「フルーティアふくしま」は、カフェそのものの車内で、おいしいスイーツをいただきながら、磐越西線の風景を楽しめる列車です。比較的リーズナブルな料金で乗車できますので、会津若松や喜多方、猪苗代への観光と合わせての乗車がおすすめです。
この記事では、「フルーティアふくしま」の乗車記に加えて、事前の予約方法、当日の乗車方法などについても詳しく紹介します。
※「フルーティアふくしま」のラストランを飾る特別運行が実施されます。詳しくはこちらをご覧ください。
「フルーティアふくしま」とは?
「フルーティアふくしま」は、磐越西線の郡山~会津若松・喜多方間で運転されている観光列車です。
ツアー専用列車のため、事前に旅行商品を購入する必要がありますが、インターネットで簡単に予約・購入できますので、気軽に乗車できます。
車両は、719系という東北地方で多く見られる電車を改造したものです。「フルーティアふくしま」は2両編成です。
もともと、1両にドアが3つあったのですが、運転台のすぐ後ろのドア以外は埋められています。乗車・下車は、2号車(郡山寄りの車両)のドアからとなります。
カフェカウンターがある1号車は「クシ719-701」という車両番号になっています。ちょっとマニアックになりますが、「ク」は運転台のある車両を表す記号、「シ」は食堂車を表す記号です。「クシ」というの形式は、国鉄時代を含めても初めての形式だそうです。
「フルーティアふくしま」、2023年12月に運転終了!
JR東日本は、「フルーティアふくしま」の運行を2023年12月で終了すると発表しました。
2015年4月にデビューした「フルーティアふくしま」は、この記事で紹介しているように「走るカフェ」として、磐越西線の郡山~会津若松~喜多方間を中心に活躍してきました。
運行終了となる理由は、車両の老朽化です。719系という古い車両を改造した観光列車であるため、車両の寿命とともに「フルーティアふくしま」も終焉となります。
まだ乗車したことがない方は、運行終了までに一度は乗車されることをおすすめします。
「フルーティアふくしま」の運転終了については、JR東日本のニュースリリースをご覧ください。
「フルーティアふくしま」の車内の様子
それでは、「フルーティアふくしま」の車内の様子をご紹介します。
「フルーティアふくしま」は、
- 1号車(喜多方寄り): カフェカウンター(売店)・カウンター席
- 2号車(郡山寄り): テーブルとボックスシート
という編成になっています。
1号車には、車両の半分ほどを占める大きなカフェカウンターがあります。手前には、自由に利用できるカウンター席が左右に3席ずつ。
カフェカウンターには、自由に飲めるアイスコーヒー、アイスティー、ミネラルウォーターのサーバーが置いてあります。さらに、その横には、「フルーティアふくしま」の限定グッズ、それに、カウンターで販売している飲み物などのメニューが置いてありました。
2号車には、2名用と4名用のテーブルが、中央の通路を挟んで並びます。テーブルと座席は、中央の通路より1段高くなっています。
ちょっと写真ではわかりづらいのですが、端のほうには、1名用のカウンター席も4席用意されていますので、1名でも利用しやすくなっています。
今回、利用した2名用のテーブル席です。台形の形をしたテーブルの両側に、少し窓側を向いたソファのようなゆったりとしたシートが置かれています。
こちらは4名用のテーブル席です。2名用のテーブルとソファを少し大きくしたようなつくりになっています。
ということで、もともと通勤・通学用の普通列車として利用されていた車両とは思えないほど車内は改造されていて、本当にカフェのようです。
「フルーティアふくしま」おすすめの座席は?
