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小海線「HIGH RAIL 1375」(ハイレール1375)に乗ろう! おすすめの座席・指定席券の予約方法を解説します!

観光列車

高原路線として有名な小海線。そんな小海線を走る観光列車「HIGH RAIL 1375」(ハイレール1375)は、小海線の車窓を楽しむのにぴったりの観光列車です。この記事では「HIGH RAIL 1375」の車内の様子を紹介するとともに、指定席券の予約・購入方法についてわかりやすく解説します。

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「HIGH RAIL 1375」(ハイレール1375)とは?

「HIGH RAIL 1375」は、JR小海線(小淵沢~小諸)を走る観光列車です。

小海線の美しい車窓を存分に楽しむことができるゆったりとした座席、お酒を含む飲み物や軽食を購入できる販売カウンターなど、2両編成の小さな観光列車ながら、充実の設備を誇ります。

小海線に初めて乗る方にはおすすめの観光列車ですし、小海線に何度も乗車したことがある方でも、また別の楽しみ方ができる列車になっています。

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「HIGH RAIL 1375」の運転日・ダイヤ(2023年3月改正ダイヤ)

「HIGH RAIL 1375」の運転日とダイヤ(停車駅・運転時刻)について紹介します。

「HIGH RAIL 1375」の運転日

「HIGH RAIL 1375」)は、主に土休日を中心に運転されています。観光シーズン、特に夏休みなどの繁忙期には、平日の運転日も設定されています。

「HIGH RAIL 1375」の運転日(JR東日本発表の運転日)は、以下のカレンダーのとおりです。

「HIGH RAIL 1375」のダイヤ(停車駅・運転時刻)

「HIGH RAIL 1375」のダイヤ(停車駅・運転時刻)は以下のとおりです。

夏季ダイヤ(3月中旬~11月まで)では土・日曜日及び祝日を中心に1日1.5往復(「1号」「2号」「星空」の3本)、冬季ダイヤ(12月~3月中旬)では土日を中心に1日1往復(「2号」「星空」の2本)が運転されています。

停車駅 HIGH RAIL 1号 ↓ HIGH RAIL 2号 ↑ HIGH RAIL 星空 ↓
小淵沢 10:40発 16:57着 18:17発
清里 11:07着
11:14発
16:30発
16:29着
18:44着
18:45発
野辺山 11:22着
11:33発
16:22発
16:10着
18:53着
19:42発
信濃川上 11:43着
11:46発
15:57発
15:48着
小海 12:09着
12:10発
15:24発
15:23着
20:14着
20:22発
八千穂 12:17着
12:18発
15:15発
15:14着
臼田 12:26着
12:27発
15:05発
15:04着
中込 12:33着
12:34発
14:58発
14:52着
20:41着
20:42発
岩村田 12:41着
12:42発
14:46発
14:45着
佐久平 12:43着
12:44発
14:44発
14:43着
20:50着
20:51発
小諸 12:56着 14:33発 21:02着

詳しい運転日などは、JR東日本「のってたのしい列車」のWebサイトもご覧ください。

JR東日本の「のってたのしい列車」:HIGH RAIL 1375
JR東日本「のってたのしい列車 ポータル」オフィシャルWebサイト。『HIGH RAIL 1375』に関する情報をご紹介します。
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「HIGH RAIL 1375」に乗車するには事前の予約・購入が必要!

「HIGH RAIL 1375」は、全車指定席の快速列車として運転されています。つまり、「HIGH RAIL 1375」に乗車するには、事前に指定席券を予約・購入しておく必要があります。

何も予約せずに現地に行っても、満席で乗れないことがありますので、必ず事前に指定席券を予約・購入しておくようにしましょう。

「HIGH RAIL 1375」の指定席券は、みどりの窓口やえきねっと(インターネット予約)で購入することができます。

以下で詳しく紹介します。

みどりの窓口・えきねっとで指定席券を購入

野辺山駅に停車中の「HIGH RAIL 星空」(2018年1月撮影)
野辺山駅に停車中の「HIGH RAIL 星空」(2018年1月撮影)

