ひさの乗り鉄ブログ

青春18きっぷの話題をはじめ、観光列車や風光明媚な路線の乗車記などを思うままに綴っていく乗り鉄ブログです。

JR西日本の神戸線通勤特急「らくラクはりま」でらくラク通勤! ダイヤ・停車駅、お得な特急券の買い方を紹介します!


注目記事 【秋の乗り放題パス】2020年10月3日(土)~25日(日)利用可
【2020年秋の臨時列車】JR各社の注目の臨時列車まとめ
【在宅勤務・テレワーク】通勤定期券の損益分岐点・払い戻しルール

JR西日本は、2019年3月のダイヤ改正で、大阪~姫路間に通勤特急「らくラクはりま」の運転を開始しました。割安なチケットレスサービスも拡充し着席通勤を推進します。この記事では、通勤特急「らくラクはりま」の概要、料金、運転時刻(ダイヤ)などをご紹介します。おトクに利用するための回数券や指定席特急料金定期券(らくラクはりまマイシート)についても紹介します。

※2020.03.13更新

【まとめ】通勤特急「らくラクはりま」(2020年版)

  • 運転時刻・停車駅(平日のみ1日1往復運転)
    • 姫路 06:21発 → 加古川 06:32発 → 西明石 06:42発 → 明石 06:46発 → 神戸 06:58発 → 三ノ宮 07:02発 → 大阪 07:21着
    • 大阪 19:04発 → 三ノ宮 19:27発 → 神戸 19:31発 → 明石 19:44発 → 西明石 19:48発 → 加古川 19:58発 → 姫路 20:08着
  • 特急券はJ-WESTカード会員専用の「J-WESTチケットレス」が断然おトク!
    • 神戸・三ノ宮~大阪間 520円、姫路~大阪間 730円
  • たまに乗車するなら「神戸線自由席回数特急券」(ただし自由席のみ)
  • 「らくラクはりまマイシート」「らくラクはりまグリーンマイシート」の損益分岐点は20回/月以上の乗車。メリットは料金よりも1か月間座席が確実に確保されること!
  • 【期間限定】 2020年4月1日~9月30日限定で、J-WESTネット会員向けに、「J-WESTチケットレス」と同額の「おためしチケットレス特急券」を発売! → 詳しくはこちら

JR神戸線の通勤特急「らくラクはりま」

JR西日本は、2019年3月18日から、JR神戸線で通勤特急「らくラクはりま」の運転を開始しました。概要は以下の通りです。

  • 名称: 通勤特急「らくラクはりま」
  • 運行区間: 大阪~姫路
  • 停車駅: 姫路駅、加古川駅、西明石駅、明石駅、神戸駅、三ノ宮駅、大阪駅
  • 運転本数:
    • 朝通勤時間帯: 姫路 → 大阪 1本(平日のみ)
    • 夕帰宅時間帯: 大阪 → 姫路 1本(平日のみ)
  • 使用車両: 289系6両編成(全351席)
    • 指定席3.5両,自由席2両,グリーン席0.5両
    • 指定席0.5両は女性専用席

「らくラクはりま」の運転日と停車駅・ダイヤ

「らくラクはりま」の運転日は以下の通りです。

  • 平日のみ(土休日は運休)

停車駅とダイヤは以下の通りです。

【上り(姫路 → 大阪)】

停車駅 上り
姫路 06:21発
加古川 06:32発
西明石 06:42発
明石 06:46発
神戸 06:58発
三ノ宮 07:02発
大阪 07:21着


【下り(大阪 → 姫路)】

停車駅 下り
大阪 19:04発
三ノ宮 19:27発
神戸 19:31発
明石 19:44発
西明石 19:48発
加古川 19:58発
姫路 20:08着


詳しくは、JR西日本のニュースリリースをご覧ください。

www.westjr.co.jp

「らくラクはりま」向けにチケットレスサービスで割安な指定席特急料金を導入

f:id:kzlife:20181202185258j:plain
通勤特急「らくラクはりま」に利用される289系特急電車

(出典)らくラクはりま 289系:JRおでかけネット

「らくラクはりま」は特急列車として運転されますので、乗車券(定期券も可)以外に、特急券が必要になります。

通勤特急「らくラクはりま」の運転開始に伴って、割安な価格で指定席に乗車できるチケットレス特急券が新設されます。特に、JR西日本のクレジットカード「J-WESTカード」専用の「J-WESTチケットレス」(普通車指定席に乗車可能)はかなり安く、自由席回数特急券よりも安い設定になっています

JR西日本がすでにJ-WESTネット会員(「J-WESTカード」以外のクレジットカードでも会員登録可能)向けに発売している「eチケットレス特急券」(普通車指定席に乗車可能)と比べても、安く設定されています。この料金設定を見る限り、通勤特急「らくラクはりま」を頻繁に利用する場合には、J-WESTカード会員になることが必須 ですね。

