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東武鉄道が14系客車「ドリームカー」をSL大樹の客車として導入! 夜行急行「はまなす」で利用されていた客車です!

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東武鉄道は、2019年4月より、SL大樹の客車として、かつてJR北海道の夜行急行「はまなす」で利用されていたドリームカー(オハ14-505)を導入すると発表しました。グリーン車で利用されていた座席や、車端部のミニラウンジもそのまま利用される模様で、夜行急行列車の郷愁を感じることができそうです。

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鬼怒川温泉駅で出発準備をする「SL大樹」

SL大樹の客車として「ドリームカー」を導入!

東武鉄道は、SL大樹の客車として、JR北海道の夜行急行「はまなす」に利用されていた14系客車「ドリームカー」を導入すると発表しました。

2019年4月13日(土)から、SLの運転日のうち、年間約40日(2019年は24日)、3両の客車のうち、中間の1両を「ドリームカー」に差し替えて運転するとのことです。

座席指定券は、通常の14系客車と変わらず、SLの場合は750円(小児380円)、DLの場合は510円(小児260円)です。

14系客車「ドリームカー」とは?

今回、東武鉄道が導入する14系客車「ドリームカー」は、北海道を走る夜行急行列車「まりも」のグレードアップを目的に改造された車両です。特急列車のグリーン車用リクライニングシートに改装したもので、シートピッチ1,160mmという広々とした座席になっています。

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(出典)4月13日(土)より、14系客車「ドリームカー」をSL大樹の客車として導入します!!(PDF:389KB)(東武鉄道ニュースリリース 2019年1月11日)

その後、「ドリームカー」は、青森~札幌間で運転されていた夜行急行「はまなす」の指定席車として利用されていましたが、北海道新幹線の開業とともに、残念ながら2016年3月で廃止。今回、JR北海道が保有していたこの客車を、東武鉄道が譲り受けたものと思われます。

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SL大樹の14系客車 JR四国から譲り受けたものです

現在のSL大樹の客車は、JR四国から譲り受けた14系客車で、青いモケットの簡易リクライニングシートが並びます。こちらも十分に国鉄時代の雰囲気を感じさせるものですが、「ドリームカー」は、長い間、夜行急行「はまなす」に使われていたこともあって、懐かしい夜行急行の雰囲気を感じる方も多いのではないでしょうか。

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SL大樹の14系客車 簡易リクライニングシートが並びます

ちなみに、現在のSL大樹の客車は、1両あたり16列×4席の64席。これに対して、「ドリームカー」は48席です。ミニラウンジがあるとはいえ、かなりゆったりしているのがわかると思います。

「ドリームカー」の連結日に注意! 繁忙期を避けて運転?

このドリームカーですが、SL大樹に常に連結されているわけではありません。

普段は、通常の14系客車で運転しますが、年間運転日の40日ほど、「ドリームカー」を連結して運転するとのことです。

「ドリームカー」は3両の客車のうち、中間(2両目)に連結されるようです。つまり、3両編成であることには変わりなく、そのうちの1両が、通常の14系客車から、「ドリームカー」に差し替えられるということです。

2019年の「ドリームカー」の連結日は、上記の東武鉄道のリリースに掲載されていますが、抜粋してみます。

  • ドリームカーの連結日
    • 4月13日(土)・14日(日)・20日(土)・21日(日)
    • 6月1日(土)・2日(日)・8日(土)・9日(日)・15日(土)・16日(日)・22日(土)・23日(日)・29日(土)・30日(日)
    • 9月7日(土)・8日(日)・14日(土)・15日(日)・16日(月・祝)・21日(土)・22日(日)・23日(月・祝)・28日(土)・29日(日)

4月のゴールデンウィーク前、6月、9月の週末の運転となります。

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「ドリームカー」は、48席しかなく、列車全体の定員が減ってしまうため、ゴールデンウィークや、夏休み、秋の紅葉の時期を避けて設定したのでしょう。

既存の14系客車3両に、「ドリームカー」も加えて4両にしてしまえばいいように思いますが、蒸気機関車の負荷が増えることを懸念したのか、そこまで需要はないと判断したのか、理由はよくわかりませんが、3両での運転ということになったようです。

復元予定の「C111」蒸気機関車用の客車の調達も?

東武鉄道は、北海道で静態保存されていた蒸気機関車「C111」の復元を実施すると発表しています。

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運行開始は2020年冬を予定しているようですが、この「C111」用の客車の調達という意味もあるのかもしれません。

現在、東武鉄道が運行している蒸気機関車は、JR北海道から借り受けている「C11-207」の1機のみ。そのため、定期検査時には運休(代わりにディーゼル機関車がけん引する「DL大樹」として運転)となってしまいます。また、昨年秋には、蒸気機関車の故障により、「SL大樹」が長期間運休となっています。

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下今市駅の転車台で回転する蒸気機関車「C11-207」

「C111」の復元は、蒸気機関車を2機体制にして、定期検査や故障のときにも、安定して「SL大樹」を運行できるようにすることが一番の目的とされています。

ただ、蒸気機関車が2機体制になれば、繁忙期には2機とも活用してSL列車を運転することもあるかもしれません。それを実現するには、客車をどこかから調達してくる必要があります。

もしかしたら、今後も、JR各社で保管されている客車を集めてくるかもしれませんね。


以上、『東武鉄道が14系客車「ドリームカー」をSL大樹の客車として導入! 夜行急行「はまなす」で利用されていた客車です!』でお送りしました。夜行急行列車のノスタルジーを感じられる「ドリームカー」。SL大樹の旅が、より一層楽しくなりそうですね。

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「SL大樹」の乗車レポートです。鬼怒川温泉や下今市での転車台の様子など、前後のイベントも含めて、詳しくレポートしています。

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