ひさの乗り鉄ブログ

青春18きっぷの話題をはじめ、観光列車や風光明媚な路線の乗車記などを思うままに綴っていく乗り鉄ブログです。

【ニッカウヰスキー余市蒸溜所 見学記】ウイスキーの製造工程を学べるガイドツアーとお楽しみの試飲・お買い物で大満足!


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余市駅からすぐのところにある「ニッカウヰスキー 余市蒸溜所」。ニッカウヰスキーの創業者、竹鶴政孝がスコットランドと似た気候で選んだ場所です。ここ、余市蒸溜所では、ガイドツアーを実施していまので、北海道の鉄道旅行の際に寄ってみました。

ニッカウヰスキー 余市蒸溜所とは?

ニッカウヰスキー余市蒸溜所は、北海道の日本海側の町、余市にあります。創業者の竹鶴政孝が、日本で本格的なウイスキーを作る場所として、本場のスコットランドと気候が似ている余市を選んだといわれています。

www.nikka.com

ニッカウヰスキー余市蒸溜所では、蒸溜所内の施設を見学できるガイドツアーを実施しています。無料ですが、事前予約制となっていて、上記の「ニッカウヰスキー余市蒸溜所」のページから予約をすることができます。

施設内には、ギフトショップとレストランもあります。現在は、新型コロナウイルス感染防止のための、ガイドツアーを予約した人のみ利用できるようになっています。自由に利用することはできませんが、ガイドツアーの予約がとれれば、かえってゆっくりと利用できるようになっています。

ガイドツアーの所要時間は約60分で、ツアーが終わったあとは、蒸溜所内を自由に見学できます。また、ギフトショップでのお買い物や、レストランでのお食事もできます。ガイドツアーは、午前中は9時~11時30分、午後は13時~14時30分の間で、30分毎に実施されています。

ということで、ガイドツアーに参加してきましたので、その様子をお届けします。

函館本線の1両の気動車に乗って余市へ

ガイドツアーに参加した日は札幌に宿泊していました。午前9時からのツアーを予約していましたので、札幌駅を7時5分に出発する小樽行きの列車に乗りました。

小樽で新型の気動車H100形に乗り換えて余市へ!
小樽で新型の気動車H100形に乗り換えて余市へ!

そして、小樽駅で、倶知安行きに乗り換え。倶知安行きは1両の気動車。新型のH100形という車両ですが、土曜日ということもあってか乗客が多く、発車前に満席。立ち客も複数いる状態となりました。

札幌から1時間半ほどで余市駅に到着!
札幌から1時間半ほどで余市駅に到着!

8時31分に余市駅に到着。半分くらいの乗客とともに下車しました。

ニッカウヰスキー余市蒸溜所は、余市駅前の道をまっすぐ5分ほど歩くだけです。余市駅の駅舎から駅前のバスターミナルへ出ると、すでに余市蒸溜所の入口が見えています。

石造りと赤い屋根が特徴的な余市蒸溜所の入口
石造りと赤い屋根が特徴的な余市蒸溜所の入口

石造りを模した建物と赤い屋根が特徴的な余市蒸溜所の入口です。とても目立つので、すぐにわかります。

入口はまだ閉まっていて、受け付け開始時刻まで少し待ちました。その間、ガイドツアーを予約していると思われる方々が続々とやってきました。

受付を済ませてニッカウヰスキー余市蒸溜所の中へ

ガイドツアーの開始までは広い待合室で待機
ガイドツアーの開始までは広い待合室で待機

名前を伝えて受け付けを済ませます。ガイドツアー終了後に試飲がありますが、アルコールにするか、ソフトドリンクにするかを聞かれます。もちろんアルコールです!

