ひさの乗り鉄ブログ

青春18きっぷの話題をはじめ、観光列車や風光明媚な路線の乗車記などを思うままに綴っていく乗り鉄ブログです。

水郷の町・北総の小江戸「佐原」を散策しよう! 小野川沿いの風情ある町並みは一見の価値あり!


千葉県の北東部にある佐原は、「北総の小江戸」とも呼ばれ、江戸時代に水運で栄えた古い町並みが保存されています。町の中心部を流れる小野川では、舟めぐりを楽しむこともできます。

この記事では、佐原駅から徒歩でアクセスできる範囲にあるおすすめの観光スポットを紹介します。(2018年12月訪問)

北総の小江戸「佐原」とは?

佐原は、千葉県の北東部、香取市にある町です。江戸時代には、利根川の支流の小野川(おのがわ)を中心に、水運の町として栄えました。その古い町並みが現在も保存されていて、「北総の小江戸」とも呼ばれています。

小野川の両側、歴史的建造物が数多く残るエリアは、「香取市佐原伝統的建造物群保存地区」として指定されています。

この古い町並みが残されているエリアは、佐原駅から徒歩10分ほどのところにありますので、鉄道や高速バスなど、公共交通機関でのアクセスも容易で、手軽に訪れることができます。

佐原へのアクセスは?

佐原への主なアクセスは、以下のとおりです。

  • 鉄道でのアクセス
    • 東京駅 → 成田駅(総武快速線 約75分)
    • 成田駅 → 佐原駅(成田線 約30分)
  • 高速バスでのアクセス
    • 浜松町BT・東京駅(八重洲口) → 佐原駅(京成バス・千葉交通 銚子東京線 約80~120分, 1日16便)
    • 東京駅(八重洲口) → 佐原駅(関鉄グリーンバス あそう号(鉾田・麻生ルート) 約80分, 1日6便)

鉄道では、首都圏から直通する特急列車はありませんので、横須賀線・総武快速線の成田空港行きで成田まで行き、成田で成田線に乗り換えとなります。

高速バスは、東京駅八重洲口、浜松町BTから運転されています。いずれも、佐原が終点ではありませんので、降りそびれないように注意が必要です。

佐原の古い町並みを散策

2018年12月下旬、青春18きっぷの旅の途中で佐原に寄り、散策をしてきました。

まずは観光案内所で地図をもらおう!

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風情のある立派な佐原駅の駅舎

JR成田線の佐原駅。小江戸、佐原の風情にあう、黒い瓦屋根を模した立派な駅舎です。ずいぶんきれいな駅舎だなと、帰宅後に調べてみると、2011年に完成したばかりの2代目駅舎だそうです。

駅前広場を抜けて50メートルほど行くと、観光案内所があります。

www.suigo-sawara.ne.jp

ここで、街歩きに便利な地図を買いましょう。10円だか20円だか、それくらいの値段でした。

古い町並みを眺めながら小野川沿いを散策

佐原駅から、成田線の線路に沿って東(佐原駅を出て左手側)へしばらく歩くと、佐原の町の中心を流れる小野川に出ます。

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古い木造建築が小野川の両岸に並ぶ風情のある佐原の街並みです

小野川の両側には古い建造物が並び、とても風情があります。まるで江戸時代にタイムスリップしてしまったかのようです。

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江戸時代の商家「旧油惣商店」 土蔵は佐原で最古のものだそうです

こちらは「旧油惣商店」。江戸時代の商家です。木造のほうは1900年(明治33年)に再建されたものだそうですが、土蔵は1798年(寛永10年)に建てられた、佐原では最古の土蔵です。

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いかだ焼き本舗「正上」の店舗 江戸時代の建物です

いかだ焼き本舗「正上」さんの店舗です。天保3年に建てられた江戸商家がそのまま店舗になっています。文化財として「保管」するわけではなく、生活したり、お店として利用したりしながら、保存していくのですね。

