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ひたち海浜公園に「コキア」の紅葉を見に行こう! 見どころや公共交通機関でのアクセスを紹介!(2023年版)

緑から赤へと紅葉するひたち海浜公園のコキア 旅行記
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丸い不思議な形をした植物「コキア」。秋になると、グリーンから赤へと紅葉し、最盛期には真っ赤になります。そんなコキアを丘一面に植えているのが、茨城県にある国営「ひたち海浜公園」です。今回、コキアの紅葉を見に行ってきましたのでレポートします。また、見どころや混雑状況、公共交通機関でのアクセスについても紹介します。

※公共交通機関のアクセスについては2023年シーズンの情報に更新済みです。

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ひたち海浜公園の「コキア」の紅葉

コキアは、丸い整った形のまま大きく成長する一年草です。かつては、コキアの茎を刈り取って乾燥させて、「草ほうき」を作っていたことから、和名を「ホウキグサ」といいます。正式には、ヒユ科(旧アカザ科)ホウキギ属の植物です。

コキアは、春~夏にかけて成長しますが、秋になると真っ赤に紅葉します。国営「ひたち海浜公園」では、「みはらしの丘」一面にコキアを植えていて、紅葉の時期には、丘が真っ赤になるほどの絶景を見ることができます。

コキア – 国営ひたち海浜公園
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2023年のコキア紅葉の見頃

コキアの紅葉の見頃については、ひたち海浜公園が予想を公開しています。これによると、2023年の見頃は以下のとおりです。(2023年10月6日現在)

  • 10月8日(日)頃: 色づき始め
  • 10月12日(木)頃: 紅葉始め
  • 10月17日(火)頃: 紅葉見頃
  • 紅葉のピークは、例年1週間~10日間ほど

この予想どおりならば、10月21日(土)~22日(日)の週末のおでかけがよさそうですね。

コキア紅葉の見頃の予想は、天候等の影響で変わることも考えられます。ひたち海浜公園が公開している最新情報を確認するようにしてください。

2023年コキアの紅葉状況 – 国営ひたち海浜公園
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ひたち海浜公園「コキア紅葉」時期の公共交通機関でのアクセス

ひたち海浜公園への公共交通機関でのアクセス方法を紹介します。コキアの紅葉の時期には、臨時のバスが運転されますので、それも含めて紹介します。

勝田駅へのアクセス

ひたち海浜公園へ公共交通機関でアクセスするには、まず、JR勝田駅までやってくる必要があります。

勝田駅に停車中の特急「ひたち」

勝田駅に停車中の特急「ひたち」

JR勝田駅は常磐線の駅です。水戸駅の一つ北側になります。東京方面からは特急「ひたち」「ときわ」が30分に1本運転されています。東京駅から1時間半で勝田駅に到着しますので、利用しやすいでしょう。

  • 列車名: 特急「ひたち」「ときわ」
  • 運転本数: 30分に1本(一部は上野駅始発)
  • 所要時間: 東京 → 勝田: 約1時間30分
  • 料金: 3,890円(運賃2,310円+特急料金1,580円)

常磐線の特急「ひたち」「ときわ」については、以下の記事をご覧ください。おすすめの割引きっぷも紹介しています。

常磐線特急「ひたち」「ときわ」(E657系)に乗ろう! お得なきっぷ、おすすめの座席、車内設備を紹介します!(座席表あり)
常磐線「ひたち」「ときわ」は日中時間帯に30分間隔で運転される利用しやすい特急列車です。【ひさの乗り鉄ブログ】では、E657系で運転される特急「ひたち」「ときわ」の車内設備(コンセントやWiFiなど)や、おすすめの座席(座席表あり)、お得なきっぷなどについて紹介します。

また、ひたち海浜公園の紅葉の時期にあわせて、関東各地から臨時特急列車「海浜公園コキア号」が運転されます。乗り換え不要で勝田駅まで直通しますので、臨時列車が運転される駅・沿線にお住まいの方は利用してみると良いでしょう。詳しくは、以下の記事をご覧ください。