受け付け後は、ガイドツアーの開始時間まで、広い待合室で待つことになります。ウイスキーの製造工程のパネルが展示されているので、それを見ながら時間をつぶします。

待合室のすぐ横に、トイレとコインロッカーがありました。カメラだけを取り出して、大きなリュックをコインロッカーに入れました。

待合室で、今回のガイドツアーを担当してくださるガイドさんの挨拶とガイドの概要、それに、注意事項などの説明を受けます。そして、いよいよガイドツアーに出発です。

昔ながらの、そして、世界で唯一の石炭直火蒸溜が行われている「蒸溜棟」

余市蒸溜所の本丸「蒸溜棟」
余市蒸溜所の本丸「蒸溜棟」

最初は、待合室のすぐ横にある「蒸溜棟」です。「余市蒸溜所」というくらいですから、この蒸溜棟は、ウイスキーの製造工程でも中核となるところでしょう。

大きな蒸溜器が並ぶ蒸溜棟の内部
大きな蒸溜器が並ぶ蒸溜棟の内部

蒸溜棟の中は、大きな蒸溜器がたくさん並んでいました。ニッカウヰスキーでは、昔ながらの石炭を利用した「石炭直火蒸溜」が行われています。温度の調整が難しいそうですが、石炭を使うことによって、芳ばしい香りを持ったウイスキーができるそうです。

この蒸溜器では2回蒸溜するそうです。1回の蒸溜ではアルコール度数40%くらいにしかならないそうで、2回蒸溜するとアルコール度数65%のウイスキー原酒が出来あがるとのこと。なかなか手間がかかるものなのですね。

世界で唯一、石炭直火蒸溜が実施されている余市蒸溜所
世界で唯一、石炭直火蒸溜が実施されている余市蒸溜所

蒸溜器の下のほうを見ると、石炭をくべる釜がありました。現役で使われているそうです。石炭を利用した「石炭直火蒸溜」が実施されているのは、世界中の蒸溜所の中でも、余市蒸溜所だけなのだそうです。

旧事務所と旧竹鶴邸

竹鶴政孝の事務所として使われていた旧事務所
竹鶴政孝の事務所として使われていた旧事務所

蒸溜棟がある通路をまっすぐ進むと、正面に小さな家のような建物があります。余市蒸溜所の創立時に、竹鶴政孝の事務所として使われていた建物だそうです。

蒸溜に関係する施設は赤い屋根ですが、この事務所は緑色の屋根ですね。

竹鶴政孝が夫人リタと暮らしていた旧竹鶴邸
竹鶴政孝が夫人リタと暮らしていた旧竹鶴邸

「旧竹鶴邸」です。夫人のリタとともに住んでいた住居だそうです。余市蒸溜所の中に住んでいたわけではなく、余市町の郊外にあった住居を、工場内に移転して復元したそうです。

余市蒸溜所創立時に建設された「一号貯蔵庫」

余市蒸溜所創立時に建設された「一号貯蔵庫」
余市蒸溜所創立時に建設された「一号貯蔵庫」

旧竹鶴邸の先には、余市蒸溜所創立時に建設された最初の貯蔵庫「一号貯蔵庫」があります。余市蒸溜所には26もの貯蔵庫があるそうですが、この一号貯蔵庫は見学用に開放されていて、実際には使われていないそうです。

貯蔵庫は、蒸溜したウイスキー原酒を樽に入れて貯蔵する建物です。ウイスキー原酒は、樽に入れられることで熟成されます。ウイスキーの琥珀色は、この樽の色素の色なんですね。

ウイスキーは、樽の中で熟成されると同時に、蒸散も進みます。少しずつ蒸発することで、20年で約半分にまで減ってしまうんだとか。これを「エンジェル シェア」(天使の分け前)と呼ぶそうです。

貯蔵庫の内部には木樽がずらり
貯蔵庫の内部には木樽がずらり

一号貯蔵庫の内部には、木樽がずらりと並べられています。ここは見学用なので中身は空ですが、他の貯蔵庫には、実際にウイスキー原酒が入った木樽が置かれています。

貯蔵庫は、適度な湿度を保てるように、床が土になっています。また、夏場でも冷気を保てる石造りとなっているそうです。

細長い貯蔵庫、余市蒸溜所には26もの貯蔵庫があります
細長い貯蔵庫、余市蒸溜所には26もの貯蔵庫があります

貯蔵庫を横から見てみると、とても細長い建物であることがわかります。中には、無数の木樽が並べられ、ウイスキーが熟成されているのでしょうね。

お楽しみの試飲!「シングルモルト余市」をロックで!