水が流れ落ちる「じゃあじゃあ橋」(樋橋)

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佐原観光の中心地、観光スポットが集まる「忠敬橋」

小野川に沿って南下していくと、観光スポットが集まった「忠敬橋」に出ました。この橋は車道で、車の通りも多いです。

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橋の樋から水が流れ落ちる「じゃあじゃあ橋」こと「樋橋」

小野川の舟めぐりの乗り場が近くに、樋橋(とよはし)があります。対岸の水田に水を流すためにかけられた橋ですが、その水が樋からジャージャーと溢れる様子から「じゃあじゃあ橋」とも呼ばれています。現在の橋は観光用に作られたもので、30分毎に水が流れます。

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小野川を舟で下る「舟めぐり」 舟にはこたつも!

小野川を舟でゆっくりと下る「舟めぐり」を楽しんでいる観光客もいました。ごらんのとおり、冬には船にこたつが置かれているのですね。これは暖かそう。

伊能忠敬旧宅を見学

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30年ほど佐原に住んだ伊能忠敬の旧宅 無料で見学できます

樋橋のすぐ横には、伊能忠敬の旧宅がそのままの形で残されていて、無料で見学することができます。伊能忠敬は、日本全国を測量して歩き、初めて正確な日本地図を完成させたことで知られていますが、ここ佐原に30年ほども住んでいたのだそうです。

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伊能忠敬旧宅 土蔵造りの店舗と炊事場

土蔵造りの店舗や炊事場など、建物の中を見学できます。醸造業などを営んでいたのだそうです。

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中庭にもいくつもの木造建築が

お屋敷はかなり広く、中庭には書院や土蔵がありました。

この伊能忠敬旧宅の、小野川を挟んだ対岸には、「伊能忠敬記念館」があります。入館料は大人500円。館内には、伊能忠敬の全国測量の軌跡や、測量の結果をもとに作られた地図が展示されています。

www.city.katori.lg.jp

小堀屋本店で真っ黒な「黒切り蕎麦」のランチ!

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真っ黒な黒切り蕎麦で有名な「小堀屋本店」

歩き回っておなかも減ってきたので、ランチにしましょう。忠敬橋のすぐ近くにあるお蕎麦屋さん「小堀屋本店」(こぼりやほんてん)に入りました。とても古い木造の建物が、いい味を出しています。

江戸時代から続く老舗のお蕎麦屋さんです。

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小堀屋本店の店内 古民家そのままという雰囲気

お店の中も、まるでタイムスリップしてしまったかのような雰囲気。4人~8人くらいの大きなテーブルと、2名用の小さなテーブルが通路の両側に並びます。小上がりになっているので、靴を脱いで上がります。

ここの名物は、真っ黒な「黒切り蕎麦」。その黒切り蕎麦と天ぷらがセットになった、「黒天もり」(1,700円)を注文。

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本当に真っ黒な「黒切り蕎麦」

ほどなくして、「黒天もり」が運ばれてきました。思っていたよりも真っ黒でビックリ! この黒色の正体は、蕎麦に練りこまれた日高昆布なのだそうです。

そのインパクトのある見た目とは裏腹に、優しい味のお蕎麦です。昆布の香りはあまり強く感じられませんが、昆布が入っていることで、全体的に滑らかな味わいになっていて、ツルツルと入っていきます。

ということで、あっという間に完食。佐原を訪れるのであれば、おすすめのお蕎麦屋さんです。

12月下旬の平日でしたが、11時の開店時に入店しました。そのときは空いていましたが、食べ終わる頃には、満席に近いくらいの混雑に。開店時刻に入店するのが良いようです。


以上、『水郷の町「佐原」を散策しよう! 小江戸の風情ある町並みは一見の価値あり!』でお届けしました。歴史的な古い建物を眺めながら、小野川沿いを歩いているだけで楽しい町です。佐原駅からも近いので、首都圏からの日帰り旅行にもおすすめです!