ひさの乗り鉄ブログ

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身延線の特急「ワイドビューふじかわ」に乗ろう! 短距離でも利用しやすい特急列車、おすすめの座席も紹介します!(座席表あり)

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JR東海の数少ない在来線特急列車の一つ「ワイドビューふじかわ」。静岡~甲府の両県庁所在地を身延線経由で結ぶ特急列車です。今回、下部温泉や身延山への観光に利用しましたので、乗車レポートをお届けします。また、座席表、おすすめの座席、車窓なども紹介します。

※2020.02.17更新

特急「ワイドビューふじかわ」とは?

特急「ワイドビューふじかわ」は、静岡~甲府を、東海道本線・身延線経由で結ぶJR東海の特急列車です。

  • 運転区間: 静岡~富士~甲府(東海道本線・身延線経由)
  • 所要時間: 2時間15分前後
  • 運転本数: 7往復
  • 使用車両: 373系電車(3両編成)

JR東海の標準的な特急車両373系電車で運転されています。自由席2両+指定席1両の3両という短い編成の特急列車で、グリーン車は連結されていません。普通車のみのモノクラス編成です。

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特急「ワイドビューふじかわ」(甲府駅)

標準的な特急車両、車端部のコンパートメントが特徴的

373系電車は、特急列車以外にも、ホームライナーなどの通勤客輸送にも利用されることを想定して作られた車両です。そのため、豪華さはなく、実用性重視の設備になっています。

古さは感じるものの快適性は十分なリクライニングシート

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特急「ワイドビューふじかわ」の車内 リクライニングシートが並びます

座席は2+2列の回転リクライニングシートです。シートピッチは970mmと、在来線の特急列車としては標準的。1995年頃に製造された車両で、すでに20年以上が過ぎていますので、最新の特急列車と比べると、やや古い感じは否めません。

ただ、乗車時間2時間程度の特急列車の座席としてみれば、今でも十分に快適なものになっています。

テーブルは前の座席の背面ではなく、肘掛けに内蔵されているタイプです。また、足元にはフットレストが装備されています。

2・3号車の車端部はセミコンパートメント席

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車端部には4人がけのセミコンパートメント席(指定席)があります

2号車と3号車の車端部には、4人がけのセミコンパートメント席が、それぞれ2組ずつあります。真ん中に大きめのテーブルがあり、グループでの乗車に最適です。

セミコンパートメント席は、通常のクロスシートの席が並ぶ客室とは、デッキと乗降扉で隔てられています。そのため、ちょっとした個室のような雰囲気があります。

2号車・3号車は自由席ですが、セミコンパートメント席の部分は指定席になっています。この座席を確保したければ、予め座席指定券を購入しておきましょう。

特急車両では珍しい両開き扉

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特急車両では珍しい両開き式の乗降扉

乗降扉は、特急用の車両としては珍しい両開き式となっています。また、デッキはあるのですが、デッキと客室の間には扉はありません。

このあたりは、普通列車やホームライナーでの運用も意識したつくりなのでしょう。車端部に近い座席だと、騒音が若干気になるかもしれません。

「ワイドビューふじかわ」の座席表とおすすめの座席

「ワイドビューふじかわ」の座席表は以下の通りです。

特急「ワイドビューふじかわ」の座席表
特急「ワイドビューふじかわ」の座席表

※1号車:指定席 2~3号車:自由席(2~3号車のコンパートメント席は指定席)

富士駅で進行方向が変わりますが、上記の座席表の向きは、身延線内(甲府~富士間)のものです。静岡~富士間では逆になります。(図中の左側が静岡方面、右側が富士方面)

2号車、3号車の車端部(2号車の1A~1D、2A~2D、16A~16D、17A~17D、3号車の1A~1D、2A~2D)はコンパートメントシートになっていて、座番の付け方が他の座席と異なりますのでご注意ください。

身延線の車窓といえば、やはり富士川と富士山です。富士川は身延線の西側、つまり、座席でいえばA席側になります。一方、甲府付近と、富士宮~富士間で見られる富士山は東側、つまり、D席側です。

身延線の主要な車窓と、その車窓が見やすい座席は以下のようになります。

区間 座席 主な車窓
甲府~鰍沢口 A席 甲府盆地
南アルプス
D席 天子山地
富士山
鰍沢口~沼久保 A席 富士川
西富士宮~富士 D席 富士山

「ワイドビューふじかわ」は短距離でも気軽に利用できる割安な特急料金!