スコットランドをイメージした? 余市蒸溜所の敷地内
スコットランドをイメージした? 余市蒸溜所の敷地内

敷地内はとてもきれいに整備されています。ウイスキーの本場、スコットランドをイメージしたのでしょうか。日本離れしているというか、北海道らしいというか。

「ニッカ会館」ではお楽しみの試飲!
「ニッカ会館」ではお楽しみの試飲!

敷地の一番奥にある「ニッカ会館」までやってきました。ここでガイドツアーは終了。そして、お楽しみの試飲です。試飲会場は、この「ニッカ会館」の2階です。

ニッカ会館のエントランス、階段で二階へ
ニッカ会館のエントランス、階段で二階へ

ニッカ会館の入口を入り、奥にある階段を2階へ。

試飲会場、カウンターで飲み方を告げてウイスキーを受け取る
試飲会場、カウンターで飲み方を告げてウイスキーを受け取る

試飲会場に入ると、カウンターがあります。カウンターで飲み方を告げて、ウイスキーを受け取ります。「シングルモルト余市」のロックを注文しました。

試飲会場にはたくさんのテーブルと椅子が並べられています
試飲会場にはたくさんのテーブルと椅子が並べられています

試飲会場にはテーブルと椅子がたくさん並べられていますが、現在はツアーの人数を絞っているので、一部分しか使われていませんでした。それでも、一組1テーブルくらいの割り当てがあります。適当な席に座って、ウイスキーをいただきます。

スモーキーな味わいが特徴的な「シングルモルト余市」

ウイスキー初心者の筆者でも、とてもスモーキーな味わいは良く分かりました。ゆっくりと10分ほどかけて、美味しくいただきました。

ディスティラリーショップ「ノースランド」でお買い物!

ディスティラリーショップ「ノースランド」でお買い物!
ディスティラリーショップ「ノースランド」でお買い物!

試飲のあとは、自由行動となります。敷地内で見学できるところを自由に見学できますし、有料の試飲やレストランでのお食事を楽しむこともできます。

ですが、まずは、試飲会場となっている「ニッカ会館」のすぐ隣にあるディスティラリーショップ「ノースランド」(要は売店)でお買い物です。

「ノースランド」店内にはウイスキーやお菓子・お土産などがずらり!
「ノースランド」店内にはウイスキーやお菓子・お土産などがずらり!

店内には、ウイスキーをはじめとしたお酒や、ウイスキーに合いそうなお菓子、おつまみが所狭しと並んでいます。

お土産に購入した「ブレンデッドウイスキー 余市蒸溜所限定」
お土産に購入した「ブレンデッドウイスキー 余市蒸溜所限定」

ふだんほとんどウイスキーを飲まないのですが、せっかくですので、お土産に何か買って自宅に送ろうと思い、しばらく店内をウロウロ。結局、選んだのが、ここでしか買えないものを、ということで、「余市蒸溜所限定 ブレンデッドウイスキー」でした。たしか、3,600円くらい。他にも、アップルワインやチョコレート等とともに、自宅へ宅配便で送りました。

帰宅後、「余市蒸溜所限定 ブレンデッドウイスキー」をいただきました。ロックとハイボールでいただきましたが、試飲した「シングルモルト余市」のスモーキーな味わいはありつつ、柑橘系の爽やかな香が印象的でした。

