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【2019年春の臨時列車】 JR各社が発表 東北本線「SL銀河いわて幸せ大作戦 」「なつかしの新特急なすの」、奥羽本線「急行津軽」に注目! 「はまかいじ」「ムーンライト信州」は廃止か?

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JR各社が2019年春(2019年3月~6月)の臨時列車・増発列車の運転計画を発表しました。

おなじみの観光列車・臨時列車に加え、東北本線をSLが走る「SL銀河いわて幸せ大作戦」、かつての新特急が復活する「なつかしの新特急なすの」などが運転されます。一方、横浜~松本間で運転されていた「はまかいじ」の記載がなく、この春は運転されない模様です。このまま廃止になってしまうのでしょうか?

※2019.01.26更新(「ムーンライト信州」について追記)

JR各社が2019年春の臨時列車・増発列車の運転計画を発表!

2019年1月18日、JR各社が2019年春(2019年3月~6月)の臨時列車・増発列車の運転計画を発表しました。

各社のリリースへのリンクは以下の通りです。

(注意)JR西日本のリンク以外はニュースリリースのPDFファイルが開きます。

ゴールデンウィーク10連休で臨時列車が大幅増!

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今年はゴールデンウィークが10連休となるため、新幹線や特急列車を中心に、臨時列車の本数が例年に比べて大幅に増加します。

JR各社のニュースリリースに記載されている数字を拾ってみると、

  • JR東日本: 3~6月の期間中、前年比で、新幹線は121%、在来線は114%(合計で前年比118%)
  • JR西日本: 3~6月の期間中、前年比で、107%

などとなっていて、前年比で1割~2割も臨時列車の本数が増えています。

例年だと、GW前半と後半に分かれているわけですが、今年はべたっと10連休となります。どの日が下り・上りのピークとなるのか、読みにくいところですね。

東北本線をSLが走る!「SL銀河 いわて幸せ大作戦」号

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(出典)JR東日本 春の増発列車のお知らせ

岩手県全域で実施される観光キャンペーン「いわて幸せ大作戦!!」に合わせて、ふだんは「SL銀河」として釜石線を走っているSLが、東北本線 盛岡~一ノ関間を往復します。

  • 快速「SL銀河 いわて幸せ大作戦」
    • 上り(盛岡→一ノ関): 4月6日(土)運転
      • 盛岡 09:40発 → 北上 11:39着/13:32発 → 一ノ関 14:58着
    • 下り(一ノ関→盛岡): 4月7日(日)運転
      • 一ノ関 10:25発 → 北上 12:02着/13:44発 → 盛岡 15:28着
    • 使用車両: SL(C58-239)+キハ141系4両(全車指定席)

上り、下りとも、北上駅で2時間弱の停車時間がありますので、何かイベントが企画されているのではないでしょうか。

北上での停車時間を除いても、3時間以上の運転時間となります。東北本線をSLが走ること自体、珍しいことですが、これだけ長距離の運転となると、今後はあるかもわかりませんね。貴重な機会となりそうです。

ちなみに、牽引される客車は、JR北海道の札沼線などを走っていた気動車「キハ141系」です。4両のうち2両は「キサハ144形」という、珍しい気動車の付随車(動力=エンジンを持たない車両)です。「SL銀河」では、急勾配区間で、SLと気動車の協調運転が実施されていますが、東北本線を走る「SL銀河 いわて幸せ大作戦」ではどうでしょうか?

12系客車で運転! 急行「津軽」

かつて、上野~青森を奥羽本線経由で結んでいた急行津軽のリバイバル列車が、湯沢~弘前間で運転されます。

  • 急行「津軽」
    • 運転日: 5月18日(土)・19日(日)
    • 運転時刻:
      • 湯沢 08:12発 → 弘前 12:44着
      • 弘前 15:33発 → 湯沢 19:55着
    • 途中停車駅: 十文字、横手、大曲、刈和野、秋田、八郎潟、森岳、東能代、二ツ井、鷹ノ巣、大館、碇ケ関、大鰐温泉
    • 使用車両: EL+12系客車6両(全車指定席)

残念ながら、当時のような「夜行急行」ではありませんし、運転区間もかなり短くなってしまいますが、電気機関車が青い客車を連ねて、奥羽本線や津軽路を走る姿を眺めることができそうです。

この急行「津軽」の運転時刻、弘前行きは当時の下り急行津軽、湯沢行きは当時の上り急行津軽に近い時刻になっていますね。夜行急行津軽に乗車したことのある方は、当時を懐かしく思いながら乗車することができそうです。

