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【ホリデー快速鎌倉号 乗車記】貨物専用の武蔵野貨物線を走る臨時快速列車! 武蔵野線沿線から鎌倉への観光におすすめ!

乗車レポート

観光シーズンの土休日に運転される「ホリデー快速鎌倉号」は、武蔵野線の吉川美南駅と横須賀線の鎌倉駅を結ぶ臨時快速列車です。現在はE257系5両編成の全車指定席の列車として運転されています。鎌倉観光に便利な列車ですが、途中、武蔵野貨物線を経由する珍しい旅客列車でもあるのです。そんな「ホリデー快速鎌倉号」の乗車記をお届けします。

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「ホリデー快速鎌倉号」とは?

「ホリデー快速鎌倉号」は、観光シーズンの土休日を中心に運転される臨時列車です。運転日はそれほど多くありませんが、毎シーズン運転されているので、比較的乗りやすい列車でもあります。

2021年9月までは、南越谷駅発着で運転されていましたが、2021年10月以降は、吉川美南駅発着に変更されています。

  • 吉川美南 08:00発 → 鎌倉 09:54着
  • 鎌倉 17:21発 → 吉川美南 19:17着
  • 途中停車駅: 越谷レイクタウン・南越谷・南浦和・武蔵浦和・北朝霞・東所沢・新秋津・西国分寺・横浜・大船・北鎌倉

運転日には、朝の鎌倉行き、夕方の吉川美南行きの1往復が運転されていて、武蔵野線沿線から鎌倉への観光に便利な臨時列車です。車両はE257系(5両編成)が利用されていて、全車指定席となっています。グリーン車はなく、すべて普通車での運転となります。

E257系は特急用の車両ですので、座席はリクライニングシートで、快速列車としては、とても乗り心地の良いものとなっています。

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「ホリデー快速鎌倉号」の運転日・ダイヤ

「ホリデー快速鎌倉号」は臨時列車ですので、運転日が限られています。おおむね、観光シーズンの週末や連休を中心に運転されています。

「ホリデー快速鎌倉号」の運転日は以下のとおりです。(2021年12月までの運転日)

ダイヤは以下のようになっています。

- ↓鎌倉行き ↑南越谷行き
吉川美南 08:00発 19:17着
越川レイクタウン 08:05発 19:13発
南越谷 08:10発 19:09発
南浦和 08:20発 18:58発
武蔵浦和 08:23発 18:55発
北朝霞 08:30発 18:48発
東所沢 08:38発 18:40発
新秋津 08:42発 18:36発
西国分寺 08:50発 18:28発
(武蔵野貨物線)
横浜 09:29発 17:43発
大船 09:47発 17:29発
北鎌倉 09:51発 17:25発
鎌倉 09:54着 17:21発
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「ホリデー快速鎌倉号」は珍しい武蔵野貨物線経由

「ホリデー快速鎌倉号」は、武蔵野線沿線から鎌倉への観光に便利な列車ですが、乗り鉄・鉄道ファン的にも注目の列車です。

というのも、普段は旅客列車が通らない「武蔵野貨物線」(武蔵野南線)を通る列車だからです。

「ホリデー快速鎌倉号」のおおまかなルートを、Googleマップの上に描いてみました。

吉川美南から府中本町までは武蔵野線を走ります(図中のオレンジ色の線)。

その後、府中本町の南側へ続く武蔵野貨物線(紫色の線)に入ります。武蔵野貨物線はほとんどがトンネルで、一瞬地上に出るところに梶ヶ谷貨物ターミナル駅という貨物専用の駅があります。新川崎のあたりでトンネルを抜けると、しばらくは貨物線を走りますが、生麦あたりで東海道線の線路へ転線します(緑色の線)。

横浜駅では東海道線の6番線に到着。その後は東海道線をしばらく走りますが、戸塚駅で横須賀線へ転線(青色の線)。大船駅に停車したあとは、横須賀線を鎌倉まで走ります。

このようなルートを頭に入れておくと、「ホリデー快速鎌倉号」の旅がいっそう楽しくなります。

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「ホリデー快速鎌倉号」に乗車するには指定席券が必要

「ホリデー快速鎌倉号」に乗車するには、以下のきっぷ類が必要です。

  • 乗車する区間の乗車券(Suica等の交通系ICカードでもOK)
  • 指定席券

乗車券は通常のきっぷの他に、Suica等の交通系ICカードも使えます。また、土休日に利用できるフリーきっぷ「休日おでかけパス」「のんびりホリデーSuicaパス」も利用できます。

