ひさの乗り鉄ブログ

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【会津鉄道 会津線】南会津の里山を走るローカル線! 観光列車や温泉、観光スポットも充実!

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福島県の南西部を走る第三セクター路線が、会津鉄道会津線です。南会津の里山の中を走るローカル線で、長閑な風景が魅力の路線です。沿線には、塔のへつりや大内宿といった観光スポットや、温泉もあり、一泊してのんびりと旅をしてみたくなるところです。そんな会津鉄道ですが、車窓を中心に、おすすめの観光列車や観光スポットなどを紹介します。

会津鉄道 会津線とは?

会津鉄道は、旧国鉄(JR東日本)の会津線を引き継ぐ目的で設立された第三セクター会社です。1987年にJR東日本から会津線を引き継ぎました。

会津線は、福島県の南西部、西若松~会津高原尾瀬口間を結ぶ路線です。全長は57.4km、駅数は21です。


南側の会津高原尾瀬口~会津田島間は電化されていて、浅草からの特急「リバティ会津」が乗り入れています。会津田島から北側は非電化で、ディーゼルカーが走ります。西若松~会津若松間は、JR只見線に乗り入れていて、たいていの列車は会津若松まで(一部は喜多方まで)直通運転されます。

会津鉄道会津線は、南会津の里山を走る風光明媚な路線です。長閑な里山の風景や、阿賀川がつくる渓谷美、会津盆地とその向こうに見える磐梯山や飯豊山地などを楽しむことができます。

会津鉄道を走る列車たち

会津鉄道会津線はそれほど長距離の路線ではないのですが、野岩鉄道や東武鉄道などとの直通運転があったり、自社保有の観光列車があったりと、意外と多くの種類の列車が走っています。

代表的な車両を紹介してみます。

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会津鉄道の普通列車に使われている気動車

普通列車に使われる気動車です。1両や2両で運転されていて、車内はボックスシートが並びます。

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「AIZUマウントエクスプレス」は立派なリクライニングシートが並びます

AIZUマウントエクスプレスとして運用されている気動車です。会津若松~鬼怒川温泉~東武日光を下今市経由で結ぶ観光客向けの列車です。車内には、特急列車並みの立派な回転クロスシートが並んでいますが、乗車券のみで乗車できる乗りドク列車です。

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会津鉄道の観光列車「お座トロ展望列車」

観光列車「お座トロ展望列車」として運転されている気動車です。お座敷+展望車両のほうは、JR東日本のキハ40を譲り受けて改造したものです。

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会津田島より南側の電化区間を走る6050系電車

会津田島より南側の電化区間を走る電車です。野岩鉄道線や東武鬼怒川線へも直通運転されています。写真は東武鉄道の6050系ですが、同形式の車両を会津鉄道も1編成(2両)保有しています。

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浅草駅から会津田島まで直通運転される特急「リバティ会津」(東武500系)

東武線~野岩鉄道線経由で会津田島まで乗り入れている東武の特急「リバティ会津」(500系電車)です。浅草~会津田島間で1日4往復運転されています。

会津鉄道会津線へのアクセス

会津鉄道会津線に乗車するには、北側の会津若松から入るルートと、東武鉄道~野岩鉄道経由で南側の会津高原尾瀬口から入るルートがあります。

首都圏(東京)からであれば、

  • 浅草から東武鉄道の特急「リバティ会津」で終点の会津田島へ
  • 東北新幹線で郡山へ、郡山から磐越西線で会津若松へ

という2ルートがあります。所要時間では東北新幹線経由のルートが短いですが、旅情という点では東武鉄道~野岩鉄道経由のルートがおすすめです。

もっとも、往復で経路を変えて、ぐるっと一周するルートがよいかもしません。

また、会津若松へは、新潟方面から磐越西線に入るルートもあります。出発地や、前後の旅程などを考慮して、どのルートで入るかを決めるとよいでしょう。

会津鉄道会津線 おすすめのフリーきっぷ

会津鉄道会津線に乗車するのにおすすめのフリーきっぷを二つ紹介します。

一つ目は、「ゆったり会津 東武フリーパス」です。

東武線沿線からの往復と、東武鬼怒川線~野岩鉄道~会津鉄道のフリーきっぷがセットになったフリーきっぷです。

フリーエリアの広さで3種類のきっぷがありますが、会津鉄道会津線の全線に乗車できるのは、フリーエリアが下今市~東武日光・喜多方となるきっぷです。浅草発着の場合、4日間有効、7,260円です。