引退間近!?の185系が東北本線を走る!「なつかしの新特急なすの」

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かつては「新特急」として活躍していた185系電車

間もなくの引退が噂されている185系で「なつかしの新特急なすの」が運転されます。

  • 特急「なつかしの新特急なすの」
    • 運転日: 5月26日(日)
    • 運転時刻:
      • 上野 08:03発 → 黒磯 10:13着
      • 黒磯 14:04発 → 上野 16:31着
    • 使用車両: 185系7両(全車指定席)

「新特急なすの」は、1985年から上野発着の宇都宮線・東北本線の特急列車として運転されていました。それ以前に運転されていた急行「なすの」を特急に格上げした形です。

「新特急」は、185系の特急車両を用いて運転されていた近距離の特急列車の愛称でした。他には、新特急草津、新特急水上、新特急あかぎなどがありましたが、いずれも2002年に「新特急」の呼称は廃止されてしまいました。

「なつかしの新特急なすの」のもう一つの注目は、近いうちに引退が噂されている185系での運転ということです。このタイミングで「なつかしの新特急なすの」を持ってきたのは、185系が引退してしまったら、当時と同じ車両で走らせることができなくなってしまうからではないでしょうか。

富士急行線直通の「ホリデー快速富士山」は、E257系臨時特急「富士回遊」へ

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臨時特急「富士回遊91号・92号」で利用されるのと同じE257系500番台

中央本線から富士急行線に直通する臨時快速列車「ホリデー快速富士山」「富士山」は、3月16日のダイヤ改正以降、臨時特急「富士回遊」に変更されます。

  • 特急「富士回遊91号・92号」
    • 運転日
      • 3月16日(土)・17日(日)・21日(木・祝)・23日(土)・24日(日)・30日(土)・31日(日)
      • 4月6日(土)・7日(日)・13日(土)・14日(日)・20日(土)・21日(日)・27日(土)~30日(火)
      • 5月1日(水)~6日(月)・11日(土)・12日(日)・18日(土)・19日(日)・25日(土)・26日(日)
      • 6月1日(土)・2日(日)・8日(土)・9日(日)・15日(土)・16日(日)・22日(土)・23日(日)・29日(土)・30日(日)
    • 運転時刻:
      • 富士回遊91号: 新宿 07:35発 → 河口湖 09:39着
      • 富士回遊92号: 河口湖 16:00発 → 新宿 17:59着
    • 使用車両: E257系5両(全車指定席)

ダイヤ改正前の3月10日までの週末は、「ホリデー快速富士山」(E257系5両、一部指定席)として運転されます。

3月16日のダイヤ改正で、新宿~河口湖間に定期列車として特急「富士回遊」が設定されます。

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特急「富士回遊」の新設にあわせて、週末の臨時列車も「富士回遊91号・92号」として運転されます。ただし、使用車両は、「ホリデー快速富士山」と変わらず、E257系5両編成です。

この変更は、青春18きっぷユーザーには大きな痛手です。従来の「ホリデー快速富士山」は、快速列車ですので青春18きっぷで乗車できました。新宿~河口湖間の利用に加えて、中央本線を乗りとおすときに、新宿~大月間での利用もできました。今後は、臨時列車も特急化されてしまうため、青春18きっぷでの利用はできなくなってしまいます。

中央本線の臨時特急でE257系も健在! 「はまかいじ」は廃止か!?

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しばらくは臨時列車として中央本線に残る? E257系

中央本線の定期特急列車「あずさ」「かいじ」は、3月16日のダイヤ改正で、全て新型車両E353系に統一され、「新たな着席サービス」が導入されます。

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ところが、臨時列車としては、一部、E257系での列車が残るようです。JR東日本のリリースから抜粋すると、以下の臨時特急「あずさ」が、E257系9両編成での運転です。

  • あずさ73号: 新宿 09:22発 → 松本 12:29着(4/27, 5/3-4)
  • あずさ76号: 松本 17:20発 → 新宿 20:22着(5/4-6, 6/2 ※E257系9両またはE353系9両・12両)
  • かいじ73号: 新宿 07:03発 → 甲府 08:39着(主に土休日運転 ※4/13-6/30はE257系9両で運転)
  • かいじ58号: 甲府 10:35発 → 新宿 12:16着(主に土休日運転 ※4/13-6/30はE257系9両で運転)
  • かいじ80号: 甲府 17:08発 → 新宿 19:00着(4/28-30, 5/1-6)

一方、横浜~松本を横浜線経由で結ぶ特急「はまかいじ」の記載は見当たりません。「はまかいじ」は、観光シーズンの週末や、年末年始などの繁忙期に運転されていました。

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↑の乗車レポートのとおり、「はまかいじ」は185系6両編成で運転されていました。このタイミングで運転されなくなるとすると、中央本線の「新たな着席サービス」との兼ね合いが考えられそうです。

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松本駅に到着した「はまかいじ」(2018年7月)

