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足湯新幹線「とれいゆつばさ」乗車レポート、足湯に入りながら流れゆく車窓を眺めるのは贅沢な体験でした

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新庄駅に停車中のとれいゆつばさ

1月上旬の南東北一周の汽車旅に行った際に、足湯新幹線「とれいゆつばさ」に乗車しましたので、その様子を詳しくお伝えしようと思います。正月明け最初の週末ということもあってか、かなり空いていて、存分に足湯を満喫することができました。

足湯新幹線「とれいゆつばさ」とは?

「とれいゆつばさ」は、山形新幹線と同型のE3系電車を改造して、観光列車として運行できるようにしたものです。元は秋田新幹線を走っていた「こまち」の車両です。山形新幹線は7両編成ですが、とれいゆつばさは6両編成となっています。

その特徴は、何といっても、16号車に設けられた足湯です。走る列車の中で足湯に入れるという、これまでにないコンセプトの列車になっています。

また、足湯だけでなく、15号車にはバーカウンターやラウンジがあり、山形の地酒や名産品を味わうことができます。12号車~14号車はお座敷風の指定席となっています。いわゆるお座敷列車とは異なり、ボックスシートの座面が畳になっています。また、11号車は元グリーン車のゆったりしたシートですが、とれいゆつばさでは普通車の値段で乗車可能です。

いつ・どこを走っているの? どうすれば乗れるの?

「とれいゆつばさ」は、山形新幹線の在来線区間の福島~新庄間を、週末を中心に1日1往復 走っています。現在のダイヤでは、午前中に「とれいゆつばさ1号」として福島から新庄へ、午後に「とれいゆつばさ2号」として新庄から福島へ運転されています。

特急としての運転ですので、乗車券以外に特急券が必要 になりますが、同区間を走る通常の山形新幹線の普通車指定席の料金と同額になっています。青春18きっぷでは乗車できませんが、指定席特急券のみ追加すれば利用可能なフリーきっぷが多く存在します。

利用可能日が多いフリーきっぷとしては、

  • 小さな旅・ホリデーパス(主に南東北のJR在来線に1日乗り放題,土日利用可)
  • 週末パス(JR東日本の宮城・山形以南に2日間乗り放題,土日利用可)

などがあります。特急券を購入すればとれいゆつばさにも乗車できます。

とれいゆつばさは運転日が限定される臨時列車ですが、団体専用やツアー専用ではないため、ふつうにみどりの窓口や指定席券売機、えきねっとなどで予約・購入ができます。 なお、とれいゆつばさを利用したツアーもあり、優先的に足湯利用券を確保できる特典もついています。

足湯に入るのはどうすればいいの?

足湯に入るには「足湯利用券」が必要になります。足湯利用券は、びゅう旅行商品のツアーを購入すると、乗車前に優先的に購入することができます。ただ、足湯利用券が余っていれば、当日購入も可能です。

当日購入の場合には、15号車のバーカウンターで申し出れば購入可能です。1回あたり15分で380円(タオル付き)です。15分ごとに枠が決められていて、空いているところから自由に選ぶことができます。なお、15分には着替えの時間も含まれますので、実際に足湯に浸かれるのは10分程度でしょうか。

車内の様子は?

「とれいゆつばさ」の車内の様子を簡単にご紹介します。

とれいゆつばさのお座敷指定席

12~14号車のお座敷指定席です。座面が畳になっているお座敷のボックスシートです。2+1列の配置でとてもゆったりとしています。これで普通車指定席と同料金ですので、これだけでも乗りドクと言えます。

とれいゆつばさ15号車のラウンジ

15号車にはバーカウンターがあって、山形の地酒やつまみ、飲み物、お菓子やアイスクリームが売っています。とれいゆつばさのグッズも売っていました。また、とれいゆつばさのスタンプが置いてあります。足湯利用券も15号車のバーカウンターで購入します。380円です。

バーカウンターの横には、上の写真のようなラウンジ(湯上りラウンジ)があります。こちらのほうが12~14号車のお座敷指定席よりも、お座敷列車に近い雰囲気の座席になっています。バーカウンターで購入したお酒や飲み物、食べ物を味わうことができます。15号車はとれいゆつばさの中で最もにぎわっている場所です。