特急列車や新幹線の指定席券を確保するのと同じ方法です。「HIGH RAIL 1375」は快速列車ですので、特急料金は不要ですが、指定席券(840円)が必要です。

乗車したい「HIGH RAIL 1375」の日時・号数・乗車区間(乗車駅と下車駅)を伝えれば(えきねっとの場合は入力すれば)購入すること自体は難しくありません。ただし、後述するように、「HIGH RAIL 1375」は、座席のバリエーションが豊富ですので、希望の座席を確保するためには、座席表と座席番号の対応を理解しておく必要があります(後述します)。

指定席券とあわせて乗車券も必要! フリーきっぷも使えます

「HIGH RAIL 1375」に乗車するには、指定席券だけでなく、乗車券(いわゆる「きっぷ」)を別途購入する必要があります。JRの乗車券は、距離が長くなるほど単価(単位距離あたりの運賃)が安くなる仕組みになっていますので、「HIGH RAIL 1375」の乗車券を個別に購入するのではなく、できるだけ、「HIGH RAIL 1375」の乗車駅まで、あるいは下車駅から先の区間も含めて1枚の乗車券として購入する とよいでしょう。

例えば、新宿から中央本線で小淵沢まで行って「HIGH RAIL 1375」に乗車。佐久平で下車して、北陸新幹線で東京まで帰る場合は、

  • 新宿(中央本線)小淵沢(小海線)佐久平(北陸新幹線)東京

という乗車券を購入しましょう。

また、乗車券の代わりに、JR東日本が発売しているフリーきっぷも利用できます。「HIGH RAIL 1375」が運転される小海線がフリーエリアに含まれるフリーきっぷは以下のようなものがあります。

長野県内のJR線に1日乗り放題となる「信州ワンデーパス」(2,680円,通年利用可能)は、小海線の全線がフリーエリアに含まれます。北陸新幹線や中央本線の特急「あずさ」を下車したあとの長野県内の移動に便利です。別途、指定席券を購入すれば、「HIGH RAIL 1375」にも乗車できます。

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週末の旅行で、関東や東北南部から小海線を目指す場合には、「週末パス」がおすすめです。関東甲信越・南東北の広い範囲がフリーエリアになります。土日の2日間有効(8,880円)で、特急券を組み合わせれば、新幹線や特急列車にも乗車できます。もちろん、指定席券を購入すれば「HIGH RAIL 1375」にも乗車できます。

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「週末パス」は、関東甲信越・南東北の広い範囲がフリーエリアとなるJR東日本の定番フリーきっぷです。【ひさの乗り鉄ブログ】では、「週末パス」の最新情報に加えて、買い方、使い方、おすすめの活用法、他の割引きっぷとの比較などをご紹介します。

このほか、季節限定になりますが、「青春18きっぷ」や「北海道&東日本パス」も利用できます。青春18きっぷについては、以下の記事で詳しく紹介しています。

【青春18きっぷ 2023年夏】青春18きっぷの最新情報、利用期間、 基本ルール・特例、おすすめ路線・列車から使い方のコツまで紹介します!
JR全線の普通列車・快速列車に乗り放題となる定番フリーきっぷ「青春18きっぷ」。【ひさの乗り鉄ブログ】では、2022-23年シーズンの青春18きっぷの最新情報に加えて、青春18きっぷの利用期間・値段・購入方法・基本的なルール・使い方から、青春18きっぷで乗車したいおすすめの列車や路線、青春18きっぷの旅を快適にする少し高度なテクニックまで、目的別にご紹介します。

「北海道&東日本パス」については、以下の記事をご覧ください。

【北海道&東日本パス】北海道・東日本エリアの普通列車が7日間乗り放題で11,330円! 基本的な使い方・利用期間・青春18きっぷとの違いを紹介します!(2023-24年版)
「北海道&東日本パス」が2023-24年も春夏冬の3シーズン発売されます。【ひさの乗り鉄ブログ】では、「北海道&東日本パス」の利用期間、利用方法に加えて、青春18きっぷとの違い、どちらを利用すればよいかの判断ポイントなどをわかりやすくご紹介します。