特急券を組み合わせれば、東武線の特急列車にも乗車できます。「リバティ会津」にも乗車できますよ。

詳しくは、以下の記事で詳しく紹介していますので、ご覧ください。

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二つ目は、JR東日本が発売する「週末パス」です。

週末の土日の二日間利用できるフリーきっぷです。JR東日本の南東北以南がフリーエリアとなっていますが、会津鉄道の西若松~会津田島間もフリーエリアに入っています。

東北新幹線(郡山)~磐越西線経由や、上越新幹線~磐越西線経由で会津若松から会津鉄道にアクセスする場合には、「週末パス」がおすすめです。

「週末パス」も、特急券を購入すれば、新幹線やJRの特急列車に乗車することができます。

詳しくは、以下の記事をご覧ください。

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会津鉄道会津線 乗車記 ~車窓と観光スポットを紹介!~

それでは、会津鉄道会津線に乗車してみましょう。南側の会津高原尾瀬口から会津若松へ向かいます。季節は5月上旬、ゴールデンウィークです。

尾瀬への玄関口、会津高原尾瀬口駅からスタート!(会津高原尾瀬口~会津田島)

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会津鉄道の南の起点駅、尾瀬の玄関口「会津高原尾瀬口」

会津鉄道会津線の南端の駅、会津高原尾瀬口駅。野岩鉄道(会津鬼怒川線)との境界駅です。山間の小さな町ですが、尾瀬(沼山峠)への玄関口でもあります。夏季には「尾瀬夜行23:55」、冬季には「スノーパル23:55」という夜行列車が浅草から運転されていますが、いずれも、この会津高原尾瀬口駅が終点です。

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4月下旬には沿線の桜が満開!

会津高原尾瀬口駅を発車すると、阿賀川の流れに沿って北上します。南会津のこのあたりは、4月下旬に桜が咲きますので、ゴールデンウィークの前半であれば、こんな車窓を楽しむことができます。

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会津田島の周辺は視界が開け、田畑が広がります

会津田島駅に近づくと、次第に視界が開けてきます。会津田島駅は、南会津町の中心駅。駅の周囲は比較的大きな町が広がっています。

会津田島駅は、電化区間と非電化区間の境界駅。一部の列車を除いて、さらに先に進む場合には乗り換えが必要になります。

気動車で長閑な里山をコトコトと(会津田島~塔のへつり)

会津田島駅で気動車に乗り換えます。気動車は1~2両が多いようですが、会津田島から先は乗客も減るので、それほど混雑していたことはありません。

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長閑な里山の風景の中を進みます

こんな長閑な風景の中を、気動車はのんびりと走っていきます。気動車のボックスシートで眺める里山の景色は最高ですね。

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阿賀川や支流を何度か渡ると「塔のへつり」へ

阿賀川やその支流の川を何度か渡っていきます。少し森の中に入っていくと、沿線随一の観光スポットの最寄り駅、塔のへつり駅に到着です。

「塔のへつり」で観光(最寄駅:塔のへつり駅)

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小さな待合室があるだけで無人の「塔のへつり」駅

塔のへつり駅は、小さな待合室が一つあるだけの無人駅。それでも、観光地「塔のへつり」まで徒歩5分のところにあるため、意外と多くの乗客が乗り降りします。

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長い年月をかけて川の流れが岩を削ってつくった「塔のへつり」

「塔のへつり」は、百万年単位の長い時間をかけて、阿賀川の流れが岩肌を削って造られた自然の造形です。国の天然記念物に指定されていて、観光スポットとして整備されています。

「へつり」とは、会津地方の言葉で、川岸にできた断崖のことを示すそうです。塔のように削られた岩の奇形を間近で見学することができますし、吊り橋を渡れば、浸食された岩の下へ入ることができます。

「塔のへつり」は駅から近いので、途中下車しての観光におすすめです。

茅葺屋根の趣のある駅舎、桜の時期が最高!(塔のへつり~湯野上温泉)

塔のへつりから再び普通列車に乗り込んで、会津鉄道の旅を再開します。

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阿賀川がつくる谷筋に沿って北へ!

