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2020年春の青春18きっぷで乗りたい路線・列車4選! 札沼線 北海道医療大学~新十津川は青春18きっぷラストシーズン!

ノウハウ
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2020年春の青春18きっぷシーズンがやってきます。春シーズンは、夏や冬に比べると、観光列車や臨時列車の運転は少なめですが、期間中にダイヤ改正があるため、新たに運転を開始する列車や、運転を終了する列車、廃止されてしまう路線が多くあります。この記事では、2020年春の青春18きっぷシーズンに乗っておきたい列車・路線をご紹介します。

札沼線 北海道医療大学~新十津川間、最後の青春18きっぷシーズン!

札幌と新十津川を結ぶJR札沼線。その末端部分となる北海道医療大学~新十津川間は、2020年5月6日の運行をもって廃止されます。

すでに乗り納めの鉄道ファンで賑わっていますが、青春18きっぷを利用して乗車できるのは、この春の青春18きっぷシーズンの3月1日~4月10日がラストとなります。

この区間、新十津川まで運転される列車は、1日にたった1往復。ですので、札幌から往復する場合には、以下の乗り継ぎが唯一のものとなります。

  • 札幌 → 新十津川
    • 札幌 06:58発 → 石狩当別 07:38着(札沼線 北海道医療大学行き)
    • 石狩当別 07:45発 → 新十津川 09:28着(札沼線 新十津川行き)
  • 新十津川 → 札幌
    • 新十津川 10:00発 → 北海道医療大学 11:17着(札沼線 石狩当別行き)
    • 北海道医療大学 11:29発 → 札幌 12:15着(札沼線 札幌行き)

一方、新十津川駅から石狩川を挟んだ対岸には、JR函館本線の滝川駅があります。この間、約4.5kmですので、徒歩で1時間弱、路線バスならバス停まで歩く時間を含めても20分くらいで到着できます。

新十津川駅~滝川駅の徒歩ルートは上の地図のようになっています。積雪が予想される場合には、路線バスにしたほうが無難でしょう。

滝川駅は、札幌からの特急「カムイ」「ライラック」が30分に1本ほど発着するうえに、普通列車でも岩見沢駅での乗り換えで到着することができますので、片道を滝川駅経由とすることで、乗り継ぎの幅が大きく広がります。

  • 往路を滝川駅経由(新十津川 10:00発の札沼線に乗車)
    • 札幌 07:00発 → 滝川 08:36着(函館本線 滝川行き)
    • 滝川駅前 09:04発 → 新十津川役場 09:17着(北海道中央バス 230円)
    • 新十津川 10:00発 → 北海道医療大学 11:17着(札沼線 石狩当別行き)
    • 北海道医療大学 11:29発 → 札幌 12:15着(札沼線 札幌行き)
  • 復路を滝川駅経由(新十津川 09:28着の札沼線に乗車)
    • 札幌 06:58発 → 石狩当別 07:38着(札沼線 北海道医療大学行き)
    • 石狩当別 07:45発 → 新十津川 09:28着(札沼線 新十津川行き)
    • 新十津川役場 09:50発 → 滝川駅前 10:04着(北海道中央バス 230円)
    • 札幌方面
      • 滝川 10:38発 → 岩見沢 11:17着(函館本線 岩見沢行き)
      • 岩見沢 11:35発 → 札幌 12:19着(函館本線 いしかりライナー 小樽行き)
    • 旭川方面
      • 滝川 12:13発 → 旭川 12:55着(函館本線 旭川行き)
    • 富良野方面
      • 滝川 15:28発 → 富良野 16:34着/16:46発 → 東鹿越 17:31着(根室本線 東鹿越行き)

※上記ダイヤは2020年3月13日までのもの(3月14日のダイヤ改正で変更になります)

新十津川役場~滝川駅前の路線バスのダイヤは、北海道中央バスのWebサイトをご覧ください。「滝新線」という路線名です。

札幌発の場合、往路を滝川経由にするメリットはあまりありませんが、札沼線に乗車したあとで滝川駅に出て、旭川方面、富良野方面などへ旅を続けることができます。(乗り継ぎはあまりよくないですが…)

北海道の乗り鉄や旅行に、札沼線の乗り納めを盛り込むこともできますので、どうぞ参考にしてみてください。

常磐線全線運転再開! 青春18きっぷで東京~仙台の旅へ!

2011年の東日本大震災から9年、常磐線の不通区間として最後まで残っていた富岡~浪江間の運転が、2020年3月14日のダイヤ改正から再開されます。これにより、9年ぶりに、常磐線は全線で運転が再開されることになります。

注目は、品川・上野~仙台での直通運転を開始(再開)する特急「ひたち」ですが、普通列車だけを乗り継いでも品川・上野~仙台を移動することは可能です。

青春18きっぷだけで品川・上野~仙台間を移動しようとすると、

  • 品川・上野~水戸
  • 水戸~いわき
  • いわき~原ノ町
  • 原ノ町~仙台

の4本の列車を乗り継ぐことになります。

ダイヤ改正後、常磐線のいわき~原ノ町ではE531系に統一されます
ダイヤ改正後、常磐線のいわき~原ノ町ではE531系に統一されます

新たに運転を再開する区間の普通列車は、原ノ町駅で系統分離されることが発表されています。上記の区間でいえば、いわき~原ノ町間に、新たに運転を再開する富岡~浪江間が含まれますが、この区間はE531系電車での運転となります。

いわき~富岡のE651系普通列車も見納め?
いわき~富岡のE651系普通列車も見納め?