「フルーティアふくしま」では、前述のように、2名用のテーブル席、4名用のテーブル席、1名用のカウンター席の3種類があります。座席数は以下の通りです。座席があるのはいずれも2号車で、座席数は以下の通りです。
- 2名用テーブル席: 2名×4テーブル
- 4名用テーブル席: 4名×6テーブル
- 1名用カウンター席: 4席
「フルーティアふくしま」ではシートマップでの座席指定が可能
「フルーティアふくしま」はきっぷ+指定席券では乗車できず、旅行商品を購入する必要があります。
その際には、旅行人数によって、選択できる座席種別が決まるようです。
- 1名 → 1名用カウンター席
- 2名 → 2名用テーブル席 または 4名用テーブル席
- 3~4名 → 4名用テーブル席
「のってたのしい列車予約サイト」で申し込むことになりますが、申し込み人数によって、上記の空いている座席のうち、希望の座席を選ぶことができます。
4名用テーブルは相席になる可能性も
4名用テーブル席を3名以下で利用する場合には、相席になる可能性もあります。
そのため、空席があるのであれば、2名利用なら2名用テーブル席、3~4名利用なら4名用テーブル席を選択するのがよいでしょう。
「磐梯山」は両側の座席から見ることが可能!
「フルーティアふくしま」が走る磐越西線の郡山~喜多方間の車窓の見どころは、やはり磐梯山でしょう。
磐梯山を見ることができるのは、
- 郡山~会津若松間: 右側(フルーティアふくしま1号),左側(フルーティアふくしま2号)
- 会津若松~喜多方: 左側(フルーティアふくしま1号),右側(フルーティアふくしま2号)
となっています。
会津若松で進行方向が変わるために、その前後で、磐梯山を見ることができる方向が変わります。
そのため、郡山~喜多方間の全区間に乗車するのであれば、どの座席でもあまり気にすることはないでしょう。
一方、郡山~会津若松間のみ乗車する場合には、磐梯山を見やすい座席とそうでない座席に分かれてしまいます。そんなときは、1号車にあるカウンターシート(6席分)に移動するとよいでしょう。1号車のカウンターシートは誰でも利用できるフリースペース扱いになっています。
「フルーティアふくしま」の運転日・運転時刻
「フルーティアふくしま」は、4月~11月は磐越西線(郡山~喜多方)で、12月~3月は東北本線(郡山~仙台)で運転されます。
「フルーティアふくしま」の運転日
「フルーティアふくしま」は、主に土休日を中心に、運転日に1往復運転されています。
「フルーティアふくしま」の運転日は以下のとおりです。運転日をタップすると、運転時刻が表示されます。
「フルーティアふくしま」の運転時刻(2023年)
「フルーティアふくしま」の運転時刻と停車駅は、以下の通りです。
【フルーティアふくしま(磐越西線)】
停車駅 |
フルーティア ふくしま1号↓ |
フルーティア ふくしま2号↑ |
---|---|---|
郡山 | 10:05発 | 17:14着 |
磐梯熱海 | 10:43発 | 17:02発 |
猪苗代 | 11:07発 | 16:31発 |
会津若松 | 11:44発 | 15:58発 |
喜多方 | 12:00着 | 15:32発 |
ツアー専用のため、乗車できる駅、降車できる駅がプランによって決まっています。
詳しい運転日は、JR東日本のWebサイトをご覧ください。
「フルーティアふくしま」ラストランの特別運行(2023年12月)
2023年12月下旬には、「フルーティアふくしま」のラストランを飾るツアーが実施されます。
- 列車名: 「フルーティアふくしま」ラストランツアー磐越西線の旅
- 運転日: 2023年12月22日(金), 23日(土), 24日(日)
- 運転時刻(往路): 郡山 10:05発 → 喜多方 12:00着
- 運転時刻(復路): 喜多方 15:20発 → 郡山 17:14着
郡山発のコースでは、「fruits peaks」特製スイーツセット(とちあいかのズコット、フルーツピークスプレミアム、焼き菓子)が提供されます。また、喜多方発のコースでは、「Cocco tree」「たんたんどる」特製スイーツセット(いちごのパンケーキパフェ、いちごのジュレプリン、焼き菓子)が提供されます。
いずれも旅行商品としての発売となります。旅行商品は「日本の旅、鉄道の旅」で発売されます。以下のリンクからご覧ください。
また、「フルーティアふくしま」のラストランについては、JR東日本のニュースリリースもご覧ください。
「フルーティアふくしま」のプラン
「フルーティアふくしま」はツアー専用列車ですので、通常のきっぷや指定席券だけを購入することはできません。乗車するには、事前に旅行商品を購入 しておく必要があります。
