ひさの乗り鉄ブログ

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【磐越西線 242D乗車記】 キハ110系5両編成の会津若松行き最終列車は夜汽車の雰囲気!


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磐越西線の西側、新潟駅を20時過ぎに出発して、終着の会津若松駅に23時前に到着する「242D」という普通列車があります。この列車、気動車の5両編成で運転される、磐越西線では珍しい列車です。ガラガラの気動車で、夜汽車の雰囲気を味わいたくて、この列車に乗ってみました。

磐越西線 普通列車「242D」とは?

新潟駅2番ホームに停車中の磐越西線「242D」会津若松行き
新潟駅2番ホームに停車中の磐越西線「242D」会津若松行き

磐越西線は、郡山~新津を結ぶJR東日本の路線ですが、その西側、新津~喜多方間は非電化となっています。そのため、気動車が走るのですが、普段は1両か2両の気動車が大半。

そんな磐越西線の西側の区間に、会津若松までの最終列車にもかかわらず、5両編成で運転される列車があります。それが、「242D」です。

ちなみに、「242D」というのは列車番号です。普通列車には列車名(のぞみ〇〇号、など)が付けられていないものが多いので、列車番号で区別します。列車番号は、時刻表を見ると載っています。

その「242D」のダイヤは以下の通りです。

  • 新潟 20:07発 → 新津 20:27着/20:28発 → 喜多方 22:29着/22:34発 → 会津若松 22:51着

新潟駅から会津若松駅に直通する磐越西線の列車は、1日3本しかありませんが、その貴重な列車のうちの1本です。

磐越西線の終列車が「242D」なぜ5両編成?

磐越西線の非電化区間では、日中時間帯は1両や2両、通勤・通学時間帯でも2~4両編成が多いのですが、「242D」は、帰宅ラッシュが終わったあと、終列車にもかかわらず5両編成と、この区間では最大の編成長で運転されています。

その理由は、折り返し列車にあるようです。

「242D」として会津若松に到着したあとは、翌日の始発列車「221D」新潟行き(会津若松 05:28発 → 新潟 08:21着)となります。

この列車、会津若松周辺では始発列車ですが、新津に近づくと、ちょうと通勤・通学時間帯にあたります。新潟に直通する列車ということもあって、5両編成が必要なのでしょう。

つまりは、5両編成で運用する目的は、始発列車の「221D」にあり、終列車の会津若松行き「242D」は、その始発列車の送り込みを兼ねているということですね。

磐越西線 最終列車「242D」乗車記

ということで、磐越西線の「242D」に乗車してみましょう。乗車したのは12月下旬の金曜日。仕事納めの会社が多かった日です。

会津若松行き「242D」は新潟駅2番ホームから発車

新潟駅の行先案内表示
新潟駅の行先案内表示、会津若松行きは堂々の5両編成!

会津若松までの最終列車「242D」は、新潟駅の2番ホームから発車します。

新潟駅の2番ホーム
新潟駅の2番ホームは高架の端っこにある狭いホーム

帰宅ラッシュの時間帯、新潟駅では、15~20分おきに、信越本線の長岡方面への列車が発車していきますが、たいていの列車は3,4番ホームからの発車。その喧騒から隔離されたような2番ホームで列車を待ちます。

新津方から入線してくる磐越西線「242D」
新津方から入線してくる磐越西線「242D」

19時44分ごろ、242Dが新津方から入線してきました。E129系という新しい電車ばかりの新潟駅の帰宅ラッシュ時間帯に、キハ110系5両編成は目立ちます。

「242D」はキハ110系ばかりの5両編成
「242D」はキハ110系ばかりの5両編成

この日の「242D」は、キハ110系の5両編成。現在は、キハE120系という比較的新しい車両も運用されていて、「242D」は、キハ110系とキハE120系の混結になることも多いそうですが、この日は、純粋にキハ110系のみの5両編成でした。

磐越西線「242D」の車内の様子
磐越西線「242D」の車内、出発まで時間があるのでガラガラです

242D入線時点では、ホームで待っている人もわずかで、車内もガラガラ。出発まで20分ありますので、このあと、乗客が増えるのかな、と思っていたら、それほどでもなく、各ボックスに一人いるかいないかくらいの乗車率でした。

時刻表を見ると、19時26分の長岡行きあと、19時47分新津行き、20時07分新津行き(242D)、20時24分長岡行き、となっていて、新津より先の長岡方面の列車は1時間ほど間が空くようです。さらに、新津までであれば、19時47分の普通列車があるので、そもそも、この242Dは、新津までに限定しても、乗客が多くない列車なのかもしれません。

新津までの各駅で下車客あり

20時07分に新潟駅を発車。新潟駅の高架から地上にゆっくりと降りていきます。

新津までの途中駅では、それぞれ各車両から数名が下車。ただでさえ少ない乗客が、どんどん減っていきます。

新津までの途中駅で下車した人たちは、たまたまこの列車が気動車であった、というだけであり、「電車」で運転される列車と同じように利用しているのでしょう。

新津駅からの「242D」は夜汽車の雰囲気

新津駅でも下車があり、私が乗っていた車両は、私を含めて5名ほどに。他の車両も似たようなものでしょう。

新津駅で車掌が交代。乗客はとても少ないものの、5両編成でワンマン運転とはいかないのでしょう。終点の会津若松まで車掌が乗務していました。

新津を過ぎ、車内がガラガラになったところで乾杯!
新津を過ぎ、車内がガラガラになったところで乾杯!