期間限定!「おためしチケットレス特急券」

2020年4月1日~9月30日の期間限定で、一般のクレジットカードで登録可能なJ-WESTネット会員向けに、「J-WESTチケットレス」と同額の「おためしチケットレス特急券」が発売されます。

【通勤特急「らくラクはりま」の料金】

区間 J-WEST
チケットレス
【期間限定】
おためし
チケットレス
特急券
チケットレス
特急券
指定席
特急券
自由席
特急券
神戸・三ノ宮
~大阪
520円 520円 990円 1,190円 660円
西明石・明石・
加古川
~大阪
630円 630円 1,320円 1,520円 990円
姫路
~大阪
730円 730円 1,320円 1,520円 990円
西明石・明石
加古川~
神戸・三ノ宮
520円 520円 990円 1,190円 660円
姫路~
神戸・三ノ宮
630円 630円 1,320円 1,520円 990円


※「おためしチケットレス特急券」は2020年4月1日~9月30日の期間限定

【期間限定】「おためしチケットレス特急券」を発売!

2020年4月1日~9月30日の半年間、J-WESTネット会員向けに、「J-WESTチケットレス」と同額の「おためしチケットレス特急券」が発売されます。

www.westjr.co.jp

通常、「J-WESTチケットレス」は、JR西日本のクレジットカード「J-WESTカード」会員のみが購入できるきっぷですが、「おためしチケットレス特急券」は、手持ちのクレジットカードを使って無料で会員登録できる「J-WESTネット会員」であれば購入できます。

「おためしチケットレス特急券」の料金は「J-WESTチケットレス」と同額です。「J-WESTカード」会員でない方も、お得に「らくラクはりま」を利用できるチャンスです。

定期的に利用するなら「らくラクはりまマイシート」「自由席回数特急券」がおすすめ!

前述の料金に加えて、定期的に利用する方にお得な回数券や定期券が発売されます。

1か月間、同じ座席を確保!「らくラクはりまマイシート」「らくラクはりまグリーンマイシート」

通勤、通学定期券と併用して、1か月間、「らくラクはりま」の同一の座席を利用できるサービスです。つまり、毎日、同じ座席で通勤・通学できるわけです。なかなかユニークな商品ですね。

  • 「らくラクはりまマイシート」の設定区間に有効な通勤定期券・通学定期券を持っている場合に発売
    • 回数券や普通乗車券など、通勤・通学定期券以外の乗車券では利用できない
  • 毎月1日から月末までの月~金(祝祭日を除く)に利用可能
  • 発売は有効開始日(有効な月の1日)の1か月前~2日前まで
  • 設定は片道のみ(上り・下りともに料金は同じ)

設定区間、料金(片道)は以下の通りです。普通車用とグリーン車用があります。

区間 普通車用 グリーン車用
神戸・三ノ宮
~大阪
10,480円 12,570円
西明石・明石・
加古川・姫路
~大阪
12,570円 14,670円
西明石・明石
加古川~
神戸・三ノ宮
10,480円 12,570円
姫路~
神戸・三ノ宮
12,570円 14,670円

たまに乗りたい方には「神戸線自由席回数特急券」

「らくラクはりまマイシート」を購入するほど乗らないけど、たまに乗車する、という方には、4回分の自由席特急券がセットになった「神戸線自由席回数特急券」もあります。

こちらは、「らくラクはりま」限定ではなく、新大阪~姫路間を走る特急列車「スーパーはくと」「はまかぜ」でも利用できます。

ただし、J-WEST会員の方は、指定席に乗車できる「J-WESTチケットレス」のほうが安いので、回数券を購入する必要はありません。

  • 設定区間に有効な通勤定期券・通学定期券・回数券を持っている場合に発売
  • 有効期間は1か月
  • 普通車自由席に乗車可能

「神戸線自由席回数特急券」の料金(4回分)、1枚あたりの価格は以下の通りです。

区間 発売額 1枚あたり 所定価格
神戸・三ノ宮
~新大阪・大阪
2,280円 570円 660円
西明石・明石・
加古川・姫路
~大阪
3,160円 790円 990円
西明石・明石
加古川~
神戸・三ノ宮
2,280円 570円 660円
姫路~
神戸・三ノ宮
3,160円 790円 990円

結局、どのきっぷを買うのが一番おトクなの?

