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「リゾートみのり」に乗ろう! 温泉地を結ぶ観光列車、鳴子温泉へのアクセスにも最適! 車内の様子、予約方法、おすすめの座席を紹介します!

ノウハウ
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仙台と新庄を陸羽東線経由で結ぶ観光列車が「リゾートみのり」です。沿線には、鳴子温泉をはじめ、多くの温泉地があり、温泉へのアクセスにも最適です。仙台~新庄の都市間移動にも使える列車です。この記事では、「リゾートみのり」の概要や車内の様子に加え、予約方法、おすすめの座席、車窓の見どころなどを詳しく紹介します。

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「リゾートみのり」とは?

仙台~新庄を結ぶ観光列車「リゾートみのり」
仙台~新庄を結ぶ観光列車「リゾートみのり」

「リゾートみのり」は、仙台~新庄を結ぶ観光列車です。土休日を中心に、1日1往復運転されています。仙台から小牛田までは東北本線を、小牛田から新庄までは陸羽東線を走ります。

陸羽東線は「奥の細道湯けむりライン」の愛称が付けられていて、その名のとおり、鳴子温泉をはじめとして、沿線に多くの温泉地があります。「リゾートみのり」の停車駅でも、「〇〇温泉」という駅が5つもあります。

「リゾートみのり」は、そんな陸羽東線沿線の温泉地へのアクセス列車としても最適です。

そして、青春18きっぷ+指定席券(530円)で乗れる乗り得列車として、乗り鉄の方にも人気です。時間は多少かかるものの、仙台~新庄を乗り換えなしで、しかも、グリーン車並みにゆったりとしたリクライニングシートで移動できるので、とてもお得です。

※2020.03.26追記

「リゾートみのり」は、2020年6月で引退することになりました。詳しくは、JR東日本 仙台支社のニュースリリースをご覧ください。乗車したい方はお早めに!

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「リゾートみのり」の運転日とダイヤ

「リゾートみのり」は臨時列車ですので、毎日運転されているわけではありません。主に土休日を中心に運転されています。

運転日については、JR東日本のWebサイトをご確認ください。

「リゾートみのり」のダイヤは以下の通りです。

停車駅 ↓下り ↑上り
仙台 09:13発 17:39着
松島 09:34発 17:18発
小牛田 09:53発 17:01発
古川 10:03着
10:14発
16:45発
16:44着
岩出山 10:31発 16:30発
有備館 10:34発 16:25発
川渡温泉 10:50発 16:11発
鳴子御殿湯 10:56発 16:06発
鳴子温泉 11:00着
11:23発
16:03発
16:00着
中山平温泉 11:32発 15:52発
赤倉温泉 11:49発 15:36発
最上 11:57発 15:30発
瀬見温泉 12:07発 15:19発
新庄 12:26着 15:01発
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「リゾートみのり」車内の様子

「リゾートみのり」は、国鉄形気動車キハ40系を改造した車両です。車両自体はとても古いものですが、車内は大幅にリニューアルされています。その車内の様子をご紹介します。

「リゾートみのり」の車内、リクライニングシートが並びます
「リゾートみのり」の車内、リクライニングシートが並びます

「リゾートみのり」は3両編成で、どの車両も基本的にはリクライニングシートが並びます。

とてもゆったりとした「リゾートみのり」のリクライニングシート
とてもゆったりとした「リゾートみのり」のリクライニングシート

リクライニングシートは非常にゆったりとしています。前後のシートの間隔は新幹線のグリーン車並みに広く、足を伸ばしても前の座席がじゃまにならないほどです。

「リゾートみのり」のテーブル
「リゾートみのり」のテーブル

各座席には、新幹線や特急列車などでよく見られるタイプのテーブルが付いています。前の座席との間隔が広いので、前の人がシートをかなり倒しても、それほど圧迫感を感じません。

「リゾートみのり」の展望スペース
「リゾートみのり」の展望スペース

1号車と3号車の運転台の後ろには、展望室スペースがあります。運転席との仕切りも大きなガラスになっていて、前面展望もバッチリです。

JRの制服を着たかわいらしいこけしの横には、スタンプがあります。車内で配られる乗車証明書にスタンプを押すスペースがあります。スタンプを押すついでに、前面展望も楽しむのがおすすめです。

「リゾートみのり」2号車のイベントスペース
「リゾートみのり」2号車のイベントスペース

中間の車両、2号車の車端部には、モニタが据え付けられたイベントスペースがあります。絵本なども置いてあり、お子様を遊ばせておくにもよいスペースです。

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「リゾートみのり」座席表とおすすめの座席

「リゾートみのり」の座席表は以下のようになっています。

「リゾートみのり」の座席表
「リゾートみのり」の座席表

各車両ともに、2+2のリクライニングシートが9列並んでいます。1号車と3号車には車いす用のスペースもあります。

「リゾートみのり」で車窓を眺めるならD席がおすすめ!
「リゾートみのり」で車窓を眺めるならD席がおすすめ!