【特急 海浜公園コキア号】ひたち海浜公園のコキア紅葉の時期に運転される臨時特急列車!常磐線をかっ飛ばすE653系は必見!
ひたち海浜公園のコキアの紅葉の時期に、大宮駅から勝田駅まで特急「海浜公園コキア大宮号」が運転されます。東北貨物線~武蔵野線~常磐線経由で運転される珍しいルートの臨時列車です。【ひさの乗り鉄ブログ】では、2023年の「海浜公園コキア大号」の概要に加えて、かつて快速列車として運転されていた「花咲くひたち海浜公園号」の乗車記をお届けします。

勝田駅から茨城交通の路線バスで西口・南口へ

JR常磐線の勝田駅東口から、茨城交通の路線バスが出ています。

  • 海浜公園行き路線バス
  • 運行経路: 勝田駅東口(2番乗り場) → 海浜公園西口(約15分) → 海浜公園南口(約20分)
  • 時刻表: 勝田駅前 時刻表
  • 運賃: 大人 400円, 小児 200円

バスの本数は、午前中は1時間に3本(20分おき)、午後は1時間に1~2本あります。

また、コキアの時期には、直通の臨時バスも運転されます。2023年は以下のとおり運行されます。

  • 海浜公園行き 臨時直通バス
  • 運行期間: 2023年9月30日(土)〜11月5日(日)
  • 運行時間: 9:00〜17:00(予定)
  • 運行区間: 勝田駅東口(2番乗り場) ~ 海浜公園西口
  • 運賃: 大人 400円, 小児 200円

なお、路線バスの1日フリーきっぷ「勝田駅〜海浜公園1日フリーきっぷ」も発売されています。通常の往復運賃よりも400円割引されます。海浜公園の入場券付きのセット券も発売されます。

大人 小児
1日フリーきっぷ 390円 200円
フリーきっぷ
海浜公園入園券付
680円 -
フリーきっぷ
海浜公園入園券付
(10/14~25)
930円 -

※ひたち海浜公園は、中学生以下は入園無料のため、海浜公園入園券付の小児用は発売されません。
※上記はひたちなか市の補助で大人400円、小児200円の割引となっています。規定枚数に到達した場合は通常価格での発売となります。

詳しくは、茨城交通のWebサイトをご確認ください。以下のページに、ひたち海浜公園への路線バスの情報がまとまっています。

国営ひたち海浜公園へ行こう - 茨城交通
海と空と緑がともだち。ひたち海浜公園は、茨城県ひたちなか市にある国営公園です。東京から約2時間、ひたち海浜公園へは、高速バスがお得で便利!

ひたちなか海浜鉄道+無料の「コキアシャトルバス」で海浜口へ

勝田駅から阿字ヶ浦駅まで、第三セクターの鉄道「ひたちなか海浜鉄道 湊線」が運転されています。

阿字ヶ浦駅に停車中のひたちなか海浜鉄道湊線の列車

阿字ヶ浦駅に停車中のひたちなか海浜鉄道湊線の列車

1~2両のディーゼルカーで運転されるローカル線ですが、JR常磐線の勝田駅に併設されているため、JR線からの乗り換えは楽です。

海浜口前に停車中の無料の「コキアシャトルバス」

海浜口前に停車中の無料の「コキアシャトルバス」

勝田駅から終点の阿字ヶ浦駅までは約30分。阿字ヶ浦駅からは、列車の到着にあわせて、期間限定で無料の「コキアシャトルバス」が運行されます。コキアシャトルバスは、ひたち海浜公園の「海浜口」に到着します。

2023年度のコキアシャトルバスの運行概要は、以下のとおりです。

  • コキアシャトルバス
  • 運行期間: 2023年9月30日(土)〜11月5日(日)の土・日・祝日
  • 運行時間: 9時台~17時台(列車に接続するダイヤで運行)
  • 運行区間: 阿字ヶ浦駅 ~ 海浜公園海浜口(所要約9分)

