ひさの乗り鉄ブログ

青春18きっぷの話題をはじめ、観光列車や風光明媚な路線の乗車記などを思うままに綴っていく乗り鉄ブログです。

関東近郊おすすめのSL列車5選! 日帰り旅行、観光にも便利なSLを乗車記とともに紹介します!


全国各地で根強い人気のあるSL列車。関東近郊でもかなり運転されています。乗ること自体を目的にしても楽しめますし、観光地の足としても便利なSL列車。この記事では、関東近郊で運転されているSL列車を5つ紹介します。全て、筆者が実際に乗車したことのあるSL列車です。

根強い人気のSL列車、関東近郊でも多く運転されています!

公共交通機関としての役目を終えてから50年近くが経ちますが、観光向けに運転されるSL列車は増える一方で、相変わらず根強い人気があります。力強く黒煙を噴き上げながら進む姿は、他の列車にはない特別なものなのでしょう。

そんなSL列車ですが、関東近郊でも多く運転されています。さすがに都心部では運転されていませんが、東京から日帰り圏内の距離でも5路線で運転されています。

沿線に観光地や温泉地がある路線が多いので、観光のついでにSLを楽しむこともできます。

たいていは、普通運賃に加えて、数百円の指定席券や整理券を購入するだけで乗車できます。SLの乗車体験が、プラス数百円で手に入ると考えると、とてもコスパのよいエンターテイメントでもありますね。

ということで、早速、関東近郊のSL列車5選です。指定席券や整理券の購入方法などは、リンク先の記事で詳しく紹介していますので、興味を持たれましたら、リンク先の旅行記などもぜひご覧ください。

力強く勾配を登る「SLぐんまみなかみ」(JR東日本・上越線)

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C6120形 蒸気機関車で運転される「SLぐんまみなかみ」(新前橋駅)

  • 路線: JR上越線(JR東日本)
  • 運転区間: 高崎~水上
  • 蒸気機関車: C6120 または D51 498
  • 運転期間: 通年
  • 運転日: 土休日を中心に運転
    • JR信越本線(高崎~横川)の「SLぐんまよこかわ」と交互に運転

まず紹介したいのは、関東地方では定番のSL列車、「SLぐんまみなかみ」です。上越線の高崎~水上間で運転されています。

高崎駅と水上駅の間には400メートルもの標高差があります。水上行きの「SLぐんまみなかみ」は、その勾配を力強く登っていくのです。そのため、黒煙をモクモクと吹き出し、車内からもその様子をしっかりと眺めることができます。

乗車時間は約2時間。途中駅で10~15分程度の停車時間もあり、ホームにおりてSLの撮影も楽しむことができます。

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水上駅近くにあるSL転車台広場ではSLの回転が見られます

水上駅では、「SL転車台広場」にある転車台でSLが回転する様子や、その横にあるピット線でSLの整備作業の様子を間近に眺めることができます。

水上といえば有名な温泉地ですし、少し足を延ばせば、谷川岳ロープウェイや、もぐら駅として有名な土合駅など、観光スポットの多くあります。首都圏からの日帰り旅行で十分楽しめます。

乗車記については、以下の記事をご覧ください。

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乗車時間は短めも前後のイベントが充実!「SL大樹」(東武鉄道・東武鬼怒川線)

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SLがバックで入線して客車と連結!(鬼怒川温泉駅)

  • 路線: 東武鬼怒川線(東武鉄道)
  • 運転区間: 下今市~鬼怒川温泉
  • 蒸気機関車: C11 207
  • 運転期間: 通年(SLの検査期間を除く)
  • 運転日: 土休日を中心に、観光シーズンは月・金も運転

最も新しいSL列車、東武鉄道の「SL大樹」です。2017年に運転を開始したばかりで、関東の大手私鉄初のSL運転として話題になりました。

「SL大樹」は、東武鬼怒川線の下今市~鬼怒川温泉間で運転されています。乗車時間は35分ほどと短いのですが、運転日には1日3往復(合計6本)も運転されるため、旅行の予定に合わせて利用しやすいのが特徴です。