「休日おでかけパス」「のんびりホリデーSuicaパス」については、以下の記事で詳しく紹介していますので、ぜひご覧ください。

【休日おでかけパス】 東京近郊のおでかけにピッタリのフリーきっぷ! 高崎・宇都宮などフリーエリア外へ乗り越しても意外にお得!?
東京近郊のJR線に1日乗り放題になる「休日おでかけパス」。土休日のみ有効ですが、ゴールデンウィーク、夏休み、年末年始は毎日利用できます。この記事では、「休日おでかけパス」の購入方法、フリーエリア範囲内でのお得な使い方、さらに、応用編として、フリーエリア外への乗り越しでお得に利用する方法も紹介します。

「ホリデー快速鎌倉号」は全車指定席ですので、指定席券(座席指定券)が必要です。満席の場合には乗車することができませんので、乗車する日が決まったら、早めに指定席券を入手しましょう。

指定席券を購入するには、以下のような方法があります。

  • 駅のみどりの窓口で購入
  • 駅の指定席券売機で購入
  • インターネット予約サービス「えきねっと」で購入

おすすめは「えきねっと」での予約・購入です。「えきねっと」では、シートマップで好きな座席を選べるようになっていますが、「ホリデー快速鎌倉号」もシートマップ対応になっています。

基本的に住宅地や都市部を走る列車ですので、特別に景色が良いわけではありません。ただ、鉄道ファン的には「A席」(鎌倉行きの場合は進行方向左の窓側)がおすすめです。武蔵野貨物線の途中にある「梶ヶ谷貨物ターミナル駅」をよく見ることができます。

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【ホリデー快速鎌倉号 乗車記1】南越谷駅での普通列車の合間を縫っての慌ただしい出発

※南越谷駅発着で運転されていたときの乗車記ですので、ご了承下さい。

それでは、「ホリデー快速鎌倉号」の乗車記をお届けします。

8時5分ごろ、南越谷駅に入線してきた「ホリデー快速鎌倉号」
8時5分ごろ、南越谷駅に入線してきた「ホリデー快速鎌倉号」

ホリデー快速鎌倉号が運転される日曜日の朝、午前8時ちょっと前に南越谷駅に到着しました。

南越谷駅は、上り・下りそれぞれ1本のホームしかない駅。ホリデー快速鎌倉号は府中本町方面の1番線から発車しますが、08時02分の府中本町行きの普通列車が発車したあと、08時05分頃に入線してきました。入線時、先頭車の表示は「回送」でした。

「快速」表示になった「ホリデー快速鎌倉号」の先頭車
「快速」表示になった「ホリデー快速鎌倉号」の先頭車

停車してドアが開く前に、「快速」の表示に変わりました。

「ホリデー快速鎌倉号」はE257系で運転、側面の行先表示は「快速」のみ
「ホリデー快速鎌倉号」はE257系で運転、側面の行先表示は「快速」のみ

側面の行先表示も「快速」のみ。ちょっと味気ないですが、運転日がそれほど多くない臨時列車ですからやむを得ないでしょう。

「ホリデー快速鎌倉号」の車内は青いリクライニングシートが並びます
「ホリデー快速鎌倉号」の車内は青いリクライニングシートが並びます

車内はブルーのリクライニングシートが並びます。シートの枕部分のカバーはつけられていません。快速列車だからでしょうか。

E257系は、主に中央線の特急列車に利用されていたE257系0番台(基本9両+付属2両)と、房総方面の特急列車に利用されていたE257系500番台(5両編成)がありますが、「ホリデー快速鎌倉号」は後者の500番台が使われています。

「ホリデー快速鎌倉号」座席の小物入れとドリンクホルダー
「ホリデー快速鎌倉号」座席の小物入れとドリンクホルダー

「ホリデー快速鎌倉号」座席のテーブル
「ホリデー快速鎌倉号」座席のテーブル

特急用の車両なので、当たり前ですが、テーブルや荷物入れ、ドリンクホルダーもついています。

車内を見ているうちに、あっという間に発車時間に。入線から発車までわずか4分。なかなかに慌ただしい発車です。

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【ホリデー快速鎌倉号 乗車記2】武蔵野線の駅にこまめに停車して府中本町へ