現在、「フルーティアふくしま」のプランとしては、「フルーティアふくしま」の乗車券・指定席券と、車内でいただけるスイーツ・ドリンクなどがセットになった現地発着プランが発売されています。
「フルーティアふくしま」現地発着プランの設定区間と料金
「フルーティアふくしま」の現地発着プランの設定区間と料金は以下のとおりです。
【磐越西線】
喜多方駅 | 会津若松駅 | 猪苗代駅 | |
---|---|---|---|
郡山駅 | 6,400円 (5,200円) |
6,000円 (4,900円) |
5,500円 (4,700円) |
磐梯熱海駅 | 6,000円 (4,900円) |
5,700円 (4,700円) |
- |
猪苗代駅 | 5,600円 (4,600円) |
5,300円 (4,400円) |
- |
【東北本線】
郡山駅 | 福島駅 | |
---|---|---|
仙台駅 | 7,300円 (5,600円) |
6,700円 (5,000円) |
※カッコ内は子供料金
「フルーティアふくしま」現地発着プランの申込期限
「フルーティアふくしま」の現地発着プランの申込期限は、以下のとおりです。
- 「フルーティアふくしま」現地発着プランの申込期限
- 乗車日の3日前まで
- 1ヵ月以上前の申し込みは事前予約扱いとなる
「フルーティアふくしま」に乗車したい場合には、乗車日の3日前までの申し込みが必要です。比較的、人気の高い列車ですので、満席になってしまった場合には申し込みができません。乗車日が決まったら、早めに申し込みましょう。
「フルーティアふくしま」現地発着プランの申し込みは「のってたのしい列車予約サイト」で
「フルーティアふくしま」の申し込みは、JR東日本の「のってたのしい列車予約サイト」でのみ受け付けています。
申し込み方法は簡単です。以下、スマートフォンの画面をもとに説明します。
Step01: 希望の列車のマークをタップ
のってたのしい列車予約サイトでは、複数の列車の予約を受け付けています。まず、希望の列車として「フルーティアふくしま」をタップします。
Step02: 申し込み人数を入力
次に、申し込み人数を、おとな・こども別にそれぞれ入力します。「フルーティアふくしま」は、一度の操作で1名~4名の申し込みが可能です。
Step03~05: 出発駅・コース・乗車希望日を選択
次に、Step03で出発駅を、Step04で現地発着コースを、Step05で乗車希望日を選択します。
Step03で出発駅を選択していますので、Step04では、事実上、下車駅を選ぶことになります。
Step06: 車両と座席を選択
車両と座席の選択画面が表示されます。「フルーティアふくしま」では、座席のある車両は2号車だけですので、シートマップで希望の座席を選択するだけになります。
「フルーティアふくしま」には、1名用、2名用、4名用のテーブル席があります。申し込み人数によって、以下のように選択できる座席種別が決まるようになっているようです。
申し込み人数 | 選択できる座席 |
---|---|
1名 | 1名用のカウンター席 |
2名 | 2名用のテーブル席 4名用のテーブル席 |
3-4名 | 4名用のテーブル席 |
2名で申し込む際に、4名用のテーブル席を選択すると、相席になる可能性があります。
以降は、合計料金を確認して、クレジットカードでの決済となります。
乗車当日は「デジタル乗車証」を有人改札・車内改札で提示して乗車
「のってたのしい列車予約サイト」で予約した場合、紙のきっぷは発券されず、チケットレスでの乗車となります。具体的には、以下のように、スマートフォンの画面に表示される「デジタル乗車証」を有人改札の駅係員に提示して乗車することになります。
- 「 のってたのしい列車予約サイト」の[予約申し込み・キャンセル]ボタンからログインし、デジタル乗車証を表示
- 乗車当日にデジタル乗車証を押して緑色の表示にする
- 上記を有人改札の駅係員に提示して乗車する
- 車内改札でも同様にデジタル乗車証を提示する
乗車当日のデジタル乗車証の使い方については、のってたのしい列車予約サイトの動画(YouTube)で説明されていますので、心配な方はこれをご覧になるとよいと思います。
「フルーティアふくしま」乗車記(喜多方→郡山)
それでは、「フルーティアふくしま」の乗車記をお届けします。7月の3連休の中日に、喜多方駅から郡山駅までの全区間で「フルーティアふくしま2号」に乗車しました。
※2019年7月に乗車した時の記録ですので、ダイヤ等、現在とは異なる点があることをご了承ください。
喜多方駅の改札は発車10分前!