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鬼怒川温泉駅前広場では転車台でSLの回転が見られます

「SL大樹」の楽しみは、SLへの乗車だけではありません。下今市駅、鬼怒川温泉駅の両方の駅で、転車台が用意されていて、終点に到着後、転車台でのSLの回転を見学することができます。

鬼怒川温泉駅の転車台は、駅前広場に設置されていて、SLの乗客だけでなく、鬼怒川温泉の宿泊客や観光客にも注目の的。

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下今市駅では転車台だけでなくSLの入れ替え作業も見学できます

下今市駅では、転車台のSL回転だけでなく、次の鬼怒川温泉行きのSL運行のための入れ替え作業、つまり、客車の反対側にSLを付け替える作業も見学することができます。

下今市駅は東武日光駅からすぐですし、鬼怒川温泉駅はもちろん鬼怒川温泉の最寄り駅です。SL大樹の運転区間には東武ワールドスクエアもありますし、鬼怒川温泉から少し足を延ばせば、川治温泉や湯西川温泉といった魅力的な温泉地もあります。温泉や観光と合わせて利用できるところが、「SL大樹」の魅力の一つですね。

「SL大樹」の乗車記については、以下の記事をご覧ください。

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長瀞・秩父への観光に!「SLパレオエクスプレス」(秩父鉄道)

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30周年記念のヘッドマークをつけたパレオエクスプレス

  • 路線: 秩父本線(秩父鉄道)
  • 運転区間: 熊谷~秩父・三峰口
  • 蒸気機関車: C58 363
  • 運転期間: 例年3月~12月下旬
  • 運転日: 土休日を中心に、観光シーズンは月・金も運転

都心から最も近いSLが「SLパレオエクスプレス」です。起点の熊谷駅へは、在来線でも東京や新宿から乗り換えなしで行けますし、新幹線を使えばあっという間です。

「SLパレオエクスプレス」は秩父鉄道(秩父本線)の熊谷~三峰口間で運転されています。沿線には、長瀞や秩父といった有名な観光地がありますので、これらの観光地へのアクセスに利用するのがおすすめです。

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「SLパレオエクスプレス」の車内ではさまざまなイベントが開催されます

「SLパレオエクスプレス」は、車内でのイベントが頻繁に開催されます。以前、乗車したときには、ジャズの演奏がありました。

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「SLパレオエクスプレス」の車窓からは荒川の流れを見渡せます

秩父鉄道の車窓を彩るのは、荒川の流れです。荒川の中上流域にあたり、渓谷も随所に見られます。一番の見ごろは紅葉の時期ですね。

「SLパレオエクスプレス」は、運行開始から30年以上が経っていますが、今なお、観光シーズンには大人気のSL列車です。指定席(SL座席指定券が必要)と自由席(SL整理券が必要)がありますが、観光シーズンに乗車するなら、座席が確保されている「SL座席指定券」を事前に購入しておきましょう。

「SLパレオエクスプレス」の乗車記(旅行記)です。2017年11月上旬の紅葉の時期に乗車しました。

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ちょっとわかりづらい「SL座席指定券」「SL整理券」の違いや、購入方法などをまとめた記事です。また、繁忙期の混雑状況、座席確保のコツなどについても紹介しています。「SLパレオエクスプレス」に乗車しようと思っている方は、ぜひご覧ください。

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気軽に乗れる普段着のSL列車「SLもおか」(真岡鐡道)

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下館駅に入線した「SLもおか」

  • 路線: 真岡線(真岡鐡道)
  • 運転区間: 下館~茂木
  • 蒸気機関車: C11 325 または C12 66
  • 運転期間: 通年
  • 運転日: 土休日に運転

「SLもおか」は真岡鐡道の下館~茂木間で運転されているSL列車です。

「SLもおか」の特徴は、気軽に乗れること。乗車するには「SL整理券」が必要ですが、当日、下館駅や茂木駅などで購入することができます。座席はすべて自由席ですので、座席は確保されませんが、始発の下館駅や茂木駅から乗車するのであれば、少し前にホームに並んでおけば大丈夫でしょう。