ひたちなか海浜鉄道を利用する場合には、「海浜公園入園券付湊線1日フリー切符」がお得です。

  • きっぷ名: 海浜公園入園券付湊線1日フリー切符
  • 効力: ひたちなか海浜鉄道湊線に1日乗り降り自由、ひたち海浜公園の入園券付き
  • 価格(上記以外): 大人 1,000円,シルバー 900円
  • 価格(上記以外): 大人 700円,シルバー 600円

詳しくは、ひたちなか海浜鉄道のWebサイトをご確認ください。

国営ひたち海浜公園「コキアカーニバル」にあわせ、阿字ヶ浦駅~公園海浜口間の無料シャトルバスを運行します。(フリー切符でおさかな市場立ち寄りも可能)
国営ひたち海浜公園「コキアカーニバル」にあわせ、阿字ヶ浦駅からコキアの色づく「みはらしの丘」に最も近い「海浜口…
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ひたち海浜公園「コキア」鑑賞の混雑状況・おすすめのルート

今回、お天気の良い日曜日にコキアを見に行ってきましたので、混雑状況とおすすめのルートを簡単にまとめておきます。

コキア鑑賞の混雑状況

まず、ネモフィラの時期の混雑ほどではありませんでした。以前、4月にネモフィラを見に行ったときは、平日にもかかわらずかなりの人出でした。それに比べると、今回は日曜日でしたが、そこまでの混雑ではなかったという印象です。

ひたち海浜公園に滞在していたのは、11時頃~13時30分頃の約2時間半ほどでしたが、お昼以降、どんどん人出が増えてくる感じでした。つまり、午前中の早い時間のほうが人が少ないということになります。

開園時刻は9時30分ですので、開園時間にあわせて到着するようにお出かけするのがベストです。

混雑を避けたいなら「みはらしの丘」に近い海浜口がおすすめ!

公共交通機関でひたち海浜公園へアクセスすると、前述のとおり、西口、南口、海浜口のいずれかに到着します。このうち、「みはらしの丘」に最も近いのは海浜口です

  • 海浜口ゲート ~ みはらしの丘: 徒歩で約10分
  • 西口ゲート ~ みはらしの丘: 徒歩で約15分

勝田駅からのアクセスが最も楽なのは、路線バス1本の西口です。一方で、海浜口へは、ひたちなか海浜鉄道からシャトルバスに乗り換える必要がありますが、到着後は「みはらしの丘」まで歩く距離が短いです。

また、公共交通機関を利用してひたち海浜公園に向かう観光客は、大半が勝田駅からの路線バスを利用して、西口へアクセスします。西口には大きな駐車場もあり、マイカー利用の人も多く利用します。そのため、海浜口よりも西口のほうが混雑している印象です。

混雑を避けたいのであれば、海浜口からのアクセスがおすすめです。

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ひたち海浜公園「コキア」の紅葉鑑賞記

2021年秋(10月10日)に、ひたち海浜公園にコキアの紅葉を見に行った時の様子をご紹介します。緑色の部分がすべて赤く色づき、一面真っ赤になる「見頃」の時期には少し早かったのですが、それでも十分に楽しむことができました。なお、年によって見ごろの時期は異なりますのでご注意ください。

ひたち海浜公園「海浜口」から「みはらしの丘」へ

ひたち海浜公園の海浜口ゲート

ひたち海浜公園の海浜口ゲート

今回は、勝田駅から、ひたちなか海浜鉄道で阿字ヶ浦駅へ出て、この時期だけ運転されている無料シャトルバスで、ひたち海浜公園の「海浜口」に到着しました。

入園券(450円)を買って、ゲートを通って園内へ。

海浜口からみはらしの丘へ

海浜口からみはらしの丘へ

コキアが植わっている「みはらしの丘」へは、海浜口を入って、すぐ右側の道を歩いていきます。しばらく行くと、大きな芝生の広場「大草原」が見えてきます。

ひたち海浜公園の「キバナコスモス」

ひたち海浜公園の「キバナコスモス」、オレンジ色が鮮やか!

