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2019年JRダイヤ改正ポイントまとめ! 「富士回遊」新設など中央線系統の特急刷新、おおさか東線全線開業が2大トピック!

おすすめ記事Pick Up! 2019年夏のおすすめ臨時列車

JR各社が、2019年3月16日に実施するダイヤ改正の概要を発表しました。JR東日本の中央線特急の刷新と、JR西日本のおおさか東線の全線開業が大きなトピックです。

※2019.02.22更新(車内販売終了について追記)
※2018.12.22更新(個別説明記事へのリンクを追加)

2019年3月16日、JR各社がダイヤ改正を実施!

JR各社は、2019年3月16日(土)にダイヤ改正を実施することを発表しました。

以下、各社のニュースリリースへのリンクです。PDFファイルが開きます。

JR東日本は中央線特急を刷新、特急「富士回遊」「はちおうじ」「おうめ」を新設!

JR東日本は、中央線の特急列車を大幅に刷新します。

  • 特急列車の車両をE353系に統一
  • 富士急行線直通(新宿~河口湖)の特急列車「富士回遊」(ふじかいゆう)を新設、1日2往復運転
  • 通勤向けの特急「はちおうじ」(東京~八王子)、特急「おうめ」(東京~青梅)を新設
  • 「中央ライナー」「青梅ライナー」を廃止
  • 「スーパーあずさ」の愛称を廃止し「あずさ」に統一
  • 新たな着席サービスを導入(「あずさ」「かいじ」「富士回遊」「はちおうじ」「おうめ」)
  • 特急「あずさ」「かいじ」の停車駅を大幅に見直し

富士急行線直通の特急「富士回遊」を1日2往復運転

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新宿~大月は「かいじ」と併結される「富士回遊」はE353系で運転

一番のトピックは、既報のとおり、富士急行線への直通特急「富士回遊」の新設でしょう。

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今回、1日2往復の運転であること、E353の3両編成であること、新宿~大月間は特急「かいじ」と併結して運転されることが発表されました。

列車名 時刻 併結列車
下り 富士回遊1号 新宿 08:30発 → 河口湖 10:22着 かいじ1号
富士回遊3号 新宿 09:30発 → 河口湖 11:22着 かいじ3号
上り 富士回遊16号 河口湖 15:05発 → 新宿 16:58着 かいじ16号
富士回遊20号 河口湖 17:38発 → 新宿 19:27着 かいじ20号


「あずさ」「かいじ」など、ひらがなの愛称を付けていた中央線特急ですが、富士急行線直通の特急列車は、漢字で「富士回遊」となりました。運転時刻からしても、強く観光客を意識した設定ですね。

1日2往復ということから、これまで週末を中心に運転されてきた臨時快速列車「ホリデー快速富士山」「快速富士山」などは、今後も引き続き運転されるのではないかと思われます。

(2019.02.22追記)

新宿~河口湖間の臨時快速列車「ホリデー快速富士山」「快速富士山」は、3月16日のダイヤ改正で消滅し、代わりに、臨時特急列車「富士回遊」(E257系)が新設されます。

詳しくは、春の臨時列車の記事に記載していますので、ご覧ください。

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通勤向けの特急「はちおうじ」「おうめ」を新設、中央ライナー・青梅ライナーは廃止へ

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新設される通勤特急「はちおうじ」「おうめ」もE353系で運転!

もう一つの大きなトピックは、「中央ライナー」「青梅ライナー」を廃止して、特急「はちおうじ」「おうめ」に置き換えることでしょう。

新設特急 現行ライナー
中央線 下り 特急はちおうじ
東京→八王子
夕夜間 6本
中央ライナー
東京→高尾・八王子
夕夜間 5本
上り 特急はちおうじ
八王子→東京
朝 2本
中央ライナー
高尾・八王子→東京
朝 2本
青梅線 下り 特急おうめ
東京→青梅
夜間 1本
青梅ライナー
東京→青梅
夕夜間 3本
上り 特急おうめ
青梅→東京
朝 1本
青梅ライナー
青梅→東京
朝 1本


中央ライナーは、特急「はちおうじ」に置き換わります。下りの本数は1本増えますが、行先は八王子止まりとなります。中央ライナーは、下り5本のうち4本が高尾行きだったので、運転区間は短縮されます。

青梅ライナーは、特急「おうめ」に置き換えられますが、下りの本数が1本のみとなります。青梅ライナーは下り3本が運転されていましたので、大幅減便となります。

気になる料金はどう変わるでしょうか?

