ひさの乗り鉄ブログ

青春18きっぷの話題をはじめ、観光列車や風光明媚な路線の乗車記などを思うままに綴っていく乗り鉄ブログです。

釧網本線で車窓と観光・グルメを楽しもう! 沿線のおすすめ観光スポットや駅舎カフェをご紹介します!


道東、釧路と網走を結ぶ釧網本線。沿線には釧路湿原や摩周湖・屈斜路湖などの観光資源が多くある観光路線です。車窓も素晴らしく、釧路湿原やオホーツク海を間近に眺めることができます。そして、無人駅の駅舎を活用したカフェやレストランが多く、「駅舎グルメ」を楽しめる路線でもあります。

この記事では、釧網本線の車窓の見どころ、おすすめの観光スポット、それに、川湯温泉駅「オーチャードグラス」、北浜駅「停車場」の駅舎グルメをご紹介します。

※2019.11.24更新

釧網本線とは?

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釧網本線の気動車キハ54形

釧網本線(せんもうほんせん)は、道東の中核都市、釧路と網走を結ぶJR北海道の路線です。全長166.2kmで、全線が非電化・単線です。


全線を走る列車は5往復のみで、そのうち1往復が快速「しれとこ摩周号」です。快速と言っても、通過する駅はたったの3つ。快速を含めて、ほぼすべての列車が1両の気動車で運行されています。

それでは、釧路駅から網走駅まで乗車してみましょう。順番に、車窓やおすすめの観光スポット、駅舎グルメを紹介していきます。

【釧網本線の車窓】 釧路湿原(東釧路~茅沼)

日本最大の湿原として有名な釧路湿原を車窓から眺めることができます。

釧路から網走方面への列車に乗ると、一つ目の東釧路駅を出たところから、車窓の左側(西側)に釧路湿原が見えます。

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釧網本線から眺める釧路湿原と釧路川の車窓 あいにくの雨模様でした

今回乗車したときは、あいにくの雨模様だったため、あまり眺望が効かない状態でしたが、小さな池や沼が点在し、その中を釧路川が蛇行している様子を眺めることができます。

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塘路駅からの車窓 広大な湿原の車窓が30分以上続きます

塘路駅からの車窓です。こんな風景が30分以上も続きます。

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毎年夏季に運転される「くしろ湿原ノロッコ号」(2005年9月撮影)

釧路湿原の車窓を眺めるのであれば、夏季に運転される「くしろ湿原ノロッコ号」がおすすめです。釧路~塘路間を1日1~2往復運転されます。窓のないトロッコ型の車両(展望車)はすべて指定席ですので、あらかじめ指定席券(530円)を購入しておきましょう。

www.jrhokkaido.co.jp

もう少し高いところから釧路湿原を眺めたい場合には、釧路湿原駅で下車して徒歩15分ほどの「細岡展望台」からの眺めがおすすめです。

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釧路湿原駅から徒歩15分ほどの細岡展望台 釧路湿原を一望したいならココ!

釧網本線は湿原と同じ高さを走りますので、迫力のある車窓を望めますが、釧路湿原の雄大さを感じたいのであれば、細岡展望台がおすすめです。

【釧網本線の観光】摩周湖・屈斜路湖

釧網本線の摩周駅・川湯温泉駅から路線バスでアクセスできる観光スポットとしては、「阿寒摩周国立公園」内にある、摩周湖や屈斜路湖がおすすめです。

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青い湖水が神秘的な「摩周湖」(摩周湖第一展望台より, 2005年9月撮影)

摩周湖は、透明度が日本一の湖です。「摩周ブルー」と呼ばれる青い湖面はとても神秘的で、見る価値はあります。

ところが、摩周湖は標高が高いうえに、北海道東部の気候的な影響で、「霧の摩周湖」と言われるほど霧が発生しやすい場所にあります。特に、夏季は北東からの湿った空気が流れ込んで霧が発生しやすいため、晴れてすっきりとした摩周湖の姿を眺められるかは運次第です。

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霧の「摩周湖」真っ白で何も見えません(2018年8月撮影)

2018年8月に訪問した時は、小雨模様だったこともあり、残念ながら真っ白。まあ、これは極端にしても、摩周駅や川湯温泉駅周辺が晴れていても、摩周湖は霧の中、ということもよくあります。

摩周湖へのアクセスは、摩周駅または川湯温泉駅から路線バスになります。路線バスは本数が少ないので、釧網本線の列車のダイヤも含めて、事前にどの列車・バスに乗るか、計画しておいたほうが良いでしょう。

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屈斜路湖の湖岸にある「砂湯」 温泉が湧き出します

摩周湖とは反対側、釧網本線の西側には屈斜路湖があります。大きなカルデラ湖で、周囲には、不気味に噴煙を上げる「硫黄山」、屈斜路湖の湖畔から温泉が湧き出る「砂湯」、屈斜路湖を一望できる「美幌峠」といった観光スポットがあります。また、沿岸には川湯温泉の温泉街があります。