08時09分、南越谷駅を発車します。私が乗車している5号車の乗客は4名ほどと、かなり空いています。

「ホリデー快速鎌倉号」は武蔵野線内の駅にこまめに停車していきます
「ホリデー快速鎌倉号」は武蔵野線内の駅にこまめに停車していきます

南浦和、武蔵浦和と、「ホリデー快速鎌倉号」は、武蔵野線内の駅にこまめに停車していきます。途中駅からの乗車もそれほど多くないですが、最終的に5号車は15名程度の乗客となりました。

08時48分、中央線との乗換駅、西国分寺に到着。ここで少し乗客が増えました。

「ホリデー快速鎌倉号」は、西国分寺を出ると、次は横浜まで、40分ほど停車しません。横浜から鎌倉へは横須賀線で1本ですので、この「ホリデー快速鎌倉号」のメリットがあるのは武蔵野線沿線からということになりそうです。

そして、8時50分頃、武蔵野線の終点となる府中本町駅に到着しました。

府中本町駅では、ホームのない線路に停車します。いわゆる運転停車ですので、「ホリデー快速鎌倉号」のダイヤ上は、府中本町駅には停車しないことになっています。

府中本町駅は、武蔵野線の終点ですし、南武線の乗換駅でもあるので、「ホリデー快速鎌倉号」も正式に?停車すれば良いのにと思いますが、どうやら府中本町駅の配線の関係で難しいようです。武蔵野線のホームがある線路からは、武蔵野貨物線へは直接入れないようなのですね。

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【ホリデー快速鎌倉号 乗車記3】トンネルが続く武蔵野貨物線へ

府中本町駅を出ると南武線と並行して多摩川を渡ります
府中本町駅を出ると南武線と並行して多摩川を渡ります

府中本町駅を出発すると、いよいよ武蔵野貨物線へ入ります。府中本町駅の南側で多摩川を渡ります。写真に写っている線路は南武線です。武蔵野貨物線は、多摩川を渡るまでは、南武線と並行しています。

南武線と別れて、「ホリデー快速鎌倉号」は武蔵野貨物線のトンネルへ
南武線と別れて、「ホリデー快速鎌倉号」は武蔵野貨物線のトンネルへ

多摩川を渡り終えると、南武線は左側(東側)へカーブしていきますが、こちらの武蔵野貨物線は、すぐにトンネルに入ります。トンネルに入ったのは8時54分頃でした。

前述のとおり、武蔵野貨物線はほとんどトンネルです。トンネルに入ってしまうと車窓が見えなくなってしまうので、当たり前ですが、貨物専用線であるということは全くわからなくなります。

唯一、旅客線と違うことは、携帯が通じないことでしょうか。最近は、長いトンネルでは携帯が通じるようになっていますが、武蔵野貨物線にはほとんど旅客列車が走らないので、携帯が通じません。

武蔵野貨物線内では唯一の見どころ!? 梶ヶ谷貨物ターミナル駅
武蔵野貨物線内では唯一の見どころ!? 梶ヶ谷貨物ターミナル駅

トンネルに入ってから約10分、9時04分頃に、いったんトンネルから出ると、そこが梶ヶ谷貨物ターミナル駅です。貨物専用駅ですので、JR貨物の管轄です。

何本もの線路の向こうには、たくさんのコンテナが並べられています。

梶ヶ谷貨物ターミナル駅には貨物列車が停車しています
梶ヶ谷貨物ターミナル駅には貨物列車が停車しています

ほとんど貨物を積んでいませんでしたが、貨物列車も停車していました。武蔵野線には貨物列車が頻繁に走っていますが、この梶ヶ谷貨物ターミナル駅を発着している列車も多いのでしょうね。

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【ホリデー快速鎌倉号 乗車記4】トンネルを抜けて武蔵野貨物線から東海道線へ転線!