車内の照明は明るいものの、新津の市街地を抜けると、外は真っ暗。完全に夜汽車の雰囲気になったところで、新潟駅で買っておいたビールで乾杯します。

五泉駅には新しい気動車「GV-E400系」が停車していました
五泉駅には新しい気動車「GV-E400系」が停車していました

20時43分、五泉駅に到着。ここでも数名が下車。新潟までの通勤圏はこのあたりまでなのでしょうか、ここから先は、旅行者らしき乗客ばかりとなりました。

五泉駅のホームには、新しい気動車「GV-E400系」が止まっていました。今回は乗る機会がなかったのですが、どんどん増えているようなので、いずれ乗ることができるでしょう。

阿賀野川は闇の中、ときおり過ぎ去る街灯の明かり

馬下(20時52分発)を出ると、車窓には阿賀野川が広がるはず……なのですが、この時間帯では真っ暗で何も見えません。

暗闇の中、ぽつぽつとある街頭だけが過ぎ去っていきます
暗闇の中、ぽつぽつとある街頭だけが過ぎ去っていきます

ここから先は、駅周辺には集落があるものの、駅間には家が少なく真っ暗。ときおり車窓を過ぎ去っていく街灯だけがぽつぽつと見えます。

「242D」隣の車両はいつの間にか誰も乗っていません…
「242D」隣の車両はいつの間にか誰も乗っていません…

隣の車両を見てみましたが、誰も乗っていません。

ちなみに、この「242D」、ふだんは1両や2両で運転される車両を連結したためか、5両編成なのに、トイレが4か所もあります。

川面に映る灯りで阿賀野川が流れていることがわかる

「242D」駅に停車中の車窓
「242D」は乗降客の誰もいない駅にも律義に停車していきます

駅に停車中は、駅の明かりでかろうじて写真を撮ることができますが、走行中は何も写りません。そんな真っ暗な車窓を眺めながらの旅も良いものです。

阿賀野川のすぐ近くを走る区間では、ときおり、阿賀野川の川面に反射する街明かりで、そこに阿賀野川が流れていることがわかる程度です。それ以外は、都会の夜とは全く違う暗闇が続きます。

当たり前ですが、乗降客がいない駅にも律儀に停車していきます。駅に停車しては、そのまま発車していく、というのを何度も繰り返します。ドアの開閉はボタン式ですので、乗降客がいなければ、ドアは開くことはなく、車掌が吹く笛の音だけが響きます。

小雪の舞う喜多方駅、最終列車利用の乗客あり

小雪の舞う喜多方駅で5分停車
小雪の舞う喜多方駅で5分停車

久々に大きな町、喜多方駅に到着。5分間の停車時間があるため、ホームに降りてみると、小雪が舞っていました。

喜多方駅からは、会津若松までの最終列車となるこの「242D」に数名が乗車。とはいえ、ガラガラであることには変わりはありません。

喜多方駅を出ると、会津盆地へ入ります。直線を走るためにスピードアップ! 普通列車ですが、会津豊川、姥堂、笈川、堂島には停車せず、途中、塩川駅にだけ停車します。

夜も更けた会津若松駅に到着

会津若松駅に到着した「242D」
「242D」は3時間近い旅を終え終着の会津若松駅に到着

「242D」は、定刻通り、22時51分に会津若松駅に到着しました。

下車して列車を見ると、すでに行先表示は「新潟」に変わっていて、このまま、明日の始発列車の時間まで待機するのでしょう。

午後11時の会津若松駅
午後11時の会津若松駅は行き交う人も少なく静まり返っていました

会津若松駅はすでに深夜の雰囲気。行き交う人も少なく、静かに小雪が舞っていました。

磐越西線「242D」、夜汽車の雰囲気を味わいたいならおすすめ!

磐越西線「242D」の乗車記をお届けしました。

新潟から新津・五泉あたりまでは、帰宅するサラリーマンの姿もちらほら見られましたが、そこから先、乗客はかなり少なくなります。そのうえ、5両編成ですので、この車両には自分だけ、のようなこともあり得ます。

乗客が少ないため、話し声なども聞こえず、気動車のエンジン音だけが響く車内で旅ができる「242D」。夜汽車の雰囲気を味わいたいのであればおすすめです。

ただし、「242D」が会津若松に到着したあと、接続する列車はありませんので、会津若松での宿泊が必須となります。会津若松の宿を確保してから乗車しましょう。


以上、「【磐越西線 242D乗車記】 キハ110系5両編成の会津若松行き最終列車は夜汽車の雰囲気!」でした。長い編成なのに空いている242Dは、夜汽車の雰囲気を味わうのに最適な列車です。到着が夜遅くなるのがネックですが、機会があれば乗ってみてはいかがでしょうか。

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