旅行の行程にあわせて、乗車券を購入するのか、フリーきっぷを購入するのかを使い分けるとよいと思います。

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「HIGH RAIL 1375」は座席のバリエーションが豊富

「HIGH RAIL 1375」は観光列車ということもあって、座席のバリエーションが豊富です。

  • ペアシート(窓側を向いた2名横並びの座席)
  • シングルシート(窓側を向いた1名の座席)
  • BOXシート(2名×2が向かい合わせになり、間にテーブルが設置された座席)
  • リクライニングシート(1名または2名の前向きの座席、特急列車や新幹線の座席と同様)

座席配置と座席種別、座席番号については、以下をご覧ください。

「HIGH RAIL 1375」の座席配置・座席番号
「HIGH RAIL 1375」の座席配置・座席番号

(出典) JR東日本 のってたのしい列車「HIGH RAIL 1375」

それぞれの座席について、詳しく紹介していきます。

HIGH RAIL 1375 の1号車の車内
HIGH RAIL 1375 の1号車の車内

1号車の様子です。左側が窓側を向いた「シングルシート」、通路を挟んで右側が二人用の「ペアシート」です。

「HIGH RAIL 1375」1号車の「シングルシート」は一人旅におすすめの座席!
「HIGH RAIL 1375」1号車の「シングルシート」は一人旅におすすめの座席!

1号車の「シングルシート」は、窓側に向いたゆったりとしたリクライニングシートに大きなテーブルが設置されている座席です。一人旅の場合には一番のおすすめです。また、座席は窓に向いて左右45℃くらい回転するので、二席並びで確保できれば二人での利用もOKです。

「HIGH RAIL 1375」1号車の「ペアシート」は2人での乗車におすすめ!
「HIGH RAIL 1375」1号車の「ペアシート」は2人での乗車におすすめ!

右側が窓側に向いた二人用の「ペアシート」。ふたり旅に最適です。シートはリクライニングしません。窓側に大きなテーブルが設置されているので、お弁当を食べるのにも便利です。

ただ、シート自体はそれほど広くはありません。家族や友人などの2人で利用するのがおすすめです。一人旅のときに、知らない人とペアシートに座るのは、少し抵抗があるかもしれません。

「HIGH RAIL 1375」1号車車端部の4人掛けボックスシートはグループに最適!
「HIGH RAIL 1375」1号車車端部の4人掛けボックスシートはグループに最適!

1号車の車端部には、4人がけのボックスシートが2つあります。3名や4名のグループで乗車する場合には、ボックスシートがよいでしょう。

「HIGH RAIL 1375」2号車はリクライニングシートが並ぶ!
「HIGH RAIL 1375」2号車はリクライニングシートが並ぶ!

2号車は、特急列車のような二人がけの座席(リクライニングシート)が並びます。座席のバリエーションが多く、販売カウンターが近い1号車がおすすめですが、2号車のリクライニングシートもゆったりしていて、座席のグレードとしては見劣りしません。私が乗車したときは、一人旅の方の利用が多かったです。

「HIGH RAIL 1375」2号車の端には一人掛けのシートもあります!
「HIGH RAIL 1375」2号車の端には一人掛けのシートもあります!

2号車の1号車寄りには、一人掛けのシートが3席あります。ドアの脇ですが、隣に人が来ることがないので、一人旅でゆっくりしたい方にはおすすめです。

車内の様子は、以下の記事でも詳しく紹介していますので、ぜひご覧ください。

「HIGH RAIL 1375」の車内設備をレポート! まるで別の列車のように改造された車内は明るくきれいで、座席もゆったりして快適でした! ~HIGH RAIL 1375 乗車記(3)~
小淵沢から乗車した「HIGH RAIL 1号」。出発までの間、車内を見て回りましたが、元キハ100/110の車両とは思えないほどきれいに改造されていました。この記事では、「HIGH RAIL 1375」の車内設備についてレポートします!バリ...

「HIGH RAIL 1375」は「えきねっと」で座席指定が可能!