いわき~原ノ町間は、1日22本(11往復)の普通列車が運転されます。代行バスの時代に比べると運転本数は倍増しますが、それでも、この区間は常磐線では最も列車の本数が少ない区間です。日中時間帯は、2~3時間ほど列車の運転間隔が空くこともあります。

運転再開する区間やその周辺駅での途中下車を楽しむ場合には、あらかじめ乗り継ぎの計画をしっかりと立てておいたほうが良いでしょう。また、特急「ひたち」でワープするのもよいでしょう。

特急「ひたち」を利用してワープするのであれば、常磐線全線運転再開を記念して設定される「お先にトクだ値スペシャル」「お先にトクだ値」を利用するとよいでしょう。

群馬デスティネーションキャンペーン開催にあわせてSLに乗ろう! 重連運転も!

高崎地区のSL列車に使われるC6120蒸気機関車
高崎地区のSL列車に使われるC6120蒸気機関車

2020年4月~6月の3か月間、群馬デスティネーションキャンペーン(群馬DC)が開催されます。

その群馬DCにあわせて、魅力的なSL列車が運転されます。

注目は、群馬DCのオープニングにあわせて重連で運転される「群馬DCオープニング号」「ダブルSLぐんま号」です。高崎~水上間を往復するダイヤは、通常時に運転される「SLぐんまみなかみ」と同じですが、D51+C61のSL重連で運転されます。

  • 快速「群馬DCオープニング号」
    • 運転日: 2020年4月4日(土)
    • 運転時刻: 高崎 09:56発 → 水上 12:03着
    • 使用車両: SL(D51+C61)+旧型客車6両(3号車はラウンジカー)
  • 快速「ダブルSLぐんま号」
    • 運転日: 2020年4月4日(土)
    • 運転時刻: 水上 15:20発 → 高崎 17:13着
    • 使用車両: SL(D51+C61)+旧型客車6両(3号車はラウンジカー)

さらに、SL重連の翌日には、熊谷から横川まで、「さいたま×ぐんま号」が運転されます。ふだんは客車列車が運転されない高崎線の熊谷~高崎間を走ります。高崎線内はEL運転(電気機関車牽引)ではありますが注目です。

  • 快速「さいたま×ぐんま号」
    • 運転日: 2020年4月5日(日)
    • 運転時刻
      • 下り: 熊谷 11:42発 → 横川 13:50着
      • 上り: 横川 15:15発 → 高崎 16:18着
    • 使用車両
      • 下り: 熊谷→高崎はEL牽引、高崎→横川はSL牽引、旧型客車6両
      • 上り: EL牽引+旧型客車6両(「ELぐんま よこかわ」として運転)

「SLぐんま みなかみ」、水上駅での転車台も見どころの一つ!
「SLぐんま みなかみ」、水上駅での転車台も見どころの一つ!

週末を中心にコンスタントに運転されている「SLぐんま みなかみ」「EL・SLぐんま よこかわ」も運転されます。春の青春18きっぷ期間中(3/1~4/10)に運転されるSL列車は以下の通りです。

  • 快速「SLぐんま みなかみ」
    • 運転日: 2020年3月20日(金)
    • 運転時刻
      • 下り: 高崎 09:56発 → 水上 12:03着
      • 上り: 水上 15:20発 → 高崎 17:13着
    • 使用車両: SL+12系客車(5両)
  • 快速「EL・SLぐんま よこかわ」
    • 運転日: 2020年3月7日(土)・14日(土)・21日(土)
    • 運転時刻
      • 下り: 高崎 09:47発 → 横川 10:49着(EL牽引)
      • 上り: 横川 14:15発 → 高崎 15:18着(SL牽引)
    • 使用車両: SL+12系客車+EL(5両)

新潟地区キハ40系乗り納め!(磐越西線・只見線など)

只見線のキハ40系、2020年3月のダイヤ改正で引退!
只見線のキハ40系、2020年3月のダイヤ改正で引退!

JR東日本は、国鉄形気動車キハ40系の置き換えを進めるため、新型の電気式気動車「GV-E400系」の投入を進めています。すでに、磐越西線や羽越本線などではGV-E400系の営業運転が始まっています。

そして、2019年度末(2020年3月)までに、新潟地区(磐越西線、羽越本線、信越本線など)で、キハ40系をすべてGV-E400系に置き換えることを発表しています。

さらに、只見線でも、キハ40系が引退し、キハE120系を塗装変更して投入することが発表されています。

ということで、この春の青春18きっぷシーズンは、新潟地区でのキハ40系の乗り納めに出かけてみてはいかがでしょうか。

もっとも、ある日を境に、すべての車両が入れ替わるということはなく、徐々に置き換えが進んでいくものと思われます。そのため、春の青春18きっぷシーズンが始まる3月1日まで、新潟地区のキハ40系が残っているかはわかりません。どうしても乗り納めをしておきたい方は、青春18きっぷにこだわらずに乗りに行ったほうがよいかもしれません。遅くとも、ダイヤ改正前日の3月13日までには乗り納めをしておくとよいでしょう。

以下の記事は、冬の青春18きっぷ向けに書いたものですが、参考にどうぞ。

3月上旬は、磐越西線や只見線の沿線には雪が残っているかもしれません。特に、只見線は豪雪地帯を走るため、雪見鉄もおすすめです。12月末に乗車した只見線の乗車記も、ぜひご覧ください。


以上、「2020年春の青春18きっぷで乗りたい路線・列車4選! 札沼線 北海道医療大学~新十津川は青春18きっぷラストシーズン!」でした。ダイヤ改正を挟む春の青春18きっぷシーズン。もう二度と乗れなくなってしまう路線や列車にはもちろんのこと、新たに運転を再開する路線に乗車してみるのもよさそうですね。

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