この日は、新津から磐越西線の普通列車で喜多方へやってきました。喜多方ラーメンを食べたり、ちょっと散策したりして、「フルーティアふくしま」乗車までの時間をつぶしたのでした。
喜多方駅は列車ごと改札になっていて、発車時間が近くならないとホームに入ることができません。
改札口の上にある行先表示には、「団体 15:30 郡山 1」と表示されているのが、フルーティアふくしま2号です。その横、「快速 15:51 新津 1」と表示されているのは、「DLばんえつ物語号」です。
そう、「フルーティアふくしま2号」と「DLばんえつ物語号」は、途中駅で行き違いをするのですね。
発車時刻の10分ほど前、15時20分頃に、ようやく改札が始まりました。
喜多方駅からの乗客は3分の1ほど
早速、2号車(先頭車)の前側のドアから、指定席券を見せて乗り込みます。
ほとんどが会津若松から乗車するのでは、と思っていましたが、喜多方からの乗車もそれなりに多かったです。喜多方からが3分の1、会津若松からが3分の2、といった感じでしょうか。
1号車のカフェカウンターのある車両を見に行くと、カウンターの上には、箱に入れられたスイーツが用意されていました。12個用意されていたので、喜多方から乗車したのは12名ということでしょうか。
車内をひととおり見て回っているうちに、喜多方駅を発車しました。
塩川駅でDLばんえつ物語号と行き違い
喜多方駅と会津若松駅の間にある塩川駅に停車。いわゆる運転停車というやつで、対向列車との行き違いのための停車です。
その対向列車というのが...
喜多方駅の行先表示を見て、途中で行き違いをするだろうと思っていた「DLばんえつ物語号」でした。
本来は「SL」のはずですが、昨年7月にSLの車輪が故障、そのまま検査期間に入り、その間、「DL」が代走しているのです。
塩川駅に停車してから、カメラを持って、先頭車の運転席の後ろで構えていたので、写真を撮ることができました。
ちなみに、2019年のゴールデンウィークには「DLばんえつ物語号」のグリーン車に乗車しました。詳しくは、以下の乗車記をどうぞ。
「フルーティアふくしま」のメインデッシュ! スイーツを堪能
さて、いよいよ、「フルーティアふくしま」のメイン、スイーツとドリンクが運ばれてきました。
白い箱に入れられたスイーツ2種類と焼き菓子です。
箱から出してみました。
右側の丸いスイーツが「ポンム・ド・テール」。
フランス菓子の一つで福島県産のじゃがいもと、たっぷりのサワークリームを使い、生クリームとホワイトチョコレートで包みました。ナッツを使った生地と、とても良く合います。
(出典)JR東日本 のってたのしい列車 フルーティアふくしま
とのこと。実際に食べてみると、白いクリームの部分はふんわりとしていて、クリームとチョコレートの甘さを感じます。その中には、じゃがいもが入っていて、甘いクリームとは対称的な味わいでした。
左側は「YUZU」というスイーツです。
福島県産の柚子ジュースを使ったお菓子です。柚子風味のホワイトチョコレートと隠し味にほんの少し地酒を使用した フロマージュブランとの組み合わせをお楽しみください。また、デコレーションのマカロンには柚子のクリームをサンドしています
(出典)JR東日本 のってたのしい列車 フルーティアふくしま
こちらは、「ポンム・ド・テール」の甘さとは一転して、柚子の酸味が強く出ているお菓子でした。
ちなみに、スイーツは、フルーティアふくしま1号(郡山→喜多方)と2号(喜多方→郡山)でも異なりますので、往復乗って食べ比べてみるのもよさそうです。
さらに、季節によってもスイーツのメニューが変わるようです。何度乗っても楽しめそうです。
ドリンクは、ホットコーヒーと福島「桃の恵み」という桃ジュースです。「桃の恵み」のほうは、果汁100%の桃ジュース。桃の味が濃厚ですが、ストレートなので、ネクターピーチよりもすっきりとしていました。
会津若松から大勢が乗車、テーブルがすべて埋まる
喜多方から20分ちょっとで会津若松駅に到着しました。
