」と同じく、土佐くろしお鉄道(ごめん・はなり線)~高知東部交通(路線バス)~阿佐海岸鉄道~JR牟岐線です。

一方、もう片道のルートは、徳島~(徳島線)~阿波池田~(土讃線)~高知となります。

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この区間には、吉野川の名勝「大歩危峡」「小歩危峡」があります。大歩危駅で途中下車すれば、大歩危峡・小歩危峡の散策や川下りを楽しむことができます。

高知・徳島の都市周辺の観光に加えて、室戸岬、大歩危峡・小歩危峡という四国を代表する観光地にも立ち寄ることができる、ちょっと欲張りなきっぷです。

有効期間も4日間ありますので、途中で宿泊しながら、ゆっくりと観光を楽しむことができそうです。

特急列車の往復利用のみなら「Sきっぷ」「指定席Sきっぷ」

特急列車の主要駅間の往復利用のみであれば、往復割引きっぷ「Sきっぷ」「指定席Sきっぷ」がお得です。高知~中村・宿毛間には、「くろしおSきっぷ」「くろしお指定席Sきっぷ」が設定されています。

「Sきっぷ」「指定席Sきっぷ」が設定されている主な区間と料金、通常の(割引きっぷを利用しない)料金との比較は以下の通りです。

区間 Sきっぷ 指定席
Sきっぷ
高松~徳島 5,140円
(5,340円)
5,560円
(6,400円)
松山~宇和島 5,340円
(6,060円)
-
松山~新居浜 5,240円
(6,060円)
5,660円
(7,120円)
高知~須崎 2,600円
(2,800円)
-
高知~中村 7,340円
(8,400円)
8,160円
(9,880円)


通常の料金(運賃+特急券)に比べて、激安になるほどではありませんが、自由席利用の「Sきっぷ」で数百円、指定席利用の「指定席Sきっぷ」なら数百円~1,000円程度安くなります。

なお、設定されている区間が「Sきっぷ」と「指定席Sきっぷ」では異なりますので、詳しくは、上記のJR四国のWebサイトをご確認ください。


以上、「【JR四国フリーきっぷまとめ】 格安の乗り放題フリーきっぷが多いJR四国、鉄道旅行・乗り鉄に便利なきっぷを紹介します!」でした。非常に多くのフリーきっぷ・割引きっぷが発売されていますが、この記事でおおまかな使い分けを知っていただき、お得に四国を旅行しましょう!

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