車窓を眺めるのにおすすめの座席は「D席」です。D席は東西に走る陸羽東線では南側の座席になりますが、こちら側には川が見え、車窓が開けています。

また、展望スペースで前面展望を楽しみたい方は、

  • 「リゾートみのり」下り(新庄行き) → 3号車
  • 「リゾートみのり」上り(仙台行き) → 1号車

が先頭車になりますので、おすすめです。

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「リゾートみのり」乗車に必要なきっぷと予約方法

「リゾートみのり」は全車指定席の快速列車として運転されます。そのため、必要となるきっぷ類は以下の通りです。

  • 乗車券(フリーきっぷなども利用可能)
  • 指定席券(530円)

乗車券としてはフリーきっぷも利用可能

乗車券の価格(運賃)は以下の通りです。

区間 運賃
仙台~新庄 1,980円
仙台~鳴子温泉 1,690円
新庄~鳴子温泉 990円

乗車券としては、「リゾートみのり」の乗車区間を含むフリーきっぷを利用することもできます。

「リゾートみのり」の全区間を含む代表的なフリーきっぷは以下の通りです。(フリーきっぷの名称をクリックすると、当ブログの紹介記事をご覧いただけます)

関東や甲信越地方などから「リゾートみのり」の運転区間へ旅行するのであれば、週末の土休日に利用できる「週末パス」や、三連休に利用できる「三連休東日本・函館パス」がおすすめです。特急券を追加すれば、新幹線に乗車することもできます。

一方、南東北地域での日帰りの旅行であれば、「小さな旅・ホリデーパス」がおすすめです。有効期間は1日のみですが、お値段は2,720円とお手軽です。

これらのフリーきっぷに、指定席券(530円)を追加すれば、「リゾートみのり」に乗車できます。

指定席券の予約・購入方法

指定席券は、主に以下の場所で購入することができます。

  • 駅のみどりの窓口
  • 駅の指定席券売機
  • インターネット予約サービス「えきねっと」

おすすめは「えきねっと」での購入です。

「リゾートみのり」の座席はシートマップで選択することができます。上のほうに掲載した座席表やおすすめの座席を参考にして、「えきねっと」のシートマップで座席を指定してみましょう。

「えきねっと」で予約した場合には、乗車前に指定席券売機などで指定席券を受け取るのを忘れないようにしましょう。

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「リゾートみのり」車窓の見どころ

「リゾートみどり」の車窓の見どころを、陸羽東線沿線を中心にご紹介します。

大谷川の渓谷が美しい! 紅葉の名所「鳴子峡」

一番の見どころは、鳴子温泉~中山平温泉間にある「鳴子峡」です。紅葉の名所ですが、それ以外の季節でも高いところを渡る列車の中から、大谷川の渓谷美を眺めることができます。

鳴子峡にかかる橋は両側をトンネルに挟まれています。鳴子峡では「リゾートみのり」は徐行してくれますが、それでも、数秒で通り過ぎてしまいます。写真を撮りたい方は、準備をしておきましょう。

「リゾートみのり」一番の絶景ポイント「鳴子峡」
「リゾートみのり」一番の絶景ポイント「鳴子峡」

北側(新庄行きの場合は進行方向右側)には、国道47号線にかかる大深橋梁を見上げることができます。よくポスターやパンフレットで見る、鳴子峡を陸羽東線の列車が通過する写真は、この大深橋梁から撮影されています。

「リゾートみのり」一番の絶景ポイント「鳴子峡」
「リゾートみのり」一番の絶景ポイント「鳴子峡」

南側(新庄行きの場合は進行方向左側)は、大谷川が削った深い渓谷を眺めることができます。

分水嶺の堺田駅で川の流れる向きが変わる!

中山平温泉駅と赤倉温泉駅の間には、「堺田駅」という小さな駅があります。「リゾートみのり」は停車しませんので、何気なく車窓を見ていると通り過ぎてしまうのですが、この堺田駅には分水嶺があります。

堺田駅より東側では川は東へ流れます
堺田駅より東側では川は東へ流れます

堺田より東側では、川は東へ流れていきます。下流の方では旧北上川に合流し、石巻市で太平洋に注いでいます。

堺田駅より西側では川は西へ流れます
堺田駅より西側では川は西へ流れます

一方、堺田駅より西側では、川は西側へ流れていきます。最上川に合流し、酒田市で日本海に注いでいます。途中、新庄から西側は、陸羽西線が最上川沿いに通っています。

なお、「リゾートみのり」の車窓からは見えないのですが、堺田駅前には目に見える分水嶺があります。地上に露出している分水嶺は珍しいとのことです。

「リゾートみのり」の車窓は、田園風景が広がる長閑なものですが、分水嶺の堺田駅の通過と、その前後の川の流れ方に注目すると、さらに楽しめます。

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「リゾートみのり」車内での楽しみ方

「リゾートみのり」は観光列車ですが、展望スペースがある以外はリクライニングシートが並ぶ、比較的オーソドックスな車両編成になっています。

そんな「リゾートみのり」の車内での楽しみ方をご紹介します。

展望スペースで前面展望を!