座席のバリエーションが多く、配置も複雑な「HIGH RAIL 1375」ですが、インターネット予約サービス「えきねっと」では、シートマップで座席指定ができます。

「えきねっと」で予約をするには、以下の2つの方法があります。いずれも、最終的には「えきねっと」のWebサイトで予約・購入することになります。

以下、それぞれの予約方法での座席指定の方法を簡単に紹介します。

「えきねっと」トップページの「のってたのしい列車」から予約する場合

「えきねっと」のトップページから、「のってたのしい列車」→「HIGH RAIL 1375」と選択、希望の列車を選んだあと、乗車日、乗車区間、人数等を入力し、座席選択の画面で「シートマップ」を選択します。

すると、以下のようなシートマップの画面が出てきます。

「HIGH RAIL 1375」1号車のシートマップ

「HIGH RAIL 1375」1号車のシートマップ

「HIGH RAIL 1375」2号車のシートマップ

「HIGH RAIL 1375」2号車のシートマップ

リクライニングシートの2号車は、ほぼこのシートマップのとおりですが、1号車のシングルシートやペアシートは正確に座席配置を再現できていません。

本記事の上のほうに貼った座席表、または、JR東日本の「HIGH RAIL 1375」のWebサイトで希望のシートの座席番号を確認し、えきねっとのシートマップの画面で選択するようにしましょう。

JR東日本の「のってたのしい列車」の「HIGH RAIL 1375」のページから予約

1号車のボックスシートだけは、なぜか「えきねっと」トップページからの予約では指定できません。

ところが、JR東日本の観光列車「のってたのしい列車」のWebサイトからは、ボックスシートを予約できるボタンが設置されています。

JR東日本「のってたのしい列車」の「HIGH RAIL 1375」のページ

JR東日本「のってたのしい列車」の「HIGH RAIL 1375」のページからはボックスシートも予約できる

JR東日本の「のってたのしい列車」の「HIGH RAIL 1375」のページに、各列車の時刻が掲載されていますが、そこに「BOX席 予約」というボタンがあります。

このボタンから「えきねっと」に飛ぶと、「HIGH RAIL 1375」のボックスシートが予約できます。

「HIGH RAIL 1375」1号車ボックスシートのシートマップ

「HIGH RAIL 1375」1号車ボックスシートのシートマップ

このようなシートマップから、ボックスシートの座席を選ぶことができます。

窓側はどちらがおすすめ?

「HIGH RAIL 1375」は窓の大きな観光列車です。車窓を楽しむのが目的の一つであるため、できれば窓側の座席を確保したいところです。

では、窓側の座席のうち、進行方向に向かって左右どちらの座席のほうが景色がよく見えるのでしょうか?

野辺山付近から八ヶ岳を望む(写真は車窓ではなく小海線の線路脇で撮影したもの)
野辺山付近から八ヶ岳を望む(写真は車窓ではなく小海線の線路脇で撮影したもの)

実際に小海線に何度も乗車してみた感覚からすると、甲乙つけがたい、という感じでしょうか。ハイライトとなる小淵沢~野辺山の車窓を、「HIGH RAIL 1号」(小淵沢発小諸行き)で比較してみると、

  • 西側(小諸行き 進行方向左側): 八ヶ岳、JR最高地点の記念碑(野辺山駅近く)、千曲川
  • 東側(小諸行き 進行方向右側): 南アルプス、富士山、千曲川

といった具合です。実際に乗車してみた感じでは、窓が大きい車両なので、反対側の車窓も十分に眺めることができました。

ということで、どうしてもこの景色が見たい!というのがあれば別ですが、そうでないならば、前述した座席種別で選ぶのがよいのではないかと思います。

ちなみに、「HIGH RAIL 星空」では、すぐに車窓は見えなくなってしまうので、どちらでも構いません。

座席番号・座席種別と車窓の対応表

「えきねっと」で座席指定する場合や、駅の窓口で希望の座席番号を伝えるときには、以下の対応表を見て、希望の座席をメモしておくとよいでしょう。

号車 座席種別 座席番号 向き
1号車 1~7番 AB席 ペアシート 東側
1~7番 D席 シングルシート 西側
8番 A~D席 ボックスシート 東側
9番 A~D席 ボックスシート 西側
2号車 1~7番 A席 リクライニングシート
(窓側)
東側
3~7番 B席 リクライニングシート
(通路側)
東側
4~7番 C席 リクライニングシート
(通路側)
西側
3~7番 D席 リクライニングシート
(窓側)
西側
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「HIGH RAIL 1375」車内での食事事情は? 事前予約のお弁当、駅弁を購入してから乗車しよう!

