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青春18きっぷで身延線に乗ろう! 車窓のポイントとおすすめの観光スポット、青春18きっぷでの旅のコツをご紹介します!

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山梨県の甲府駅と静岡県の富士駅を結ぶJR身延線。首都圏からは青春18きっぷでも日帰り圏内です。身延線の車窓のポイントは、富士川と富士山。特に、南端の富士宮周辺からは、すそ野まで広がるきれいな富士山を眺めることができます。この記事では、身延線の車窓の見どころと、青春18きっぷで乗車する際のポイントを紹介します。

※2018.05.03更新

身延線とは?

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鰍沢口駅に停車中の身延線の普通列車

身延線は、山梨県の甲府駅と、静岡県の富士駅を結ぶJR東海の路線です。全線で88.4kmですが、39もの駅があり、JRの路線としては駅間距離が短い(平均駅間距離 約2.3km)のが特徴です。

南側の富士~西富士宮間と、北側の甲府近辺は、通勤通学需要が多いようで、1時間に3~4本の列車が走っていますが、それ以外の区間はローカル線の様相を呈しています。

南端部の富士~富士宮間以外は単線のため、行き違いによる長時間停車もあります。駅間距離が短いこともあって、普通列車で乗りとおすと、かなり時間がかかります。

両端で、東海道本線、中央本線に接続していますので、首都圏からぐるっと一周するルートを作ることができ、青春18きっぷの日帰り旅にも適しています。

身延線 車窓の見どころ

身延線の車窓の見どころは、富士川と富士山です。

日本三大急流の一つ、富士川

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日本三大急流の一つ、富士川

身延線は、甲府の市街地を抜けるあたりから西富士宮の手前まで、日本三大急流の一つ、富士川に沿って走ります。身延線の線路は、富士川の左岸(東側)に敷かれていますので、富士川を眺めたければ、西側(富士行きの場合は進行方向右側)の座席を確保するのがおすすめ です。

富士川の下流側は、広い河原があり、その両岸は護岸工事がなされているところが多くなっています。急流ということだけあって、洪水等の被害が大きいのでしょうね。

日本最高峰、富士山

身延線の車窓で忘れてはならないのが富士山です。身延線の車窓から富士山を眺められるのは、主に以下の二か所です。

  • 甲府盆地から御坂山地越しに眺める(富士山の山頂のみが見える)
  • 富士~西富士宮から眺める(すそ野から山頂まできれいに見える)

甲府付近からは、甲府盆地と富士五湖の間にある御坂山地(みさかさんち)の山々の後ろに、山頂部分だけ富士山を望むことができます。

身延線の中間区間からは、富士川の左岸にある天子山地(てんしさんち)に遮られて、富士山を眺めることはできません。

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西富士宮の少し手前の車窓から撮影した富士山

身延線から富士山を眺めたい場合、一番のおおすすめは南端の富士宮~富士間 です。ここからは、すそ野まできれいに富士山を眺めることができます。

車窓から富士山を眺めたい場合は、東側(富士行きの場合は進行方向左側)の座席がおすすめ です。西富士宮のあたりでは、身延線の線路が大きくカーブしているので、一部は右側の車窓からも富士山を眺めることができますが、左側のほうが圧倒的に見える時間が長いです。

駅のホームから富士山を眺められる竪堀駅

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竪堀駅下りホームから眺めた富士山

車窓からでも存分に富士山を眺めることができますが、もっとじっくりと眺めたい場合は、竪堀(たてぼり)駅がおすすめ です。竪堀は、富士から二つ目の駅です。

特に観光客が下車するような駅ではないのですが、ホームが高架になっていて、ホームの北端から富士山の全景を眺めることができます。

竪堀駅から富士山を眺めるなら、下りホーム(甲府方面行きのホーム)がおすすめです。上りホームでは、架線柱や架線が邪魔になります。

このあたりは、日中でも1時間に3~4本程度の列車が走っていますので、途中下車して、1本後の列車を待つ間に、富士山を眺めたり撮影したりするのがおすすめです。

途中下車して観光を楽しもう!

身延線沿線には、身延山(久遠寺)や富士山本宮浅間大社など、観光スポットが多くあります。途中下車して、これらの観光スポットを訪ねてみましょう。

身延山(久遠寺)

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身延山久遠寺の本堂

身延駅から路線バスで15分ほどのところに、身延山があります。日蓮宗の総本山、身延山久遠寺(くおんじ)や、身延山ロープウェイなどがあります。身延山ロープウェイを利用すれば、身延山の山頂までわずか7分で到着。ここからの富士山や南アルプス、甲府盆地の眺めは最高です。

www.kuonji.jp

  • アクセス: 身延駅から山梨交通バス「身延山」行きで約15分(運賃280円、PASMO利用可)、身延山バス停から徒歩で約10分(身延山久遠寺の三門まで)、徒歩約20分(身延山ロープウェイ乗り場まで)
  • 身延山ロープウェイ: 山麓・久遠寺駅~山頂・奥之院駅 所要時間7分、大人往復1,400円(詳しくは身延山ロープウェイのWebサイトへ)