ウイスキーの歴史や竹鶴政孝の足跡を勉強できる「ウイスキー博物館」

お買い物を済ませたあとは、余市蒸溜所の入口へ戻りながら、ツアーでは見学しなかった施設に立ち寄ってみます。

ぜひ寄っておきたいのが、「ウイスキー博物館」です。古い貯蔵庫2棟を改築して博物館に仕立てた施設です。ウイスキーの歴史やルーツを学ぶことのできる「ウイスキー館」と、ニッカウヰスキーの創業者、竹鶴政孝の生い立ちや足跡を紹介する「ニッカ館」があります。

ウイスキーの歴史や製造工程を学べる「ウイスキー博物館 ウイスキー館」
ウイスキーの歴史や製造工程を学べる「ウイスキー博物館 ウイスキー館」

「ウイスキー館」に入ると、大きな蒸留器の模型を中心に、木樽がたくさん並べられたエントランスへ。その奥には、ウイスキーのルーツや製造工程を紹介したパネルが並んでいます。

「ウイスキー博物館」では有料の試飲も楽しめます!
「ウイスキー博物館」では有料の試飲も楽しめます!

パネルを眺めながら奥へ歩いていくと、バーのような場所へ。有料で試飲ができるコーナーです。見学ツアーの試飲は一杯のみですので、もっとたくさん飲み比べてみたい方は、こちらがおすすめですね。

「ウイスキー博物館 ニッカ館」では竹鶴政孝の軌跡を展示
「ウイスキー博物館 ニッカ館」では竹鶴政孝の軌跡を展示

次は「ニッカ館」へ行ってみましょう。といっても、「ウイスキー館」の建物とつながっていますので、順番に見学していけば見逃すことはありません。

ニッカ館には、ニッカウヰスキー創業者である竹鶴政孝と、その妻リタの軌跡、そして、ニッカウヰスキーの歴史が紹介されています。

夫人リタの生家、カウン家のリビングを再現
夫人リタの生家、カウン家のリビングを再現

リタの生家、カウン家のリビングルームを再現した展示もありました。

駆け足で展示をひととおり見学したあとは、広々とした敷地内を歩いて入口へ戻ります。

広々とした余市蒸溜所の敷地
広々とした余市蒸溜所の敷地

余市蒸溜所の敷地は本当に広々としています。余市駅から徒歩5分、余市の市街地にあるにもかかわらず、こんなに広い敷地があるなんて、さすがに北海道ですね。

見学を終えて余市蒸溜所の入口へ
見学を終えて余市蒸溜所の入口へ

ということで、入口付近まで戻ってきました。ロッカーに預けた荷物を回収、これで余市蒸溜所の見学は終了です。

ウイスキー好きはもちろん、ウイスキー初心者でも十分に楽しめる「余市蒸溜所」

ツアーによる見学と、試飲、お買い物、その後の自由行動での見学などを含めて、全体で1時間半くらいでした。

ふだん、あまりウイスキーを飲まない筆者は、余市蒸溜所を見学しても楽しめないのではないかという不安はありましたが、そんなことは全くありませんでした。

ウイスキーの製造工程を、実際の設備を見学しながら理解できましたし、試飲やお買い物も十分楽しめました。むしろ、ウイスキーのことをあまり知らない方のほうが、いろいろと勉強になったり、新たな発見があったりして、楽しめるのではないかと思います。

函館本線の山線方面へ旅をされる方は、ぜひ余市蒸溜所に立ち寄ってみてください。


以上、「【ニッカウヰスキー余市蒸溜所 見学記】ウイスキーの製造工程を学べるガイドツアーとお楽しみの試飲・お買い物で大満足!」でした。ウイスキー初心者でも、いや、むしろ、ウイスキー初心者のほうが楽しめるツアーになっています。見学すると、絶対にお土産を買いたくなるので、お小遣いを少し多めに持って、余市蒸溜所へ行ってみましょう!