「はまかいじ」の185系車両には、E353系などにある席上のランプがありません。「新たな着席サービス」では、このランプで、空席かどうかがわかるようになっています。中央本線の特急列車の着席サービスを統一するために、185系での運転はできなくなってしまったのかもしれません。

全車指定席にすればよいのかもしれませんが、「はまかいじ」には、そこまでの需要はないと判断したのかもしれません。

他にも、横浜駅の京浜東北線ホームにホームドアを設置すると、運転できなくなってしまうとか、いくつか理由はありそうです。

「ムーンライトながら」は昨年と同じく9日間運転

夜行快速列車「ムーンライトながら」は、昨年と同じく、3月中旬~下旬にかけて9日間運転されます。

  • 快速「ムーンライトながら」
    • 下り(東京→大垣)
      • 運転日: 3月15日(金)~23日(土)
      • 運転時刻: 東京 23:10発 → 大垣 05:45着
    • 上り(大垣→東京)
      • 運転日: 3月16日(土)~24日(日)
      • 運転時刻: 大垣 22:48発 → 東京 05:05着
    • 全車指定席

JR東海のニュースリリースに掲載されています。使用車両は掲載されていませんが、JR東日本の185系10両編成と思われます。

特急「踊り子」が、中央本線から捻出されたE257系に置き換えられることが発表されていますので、前述のとおり、185系は近いうちに引退するのではないかと予想されています。そうなると、「ムーンライトながら」の車両も変更になりそうです。列車ごと消えたりしないとよいのですが…。

「ムーンライト信州」はリリースに記載なし、廃止の可能性が濃厚?

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ムーンライト信州と同じ形式の189系電車

もう一つの夜行快速列車「ムーンライト信州」のほうは、JR東日本のリリースに記載がありません。それでも、ここ何回かは、リリースに記載されていなくても、実際には運転されてきました。

昨年の春は、3月に3日間、GWに2日間の合計5日間運転されていました。

こちらも、189系という古い特急形の車両を利用しています。JR東日本に何編成か残っていた189系も、昨年、次々と廃車となり、現在は1編成しか残っていません。189系が完全に引退してしまうとき、「ムーンライト信州」はどうなってしまうのでしょうか?

(2019.01.26追記)

1月25日に発売された2月号の時刻表(主に3月までの臨時列車を掲載)には、「ムーンライト信州」の運転は掲載されていませんでした。少なくとも、3月中の運転はないようです。

昨年は、ゴールデンウィークにも運転がありましたので、まだ運転される可能性がないわけではありませんが、廃止の可能性が高くなってきたようです。

「くしろ湿原ノロッコ」、30周年記念で川湯温泉まで延長運転

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くしろ湿原ノロッコ号(2005年9月 釧路湿原駅で撮影)

毎年、春~秋にかけて、釧路~塘路間で運転される釧網本線のトロッコ列車「くしろ湿原ノロッコ」号。釧路湿原と釧路川の雄大な景色を、窓のないトロッコ型の車両から眺められる列車です。

そんな「くしろ湿原ノロッコ」ですが、今年は運転開始30周年にあたるとのことで、2日間だけですが、川湯温泉まで延長運転されます。

  • 普通「くしろ湿原ノロッコ81号・82号」
    • 運転日: 5月25日(土)・26日(日)
    • 運転時刻:
      • くしろ湿原ノロッコ82号: 釧路 11:06発 → 川湯温泉 13:32着
      • くしろ湿原ノロッコ81号: 川湯温泉 15:00発 → 釧路 17:27着
      • 途中停車駅: 東釧路、釧路湿原、細岡、塘路、標茶、摩周

※釧路~塘路間で運転される「くしろ湿原ノロッコ1号・2号」は、4/27-30, 5/1-6, 6/1-16,20-30に運転
※釧路~塘路間で運転される「くしろ湿原ノロッコ3号・4号」は、6/1-16,20-30に運転

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釧路湿原駅近くの「細岡展望台」からの眺め

途中の摩周、終点の川湯温泉は、阿寒摩周国立公園への玄関口。絶対に観光列車の需要があるところなのですが、現在は普通列車が6~7往復程度しか運転されていないのですよね。特に、釧路発08:57の快速「しれとこ摩周」の次は、14:14発まで列車がないのです。

この「くしろ湿原ノロッコ81号・82号」、コンスタントに川湯温泉まで運転されれば、観光需要がありそうに思うのですが、どうなのでしょうか?


以上、2019年春の臨時列車のまとめでした。この春は、東北本線の「SL銀河いわて幸せ大作戦」「なつかしの新特急なすの」などが注目です。また、3月のJRダイヤ改正で、JR東日本の中央本線を中心に大きな動きがあるので、それに影響を受ける形で、関東地方の臨時列車にも、特急化や車両変更、廃止などがあるようです。車両の入れ替えとともに、臨時列車も変化していきますね。