鉄道好きの方やお子様におすすめなのが、展望スペースでの前面展望の鑑賞です。

「リゾートみのり」の展望スペースで前面展望を楽しもう!
「リゾートみのり」の展望スペースで前面展望を楽しもう!

展望スペースには、前面展望を楽しめる運転席のすぐ後ろにベンチが設置されています。ここに座って、前面展望を楽しむのが良いでしょう。

非電化の陸羽東線には架線や架線柱がありませんし、単線なので線路は1本。真っすぐ伸びている1本の線路の上を、「リゾートみのり」が走っていく様子を眺めることができます。

乗車証明書と車内販売

「リゾートみのり」に乗車すると、アテンダントから「乗車証明書」をもらうことができます。

「リゾートみのり」の乗車証明書(2020年春バージョン)
「リゾートみのり」の乗車証明書(2020年春バージョン)

季節ごとに絵柄が異なるようで、2020年春は、菜の花畑の向こうのカーブを走る「リゾートみのり」の写真でした。

裏側にはスタンプを押せるようになっています。スタンプは展望スペースに置いてありますので、前述の前面展望を楽しむついでに、乗車証明書にスタンプを押すのがよいと思います。

また、「リゾートみのり」には車内販売があります。飲み物やお菓子、お酒やおつまみなどを購入できるので、車窓を楽しみながら一杯やるのもよさそうです。

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温泉地へのアクセスにも便利な「リゾートみのり」

陸羽東線は、沿線に温泉地が並ぶ、まさに「奥の細道湯けむりライン」です。「リゾートみのり」は、ダイヤ的にも、温泉地へのアクセスに最適です。

沿線で最大の温泉、鳴子温泉へのアクセスは、以下のようになります。

  • 「リゾートみのり」(下り/新庄行き)
    • 仙台乗り継ぎ
      • 東京 07:32発 → 仙台 09:04着(東北新幹線 はやぶさ5号)
      • 仙台 09:13発 → 鳴子温泉 11:00着(リゾートみのり)
    • 古川乗り継ぎ
      • 東京 07:56発 → 古川 09:49着(東北新幹線 はやぶさ103号)
      • 古川 10:14発 → 鳴子温泉 11:00着(リゾートみのり)

午前中に運転される下りの「リゾートみのり」は、首都圏や関東地方など、東北新幹線の沿線からのアクセスに便利です。

「リゾートみのり」に始発の仙台駅から乗車したい場合は、仙台駅で東北新幹線を下車して乗り換えればOKです。一方、古川駅でも「リゾートみのり」に乗り継ぐことができます。

鳴子温泉到着は午前11時。温泉宿にチェックインするにはちょっと早いですが、鳴子温泉の公衆浴場「滝の湯」などを楽しんだり、ランチをとったりしていれば、ちょうどチェックインの時間になるでしょう。

また、鳴子温泉に宿泊したあと、新庄方面へ移動する際にも、下りの「リゾートみのり」を利用することができます。

  • 「リゾートみのり」(下り/新庄行き)
    • 鳴子温泉 11:23発 → 新庄 12:26着(リゾートみのり)

このあと、新庄からは、車内に足湯がある「とれいゆつばさ」(主に土休日運転、新庄15:00発)に乗り継ぐことも可能です。「とれいゆつばさ」については、以下の記事をご覧ください。

一方、上りの「リゾートみのり」で、新庄から鳴子温泉にアクセスすることも可能です。

  • 「リゾートみのり」(上り/仙台行き)でのアクセス
    • 新庄 15:01発 → 鳴子温泉 16:00着(リゾートみのり)

首都圏から山形新幹線で山形や新庄へ行き、観光や食事を楽しんだあと、「リゾートみのり」で鳴子温泉へ向かうといった行程です。

鳴子温泉到着が16時ちょうど。鳴子温泉の温泉街は駅から徒歩圏内なので、16時半までにはチェックインできるでしょう。夕食前に温泉を楽しむにはちょうどよい時間です。

陸羽東線には、特急列車は走っていないため、「リゾートみのり」以外は普通列車しかありません。そのため、少しでも観光気分を味わえる「リゾートみのり」でアクセスするのがおすすめです。


以上、『「リゾートみのり」に乗ろう! 温泉地を結ぶ観光列車、鳴子温泉へのアクセスにも最適! 車内の様子、予約方法、おすすめの座席を紹介します!』でした。今となってはオーソドックスな観光列車ですが、鳴子温泉などの温泉地へのアクセスに最適な列車です!

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当ブログで紹介している観光列車、SL列車、風光明媚な路線の乗車記の目次ページです。ぜひご覧ください。

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この記事を書いた人
乗り鉄歴25年!
ひさ

乗り鉄歴25年! 青春18きっぷやフリーきっぷを利用して、関東甲信越、北海道、東北によく乗り鉄に出かけます。このブログでは、これまでの乗り鉄経験を活かして、おすすめの列車や路線、青春18きっぷ活用のノウハウ、お得なきっぷの情報などを掲載しています。

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