JR北海道は、6日間特急列車(自由席)に乗り放題で12,000円という格安のフリーきっぷ「HOKKAIDO LOVE! 6日間周遊パス」を期間限定で発売しています。利用できるのは9月30日まで。指定席も4回まで利用でき、長距離の移動も安心! 北海道の補助金を活用したきっぷのため、販売回数が上限に達した場合には発売終了となります。
JR北海道によると、6月24日現在、あと2週間程度で発売終了の見込みとのことです。
- JR北海道の特急列車に6日間乗り放題で12,000円!「HOKKAIDO LOVE! 6日間周遊パス」
- 北海道の補助金を活用することで12,000円を実現した「HOKKAIDO LOVE! 6日間周遊パス」
- 「HOKKAIDO LOVE! 6日間周遊パス」は都市間往復だけでも十分お得!
- 「HOKKAIDO LOVE! 6日間周遊パス」は前日までの購入が必要! 北海道外からの旅行者は要注意!
- 「HOKKAIDO LOVE! 6日間周遊パス」の指定席は「えきねっと」で予約不可なので注意!
- 「HOKKAIDO LOVE! 6日間周遊パス」で道北・道央周遊旅行を実践!
- 今年の北海道の鉄旅は青春18きっぷより「HOKKAIDO LOVE! 6日間周遊パス」!
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JR北海道の特急列車に6日間乗り放題で12,000円!「HOKKAIDO LOVE! 6日間周遊パス」
JR北海道は、北海道内の在来線特急列車の普通車自由席に6日間乗り放題で12,000円という格安のフリーきっぷ「HOKKAIDO LOVE! 6日間周遊パス」を発売します。
- 利用期間: 2022年3月26日(土)~9月30日(金)
- 2022年9月25日(日)利用開始分まで
- 有効期間: 連続する6日間
- 発売期間: 2022年3月25日(金)~8月31日(水)
- 有効期間開始日の1か月前から前日まで
- 補助金の上限に達した場合は、発売期間中でも発売を終了
- 新型コロナウイルス感染症の拡大により発売を一時休止することもある
- 発売箇所・指定席の予約箇所
- JR北海道の主な駅の指定席券売機、みどりの窓口、旅行センター
- 指定席は「えきねっと」では予約できない
- フリーエリア:
- JR北海道の在来線全線
- ジェイ・アール北海道バス全線(以下の路線を除く)
- 札幌~旭川間、札幌~帯広間、札幌~紋別間、札幌~えりも、札幌~広尾間の都市間バス
- 注意: 北海道新幹線には乗車できません
- きっぷの効力:
- 「HOKKAIDO LOVE! 6日間周遊パス」単体でフリーエリア内の普通・快速列車、特急列車の普通車自由席に6日間乗り放題
- 4回まで普通車指定席に乗車可能(5回目以降は運賃のみ有効)
- グリーン車に乗車する場合には運賃のみ有効(別途、特急料金+グリーン料金が必要)
- おねだん:
24,000円→ 12,000円
利用期間は9月30日まで(9月25日利用開始分まで)に延長されましたが、発売期間は8月31日までとなっていますので、ご注意ください。
詳しくは、JR北海道のWebサイトをご確認ください。
「HOKKAIDO LOVE!6日間周遊パス」、7月上旬で発売終了見込み!(6/24現在)
「HOKKAIDO LOVE!6日間周遊パス」は、北海道の補助金によって低価格を実現したフリーきっぷです。補助金には上限があり、その上限に達した場合には、「HOKKAIDO LOVE!6日間周遊パス」の発売が終了されます。
今回の発売終了見込みに関して、6月24日に、JR北海道から発表がありました。
- 6月24日現在、あと2週間程度で発売終了の見込み
とのことです。
JR北海道の見込みどおりであれば、7月上旬には発売終了 となりそうです。予定していた8月31日までの発売は難しそうです。
「HOKKAIDO LOVE!6日間周遊パス」は、利用開始日の1か月前から購入することができます。ただし、購入できる場所が、JR北海道の主な駅の話せる券売機、指定席券売機、みどりの窓口となっています。つまり、北海道に行かないと購入することができないわけです。
北海道在住の方は早めに購入しておけばよいでしょう。一方、北海道外の方は、事前に購入するというわけにはいかないでしょうから、利用時期を早めることを考えた方がよさそうです。
詳しくは、JR北海道のお知らせをご覧ください。
「HOKKAIDO LOVE!6日間周遊パス」が9月末まで延長! 夏の北海道旅行を楽しもう!