区間 新設特急 現行ライナー
東京・新宿~八王子 650円 510円
東京~青梅 900円 510円
新宿~青梅 650円 510円

※新設特急は「えきねっとチケットレスサービス」適用時の価格(通常料金は上記に+100円)

新設される特急「はちおうじ」「おうめ」には、新たな着席サービスが適用され、指定席・自由席の区別はなくなり、特急料金が1本化されます。

新たな着席サービスの料金は、50kmを境に料金が変わります。特急「はちおうじ」は全区間50km以内で650円。現行の中央ライナーの510円と比べると、140円の値上げです。

一方、特急「おうめ」は、新宿~青梅なら650円ですが、東京~青梅は50kmを超えてしまうため900円となります。900円ともなると、現行の510円から390円もの値上げとなり、乗客数に影響が出かねないほどの値上げです。

なお、今回のダイヤ改正では総武快速線の「ホームライナー千葉」も廃止されます。JR東日本の通勤ライナー廃止については、以下の記事もご覧ください。

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中央線の全特急列車に「新たな着席サービス」を導入

既報のとおり、中央線の特急列車の車両がE353系に統一されるのに伴って、常磐線で導入されているのと同じ「新たな着席サービス」が導入されます。

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今回、新設される「富士回遊」「はちおうじ」「おうめ」にも導入されることが発表されました。全ての特急列車で同じ着席サービスを提供することになりますので、列車によってサービスが異なるということにはならないようです。

気になるのは、これまで185系で運転されてきた特急「はまかいじ」(横浜~松本)ですが、こちらは臨時列車なので、春の臨時列車が発表される1月に明らかになるでしょう。

(2019.02.22追記)

春の臨時列車では「はまかいじ」は発表されず、2月号の時刻表(3月までに運転する臨時列車を掲載)にも掲載されていませんでしたので、廃止の可能性があります。

中央線特急「あずさ」「かいじ」の停車駅を大幅見直し

今回のダイヤ改正では、「スーパーあずさ」の愛称はなくなりますが、「スーパーあずさ」から変更になった「あずさ」を加えた、特急「あずさ」「かいじ」の合計運転本数は変更ありません。

ところが、停車駅が大幅に見直されます。

  • 塩山、山梨市、石和温泉の3駅は「あずさ」がすべて通過、「かいじ」のみが停車
  • 韮崎、富士見、上諏訪、下諏訪、岡谷、塩尻の各駅に停車する「あずさ」の本数が減少、特に下諏訪は上下2本のみの停車(これまでは上り7本、下り9本が停車)
  • 三鷹はすべての「あずさ」「かいじ」が通過

全般的に、停車駅を絞って、新宿~甲府・松本の所要時間短縮を狙うとともに、「あずさ」と「かいじ」の停車駅を明確に分離した遠近分離のダイヤになるようです。

詳しくは、以下の記事でまとめていますので、興味がありましたらご覧下さい。

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JR西日本 おおさか東線 新大阪~放出間開業!

こちらも既報ですが、2019年3月のダイヤ改正に合わせて、おおさか東線の新大阪~放出間が開業します。途中駅として、「南吹田」、「JR淡路」、「城北公園通」、「JR野江」の4駅が開業します。

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おおさか東線の路線図

(出典)2019年春ダイヤ改正について(JR西日本 近畿統括本部 PDFファイル)

新大阪~久宝寺間には普通列車が1日67往復、日中時間帯でも15分に1本程度運転されますので、新幹線からのアクセスがかなりよくなりそうです。

また、久宝寺から大和路線に経由で奈良までの「直通快速」が新設されます。1日4往復のみですが、平日は奈良から大阪方面への通勤・帰宅時間帯に、土休日は午前中と夕方に2往復ずつ運転されます。

奈良へは、東海道新幹線からは京都経由が早いのは変わりませんが、山陽新幹線方面から奈良へのアクセスがかなり改善されそうです。現在は、新大阪から奈良へは、大阪駅などでの乗り換えが必要ですが、直通快速が利用できれば、乗換なしでアクセスできるようになります。所要時間も、現行の1時間10分程度から、1時間程度に改善されます。

北海道新幹線の速度アップと上越新幹線へのE7系投入

JR北海道・JR東日本の新幹線では、速度アップや新製車両の投入などが実施されます。

青函トンネルでの速度アップで北海道新幹線 東京~新函館北斗間が3時間58分に!