とれいゆつばさ16号車の足湯

16号車が足湯になっています。16号車の中央に着替え用のソファがあり、ここで靴や靴下を脱いだりします。その両側の少し高くなったところに、赤い足湯の浴槽があります。一つの浴槽で3名ほどが入れそうな大きさです。

実際に足湯を体験してみました

実際に、足湯を体験してみましたので、レポートしてみたいと思います。

発車直後、15時からの足湯利用券を購入

今回は、新庄発の「とれいゆつばさ2号」に、新庄から終点の福島まで乗車しました。一人旅ということもあり、11号車の元グリーン車の席を予約していたのですが、足湯利用券を購入しようと思い、15号車から乗車しました。乗車してすぐにバーカウンターに行くと、足湯利用券はまだあるとのこと。まだあるどころか、すべての時間帯で空きがあるので、好きなところを選んでよいと言われました。自分の席は11号車、今いるバーカウンターは15号車、ということで、席まで戻ってまた来るのも面倒だと思い、一番最初の15時からの券を購入しました。

いざ、足湯へ

指定された時間の10分前に15号車に来るように言われました。あと5分しほどかないので、15号車のバーカウンターを眺めながら待つことにします。すると、もう入ってもよいとのことで、16号車の足湯へ案内されました。

足湯利用券を渡して、タオルと靴を入れるビニール袋を受け取り、16号車中央の着替え用のスペースへ。上の写真の黒いソファが置いてあるところが着替え用スペースです。ここに荷物を置いて、足湯の浴槽がある一段高いところへ。ここからは土足厳禁です。

とれいゆつばさの足湯の槽

足湯の浴槽です。3名程度が同時に入れそうな横長の槽です。手前側からジェットが出ています。浴槽の上は普通の窓で、車窓を眺めながら足湯に浸かれるようになっています。

足湯のジェット

実際に入ってみると、温度はそこそこで、ちょうど気持ちの良い程度です。ジェットが足に当たって気持ちよく、足湯としてはよくできていると思いました。さすがに本物の「温泉」ではないですし、循環されているようでわずかに塩素臭がしますが、多くの人が入るので衛生面では致し方ないでしょう。かけ流しというわけにはいきませんし…。

15時になって新庄駅を発車すると、いきなりポイント通過で揺れます。列車が揺れると、当然足湯の湯船も波立ちますが、槽自体がそこそこ深いので、お湯がこぼれる心配はありません。これがこぼれるような揺れだったら、ただ事ではないでしょう。

足湯からの車窓

15時からの回は私一人だけでしたので、足湯を独占させてもらいました。とれいゆつばさは快調に飛ばしていきます。車窓は雪景色で、足湯に浸かりながらというのは、何とも不思議で贅沢な気分です。

予定時刻の15時よりも少し早めに入らせてもらったので、たっぷり15分以上浸かってから足湯を出ます。渡されたタオルで足を拭いて、靴下と靴を履き、荷物をもって16号車を出ました。

足湯に入る際の注意点ですが、着替えにそれほど時間をかけられないので、脱ぎやすい靴下や、まくりやすいズボンをはいていったほうがよいでしょう。

週末なら土曜日のとれいゆつばさ2号が狙い目?

今回は、土曜日のとれいゆつばさ2号に乗車しましたが、車内はかなり空いていました。東京方面からの観光客は、土曜日の下り(福島→新庄)のとれいゆつばさ1号か、日曜日の上り(新庄→福島)のとれいゆつばさ2号に集中するように思います。ですので、予定が許すのであれば、土曜日のとれいゆつばさ2号が狙い目かもしれません。最も、平日であればもっと空いているでしょうけれど。

また、おそらく新庄~山形間のほうが空いていると思います。山形新幹線は、山形での乗降が圧倒的に多く、福島~山形は混雑する傾向にあります。確実に足湯に入りたいのであれば、新庄~山形間を乗車したほうがよさそうです。

以上、とれいゆつばさ号の乗車レポートでした。特急列車の中に足湯を造ってしまうというこれまでにないコンセプトの列車でしたが、十分に楽しめました。列車内での足湯ももちろん新鮮な体験ですが、バーカウンターがあるので湯上りの楽しみもあります。

今後も継続的に運転されるでしょうから、山形方面へ旅行の際は、ぜひ乗車して足湯を体験することをおすすめします。