会津若松駅では、駅舎に一番近い1番線ホーム、郡山行きの磐越西線の電車が発着するホームで、最も乗降客が多いホームでもあります。
そして、会津若松駅から多くの人たちが乗車。2号車のテーブルはすべて埋まりました。4人掛けのテーブルは相席になることもあるとのことでしたが、ざっと見まわしたところ、2~4名利用で、相席はなさそうでした。
3分ほど停車して、15時55分に会津若松駅を発車。会津若松からは進行方向が変わって、1号車が先頭になります。
ホームではJRの駅員さんたちが、横断幕を掲げてお見送りをしてくれました。ちょっとしたおもてなしですが、観光列車に乗っている気分を高めてくれて、うれしいものですね。
カウンター席でアイスコーヒーを飲みながら車窓を楽しむ
スイーツを食べ終えたあと、1号車のカフェカウンターにアイスコーヒーをもらいにいきました。アイスコーヒーやアイスティーが飲み放題なのは嬉しいですね。
2号車の席に戻ってもよいのですが、せっかくなので、1号車にあるカウンター席で。車窓を眺めながらコーヒーを飲むにはちょうどよい席ですね。
残念ながら、梅雨のどんよりとした空模様で、ときおり、細かい雨が降ってくるような天気。それでも、磐越西線の車窓のハイライト、磐梯山は、山頂部分をのぞいては、何とかその特徴的な山容を眺めることができました。
かなり飛ばす「フルーティアふくしま」
「フルーティアふくしま」は観光列車、それも、車内で飲食するための列車なので、のんびり走るのかと思いきや、かなり飛ばします。同じ区間を走る磐越西線の電車と同じくらいの速度で走っていきます。
郡山~会津若松間の快速列車の所要時間が1時間ちょっと。それに対して、「フルーティアふくしま2号」は1時間12分。
停車駅は、「フルーティアふくしま」のほうが少ないですが、途中駅での行き違いのための停車(運転停車)が多いようです。所要時間の差は、運転停車の時間の差のようで、駅間を走行するときは、特に速度を落とすこともなく、飛ばしていきます。
もうちょっとゆっくり走ってもいいんじゃない、と思わないでもないですが、磐越西線は単線ですし、それなりに列車の本数もありますので、ダイヤ編成上、難しいのかもしれません。
あっという間の1時間半! 郡山駅に到着
途中、猪苗代、磐梯熱海に停車しましたが、乗降客はなかったようです。そして、17時07分、終点の郡山に到着しました。
郡山駅の1番ホームに到着。到着後、乗客が下車すると、回送となって、北側へ発車していきました。
リーズナブルな料金で乗れる「フルーティアふくしま」、会津や猪苗代への旅行と合わせての乗車がおすすめ!
以上、「フルーティアふくしま」の乗車記でした。
「走るカフェ」をそのまま体現したような列車で、ちょっとお洒落なカフェでくつろいでいる、という錯覚に陥ります。
車内で食事ができる「レストラン列車」が各地で運転されていますが、料金が1万円以上する列車が多いため、なかなか気軽に乗車するというわけにはいきません。
その点、「フルーティアふくしま」は、乗車券・指定席券込みで5千円台で乗車できます。郡山~喜多方間の運賃が1,490円であることを考えると、5千円台という価格は高くはないでしょう。
それに、この価格帯であれば、会津地方や猪苗代への旅行のときに、郡山からの移動手段として利用してもよいでしょう。磐越西線の郡山~会津若松・喜多方間の普通列車・快速列車は、比較的混雑します。
少し奮発して「フルーティアふくしま」に乗車すれば、単なる移動が、カフェでのくつろぎタイムに変わります。
「【フルーティアふくしま 乗車記】 走るカフェ、スイーツを楽しみながら磐越西線の風景を楽しむ列車! 予約方法、おすすめの座席も紹介します!」でした。この列車を目的にするのも良いですし、会津への旅行のついでに乗るのもアリです。食堂車が絶滅してしまった日本では、「走るカフェ」もなかなか体験できません。その点でも、乗車する価値がある列車です。
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