「HOKKAIDO LOVE!6日間周遊パス」は、利用期間が6月末までとなっていましたが、9月末までに延長されました。
これにより、夏の北海道旅行にも利用できることになりました。北海道の観光シーズンに「HOKKAIDO LOVE!6日間周遊パス」が利用できるのはありがたいですね。ただし、後述するように、補助金を利用したきっぷのため、販売予定枚数が上限に達したら発売終了となります。
「HOKKAIDO LOVE!6日間周遊パス」発売期間延長については、以下のJR北海道のニュースリリースもご確認ください。
北海道の補助金を活用することで12,000円を実現した「HOKKAIDO LOVE! 6日間周遊パス」
「HOKKAIDO LOVE! 6日間周遊パス」は、北海道の「ぐるっと北海道・公共交通利用促進キャンペーン」の補助金を活用することで、本来は24,000円のところを、半額の12,000円で購入できるようになります。
補助金を申請するのはJR北海道ですので、「HOKKAIDO LOVE! 6日間周遊パス」の利用者は、JR北海道の駅で12,000円で購入することができます。そのため、補助金を利用したきっぷであるということを意識する必要はありません。
一つ注意点としては、補助金を活用したきっぷであることから、補助金の上限に達した場合には、発売期間中でも発売を終了するという点です。
JR北海道のWebサイトにも、以下のように記載されています。
北海道の「ぐるっと北海道・公共交通利用促進キャンペーン」を活用するきっぷのため、北海道からの補助金をもとに算定した販売予定数が上限に達した場合は、発売を終了いたします。
(出典)おトクなきっぷ HOKKAIDO LOVE!6日間周遊パス(JR北海道)
2020年はわずか2ヶ月で発売終了!
「HOKKAIDO LOVE! 6日間周遊パス」は、2020年にも発売されました。
2020年の発売時には、利用可能期間が7月23日~翌年1月31日と、約半年間も設定されましたが、実際には、9月29日に、補助金の上限に達したとのことで、発売終了となりました。半年間の発売期間を見込んでいたのに、実際には2ヶ月で発売終了となってしまったわけです。
2021年の今回は、北海道の「ぐるっと北海道・公共交通利用促進キャンペーン」の補助金が、2020年と比べて増えているのか、減っているのかわかりませんが、利用可能期間の途中で発売終了となることを念頭に置いておいた方がよいでしょう。
2020年には、JR北海道から、販売上限数に対する消化率が、定期的に発表されていました。
- 9月6日時点: 60%
- 9月13日時点: 75%
- 9月21日時点: 90%
- 9月29日時点: 100%(販売終了)
この消化率が発表されるようになってから、一気に発売数が増えた可能性があります。今回も、同様の事態になる恐れがあります。
「HOKKAIDO LOVE! 6日間周遊パス」の利用を計画されている方は、早めに旅行の日程を決めたほうがよいでしょう。
「HOKKAIDO LOVE! 6日間周遊パス」は都市間往復だけでも十分お得!