途中、オレンジ色の鮮やかな花が植えられていました。「キバナコスモス」というコスモスの仲間です。

海浜口のゲートから10分ちょっとで、コキアが植わっている「みはらしの丘」に到着です。

緑から赤へのグラデーションが美しいコキアの紅葉

緑から赤へと紅葉するひたち海浜公園のコキア

緑から赤へと紅葉するひたち海浜公園のコキア

「みはらしの丘」のコキアです。全体的に赤くなっていますが、よく見ると、下のほうはまだ緑色のものも多いです。それに、内側ほど緑色が残っている感じですね。コキアは上側、外側から紅葉していくようです。

緑から赤へのグラデーションの最終段階にあるコキア

緑から赤へのグラデーションの最終段階にあるコキア

緑色の部分が残っているとはいえ、全般的には「丘が赤く染まっている」ように見えます。緑色から赤色へと変わっていく最終段階という感じでしょうか。

ひたち海浜公園 みはらしの丘のコキアの紅葉

見頃には若干早いものの、かなり紅葉が進んだエリアも!

全体的には「見頃」には少し早いのですが、丘の上のほうには、かなり赤く色づいたコキアもありました。日当たりや風の関係でしょうか。広い「みはらしの丘」の中では、場所によって紅葉の進み具合が違うようです。

みはらしの丘の上から紅葉したコキア畑を見下ろす

みはらしの丘の上から紅葉したコキア畑を見下ろす

丘の上の方から全体を見渡してみると、それなりに紅葉が進んでいるのがわかります。

ほぼ真っ赤に紅葉したコキア

ほぼ真っ赤に紅葉したコキア

比較的よく色づいているコキアです。中のほうまで真っ赤に紅葉していますね。ここまで色づいているコキアは、まだ多くはなかったです。あと1週間もすれば、ほとんどのコキアがこのように赤く染まるのかもしれません。

みはらしの丘のコキアの向こうには太平洋!

みはらしの丘のコキアの向こうには太平洋!

みはらしの丘の奥には太平洋が見えます。赤く染まったコキアと、青い海の景色も素晴らしいものでした。

みはらしの丘の中の遊歩道をゆっくり歩きながら、写真を撮ったり、景色を眺めたり。そんな楽しみ方がよいと思います。

コキアの赤とコスモスのピンクの共演!

この時期の一番の目玉はコキアに間違いないですが、それに負けず劣らず素晴らしいのが、みはらしの丘の下の方に植えられているコスモスです。

ひたち海浜公園 みはらしの丘のコスモス

ひたち海浜公園 みはらしの丘の下部には満開のコスモス!

みはらしの丘の下の方は、一面のコスモス畑! ピンクと白のコスモスが咲き乱れています。ありふれた花ではありますが、ここまで咲き乱れていると圧巻です。

みはらしの丘のコスモスとコキアの共演

みはらしの丘のコスモスとコキアの共演

コスモス畑の向こうにはコキア。落ち着いた赤色のコキアと、鮮やかなピンク色のコスモスとの対比が美しいです。

ひたち海浜公園 みはらしの丘 一面のコスモス畑

ひたち海浜公園 みはらしの丘 一面のコスモス畑

ご覧のように、かなり広いエリアにコスモスが植えられています。コキアだけでなく、コスモスも一緒に鑑賞するのがおすすめです。


以上、『ひたち海浜公園に「コキア」の紅葉を見に行こう! 見どころや公共交通機関でのアクセスを紹介!』でした。丘一面に赤く色づいたコキアが広がる景色は壮観です。ぜひ、一度、見に行ってみてください。

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この記事を書いた人
乗り鉄歴25年!
ひさ

乗り鉄歴25年! 青春18きっぷやフリーきっぷを利用して、関東甲信越、北海道、東北によく乗り鉄に出かけます。このブログでは、これまでの乗り鉄経験を活かして、おすすめの列車や路線、青春18きっぷ活用のノウハウ、お得なきっぷの情報などを掲載しています。

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