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北海道新幹線はいよいよ3時間台へ

北海道新幹線は、青函トンネルの最高速度を、現行の140km/hから160km/hにアップします。それにより、東京~新函館北斗間の所要時間が4分程度短縮され、最速列車の所要時間は、現行の4時間2分から3時間58分へと、4時間を切ることになります。

東京~新函館北斗間の最速達列車3本(下り2本、上り1本)は、以下のとおりです。

  • はやぶさ5号: 東京 08:20発 → 新函館北斗 12:18着(3時間58分)
  • はやぶさ11号: 東京 09:36発 → 新函館北斗 13:34着(3時間58分)
  • はやぶさ38号: 新函館北斗 17:25発 → 東京 21:23着(3時間58分)

わずか4分の短縮ですし、東京~函館で見れば、依然として4時間以上を要することには変わりありません。それでも、今後、青函トンネル内での210km/h運転(下りの一部列車のみ)、上野~大宮間の速度向上、次世代新幹線による360km/h運転など、東北・北海道新幹線では、速度向上を目指した取り組みが実施されていく予定です。2030年度の札幌延伸時には、どのくらいの所要時間になっているでしょうか。

北海道新幹線の速度アップについては、以下の記事もご覧ください。

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上越新幹線へE7系を投入、E4系の引退はいつ?

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上越新幹線にE7系(12両編成)が投入されます。E7系で運転される列車は以下のとおり、とき(東京~新潟)4往復、たにがわ(東京~越後湯沢)1往復です。

  • 上り: とき308号、とき320号、とき336号、とき342号、たにがわ402号
  • 下り: とき309号、とき315号、とき327号、とき347号、たにがわ413号

ダイヤを見る限り、2編成の投入でしょうか。

グランクラスもありますが、アテンダントによる車内サービスはなく、シートのみの営業とのこと。グリーン車との差額は3,090円で、東京~新潟間の乗車券+特急料金+グランクラス料金は、合計で17,250円となります。

2時間程度の距離でグランクラスの需要がどの程度あるのかわかりませんが、E7系車両は北陸新幹線と共通運用でしょうから、上越新幹線だけグランクラスを外すわけにはいかないのでしょうね。

また、今回E7系に置き換えられる列車のほとんどは、現行の「Maxとき」「Maxたにがわ」、つまり、2階建てのE4系で運転されています。E7系を投入してE4系を置き換えることは既に発表されていますが、いよいよE4系の引退が近づいてきた感があります。既に、E4系は上越新幹線でしか運転されていませんので、E7系があと数編成投入されれば、E4系は絶滅してしまうでしょう。

東京発の定期「はやて」消滅! 残るは臨時列車と北海道新幹線直通のみ

今回のダイヤ改正で、これまで唯一生き残っていた東京発の「はやて」が「はやぶさ」化されます。

  • ダイヤ改正前: はやて119号 東京 07:16発 → 盛岡 10:11着(E2系で運転)
  • ダイヤ改正後: はやぶさ101号 東京 07:16発 → 盛岡 10:01着(E5系で運転)

これにより、定期列車の「はやて」は、盛岡・新青森~新函館北斗間の列車のみとなります。また、臨時列車としては、東京発仙台行きの「はやて117号」のみとなります。

東京発着の「はやて」が消えてしまったことで、臨時列車がない限りは、東京~盛岡間では「はやて」は運転されないことになってしまいます。

2002年12月の東北新幹線八戸延伸時に、東北新幹線のエースとして誕生した「はやて」ですが、E5系が増備されるに従って、徐々に本数を減らしていってしまいました。

もはや、かなりの「レアキャラ」になってしまった「はやて」。そろそろ愛称が消滅してもおかしくないところまできてしまいました。

JR北海道は石勝線の普通列車大幅減便、根室本線の3駅廃止

JR北海道では、石勝線夕張支線の廃止に伴う普通列車の減便や、利用の少ない駅の廃止が予定されています。

石勝線 追分~新夕張間の普通列車が大幅減便、特急の停車駅増で対応

この3月末で石勝線夕張支線(新夕張~夕張)が廃止されます。

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これに伴って、石勝線の追分~新夕張間の普通列車10本のうち5本の運転が取りやめとなります。

