ひさの乗り鉄ブログ

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【三陸鉄道リアス線 宮古~久慈 乗車記】大沢橋梁・安家川橋梁から眺める三陸海岸の絶景は必見!


三陸鉄道リアス線の最も北側の区間が、宮古~久慈間です。以前は「北リアス線」と呼ばれていた区間ですが、トンネルが多いものの、高架から眺める三陸海岸、太平洋の絶景は必見です。

この記事では、三陸鉄道リアス線の宮古~久慈間の乗車記をお届けします。

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宮古~久慈は三陸鉄道「旧北リアス線」区間

三陸鉄道は、盛~久慈の約163kmを結ぶ第三セクター路線です。列車の運行上、主に三つの区間に分かれています。

  • 宮古~久慈: 旧北リアス線区間
  • 釜石~宮古: 旧JR山田線区間
  • 盛~釜石: 旧南リアス線区間

この記事では、旧北リアス線区間の宮古~久慈間にフォーカスしてお届けします。


三陸鉄道リアス線の宮古~久慈間は、他の区間と同様に、基本的には三陸海岸の沿岸に沿って線路が敷かれています。

三陸といえばリアス式海岸が有名ですが、釜石~宮古間や盛~久慈間では車窓からリアス式海岸に特有の地形がよく見られるのに対して、宮古~久慈間の沿岸部では、それほどリアス式海岸は発達していません。

それに、他の区間に比べると、海岸線のすぐ近くではなく、沿岸に発達した海岸段丘を長いトンネルで貫くように線路が敷かれているため、海が見える区間はそれほど多くありません。

それでも、海が見えるところでは、高架から入り江や湾を眺めることができます。

なお、三陸鉄道の他の区間の乗車記については、以下の記事をご覧ください。

2019年3月に復旧、JR東日本から三陸鉄道に譲渡されて新たに運行を再開した釜石~宮古間の乗車記です。

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三陸鉄道リアス線の最も南の区間、旧南リアス線の盛~釜石間の乗車記です。

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それでは、乗車記をお届けします。

JRの駅舎と統合された宮古駅

この日は自宅から東北新幹線で新花巻へ、快速はまゆり1号に乗り換えて釜石へ、釜石から三陸鉄道リアス線で宮古までやってきました。

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JRと三陸鉄道の駅舎が統合された宮古駅

釜石~宮古間が2019年3月に復旧し、三陸鉄道に譲渡されて運行再開されると同時に、それまでJR東日本と三陸鉄道で分かれていた宮古駅の駅舎が統合されました。

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改札口の行先表示もJRと三陸鉄道のものが並んでいます

改札口の上には、JR山田線(盛岡方面)と三陸鉄道(久慈方面、盛方面)の行先表示が仲良く並んでいます。

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宮古駅のホームや屋根は古くて味があります

改札口から宮古駅の構内を見ると、これまで見てきた、真新しい釜石~宮古間の各駅とは異なり、古い駅舎やホームの屋根が目立ちます。東日本大震災で大きな被害がなかったのでしょう。

新しい車両で快適な旅へ!

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久慈行きの列車は2019年に増備された36-700形の気動車

久慈行きは1両のみでしたが、36-700形(36-714)という新しい車両でした。2019年3月に釜石~宮古間の運転を再開するにあたって増備された車両です。

前面の右下には「三陸鉄道リアス線開通」のヘッドマークが掲示されていました。

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赤いモケットが鮮やかな車内 ボックスのテーブルもうれしい!