「HIGH RAIL 1375」は、小海線の車窓を満喫するのにぴったりの列車ですが、車窓のお供にぜひとも用意しておきたいのが駅弁などのグルメですね。お酒が好きな方は、お気に入りのお酒やおつまみを用意しておくといいでしょう。ここでは、「HIGH RAIL 1375」の食事事情について紹介します。

車内で事前予約のお弁当を受け取れるサービスがスタート!

JR東日本のWebショップ「JRE MALL」で、事前予約のお弁当を「HIGH RAIL 1375」の車内で受け取れるサービスが、2022年10月末から開始されました。小淵沢駅の駅弁で有名な「丸政」特製のお弁当です。

対象となる列車とメニュー、お値段は以下のとおりです(2023年5月現在)。

列車メニューお値段
HIGH RAIL 1号小海線高原
ブランチ
2,200円
HIGH RAIL 星空特製弁当1,300円

「JRE MALL ネットでエキナカ」のサイトで事前に予約・支払いをしておくと、「HIGH RAIL 1375」乗車の当日に、車内で受け取ることができます。

「JRE MALL ネットでエキナカ」での予約は、乗車日の4日前の23時まで となっていますので、お弁当を事前予約したい方はご注意ください。

詳しくは、「JRE MALL ネットでエキナカ」のWebサイトをご確認ください。

JR東日本公式 エキナカの商品が予約できるサービス ネットでエキナカのって楽しい列車 HIGH RAIL:
JR東日本公式 エキナカの商品が予約できるサービス ネットでエキナカ。のって楽しい列車 HIGH RAIL: スイーツ、ファッション、グッズ、お弁当、お土産、お中元、お歳暮などに最適な商品を取り扱っております。

「HIGH RAIL 1375」の車内販売は飲み物・おつまみ・おやつのみ

「HIGH RAIL 1375」の車内で購入した軽井沢ビールとおつまみ

「HIGH RAIL 1375」の車内で購入した軽井沢ビールとおつまみ

「HIGH RAIL 1375」の車内には、小さいながら、物販カウンターがあります。始発駅を発車後、準備ができ次第の営業となります。

物販カウンターのラインナップは、オリジナルグッズ以外には、お菓子やおつまみ類などに限られます。ビールやお酒、ホットコーヒーといったドリンク類も販売されています。

ちょっと小腹が空いたときのおやつや、お酒とおつまみくらいであれば、車内で購入することができます。一方、お弁当など、しっかりと食事をしたい場合には、車内で購入することはできませんので、事前に購入するか、前述の「JRE MALL ネットでエキナカ」で予約をしておきましょう。

駅の購入なら小淵沢駅の売店「MASAICHI本店」がおすすめ!

小淵沢の駅弁「丸政」の「高原野菜とカツの弁当」

小淵沢の駅弁「丸政」の「高原野菜とカツの弁当」

事前に駅弁などを購入する場合、「HIGH RAIL 1号」「HIGH RAIL 星空」(小淵沢駅始発)の乗車であれば、小淵沢駅の1階にある売店「MASAICHI本店」がおすすめです。

小淵沢駅の駅弁といえば「丸政」が有名ですが、「MASAICHI本店」では、この丸政の駅弁を購入することができます。駅弁だけでなく、お酒やおつまみ類、お菓子類、お土産なども幅広く扱っています。この売店で、「HIGH RAIL 1375」の車内で飲食するものを購入してから乗り込むのがおすすめです。

一方、「HIGH RAIL 2号」に乗車する場合には、小諸駅が始発となります。かつて、小諸駅でも駅弁が販売されていましたが、現在は業者の廃業などで、販売されていないようです。駅構内には売店もありませんし、駅前にもコンビニはありません。お土産屋などで購入するか、事前に食事をしてから乗車するのがよいかと思います。