塔のへつりから先は、阿賀川がつくる谷の中を走っていきます。視界はあまりききませんが、何度か阿賀川を渡って進みます。

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桜が満開の湯野上温泉駅(2017年5月上旬)

湯野上温泉駅で途中下車。湯野上温泉駅は本物の茅葺屋根の駅舎です。そして、4月下旬には、ホームに植えられた桜が満開となり、茅葺屋根の趣のある駅舎とあいまって、素晴らしい光景となります。

そして、駅舎内には囲炉裏があって、気温の低い日には火が入れられています。

湯野上温泉駅の様子については、2017年5月上旬に訪問したときの記事をご覧ください。

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茅葺屋根の街並みが残る宿場町「大内宿」(最寄駅:湯野上温泉駅)

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大内宿の展望台から

そして、湯野上温泉駅は、南会津随一の観光スポット「大内宿」の玄関口でもあります。観光シーズンには「猿游号」というバスが、湯野上温泉駅から大内宿まで運転されます。日中時間帯、1時間に1本、所要時間は20分ほどです。

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大内宿は食べ歩きが楽しい!

大内宿の古い町並みは、それぞれの家がお店になっていて、有名な「ねぎそば」がある蕎麦屋やカフェ、工芸品などを揃えたお土産屋などが揃っています。食べ歩きをしながら散策するのがおすすめです。

大内宿への公共交通機関へのアクセスについては、以下の記事で紹介しています。

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阿賀川の橋梁からの絶景!(湯野上温泉~芦ノ牧温泉)

湯野上温泉から芦ノ牧温泉までの間は、地形が険しくなり、トンネルが多くなります。

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阿賀川の橋梁から

阿賀川にかかる橋梁からは、阿賀川が削った深い谷筋を眺めることができます。

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阿賀川沿いにある大川ダムの近くから

阿賀川にある大川ダムの近くでは、こんな景色も。

会津鉄道が誇る(?)観光列車「お座トロ展望列車」に乗車すれば、絶景スポットで停止してくれます。「お座トロ展望列車」の乗車記については、以下の記事をご覧ください。

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ねこ駅長「らぶ」で有名な湯野上温泉駅 古いトロッコ車両が展示されています

芦ノ牧温泉駅に到着。芦ノ牧温泉の最寄り駅ですが、この駅は、ねこの駅長いる駅として有名です。ねこ駅長「らぶ」と施設長「ぴーち」の2匹のねこがお出迎えをしてくれます。

ashinomakionseneki.com

会津盆地と磐梯山・飯豊山を眺めながら会津若松へ

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会津盆地に入ると長閑な風景が続きます

芦ノ牧温泉を出ると、視界が開けてきます。会津盆地の南端に入ってきました。5月上旬では、まだ田畑は茶色いままですが、あちこちに菜の花が咲いていて、会津盆地にも春がやってきたことを告げています。

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会津盆地の向こうには飯豊山地が見えます

会津盆地の向こうには飯豊山地の山並みが見えます。この時期は、まだ雪をかぶっています。

西若松からJR只見線に入ると、住宅が増えてきます。七日町あたりまで来ると会津若松の街中に入り、すぐに終点の会津若松に到着しました。


以上、「【会津鉄道 会津線】南会津の里山を走るローカル線! 観光列車や温泉、観光スポットも充実!」でした。長閑な里山の風景や、阿賀川がつくる谷筋の絶景、そして、会津盆地の風景と、日本の原風景を眺められる路線です。普通列車でのんびり旅をするもよし、「お座トロ展望列車」のトロッコ車両で風を浴びながらの旅もよし。鉄道旅行の楽しさを再確認できる路線ですので、ぜひ乗車してみて下さい。

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