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屈斜路湖を一望できる美幌峠(2008年9月撮影)

個人的なおすすめは美幌峠。屈斜路湖を一望できるスポットです。屈斜路湖の真ん中にある「中島」もバッチリ見えます。レストハウスや休憩室、お土産屋もあります。

摩周湖・屈斜路湖を路線バスで巡るなら、「弟子屈えこパスポート」がおすすめです。2日券1,500円で、指定された路線バスに乗り放題です。期間限定で、例年、夏季(7月下旬~9月上旬)、冬季(2月)に発売されているようで、これにあわせて、摩周湖や屈斜路湖周辺の観光地への路線バスも運転されています。

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【釧網本線のグルメ】川湯温泉駅「オーチャードグラス」

摩周湖・屈斜路湖の観光拠点、川湯温泉駅には、駅舎を活用したカフェレストラン「オーチャードグラス」があります。

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川湯温泉駅の待合室にある「オーチャードグラス」の入口

川湯温泉駅の待合室に入口があります。早速入ってみましょう。

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ステンドグラスをあしらったおしゃれなオーチャードグラスの店内

ステンドグラスをところどころにあしらった窓に、レトロなテーブルセットを備えた、おしゃれな店内です。とても、JR北海道の無人駅の駅舎とは思えません(笑)

一番人気はビーフシチュー(1,800円)だそうですが、1日20食限定でこの日は残念ながら売り切れ。2番人気のハンバーグ(ライス付きで1,100円)を注文しました。

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2番人気の「ハンバーグ」 ふわっとした手捏ねハンバーグが美味でした

目玉焼きが乗り、デミグラスソースがたっぷりかかったハンバーグです。手捏ねのハンバーグは、ふんわりとしていて、とても美味しかったです。

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こちらも美味しいソフトクリーム ひがし北海道フリーパスの特典で100円に!

「ひがし北海道フリーパス」の特典で、このオーチャードグラスのソフトクリーム(380円)が100円になるとのことで、デザートに注文しました。こちらも、美味でございました。

この「オーチャードグラス」、夏の観光シーズンは大人気だそうで、満席になることもしばしばあるそうです。観光シーズンに行かれる場合には、お昼どきを外したほうがよいかもしれません。

【釧網本線の車窓】斜里岳(札弦~知床斜里)

斜里岳は、知床半島の付け根部分にある標高1,547メートルの火山です。斜里岳、南斜里岳など、いくつかの山頂がありますが、山全体としてはすそ野がなだらかな美しい独立峰です。「斜里富士」などとも呼ばれています。

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斜里富士とも呼ばれる独立峰「斜里岳」

釧網本線からは、札弦(さっつる)駅~知床斜里駅の間で、網走方面行き列車の車窓右手(東側)に見ることができます。

あいにく、山頂部は雲がかかってしまっています。このあたりは、斜里平野に田園風景が広がるエリアですので、車窓からでも、斜里岳をすそ野まできれいに眺めることができます。手前にある電線が少し邪魔ですが…

【釧網本線の車窓】オホーツク海(知床斜里~網走)

知床斜里~網走間は、ずっとオホーツク海に沿っています。網走方面行きの列車では、車窓右手に見ることができます。

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北浜駅展望台からのオホーツク海の眺め(知床半島方面)

車窓からも間近にオホーツク海を眺めることができますが、途中下車して眺めるなら、北浜駅がおすすめです。「オホーツク海に一番近い駅」で、駅舎の横に展望台が整備されています。また、あとで紹介する駅舎カフェ「停車場」もあります。

上の写真は、北浜駅の展望台から、知床半島方面を眺めたものです。オホーツク海のホントにすぐそばに駅があることがわかると思います。

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北浜駅展望台からの眺め(網走方面)

こちらは網走方面を撮影したものです。この海が、2月になると流氷で埋め尽くされるのです。

流氷の時期にまた来たいと思える絶景の駅でした。

【釧網本線のグルメ】北浜駅「停車場」

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北浜駅の古い木造駅舎

北浜駅の駅舎は、木造の古いもので、海岸沿いにあることもあって、とても良い雰囲気を醸し出しています。

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北浜駅の駅舎内 名刺やきっぷがいたる所に貼られています

北浜駅は無人駅ですが、待合室があります。待合室には、このように名刺やきっぷなどがいたるところに貼られています。そんな待合室の一角に、駅舎カフェ「停車場」の入口があります。

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古い客車をモチーフにした雰囲気の良い「停車場」の店内

カフェ、というか、昔ながらの「喫茶店」と言ったほうがよいかもしれません。古い客車をモチーフにした店内には、ボックスシートのような座席や、網棚(本当に「網」の棚です!)があります。