ふらっと下館駅へやってきて、すぐに乗れてしまうSL。それが「SLもおか」なのです。

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「SLもおか」50系客車のボックスシート

50系という古い客車で運転される「SLもおか」。4人掛けのボックスシートがずらっと並びます。車内には冷房はなく、天井に扇風機が設置されています。

「SLもおか」は、他社のSL列車に比べると、観光要素はあまり多くありません。ただ、筆者が乗車したときの経験からすると、それは悪いことではなく、逆に、一つの魅力になっているように感じました。

「SLが現役だったころは、こんな感じで運転されていたんだろうな」というような雰囲気なのです。もちろん、今では観光客向けの列車なのですが、全体的に日常の中に溶け込んでいるのですね。

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茂木駅では転車台でのSLの回転を見学することができます

終点の茂木駅では、SLではおなじみの転車台での回転や、SLのメンテナンス作業を間近で見ることができます。

途中、真岡駅には、D51形や9600形といった蒸気機関車が展示されている「SLキューロク館」があります。また、途中の益子駅は、言わずと知れた益子焼の町。「SLもおか」でも、益子駅で下車していく観光客が大勢いました。

ふらっと乗りに行くも良し、益子などの観光のついでに乗るもよし。敷居の低い、日常のSL列車です。

「SLもおか」の乗車記については、以下の記事をご覧ください。SL整理券の購入方法も紹介しています。

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磐梯山と阿賀野川の眺めが美しい!「SLばんえつ物語」(JR東日本・磐越西線)

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磐越西線を走る「SLばんえつ物語」の蒸気機関車「C57 180」

  • 路線: 磐越西線(JR東日本)
  • 運転区間: 新津~会津若松
  • 蒸気機関車: C57 180
  • 運転期間: 4月~11月
  • 運転日: 主に土休日に運転

最後の紹介するのは、関東地方からは少し外れますが、比較的首都圏からアクセスしやすい「SLばんえつ物語」です。

新潟県の新津駅と、群馬県の会津若松駅の間を、冬季を除く土休日を中心に1往復運転されています。

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会津若松~喜多方間では磐梯山を間近に眺めることができます

「SLばんえつ物語」の魅力の一つは、沿線の車窓の美しさ。会津若松~喜多方間では磐梯山が、喜多方~馬下間では長い時間にわたって阿賀野川(福島県内は阿賀川)が車窓を彩ります。新津~五泉あたりでは、新潟平野に広大な田園風景が広がる様子も観ることができます。

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「SLばんえつ物語」のグリーン車と展望車

もう一つの魅力は、客車内の設備の豪華さ。グリーン車が1両連結されていますし、編成の中ほどには売店や、1両丸ごと展望車という車両もあります。車内設備の豪華さ、多彩さでは、関東近郊のSL列車の中ではピカイチです。

新津~会津若松の全区間に乗車すると、乗車時間は3時間を超えます。SLの旅をたっぷりと楽しみたい方にはおすすめのSL列車です。

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津川駅での停車時間(DLばんえつ物語 2019年5月撮影)

途中駅での長時間停車もあり、乗車時間が長いわりには、時間を持てあますことなく、楽しめる列車になっています。

新津駅は上越新幹線の終点、新潟駅から普通列車で20分ほど、会津若松駅は、東北新幹線の郡山駅から快速列車で1時間ちょっとでアクセスできます。

首都圏からであれば、

  • 東京~(東北新幹線)~郡山~(磐越西線)~会津若松~(SLばんえつ物語)~新津~(信越本線)~新潟~(上越新幹線)~東京

という周遊ルートで旅をすることができます。

会津や新潟の観光に合わせて利用すれば、移動時間も楽しむことができますね。

以下の記事で乗車記を公開しています。このときは、「SL」ではなく、ディーゼル機関車牽引の「DLばんえつ物語」だったのですが、運行ダイヤや、客車の編成などは、「SLばんえつ物語」と同じですので、参考にしていただければと思います。

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以上、「関東近郊のSL列車5選! 日帰り旅行、観光にも便利なSLを乗車記とともに紹介します!」でした。根強い人気を保つSL列車。乗ること自体を目的にした旅でも十分楽しめますし、観光地への移動手段として利用すれば、移動そのものも楽しめます。ぜひ、SLの旅を楽しんでみてください。

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