新しい三陸鉄道の車両は、木目調の床に、赤いモケットのボックスシートが鮮やかです。ボックスシートにテーブルが取り付けられているのもうれしいですね。これなら、駅弁を買って乗ればよかったと思いました。

釜石~宮古まで乗車してきた列車は、座れないほどではないにせよ、それなりに席が埋まっていましたが、これから乗車する久慈行きの列車は空いていました。

乗車していたのは、数名の旅行者や地元の方々に加えて、これまで、東北新幹線からずっと同じ行程で旅をしてきたツアー客の一団です。筆者のこの日の行程は、完全に乗り鉄メインで、観光は一切なし。そんな行程のツアーがあるのか、とビックリしました。ランチも、宮古駅の待合室で配られた駅弁を食べていましたので…。

とはいえ、人数はそれほど多くなかったので、各ボックスに1~2名といった乗り具合で、13時15分に宮古駅を出発しました。

トンネルが続くリアス線北部

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宮古~田老間はトンネルが続き海は見えない

宮古を出ると、山口団地、一の渡、佐羽根と停車していきます。が、このあたりは内陸部を大小のトンネルで抜けていく区間。トンネル以外のところからも、海を見ることができません。

途中、田老(たろう)駅は海の近くにあります。東日本大震災では津波で駅舎が被災したそうですが、ホームや軌道の損壊はまぬがれ、震災から九日後に宮古~田老間で運転を再開しました。

13時48分、岩泉小本駅に到着。かつては「小本(おもと)駅」でしたが、2015年に「岩泉小本駅」に改称されました。2014年にJR岩泉線(茂市~岩泉)が廃止され、龍泉洞で有名な「岩泉」の名称が駅名から消えてしまったため、現在の龍泉洞の最寄り駅になる小本駅を改称したとのことです。

この岩泉小本駅で数名の旅行者が下車。龍泉洞へ向かうのでしょうか。

太平洋の絶景ポイント 大沢橋梁・安家川橋梁

途中、島越(しまのこし)駅付近から海を眺めることができるものの、それ以外の区間は少し内陸寄りを走るために、あまり海を眺めることはできません。

島越駅は、この付近では最も海岸線に近いところを通っていたため、東日本大震災の津波により、駅舎やホームはもちろんのこと、高架となっていた線路までもが流失してしまいました。

リアス線の北部(旧北リアス線)区間では、島越駅付近の被害が最も大きく、復旧したのも震災から3年後の2014年になってからでした。

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三陸鉄道リアス線北部の絶景ポイントの一つ「大沢橋梁」からの眺め

そして、三陸鉄道リアス線の絶景ポイントの一つ、大沢橋梁へ。白井海岸駅と堀内駅の間にある橋ですが、ここからの太平洋の眺めが絶景です。あいにくの雨模様でさえこの景色ですから、晴れていればものすごい絶景を眺めることができるでしょう。

この大沢橋梁では1分ほど停車してくれましたので、車両後部の乗降ドアのところから写真撮影することができました。

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もう一つの絶景ポイント「安家川橋梁」からの眺め

堀内駅を出ると、またすぐに絶景ポイントの安家川(あっかがわ)橋梁へ。安家川が太平洋に注ぐ河口にかかる橋で、高いところを通る三陸鉄道の車内からは、国道45号線を見おろすことができます。

三陸鉄道、特に、宮古~久慈間(旧北リアス線)と、盛~釜石間(旧南リアス線)は、高架が多いため、海が見えるところでは高いところから眺めることができます。三陸鉄道の車窓の特徴の一つですね。

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安家川橋梁からは建設中の三陸沿岸道路の橋梁も見えます

海とは反対側を見ると、三陸鉄道の橋梁よりも高いところに大きな橋を建設中でした。三陸沿岸道路(仙台港北~八戸)です。

震災の被災地が多い三陸沿岸部にとっては、待望の高速道路なのでしょうけれど、三陸沿岸道路が全線開通したとき、三陸鉄道はどうなってしまうのだろう、と心配になったのでした。

単調な車窓が続く前半戦とは異なり、後半の三陸海岸沿いに進む区間は、素晴らしい車窓を眺められる絶景区間でした。

その後、海岸線から離れ、少し内陸部へ入ると、14時54分、終点の久慈駅に到着しました。


以上、「【三陸鉄道リアス線 宮古~久慈 乗車記】大沢橋梁・安家川橋梁から眺める三陸海岸の絶景は必見!」でした。宮古から約1時間半の旅。前半はトンネルが多く海も見えませんが、後半の沿岸部を走行する区間では、車窓からも太平洋をバッチリ眺めることができました。

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