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JR西日本が神戸線に通勤特急「らくラクはりま」を新設! 新快速の「Aシート」と合わせて着席通勤を推進へ

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JR西日本は、2019年3月のダイヤ改正時に、大阪~姫路間に通勤特急「らくラクはりま」を新設すると発表しました。割安なチケットレスサービスも拡充し、先日発表された新快速への有料座席サービス「Aシート」とあわせて、着席通勤を推進します。

JR神戸線に通勤特急「らくラクはりま」を新設!

JR西日本は、JR神戸線に通勤特急「らくラクはりま」を新設すると発表しました。概要は以下の通りです。

  • 名称: 通勤特急「らくラクはりま」
  • 運行区間: 大阪~姫路
  • 停車駅: 姫路駅、加古川駅、西明石駅、明石駅、神戸駅、三ノ宮駅、大阪駅
  • 運行本数
    • 朝通勤時間帯: 姫路 → 大阪 1本(平日のみ)
    • 夕通勤時間帯: 大阪 → 姫路 1本(平日のみ)
  • 使用車両: 289系6両編成(全351席)
    • 指定席3.5両,自由席2両,グリーン席0.5両
    • 指定席0.5両は女性専用席

詳しくは、JR西日本のニュースリリースをご覧ください。

www.westjr.co.jp

チケットレスサービスで割安な指定席特急料金を導入

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通勤特急「らくラクはりま」に利用される289系特急電車

(出典)らくラクはりま 289系:JRおでかけネット

通勤特急「らくラクはりま」の運転開始に伴って、割安な価格で指定席に乗車できるチケットレス特急券が新設されます。特に、JR西日本のクレジットカード「J-WEST」専用の「J-WESTチケットレス」(普通車指定席に乗車可能)はかなり安く、自由席回数特急券よりも安い設定になっています

JR西日本がすでにJ-WEST会員向けに発売している「eチケットレス特急券」(普通車指定席に乗車可能)と比べても、安く設定されています。この料金設定を見る限り、通勤特急「らくラクはりま」を利用する場合には、J-WEST会員になることが必須ですね。

【指定席タイプ】

区間 指定席
特急料金
(通常期)
チケットレス
特急券
J-WEST
チケットレス
【参考】
eチケットレス
特急券
姫路~大阪 1,490円 1,290円 720円 910円
明石~大阪 1,490円 1,290円 620円 910円
神戸・三ノ宮~大阪 1,170円 970円 510円 650円


【自由席タイプ】

区間 自由席特急料金
(通常期)
自由席回数特急券
姫路~大阪 970円 780円
明石~大阪 970円 780円
神戸・三ノ宮~大阪 650円 560円

通勤ライナーと比べるとやや割高?

特急列車としてみると割安な料金の「らくラクはりま」ですが、JR東日本やJR東海が運転している特急車両を利用した通勤ライナーと比べると、やや割高な印象です。

JR東日本は、東海道本線や中央線にホームライナーを運転していますが、ライナー券は510円です。JR東海も名古屋圏を中心にホームライナーを運転していて、こちらは乗車整理券が320円と安く設定されています。これらの列車と比べると、通勤特急「らくラクはりま」の特急料金は、最安の「J-WESTチケットレス」でも510円~720円と、多少割高な印象です。

また、JR西日本は、新快速列車に有料座席サービス「Aシート」を導入することを既に発表しています。

www.kzlifelog.com

こちらは座席料金が500円。通勤特急「らくラクはりま」と同じJR神戸線にも導入されると見込まれます。新快速と特急という違いはありますが、新快速は、JRの快速列車の中でも俊足で有名です。大阪~姫路間の特急列車とそん色のない時間で走ります。

新快速への「Aシート」の導入は、当初は2編成のみ(1日あたり上下ともに4本ずつ)と少ないですが、いずれは増やしてくるだろうと思われます。新快速の全列車に「Aシート」が導入されると、乗車機会(運転本数)、料金ともに「Aシート」が有利になりそうです。

「スーパーはくと」「はまかぜ」も同料金!

今回、通勤特急「らくラクはりま」が導入される大阪~姫路間には、京都~鳥取・倉吉を結ぶ特急「スーパーはくと」と、大阪~鳥取などを結ぶ特急「はまかぜ」が運転されていますが、これらの特急列車も含めて、前述の特急料金が適用になります。

「スーパーはくと」は7往復、「はまかぜ」は3往復運転されていますが、これらの列車の近距離利用も狙った料金体系と言えそうです。

通勤時間帯に利用できそうなのは、以下の5本くらいでしょうか。(ダイヤは2018年12月現在)

  • 朝通勤時間帯
    • スーパーはくと2号: 姫路 08:13発 → 大阪 09:19着(明石・三ノ宮に停車)
    • はまかぜ2号: 姫路 09:00発 → 大阪 10:01着(明石・神戸・三ノ宮に停車)
  • 夕通勤時間帯
    • スーパーはくと11号: 大阪 17:26発 → 姫路 18:21着(三ノ宮・明石に停車)
    • はまかぜ5号: 大阪 18:04発 → 姫路 19:08着(三ノ宮・神戸・明石に停車)
    • スーパーはくと13号: 大阪 20:06発 → 姫路 21:07着(三ノ宮・明石に停車)

これらの列車は、鳥取方面から大阪への出張にも便利な時間帯に運転されているので、指定席の競争率が高くなりそうですね。長距離客が指定席を確保できなくなるという懸念がありそうです。

新快速の有料座席サービス「Aシート」と合わせて着席通勤を推進!

前述のとおり、JR西日本は、新快速列車に有料座席サービス「Aシート」を導入することを発表しています。

今回の通勤特急「らくラクはりま」と合わせて、近畿圏の着席通勤の推進に大きく舵を切ってきた印象です。首都圏の大手私鉄で先行していた通勤客向けの有料座席サービスの導入ですが、JR西日本の「らくラクはりま」「Aシート」へと続き、全国的に着席通勤の流れが進んでいきそうな状況です。


以上、『JR西日本が神戸線に通勤特急「らくラクはりま」を新設! Aシートと合わせて着席通勤を推進へ』でお届けしました。鉄道会社としては、人口減少時代の定期券収入の減少に備えた施策ですが、利用者にとっては快適に通勤できるのはありがたいことです。