梶ヶ谷貨物ターミナルを過ぎると、再びトンネルへ。ここから先、トンネルはそれほど長くはなく、5分ほどでトンネルを抜けて外へ出ます。

トンネルを出ると新鶴見信号場へ、車窓に見えるのは横須賀線の線路
トンネルを出ると新鶴見信号場へ、車窓に見えるのは横須賀線の線路

トンネルを出て、横須賀線の新川崎駅の近くにある新鶴見信号場で、東海道線や横須賀線に合流します。ただ、「ホリデー快速鎌倉号」は、まだ武蔵野貨物線を走っていきます。トンネル内では快調に飛ばしていましたが、トンネルを出てからしばらくはノロノロ運転です。

新川崎駅のすぐ横を通過、新川崎駅には横須賀線の逗子行きが停車中でした
新川崎駅のすぐ横を通過、新川崎駅には横須賀線の逗子行きが停車中でした

進行方向左側には、新川崎駅が見えました。ちょうど逗子行きの列車が停車していましたが、「ホリデー快速鎌倉号」も、しばらく後で、あの逗子行きの列車と同じ横須賀線に入ります。

時刻表によると、新川崎駅を9時12分に出る横須賀線の列車で、鎌倉には9時50分に到着。「ホリデー快速鎌倉号」は9時54分に到着ですから、あちらのほうが先行するようです。停車駅は圧倒的に「ホリデー快速鎌倉号」のほうが少ないのになぜ…? というのは、あとでわかります。

「ホリデー快速鎌倉号」は鶴見川を渡るとまもなく鶴見駅に運転停車します
「ホリデー快速鎌倉号」は鶴見川を渡るとまもなく鶴見駅に運転停車します

9時17分頃、鶴見川を渡ります。向こうに見えるのは、旧東海道にかかる鶴見川橋。きれいなデザインの橋ですね。写真では鶴見川橋の陰になってしまっていますが、その向こうに、京浜急行本線の橋があります。

「ホリデー快速鎌倉号」は鶴見駅で5分ほど運転停車
「ホリデー快速鎌倉号」は鶴見駅で5分ほど運転停車

鶴見川を渡り終え、9時18分ごろに鶴見駅に到着。ここでしばらく停車します。まだ貨物線を走っていますので、当然のことながらホームはなく、ドアは開きません。府中本町駅同様、運転停車です。進行方向右側を見ていると、185系の列車が通過していきました。

停車していたのは5分ほどでしょうか。ゆっくりと動き出すと、再びノロノロと貨物線を走っていきます。鶴見駅での運転停車と、東海道線に転線するまでのノロノロ運転のせいで、新川崎駅に停車していた逗子行きの列車のほうが先行するのですね。

京浜急行の生麦駅に近いところで、ポイントを通って東海道線へ。東海道線に入った瞬間、一気に加速していきます。それもそのはず、東海道線では5~10分毎に列車が走っていますので、それらの列車の邪魔にならないように、加速して走らなければならないのですね。

横浜到着直前に、東神奈川駅近くを通過。車両基地が見えます。
横浜到着直前に、東神奈川駅近くを通過。車両基地が見えます。

9時26分ごろ、東神奈川駅あたりを通過。左手には、横浜線の列車が止まっていましたが、その向こうには京浜急行の車両基地も見えますね。

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【ホリデー快速鎌倉号 乗車記5】横須賀線に転線して終点の鎌倉駅へ!

横浜駅には9時28分に到着。東海道線下りホームの6番線に到着します。

戸塚で横須賀線に入って大船駅の8番線に停車
戸塚で横須賀線に入って大船駅の8番線に停車

横浜駅から先も、しばらくは東海道線を走りますが、戸塚駅で横須賀線へ入り、そのまま大船駅へ。9時46分に大船駅に到着しました。大船駅では8番線に到着しました。

「ホリデー快速鎌倉号」は終点の鎌倉に到着
「ホリデー快速鎌倉号」は終点の鎌倉に到着

大船駅を出ると、北鎌倉駅に停車したあと、9時54分、時刻通りに終点の鎌倉駅に到着しました。

南越谷駅から鎌倉駅まで1時間45分の旅でした。運転停車があったり、ノロノロと走る区間が結構長かったり、決して速くはないのですが、武蔵野線沿線から鎌倉へ乗り換えなしで行けるので、便利な列車だと思います。武蔵野線沿線から鎌倉へ行こうとすると、何度も乗り換えが必要になりますからね。

それに、鉄道に興味のある方なら、一度は武蔵野貨物線を通る列車に乗ってみたいでしょう(笑) 「ホリデー快速鎌倉号」は、運転日は多くないものの、毎シーズン、連休等に運転されていますので、比較的乗りやすい列車です。


以上、「【ホリデー快速鎌倉号 乗車記】貨物専用の武蔵野貨物線を走る臨時快速列車! 武蔵野線沿線から鎌倉への観光におすすめ!」でした。観光にも便利、鉄道ファン的にも面白い、「ホリデー快速鎌倉号」はそんな列車です。

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