この区間の普通列車は、千歳線の千歳駅と、石勝線夕張支線の夕張駅とを結ぶ列車が多かったのですが、夕張支線の廃止によって乗客が減ることが予想されるための減便ではないかと考えられます。

追分~新夕張の移動に対しては、特急スーパーおおぞら1号・7号・8号を、新たに追分駅と新夕張駅に停車させることでカバーするようです。

ただ、特急が停車しない途中駅の川端駅、滝ノ上駅は、ただでさえ少ない普通列車の本数が半減してしまいます。石勝線(追分~新得)は、事実上、特急列車のための路線ということになってしまいそうです。

根室本線 直別駅・尺別駅・初田牛駅の3駅を廃止

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根室本線は3駅が廃止に

JR北海道では、極端に利用者の少ない駅を計画的に廃止していますが、今回のダイヤ改正では、根室本線の3駅(直別駅・尺別駅・初田牛駅)が廃止されます。

直別駅・尺別駅は、釧路市内の駅で、二駅並んでいます。そのため、この二駅が廃止されると、前後の厚内駅と音別駅の間は15kmも空いてしまいます。もっとも、北海道には、駅間距離が20kmを超えるようなところもあるので、珍しいことではありませんが。

初田牛駅は花咲線(釧路~根室)にある駅ですが、この5年間での平均乗車数が0.2人/日だそうです。通勤や通学で毎日利用する人はいないでしょうし、地元の人もめったに利用しないということでしょう。廃止も仕方なしといたっところです。

JR各社が車内販売を大幅縮小!

2019年3月のダイヤ改正を機に、JR各社が新幹線や特急列車の車内販売を大幅に縮小します。

今回、車内販売が終了する路線・列車は以下の通りです。JR北海道のスーパー北斗は2月28日まで、それ以外の列車は3月15日で車内販売のサービスが終了となります。

  • JR北海道
    • 北海道新幹線(新青森~新函館北斗)
    • スーパー北斗(一部列車で実施している車内販売を取りやめ ※2月末で取りやめ)
  • JR東日本
    • 東北新幹線やまびこ(全区間)
    • 秋田新幹線こまち(盛岡~秋田)
    • 踊り子
    • 日光・きぬがわ・スペーシアきぬがわ
    • 草津
    • いなほ(酒田~秋田)
  • JR四国
    • しおかぜ・南風
  • JR九州
    • 九州新幹線全列車(博多~鹿児島中央)

かつては、新幹線や特急列車に乗れば、車内販売があるのが当たり前でしたが、ここ数年で徐々に縮小。2019年3月のダイヤ改正では、車内販売終了の波が一気に押し寄せてきたという印象です。

特に驚いたのはJR東日本の車内販売大幅縮小です。東北新幹線「やまびこ」で車内販売を終了するほか、主力の新幹線「はやぶさ」「つばさ」「こまち」「とき」などでは、お弁当やデザート類の販売を中止し、飲み物やお菓子類の販売に絞るということです。

これで、お弁当やアイスクリームを購入できる車内販売が残る列車は、東海道・山陽新幹線「のぞみ」「ひかり」「みずほ」「さくら」(みずほ・さくらは山陽新幹線区間のみ)、北陸新幹線「かがやき」「はくたか」のみとなります。

詳しくは、以下の記事で解説しています。

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以上、2019年JRダイヤ改正ポイントまとめでした。JR東日本の中央線特急の刷新と、JR西日本のおおさか東線全線開業が2大トピックでしょうか。その一方で、昨年のJR九州のような大幅減便はありませんでしたが、地方では着実に路線や駅の廃止、減便が進んでいます。鉄道の役割が、都市間輸送(新幹線や主要幹線)と都市部の通勤通学需要に絞られていく、そんな流れを感じるダイヤ改正になっています。

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2019年春のダイヤ改正で、JR九州は蓄電池電車「DENCHA」を香椎線に導入すると発表しています。香椎線のすべての気動車を22両もの蓄電池電車で一度に置き換える、過去最大規模の導入です。

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北海道新幹線 青函トンネル内での160km/h運転に関する記事です。

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首都圏の通勤ライナー「中央ライナー」「青梅ライナー」「ホームライナー千葉」廃止に関する記事です。

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