「HOKKAIDO LOVE! 6日間周遊パス」の12,000円という価格は、北海道の主要都市間の往復だけでも、十分にもとを取ることができます。
札幌から主要都市への通常料金、通年発売の割引きっぷ、「HOKKAIDO LOVE! 6日間周遊パス」の料金を比べてみましょう。
区間 | 通常料金 (往復) | 割引きっぷ (往復) | HOKKAIDO LOVE! 6日間周遊パス |
---|---|---|---|
札幌~函館 | 17,820円 | 11,320円 ※1 | 12,000円 |
札幌~旭川 | 9,380円 | 5,720円 ※2 | |
札幌~稚内 | 21,120円 | 14,400円 ※2 14,410円 ※3 | |
札幌~網走 | 20,020円 | 14,720円 ※2 17,940円 ※3 | |
札幌~帯広 | 14,520円 | 6,980円 ※4 | |
札幌~釧路 | 18,920円 | 9,980円 ※4 |
※1: 往復「お先にトクだ値」利用の場合(~6/30限定,2週間前までに購入)
※2: 往復「えきねっとトクだ値」利用の場合(通年発売,前日までに購入)
※3: Rきっぷ利用(冬季の価格)
※4: 往復「お先にトクだ値」利用の場合(~6/30限定,2週間前までに購入)
「通常料金」は特急列車の普通車自由席での往復、割引きっぷは注釈に付記したきっぷを往復使用した場合の価格です。複数の割引きっぷがある場合は、期間限定のものも含めて、最も安いものを選んでいます。
通常料金との比較では、札幌~旭川を除いて、「HOKKAIDO LOVE! 6日間周遊パス」のほうが圧倒的に安くなっています。
一方、割引きっぷとの比較では、札幌~稚内・網走では「HOKKAIDO LOVE! 6日間周遊パス」のほうがお得ですが、それ以外では、さらにお得な割引きっぷがあることがわかります。
ただし、「HOKKAIDO LOVE! 6日間周遊パス」よりもお得になるのは、いずれも2週間前までに購入する必要がある「お先にトクだ値」で往復した場合に限ります。
札幌~帯広・釧路に設定されている「お先にトクだ値」は、2022年6月30日までの期間限定です。

また、札幌~函館の「お先にトクだ値」は、2022年6月30日までの期間限定です。

「お先にトクだ値」の割引率は40~55%とかなり高いため、「HOKKAIDO LOVE! 6日間周遊パス」よりも安くなりますが、2週間前までの購入が必要です。事前に予定が決まっていれば「お先にトクだ値」を利用することもできますが、そうでない場合には「HOKKAIDO LOVE! 6日間周遊パス」のほうがよいでしょう。
「HOKKAIDO LOVE! 6日間周遊パス」は前日までの購入が必要! 北海道外からの旅行者は要注意!
北海道外から北海道へ旅行に行く場合に注意したいのが、「HOKKAIDO LOVE! 6日間周遊パス」は前日までの購入が必要となる点です。
「HOKKAIDO LOVE! 6日間周遊パス」の発売箇所は、JR北海道の主な駅の話せる券売機、指定席券売機、みどりの窓口となっていて、北海道内でしか購入することができません。
最近は、ネットで購入できるきっぷが増えていますが、「HOKKAIDO LOVE! 6日間周遊パス」はネットでは購入できません。
北海道外から北海道へ旅行される場合には、北海道への到着日に、その日から利用できる「HOKKAIDO LOVE! 6日間周遊パス」を購入することができませんので注意しましょう。
そのため、
- 北海道へ前日入り(前泊)して、翌日から利用できる「HOKKAIDO LOVE! 6日間周遊パス」を購入
- 北海道到着日は別のきっぷで旅行し、翌日から「HOKKAIDO LOVE! 6日間周遊パス」を利用
という使い方になります。
「HOKKAIDO LOVE! 6日間周遊パス」を利用して、北海道での鉄道旅行を考えている方は、利用開始日の前日までに北海道で購入する必要があることを念頭に置いて、旅行の計画を立てるようにしましょう。
「HOKKAIDO LOVE! 6日間周遊パス」の指定席は「えきねっと」で予約不可なので注意!
