ひさの乗り鉄ブログ

青春18きっぷの話題をはじめ、観光列車や風光明媚な路線の乗車記などを思うままに綴っていく乗り鉄ブログです。

【リゾートビューふるさと】 北アルプス・安曇野・善光寺平と多彩な風景が楽しめる観光列車! 車窓とおすすめの座席を紹介します!


JR東日本の篠ノ井線・大糸線を中心に運行されている観光列車「リゾートビューふるさと」。日本三大車窓の姨捨、安曇野ののどかな風景に加え、北アルプスの雄姿を車窓から眺めることができる、絶景列車の一つです。その「リゾートビューふるさと」の乗車レポートをお届けします。

※2019.04.27更新

「リゾートビューふるさと」とは?

「リゾートビューふるさと」は、JR東日本の長野支社が所有する観光列車です。ハイブリッドシステムを搭載した2両編成の列車で、週末やゴールデンウィーク、夏休みなどを中心に、長野~南小谷を1往復しています。

全席指定の快速列車として運転されますので、指定席券を購入すれば、青春18きっぷでも乗車可能です。長野~南小谷は片道3時間以上かかりますので、この区間を乗り換えなしで、しかも、新幹線よりもゆったりとしたクロスシートで旅ができるだけでもおトクな列車です。

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長野~南小谷を走る観光列車「リゾートビューふるさと」

それに加えて、車体の半分以上が窓なのではないかというくらい窓が大きく、車窓を眺めるのにはもってこいの車両です。沿線には、日本三大車窓の一つ、姨捨駅からの善光寺平の眺めや、大糸線沿線の安曇野の風景、北アルプスの絶景を眺められます。単なる移動手段としてではなく、この列車に乗ることを目的にしても、十分に満足できます。

詳しくは、JR東日本のWebサイトをご覧ください。運転日や運転時刻なども掲載されています。

篠ノ井線~大糸線のこのルートは、私の中では1,2を争うほど大好きなルートですので、リゾートビューふるさとにも何度も乗車しています。今回は、2012年8月に乗車したときのレポートを旅行記風にお届けします! (現在も、ほぼ同じ時刻で同じルートで走っていますが、時刻に数分の違いがありますことをご了承ください。)

「リゾートビューふるさと」指定席の予約方法とおすすめの座席

「リゾートビューふるさと」は全車指定席の快速列車として運転されていますので、乗車するには、乗車券と座席指定券が必要になります

「リゾートビューふるさと」の乗車におすすめのフリーきっぷ

乗車券は、いわゆるふつうのきっぷでもよいですが、フリーきっぷも利用できます。

  • 信州ワンデーパス(通年利用可能,有効期間1日,2,640円 詳しくはこちら
  • 週末パス(土休日の2日間,8,730円 詳しくはこちら
  • 青春18きっぷ(春・夏・冬の3回発売,5回分,11,850円)

関東など、JR東日本の他のエリアから週末に「リゾートふるさと」に乗車しに行くなら「週末パス」が、別のきっぷで長野まで移動した後に乗車するなら「信州ワンデーパス」がおすすめです。

もちろん、青春18きっぷでも乗車できます。夏休み期間中は「リゾートビューふるさと」の運転日が増えます。特に、8月はほぼ毎日運転されますので、夏の青春18きっぷの旅での利用がおすすめです。

青春18きっぷについては、以下のページをご覧ください。

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「リゾートビューふるさと」の座席指定券(指定席券)の購入方法

「リゾートビューふるさと」の指定席券(520円)の購入方法は以下の通りです。

  • JR東日本の駅のみどりの窓口で購入
  • JR東日本の駅の指定席券売機で購入
  • JR東日本のインターネット予約サービス「えきねっと」で購入

おすすめは、「えきねっと」での購入です。「えきねっと」で乗車区間(例えば長野~南小谷)と乗車日・時間を入力すれば、「リゾートビューふるさと」が出てきます。

座席もシートマップで指定できますので、後述のおすすめの座席を確保することも簡単です。

「リゾートビューふるさと」おすすめの座席は?

詳しくは乗車レポートのところでご紹介しますが、「リゾートビューふるさと」の車窓の見どころと、その車窓を眺めるのにおすすめの座席は、以下の通りです。

車窓 区間 おすすめの座席
善光寺平 姨捨周辺 A席
北アルプス 穂高~白馬 D席
安曇野の
田園風景
穂高~白馬 A席
仁科三湖 白馬~南小谷 D席


「リゾートビューふるさと」の座席は、特急列車のような2+2列のリクライニングシートです。窓側の座席はA席とD席ですが、どちらの車窓も素晴らしいので、悩むところです。

「リゾートビューふるさと」は、運転席の後ろに展望スペースがありますので、絶対に見たい車窓を見ることができる側の座席を確保して、反対側に見える車窓は展望スペースへ移動して眺める、というのがおすすめです。

「リゾートビューふるさと」 乗車レポート

朝早い北陸新幹線に乗車して、午前9時前に長野へ。長野から「リゾートビューふるさと」に乗車します。

篠ノ井線で最初のビューポイント、姨捨へ

長野を9時04分に出発です。信越本線を南下し、篠ノ井駅から篠ノ井線に入ると単線になります。善光寺平の縁に沿って徐々に高度を上げていくと、次第に眺望が開けてきます。スイッチバックを経て、姨捨駅には9時28分に到着しました。

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姨捨駅に停車中のリゾートビューふるさと

長野発南小谷行きの「リゾートビューふるさと」は、姨捨で17分ほどの停車時間があります。姨捨駅の善光寺平側のホームに到着しますので、ドアが開くとあっという間に写真撮影タイムです。運転士さんも一休みして善光寺平の絶景を眺めています。