これまでご紹介したように、非常に多くの料金券(特急券)が発売されています。結局、どれが一番おトクなのでしょうか?ここでは、1か月に片道で何回乗車するかをもとに、どの料金券を購入するのがおトクかを考えてみます。

結論から言うと、以下のようになります。(普通車利用の場合)

  • 「らくラクはりまマイシート」がおトクになるのは月20回以上利用する場合(大阪~姫路のみ18回以上)、これ以下であれば「J-WESTチケットレス」がおトク
  • 頻繁に利用するなら「J-WESTカード」会員になり、「J-WESTチケットレス」を利用するのがおトク
  • 「J-WESTカード」会員でない場合には、「神戸線自由席回数特急券」がおトク(ただし、自由席にしか乗れないため、着席は保証されない)

「らくラクはりまマイシート」の損益分岐点は月に20回乗車と、かなり厳しいです。「らくラクはりま」は平日のみの運転なので、土休日の通勤・通学には使えません。平日のみで20日以上ある月が限られるうえに、有給休暇などで通勤しない日があると、20回乗車するのはなかなか難しいでしょう。

「らくラクはりまマイシート」のメリットは、料金的な面ではなく、毎日同じ座席が保証されていること、毎日特急券を購入する手間が省けること にあります。

一方、それ以外の場合には、「J-WESTカード」会員になったうえで「J-WESTチケットレス」を購入するのがおトク です。自由席回数券よりも安い価格で、指定席に乗車できるので、J-WEST会員がかなり優遇されています。

「らくラクはりま」は通勤ライナーと比べるとやや割高?

特急列車としてみると割安な料金の「らくラクはりま」ですが、JR東日本やJR東海が運転している特急車両を利用した通勤ライナーと比べると、やや割高な印象です。

JR東日本は、東海道本線でホームライナーを運転していますが、ライナー券は520円です。JR東海も名古屋圏を中心にホームライナーを運転していて、こちらは乗車整理券が330円と安く設定されています。これらの列車と比べると、通勤特急「らくラクはりま」の特急料金は、最安の「J-WESTチケットレス」でも520円~730円と、多少割高な印象です。

また、JR西日本は、新快速列車に有料座席サービス「Aシート」を導入することを既に発表しています。

www.kzlifelog.com

こちらは座席料金が500円。通勤特急「らくラクはりま」と同じJR神戸線にも導入されると見込まれます。新快速と特急という違いはありますが、新快速は、JRの快速列車の中でも俊足で有名です。大阪~姫路間の特急列車とそん色のない時間で走ります。

新快速への「Aシート」の導入は、当初は2編成のみ(1日あたり上下ともに4本ずつ)と少ないですが、いずれは増やしてくるだろうと思われます。新快速の全列車に「Aシート」が導入されると、乗車機会(運転本数)、料金ともに「Aシート」が有利になりそうです。

「スーパーはくと」「はまかぜ」も同料金!

今回、通勤特急「らくラクはりま」が導入される大阪~姫路間には、京都~鳥取・倉吉を結ぶ特急「スーパーはくと」と、大阪~鳥取などを結ぶ特急「はまかぜ」が運転されていますが、これらの特急列車も含めて、前述の特急料金が適用になります。

「スーパーはくと」は7往復、「はまかぜ」は3往復運転されていますが、これらの列車の近距離利用も狙った料金体系と言えそうです。

通勤時間帯に利用できそうな姫路~大阪間の特急列車は以下の通りです。(2020年3月改正ダイヤ)

  • 朝通勤時間帯
    • らくラクはりま: 姫路 06:21発 → 大阪 07:21着(加古川・西明石・明石・神戸・三ノ宮に停車)
    • スーパーはくと2号: 姫路 08:14発 → 大阪 09:19着(明石・三ノ宮に停車)
    • はまかぜ2号: 姫路 09:00発 → 大阪 10:01着(明石・神戸・三ノ宮に停車)
  • 夕通勤時間帯
    • スーパーはくと11号: 大阪 17:26発 → 姫路 18:21着(三ノ宮・明石に停車)
    • はまかぜ5号: 大阪 18:04発 → 姫路 19:08着(三ノ宮・神戸・明石・西明石・加古川に停車)
    • らくラクはりま: 大阪 19:04発 → 姫路 20:08着(三ノ宮・神戸・明石・西明石・加古川に停車)
    • スーパーはくと13号: 大阪 20:06発 → 姫路 21:07着(三ノ宮・神戸・明石・西明石・加古川に停車)

これらの列車は、鳥取方面から大阪への出張にも便利な時間帯に運転されているので、指定席の競争率が高くなりそうですね。長距離客が指定席を確保できなくなるという懸念がありそうです。

「らくラクはりま」、新快速の有料座席サービス「Aシート」と合わせて着席通勤を推進!

前述のとおり、JR西日本は、新快速列車に有料座席サービス「Aシート」を導入することを発表しています。

今回の通勤特急「らくラクはりま」と合わせて、近畿圏の着席通勤の推進に大きく舵を切ってきた印象です。首都圏の大手私鉄で先行していた通勤客向けの有料座席サービスの導入ですが、JR西日本の「らくラクはりま」「Aシート」へと続き、全国的に着席通勤の流れが進んでいきそうな状況です。


以上、『JR西日本の神戸線通勤特急「らくラクはりま」でらくラク通勤! ダイヤ・停車駅、お得な特急券の買い方を紹介します!』でお届けしました。鉄道会社としては、人口減少時代の定期券収入の減少に備えた施策ですが、利用者にとっては快適に通勤できるのはありがたいことです。