2017年12月、年末に身延山を訪問したのきの体験をもとに書いた、身延山久遠寺の記事です。身延山ロープウェイや山頂からの景色も紹介しています。

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富士山本宮浅間大社

富士宮駅から徒歩約10分のところに、「富士山本宮浅間大社」があります。

「浅間神社」(せんげんじんじゃ)は、富士山に対する信仰の神社で、富士山を眺められる関東甲信地方や東海地方などに多く、全部で1,300社ほどもあるそうです。富士宮にある「富士山本宮浅間大社」は、この浅間神社の総本宮とされています。ちなみに、富士山本宮浅間大社の奥宮は、富士山山頂にあります。

富士宮駅から徒歩圏内のため、途中下車して気軽に訪れてみるのもよいと思います。

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富士山本宮浅間大社の鳥居と富士山

富士山本宮浅間大社からは、そのご神体となる富士山を眺めることができます。特に、入口にある赤い大鳥居と、冬季の雪をたたえた富士山のコントラストは印象的です。

また、富士山本宮浅間大社に参拝したあとは、富士宮名物の「富士宮やきそば」を味わってみるのもよいでしょう。

青春18きっぷでの身延線の旅のポイント

青春18きっぷで身延線を旅するときのポイントをご紹介します。

普通列車は2両編成がねらい目

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身延線普通列車のボックスシート

身延線の普通列車(JR東海の313系)には、主に2両編成の列車と3両編成の列車があります。座席は、

  • 2両編成の列車:ボックスシート主体
  • 3両編成の列車:ロングシートのみ

となっています。

乗り鉄としては、当然、ボックスシート主体の2両編成の列車がおすすめ ということになります。

とはいえ、2両編成、3両編成のどちらの車両がやってくるかは、時刻表からはわかりません。2017年12月に乗車した感触でいえば、

  • 2両編成の列車のほうが多い
  • 3両編成の列車は富士~西富士宮間の運用が多い
  • 3両編成の列車は朝・夕のラッシュ時間帯の運用が多い

という感じです。とはいえ、運用は変わることも多いでしょうから、運次第ということにはなりそうです。

特急「ワイドビューふじかわ」でのワープを活用しよう!

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甲府駅に停車中の特急ワイドビューふじかわ

前述の通り、鰍沢口~西富士宮間は、普通列車の本数がかなり少なくなっています。一気に甲府~富士を乗りとおしてしまう場合にはよいのですが、途中下車して観光する場合には、ちょうどよい時間帯に普通列車があるとは限りません。

そんな場合には、身延線の特急「ワイドビューふじかわ」の利用 も考えましょう。

例えば、身延駅で途中下車して身延山などを観光するときには、前後の普通列車の少ない区間だけを特急「ワイドビューふじかわ」に乗車することを検討してみましょう。

  • 甲府側: 身延~鰍沢口(乗車券500円+自由席特急券320円=合計 820円)
  • 富士側: 身延~富士宮(乗車券670円+自由席特急券650円=合計1,320円)

青春18きっぷでは特急列車に乗車できないため、別途、乗車券と特急券を購入する必要がありますが、身延から鰍沢口や富士宮までであれば、それほど高くはありません。鰍沢口~甲府と富士宮~富士は、普通列車の本数が比較的多いため、鰍沢口や富士宮で下車して、普通列車に乗り継ぐこともできます。

特急「ワイドビューふじかわ」は1日7往復運転されています。青春18きっぷの旅であったとしても、普通列車の少ない区間では、時間短縮のために活用するのもありでしょう。

首都圏からの青春18きっぷ日帰り旅におすすめ!

身延線は、首都圏から比較的近いため、青春18きっぷでの日帰り旅がおすすめです。

  • 東京・新宿 → 甲府(中央本線)
  • 甲府 → 富士(身延線)
  • 富士 → 熱海 → 東京(東海道本線)

こんなルートになります。逆向きのルートももちろん可能です。

新宿発東京着の場合、約358kmの行程になります。通常運賃なら6,260円。青春18きっぷ1日分(2,370円)で十分に元が取れます。

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東海道本線ではグリーン車の利用もおすすめ!

全行程普通列車では大変かもしれませんので、新宿~甲府は特急「スーパーあずさ」「あずさ」「かいじ」に、東海道本線の熱海~東京は普通列車のグリーン車(青春18きっぷ+普通列車グリーン券で利用可能)を利用してもよいでしょう。

普通列車グリーン車については、以下の記事もご覧ください。

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以上、身延線の車窓のポイントや青春18きっぷでの旅のコツ、沿線観光地についてご紹介しました。富士山を眺めることを目的とするなら、空気が澄んでいて、午後も雲がかかりにくい冬場のほうがよいかもしれませんね。1回分余ってしまった青春18きっぷを利用しての日帰り旅におすすめです。

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