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歴史を感じる「停車場」のカウンター

カウンター席も昔ながらの雰囲気。ちょっと怖そうな店主が一人で切り盛りしていましたが、その見た目とは裏腹に(失礼!)、接客はとても丁寧でした。

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メニューは、コーヒーやジュースなどのドリンク以外に、ラーメン、カレー、ハンバーグやポークジンジャーなどの食事もあります。

先ほど、川湯温泉のオーチャードグラスでランチを食べてきたばかりなので、ウインナーコーヒーを注文。昭和の汽車の雰囲気に浸りながら、夕方のひと時を楽しんだのでした。

なお、北浜駅~網走駅には、釧網本線以外に、路線バス(網走バスの小清水線)も走っています。釧網本線は本数が少ないので、路線バスを活用すると効率的に観光できます。

このときは、北浜駅に17時に到着しましたが、次の網走方面行きの列車は19時30分までありません。そこで、北浜駅前のバス停から出る網走駅行きの路線バスに乗車して、網走まで行ったのでした。

オホーツク海の流氷に釧路湿原のタンチョウ! 冬の釧網本線もおすすめ!

以上、釧網本線の車窓や観光スポットをご紹介しました。

北海道の観光シーズンといえば初夏~夏なのですが、釧網本線は冬の観光もおすすめです。

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まず、一度は見ておきたい「流氷」があります。例年、1月下旬~3月上旬の時期に、オホーツク海に接岸し、見渡す限りの海を埋めつくす流氷。北海道のような低緯度で見られるのはとても珍しいのだそうです。

釧網本線の沿線では、終着駅の網走駅から、バスで10分ほどのところから、流氷観光砕氷船「オーロラ号」に乗船することができます。流氷砕氷船は、流氷の上に船首を乗り上げ、その重みでバリバリと流氷を砕きながら進む船です。一面を埋め尽くす流氷の絶景と、バリバリと氷を割って進む大迫力を味わうことができますので、一度は乗船してみることをおすすめします。

www.ms-aurora.com

流氷シーズンには、オホーツク海の沿岸を走る網走~知床斜里間に、観光列車「流氷物語号」が運転されます。観光列車といっても通常の普通列車用の車両ですが、途中駅で流氷を眺めるために停車時間が設けられています。「流氷物語号」で網走へ行き、さらに流氷砕氷船で流氷を楽しむという使い方がおすすめです。

一方、釧網本線の南側、釧路湿原の周辺では、「タンチョウ」を見ることができます。タンチョウが見られるのは11月~3月。運が良ければ列車の中からも見られます。

そして、冬の釧路湿原を旅するときにぜひ乗車したいのが、「SL冬の湿原号」というSL列車です。毎年、2月を中心に、釧路~標茶間で1日1往復運転されています。SLがひく客車にはストーブが備え付けられていて、暖をとりながら冬の釧路湿原の車窓を眺めることができるのです。

釧網本線の観光列車「流氷物語号」「SL冬の湿原号」については、以下の記事もご覧ください。

www.kzlifelog.com

釧網本線を旅するときにおすすめのフリーきっぷ

釧網本線に乗車する際におすすめのフリーきっぷを紹介します。

札幌(新千歳空港)から道東へ向かう場合や、道東だけでなく道央も合わせて観光する場合などに便利なフリーきっぷが「ひがし北海道フリーパス」です。AIRDO、Peachで北海道の空港に到着した乗客専用のフリーきっぷですが、道央~道東の特急列車の自由席に5日間も乗り放題で16,380円と格安です。

筆者も道東を観光する際に利用したことがありますが、道東だけでなく、旭川、美瑛などにも立ち寄りました。

詳しくは以下の記事で紹介しています。ぜひご覧ください。

www.kzlifelog.com


札幌を起点に、釧網本線の起終点となる釧路や網走へ特急列車で移動する場合には、「えきねっとトクだ値」などの割引きっぷがお得です。

2019年11月現在、以下のきっぷが設定されています。日程・列車・席数限定ですので、実際に乗車したい列車い設定されているかは、「えきねっと」にログインしてお確かめください。

  • 札幌~網走(特急オホーツク): えきねっとトクだ値(30%引き)
  • 札幌~釧路(特急スーパーおおぞら): えきねっとトクだ値(15%引きまたは45%引き)

「えきねっとトクだ値」については、以下の記事をご覧ください。

www.kzlifelog.com

また、JR北海道の主要なフリーきっぷ、割引きっぷについては、以下の記事でまとめて紹介していますので、ぜひご覧ください。

www.kzlifelog.com


以上、「釧網本線で車窓と観光・グルメを楽しもう!」と題して、釧網本線の観光スポットや駅舎カフェなどをご紹介しました。車窓を眺めているだけでも飽きない釧網本線ですが、沿線の観光スポットも一級品。途中下車して、観光しつつ、駅舎カフェでグルメも楽しむ、そんな旅がおすすめの路線です。

関連記事

釧網本線の観光列車「くしろ湿原ノロッコ号」が好調だという話題の記事です。

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