小諸駅懐古園の近くにある「草笛 総本店」

小諸駅懐古園の近くにある「草笛 総本店」

小諸駅から徒歩圏内には、「くるみそば」で有名な信州蕎麦「草笛」総本店があります。懐古園のすぐ近くにありますので、懐古園の訪問・散策とあわせて立ち寄るのがよいと思います。

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首都圏から小海線「HIGH RAIL 1375」乗車へのアクセス・乗り継ぎ例(2023年3月改正 土休日ダイヤ)

「HIGH RAIL 1375」が走る小海線へは、首都圏から日帰りで訪れることができます。

小淵沢駅へは中央本線の特急「あずさ」でアクセスできますし、小諸駅へは北陸新幹線としなの鉄道線で、途中の佐久平駅へは北陸新幹線で直接アクセスできます。

以下、首都圏から日帰りで「HIGH RAIL 1375」に乗車する乗り継ぎ例をご紹介します。

※2023年3月改正の土休日ダイヤです

北陸新幹線・特急「あずさ」を利用するアクセス

北陸新幹線や特急「あずさ」を利用して、「HIGH RAIL 1375」に乗車する乗り継ぎ例です。

「HIGH RAIL 1号」に乗車するには、以下の乗り継ぎとなります。

  • 新宿 08:00発 → 小淵沢 09:53着(特急 あずさ5号)
  • 小淵沢 10:40発 → 佐久平 12:43着 → 小諸 12:56着(HIGH RAIL 1号)
  • 佐久平乗り換え
    • 佐久平 12:51発 → 東京 14:12着(北陸新幹線 あさま616号)
  • 小諸乗り換え
    • 小諸 13:42発 → 軽井沢 14:08着(しなの鉄道 普通列車)
    • 軽井沢 15:00発 → 東京 16:12着(北陸新幹線 あさま620号)

佐久平着や小諸着がまだ早い時間なので、そのまま帰京せず、小諸や軽井沢などで観光してもよいでしょう。

「HIGH RAIL 2号」に乗車するには、以下の乗り継ぎとなります。

  • 佐久平から乗車
    • 東京 13:04発 → 佐久平 14:25着(北陸新幹線 あさま613号)
  • 小諸から乗車
    • 東京 12:04発 → 軽井沢 13:21着(北陸新幹線 あさま611号)
    • 軽井沢 13:40発 → 小諸 14:04着(しなの鉄道 普通列車)
  • 小諸 14:33発 → 佐久平 14:44発 → 小淵沢 16:57着(HIGH RAIL 2号)
  • 小淵沢 17:12発 → 新宿 19:06着(特急 あずさ46号)

「HIGH RAIL 星空」に乗車するには、以下の乗り継ぎになります。

  • 新宿 15:00発 → 小淵沢 16:53着(特急 あずさ33号)
  • 以下の乗り継ぎでもOK
    • 新宿 15:30発 → 甲府 17:05着(特急 かいじ35号)
    • 甲府 17:20発 → 小淵沢 18:08着(中央本線 普通列車)
  • 小淵沢 18:17発 → 佐久平 20:50着 → 小諸 21:02着(HIGH RAIL 星空)
  • 佐久平乗り換え
    • 佐久平 20:59発 → 東京 22:12着(北陸新幹線 はくたか576号)

「HIGH RAIL 星空」に関しては、佐久平で北陸新幹線に乗り換えてしまうほうがよいでしょう。東京駅に1時間近く早く着きますし、この時間では小諸や軽井沢を経由してもあまり意味はないでしょう。

上記の乗り継ぎプランでは、佐久平駅での乗り継ぎ時間が9分しかありません。筆者は実践したことがありますが、「HIGH RAIL 星空」が遅延さえしなければ、9分あれば十分に乗り継げます。ただし、小海線が単線であることを考えると、遅延のリスクも十分あります。「HIGH RAIL 星空」が遅延したら次の「あさま632号」(佐久平 21:39発 → 東京 23:08着)への乗り継ぎとなります。