「ワイドビューふじかわ」の主な区間の自由席特急料金と運賃は以下の通りです。

甲府 身延 富士宮 富士
身延 660円
680円
富士宮 1,200円
1,520円
660円
680円
富士 1,200円
1,690円
660円
860円
330円
240円
静岡 1,860円
2,310円
1,200円
1,520円
760円
860円
760円
590円

※上段: 自由席特急料金、下段: 運賃

JR東海の在来線特急列車の自由席特急料金は、近距離が安く設定されています。(一部を除く)

  • 30kmまで: 330円(下部温泉~身延など)
  • 50kmまで: 680円(甲府~下部温泉・身延、富士~身延など)

「ワイドビューふじかわ」は3両のうち2両が自由席ですし、日中時間帯は空いていることが多いので、短距離でも気軽に利用することができます。

特に、身延線の鰍沢口~西富士宮は普通列車の本数が少なく、日中時間帯は2時間に1本しかありません。この区間を移動するときには、普通列車の代わりに「ワイドビューふじかわ」を利用してもよいでしょう。

特急「ワイドビューふじかわ」乗車レポート

下部温泉・身延山を旅行したときに、甲府~下部温泉、下部温泉~身延の区間で「ワイドビューふじかわ」を利用しましたので、そのときの様子を簡単にご紹介します。

平日 日中時間帯の甲府発の「ワイドビューふじかわ」はガラガラ!

11月の平日、14時半過ぎに甲府を出発する「ワイドビューふじかわ10号」に乗車しました。

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甲府出発直後の車内 自由席はガラガラです

甲府駅の4番線ホームへ急ぐと、「ワイドビューふじかわ10号」は、発車まで20分以上あるにもかかわらず、既に入線してドアが開いていました。

乗り込んでみると車内はガラガラ。上の写真は甲府駅を出発後に撮影したものですが、2号車(自由席)の乗客は10名にも満たないほどでした。

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田んぼの向こうには南アルプスの山並みが見えます

南甲府、東花輪と停車していくと、意外にも途中駅から乗車してくる乗客が多いこと気が付きます。甲府の市街地が途切れて、既に稲刈りが終わった田んぼの向こうには、南アルプスの山々を望むことができます。

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甲斐岩間駅からは富士山の頂上がちょっとだけ見えます

甲斐岩間駅に停車中、左側の車窓には、紅葉した低山の向こうに、富士山の頂上だけがちらっと見えました。手前の山々は天子山地で、富士川と富士山の間に南北に連なっています。そのため、身延線のこのあたりからは、富士山が見えにくいのですよね。南側の富士宮まで行けば、すそ野まできれいに見えるのですが。

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晩秋の下部温泉駅に到着

結局、自由席の座席は2割ほどしか埋まらず、15時20分ごろ、定刻より3分遅れで下部温泉に到着。下車したのでした。

下部温泉駅は、特急停車駅ですが、無人駅です。身延線には、そんな駅がいくつかあり、駅に停車するたびに、車掌さんが下車客のもとへ駆け寄って、きっぷを回収しているのでした。

三連休初日、朝の「ワイドビューふじかわ」は満席!

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下部温泉駅は特急停車駅ですが無人駅です

下部温泉に宿泊し、翌日、9時26分発の「ワイドビューふじかわ4号」に乗車。こちらは、前日のガラガラだった「ワイドビューふじかわ10号」からは想像ができないほどの混雑でした。

三連休初日ということもありますが、自由席はほぼ満席。車端部のセミコンパートメント席では、年配の男性グループが早くも呑んでいるのでした。

車掌から、身延までの自由席特急券(320円)を購入。身延までは10分ほどの乗車なので、デッキに立っていたのでした。3両編成という短い列車なのに、車掌さんは2名体制。無人駅からの乗車だと特急券を事前に購入できないですし、自由席の場合には特急券を購入しないで乗車して、車内で購入する人も多いようです。

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身延山山頂から富士山と富士川、ロープウェイを眺める

9時36分、あっという間に身延に到着。見事な秋晴れの天気だったので、大勢の乗客が下車するのかと思いきや、そうでもありませんでした。大半の方は、富士や静岡まで乗車するのでしょうか。

自由席特急料金がかなり安いので、短距離でも気軽に利用できます。

ちなみに、乗車券は定期券でもOKなので、甲府や富士・富士宮・静岡近郊では、朝晩の「ワイドビューふじかわ」は、通勤ライナー的な使い方もされているようです。


以上、特急「ワイドビューふじかわ」乗車レポートでした。短距離でも気軽に利用できるカジュアルな特急列車です。青春18きっぷの旅でも、「ワイドビューふじかわ」を短距離で利用すると、時間を節約したり、観光やグルメを楽しむ時間ができたりしますので、積極的に利用してみてはいかがでしょうか。

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