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姨捨駅から眺める善光寺平の風景

日本三大車窓の一つ、姨捨駅から眺める善光寺平の景色です。正式には長野盆地といいますが、まさに盆地というのはこういうものだ、と一目でわかる風景です。日本三大車窓の残りの二つ、狩勝峠と矢岳越えは雄大な景色が魅力ですが、善光寺平の風景は、真ん中に千曲川が流れて、その両岸に町が広がる、箱庭のような景色が特徴です。

景色を眺めたり、写真撮影をしていると、あっというまに発車の時刻です。

姨捨駅周辺のもう一つの見どころが、見事な棚田です。「リゾートビューふるさと」の停車時間では、棚田が見えるポイントまで行くのは難しいですが、徒歩で歩ける範囲にビュースポットがあります。

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また、姨捨駅から見る善光寺平の夜景も見事です。

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「ナイトビュー姨捨」で訪問した姨捨駅からの夜景

この夜景を眺めるための観光列車「ナイトビュー姨捨」が、夏季を中心に、長野~姨捨間で運転されています。「ナイトビュー姨捨」の乗車記は、以下の記事をご覧ください。

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松本から進行方向が変わって大糸線へ

姨捨を出ると45分ほどノンストップで走り切り、10時29分に松本に到着です。松本では、新宿を8時に出発したスーパーあずさ5号に接続するため、たくさんの乗客が乗ってきます。

松本から大糸線に入るため、進行方向が変わります。座席を回転させて、10時41分に出発です。

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安曇野の田園風景

大糸線に入ると、のどかな安曇野の風景が広がります。この時期は田んぼが青々としていて、真夏の青空と山の緑に映えます。

穂高駅で27分停車、穂高神社へのプチツアーに参加

穂高駅では27分の停車時間があります。アテンダントが駅からすぐの穂高神社へ案内してくれるプチツアーがありますので、参加しました。

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穂高神社

穂高駅から徒歩で5分もかからないところに穂高神社があります。日本アルプスの総鎮守として有名だそうですが、交通安全の守神でもあるそうです。今後の汽車旅の安全を祈って、穂高駅へ戻ります。

穂高駅周辺の観光地としては、「大王わさび農園」があります。タクシーで10分ほどですが、天気が良ければ穂高駅前でレンタサイクルを借りるのもよさそうです。

田園風景の向こうに北アルプス

穂高駅を11時26分に出発です。進行方向左側(西側)の車窓には、田園風景の向こうに低い山々が見えます。ときおり、その低い山々の向こうに北アルプスの険しい山並みも見えてきます。

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田園風景と北アルプスの山並み

大糸線は、このあたりから終点の南小谷まで、北アルプスに沿って北上していきます。それほど北アルプスに接近するわけではないのですが、天気が良ければ車窓からは北アルプスがよく見えます。

11時47分、大糸線沿線の主要駅の一つである信濃大町に到着です。信濃大町は、大町温泉郷に加えて、立山黒部アルペンルートの長野県側の入口になっていることもあり、観光客でにぎわっています。リゾートビューふるさとを下車する人もかなりいました。

仁科三湖を眺めながら北へ

信濃大町を出ると、車窓の様相が徐々に変わってきます。車窓の左側には、仁科三湖と呼ばれる3つの湖が見えてきます。南側から、木崎湖、中綱湖、青木湖です。北アルプスは南北にかなり長く連なっているのですが、山麓の天然の湖は、仁科三湖の3つだけだそうです。

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木崎湖

車窓から撮影した木崎湖です。木崎湖は、ウィンドサーフィンなどのウォータースポーツのメッカだそうです。また、夏場のこの時期には、湖畔でキャンプを楽しんでいるグループも見かけました。

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海ノ口駅

木崎湖の湖畔にある海ノ口駅です。味のある駅舎が特徴的ですね。木崎湖とともに、アニメの舞台にもなった駅としても有名です。

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青木湖

仁科三湖の最も北側に位置する青木湖です。仁科三湖の中では最大の湖です。この青木湖にも、キャンプ場があります。

仁科三湖が車窓から消えてしばらく北上すると、12時23分、白馬駅に到着です。このあたりが、大糸線が北アルプスの山々に最も接近するところでしょうか。白馬駅からは、路線バスでわずか5分ほどで、スキー場で有名な八方尾根のふもとに到着します。天気が良ければ、白馬駅で下車して、八方尾根のゴンドラに乗ったり、白馬ジャンプ競技場のジャンプ台に上ってみるのもよいと思います。

山あいの終着駅、南小谷へ

白馬を出ると、また車窓の雰囲気が変わってきます。周囲の山々が近づいてきて、いつしか、山間部を走るようになります。沿線には姫川が寄り添ってきます。12時47分、終点の南小谷に到着です。

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南小谷駅のかわいらしい駅舎

南小谷駅は、大糸線の途中駅ですが、電化・非電化の境界駅であるとともに、JR東日本とJR西日本の境界駅でもあります。南側のJR東日本区間は電化されていて、普通列車以外にも、特急あずさや、これまで乗車してきたリゾートビューふるさとなどの観光列車が走っています。対して、北側のJR西日本区間は、非電化のローカル線で、単行の気動車が1日数本行き来しているだけです。

リゾートビューふるさとの旅はこれで終了です。このあとは、JR西日本側の大糸線に乗り継いで、日本海側の街、糸魚川に抜けてもよいですし、南側に引き返してもよいと思います。ただ、いずれも運転本数が少ないので、事前に計画を立てておいたほうがよいでしょう。


以上、「リゾートビューふるさと」の乗車レポートをお届けしました。ご覧の通り、さまざまな景色が楽しめる観光列車になっています。1本の列車で、ここまで多彩な風景を楽しめる列車はなかなかないと思いますので、是非、一度乗車されることをおすすめします!

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