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大間々駅で途中下車、関東の耶馬渓とも呼ばれる「高津戸峡」を散策しました! ~わたらせ渓谷鉄道日帰り乗車記(1)~

乗車レポート
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わたらせ渓谷鉄道へ日帰りの汽車旅をしてきましたので、乗車記を連載します。何か所かで途中下車して散策してきましたが、まずは、わたらせ渓谷鉄道の中心駅である大間々駅と、大間々駅から徒歩5分ほどのところにある「高津戸峡(たかつどきょう)」へ行きました。

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わたらせ渓谷鉄道で大間々へ

5月のとある土曜日、朝早く地元の駅を出発して、宇都宮線、両毛線経由で、わたらせ渓谷鉄道の起点駅、桐生駅に到着します。桐生駅では20分弱の乗り継ぎ時間の間に、一旦改札を出て、券売機で「わたらせ渓谷鐡道一日フリーきっぷ」を購入します。

わたらせ渓谷鐡道一日フリーきっぷ

「わたらせ渓谷鐡道一日フリーきっぷ」は、1,850円でわたらせ渓谷鉄道全線が一日乗り放題となるフリーきっぷです。桐生~間藤の全線を往復すると2,220円、足尾銅山観光がある通洞駅までの往復でも2,100円ですので、単純な往復でも十分に元が取れる価格設定です。ほとんどが無人駅のわたらせ渓谷鉄道では車内で料金を払う必要がありますが、フリーきっぷであれば、そのわずらわしさから解放されますし、沿線の観光施設の割引もあるので、乗り歩きをする場合にはおすすめですね。

桐生駅に停車中のわ89形気動車

桐生駅から乗り込んだのは、古い気動車「わ89-310形」の単行です。車内は中央部がボックスシート、車端部がロングシートという座席配置です。とても天気の良い土曜日でしたので、座席がほぼ埋まるくらい混雑していました。

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沿線の中心駅「大間々(おおまま)駅」

10:05に桐生を出発すると、しばらく両毛線の線路と並んで走り、渡良瀬川を渡ります。新下田、相老、運動公園と、桐生市内の住宅街を進み、桐生からわずか17分で大間々駅に到着です。

大間々駅の駅舎

大間々駅は桐生市のお隣、みどり市に位置します。わたらせ渓谷鉄道の車庫や本社がある、わ鉄の中心地です。駅舎は、いかにも昔の国鉄駅といった雰囲気です。

大間々駅のホーム

大間々駅のこ線橋からホームを撮影。2面3線の駅で、下り(間藤方面)列車は駅舎側に到着します。

大間々駅の車両検修庫

反対側には車両検修庫があり、この大間々駅がわたらせ渓谷鉄道の本拠地であることをうかがわせます。

大間々駅北側の跨線橋から

大間々駅から北側へ徒歩3分ほどのところにある跨線橋からの一枚。大間々駅方面を写した写真です。ちょうど気動車の入れ替えをしていましたが、ポイントが踏切を超えてはみ出しているので、入れ替えをするときはずっと遮断機が閉まったままです。まあ、クルマの数も多くないので、それほど問題はないようですが…。

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高津戸峡へ散策!

大間々駅では次の列車まで1時間半ほどありますので、高津戸峡を散策します。

高津戸峡は、渡良瀬川の川幅が狭くなったところにある渓谷です。全長は500メートルほどと規模は小さいですが、大間々駅から徒歩で5分ほどで行けることもあり、汽車旅の途中での散策にはおすすめです。今回は新緑の季節でしたが、紅葉も素晴らしいようですね。

詳しくは、みどり市のWebサイト(みどり市観光ガイド)に案内があります。

高津戸峡 | みどり市観光ガイド

はねたき橋

はねたき橋

まず訪れたのは、高津戸峡の北側にかかる「はねたき橋」です。歩行者専用でクルマは通れませんが、全長120メートル、幅3.5メートルと、歩行者用の橋にしては比較的大きなものでした。

はねたき橋から眺めた高津戸峡

はねたき橋の中央付近から南側を撮影した一枚。ここから、奥に見える赤い橋「高津戸橋」までが高津戸峡の渓谷です。渡良瀬川の川幅が狭くなっていて、その流れも急です。両岸のごつごつした岩肌と、その上に広がる新緑の緑がとてもきれいな渓谷でした。この木々がすべて紅葉したら、それは美しいでしょうねぇ。

高津戸峡遊歩道

はねたき橋を渡り切ったところから遊歩道が整備されています。遊歩道ははねたき橋や高津戸橋よりも低いところにあり、川のすぐ近くまで下りられるところもあります。

高津戸峡の川の流れ

遊歩道の一番低くなっているところから、渡良瀬川の近くまで下りてみました。流れがかなり速いことがわかります。

河原から見たはねたき橋

川の近くまで下りて、振り返ってみると、先ほど渡ってきたはねたき橋の全景を見ることができました。川面から橋まではかなりの高さがありますね。

ゴリラ岩

ゴリラの頭のように見えるため「ゴリラ岩」と呼ばれているそうです。何かの顔のようには見えますが、ゴリラかと言われると…?

遊歩道から見上げた高津戸橋

遊歩道から高津戸橋を見上げます。高津戸橋はクルマも渡れる橋です。土曜日の午前中ということもあってか、クルマの往来は少なかったですが、歩行者はさらに少なく、ほとんど見かけませんでした。

高津戸橋からはねたき橋を眺める

高津戸橋の上から、高津戸峡とその先のはねたき橋を眺めてみます。高津戸峡の規模からすると「関東の耶馬渓」は言い過ぎかもしれませんが、市街地のすぐそばにこんな渓谷があるのは驚きですね。遊歩道を歩いていると渓谷の外の市街地が全く見えないので、山奥にいるのではないかと錯覚します。

ながめ公園

高津戸橋のすぐ脇にながめ公園という公園があります。高津戸峡の眺めがよいからということで「ながめ公園」という名前が付いたそうです。

ながめ公園 | みどり市観光ガイド

ながめ公園から眺めた渡良瀬川

ながめ公園から渡良瀬川を眺めます。高津戸峡と反対側を写した一枚ですが、高津戸峡の渓谷とは異なり、川幅が広く、流れもゆったりとしています。

ながめ余興場

ながめ公園の一角に、木造のながめ余興場があります。昭和12年に建てられたという歴史のある建物で、650名収容、直径6.3メートルの廻り舞台のある舞台や花道まであり、かなり本格的なものだそうです。この日も、何かわかりませんでしたが、催しが開かれていました。

以上をざっと1時間強で散策することができました。見どころがコンパクトにまとまっていますので、次の列車までの間に十分に観光することができます。

(つづく)

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この記事を書いた人
乗り鉄歴25年!
ひさ

乗り鉄歴25年! 青春18きっぷやフリーきっぷを利用して、関東甲信越、北海道、東北によく乗り鉄に出かけます。このブログでは、これまでの乗り鉄経験を活かして、おすすめの列車や路線、青春18きっぷ活用のノウハウ、お得なきっぷの情報などを掲載しています。

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