青春18きっぷ利用(普通列車利用)でのアクセス

「HIGH RAIL 1375」は、青春18きっぷ+指定席券(840円)で乗車できますので、青春18きっぷの旅で乗車したいと考えていらっしゃる方も多いでしょう。

そこで、できるだけ青春18きっぷを利用して、小淵沢や小諸へ移動する乗り継ぎを紹介します。

「HIGH RAIL 1号」に青春18きっぷでアクセスする乗り継ぎは以下のとおりです。

  • 東京 06:20発 → 新宿 06:35発 → 高尾 07:31着(中央線 快速列車)
  • 高尾 07:39発 → 小淵沢 10:20着(中央本線 普通列車)
  • 小淵沢 10:40発 → 佐久平 12:43着 → 小諸 12:56着(HIGH RAIL 1号)
  • 小諸 13:42発 → 軽井沢 14:08着(しなの鉄道 普通列車 500円)
  • 軽井沢 14:20発 → 横川 14:54着(ジェイアールバス関東 520円)
  • 横川 15:10発 → 高崎 15:41着(信越本線 普通列車)
  • 高崎 15:55発 → 東京 17:51着(高崎線 普通列車)

「HIGH RAIL 2号」に青春18きっぷでアクセスする乗り継ぎは以下のとおりです。

  • 高崎 11:23発 → 横川 11:57着(信越本線 普通列車)
  • 横川 12:05発 → 軽井沢 12:39着(ジェイアールバス関東 520円)
  • 軽井沢 13:00発 → 小諸 13:24着(しなの鉄道 普通列車 500円)
  • 小諸 14:33発 → 佐久平 14:44発 → 小淵沢 16:57着(HIGH RAIL 2号)
  • 小淵沢 17:23発 → 高尾 19:44着(中央本線 普通列車)
  • 高尾 19:45発 → 新宿 20:28着 → 東京 20:42着 (中央線 特別快速)

いずれも、横川~軽井沢間は、路線バスでの移動になります。しなの鉄道の運賃とあわせて、青春18きっぷ以外に1,020円がかかります。

「HIGH RAIL 星空」に青春18きっぷでアクセスする乗り継ぎは以下のとおりです。

  • 東京 13:58発 → 新宿 14:13発 → 高尾 14:56着(中央線 特別快速)
  • 高尾 15:00発 → 小淵沢 17:26着(中央本線 普通列車)
  • 小諸 18:17発 → 佐久平 20:50着 → 小諸 21:02着(HIGH RAIL 星空)

「HIGH RAIL 星空」は運転時刻が遅いため、乗車後に青春18きっぷだけで東京や新宿に帰ることはできません。その日のうちに帰京するには、北陸新幹線利用となります。

  • 佐久平 20:59発 → 東京 22:12着(北陸新幹線 はくたか576号)

以上、小海線の観光列車「HIGH RAIL 1375」の概要と、指定席券の予約・購入方法、おすすめの座席、首都圏からの乗り継ぎなどについて紹介しました。「高原列車」小海線の車窓を楽しむのにピッタリの列車です。事前予約のお弁当も充実していて、グルメも楽しめます。小海線の旅には絶対おすすめの列車です。

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関連記事

2017年7月(夏季ダイヤ)の「HIGH RAIL 1号」の乗車レポートです。

車内設備については、以下の記事に写真付きでまとめています。

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ひさ

乗り鉄歴25年! 青春18きっぷやフリーきっぷを利用して、関東甲信越、北海道、東北によく乗り鉄に出かけます。このブログでは、これまでの乗り鉄経験を活かして、おすすめの列車や路線、青春18きっぷ活用のノウハウ、お得なきっぷの情報などを掲載しています。

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コメント

  1. ho8810 より:

    ひささん、こんばんは。
    冬のほうが星空はキレイに見れそうですね?
    昼間も車窓がキレイそうなので、また乗りに行きたくなりました。

  2. kzlife より:

    ハヤトさん、コメントありがとうございます。
    晴れれば冬のほうがきれいに見れると思います。山なので、天候ばかりは運次第ではありますが。
    日中も八ヶ岳や高原の車窓が素晴らしいですよね。何度乗っても飽きない路線の一つです。

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