「HOKKAIDO LOVE! 6日間周遊パス」は、普通車指定席が4回まで利用できます。注意しなくてはならないのが、指定席の予約は、JR北海道の主な駅の話せる券売機、指定席券売機、みどりの窓口 でしかできないということです。「えきねっと」での予約はできません。
2020年に発売された「HOKKAIDO LOVE! 6日間周遊パス」は、えきねっとで指定席の予約ができたのですが、2021年版ではできませんので、注意が必要です。
- 2020年「HOKKAIDO LOVE! 6日間周遊パス」: 「えきねっと」で指定席の予約ができた
- 2021~22年「HOKKAIDO LOVE! 6日間周遊パス」: 「えきねっと」で指定席の予約ができない
北海道在住の方は、1ヶ月前から「HOKKAIDO LOVE! 6日間周遊パス」を購入することができますので、指定席も1ヶ月前から予約できることになります。
一方、北海道外から北海道へ旅行をされる方で、北海道入り後に「HOKKAIDO LOVE! 6日間周遊パス」を購入される場合には、事前に指定席の予約ができませんので注意しましょう。
「HOKKAIDO LOVE! 6日間周遊パス」で道北・道央周遊旅行を実践!
2020年8月、筆者は、「HOKKAIDO LOVE! 6日間周遊パス」を利用して、道北~道央を中心に4日間の北海道旅行に行ってきました。
使い勝手や感想を簡単にまとめてみると、以下のようになります。
- 利用開始日の前日までの購入は、夜の便で北海道入り→「HOKKAIDO LOVE! 6日間周遊パス」購入→翌日から利用開始で解決
- 事前に「えきねっと」で、初日に利用する特急列車の指定席(特急宗谷の指定席)を予約、「HOKKAIDO LOVE! 6日間周遊パス」購入後、すぐに同じ指定席券売機で指定席券を受け取り
- 前述のとおり、2021年版「HOKKAIDO LOVE! 6日間周遊パス」では、「えきねっと」で指定席の予約ができませんのでご注意ください
- 宗谷本線は、特急列車、普通列車ともに結構乗っていた印象。長距離かつ自由席の設定が少ない列車は指定席を予約しておくのがおすすめ
- 初日の札幌→稚内の特急宗谷の全区間乗車だけで「HOKKAIDO LOVE! 6日間周遊パス」の元をほぼとれる。元を取るために乗りまわる必要はなく、観光中心の旅行でも十分にお得
詳しくは以下の記事にまとめています。乗車した列車の混雑状況なども記載していますので、これから「HOKKAIDO LOVE! 6日間周遊パス」で北海道を旅行しようと考えている方は、ぜひご覧下さい。

今年の北海道の鉄旅は青春18きっぷより「HOKKAIDO LOVE! 6日間周遊パス」!
「HOKKAIDO LOVE! 6日間周遊パス」は1日あたり2,000円で、JR北海道の特急列車に乗り放題という破格のフリーきっぷです。
この価格は、青春18きっぷ1日分(2,410円)よりも安いのです。

一方、青春18きっぷの北海道&東日本版ともいえる「北海道&東日本パス」(7日間有効, 11,330円)よりは若干高いです。

それでも、北海道を旅するうえで、特急列車に乗れるというのは大きなアドバンテージです。
北海道の路線の中には、特急列車の本数よりも、普通列車の本数が少ない区間があります。都市近郊はそれなりの本数があっても、普通列車での都市間移動を考慮したダイヤにはなっていないため、普通列車だけで都市間移動をしようとすると、それだけで丸一日かかってしまいます。北海道の都市間距離は、東京~名古屋や東京~仙台に匹敵することを忘れてはいけません(笑)
ということで、今年、北海道を鉄道で旅行するのであれば、青春18きっぷよりも、「HOKKAIDO LOVE! 6日間周遊パス」が絶対におすすめです。
北海道の特急列車の自由席の混雑がどのくらいかは、時期によって異なりますが、筆者が2018年8月下旬の平日に「ひがし北海道フリーパス」で旅をしたときの様子を以下の記事でまとめています。参考にしていただければ幸いです。

以上、「【HOKKAIDO LOVE! 6日間周遊パス】利用期間が9月末まで延長! JR北海道の特急列車が6日間乗り放題で12,000円の格安フリーきっぷ! 」でした。破格のフリーきっぷで、北海道の鉄道旅行を楽しみましょう!
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