JR西日本は、サイコロの出目で行先が決まるという面白いきっぷ「サイコロきっぷ」を、2023年1月に再発売します。出発地は大阪市内のみ、行先は加賀温泉、出雲市、湯田温泉、博多のいずれか。1回分往復で5,000円です。どの行先でもかなりの割引率になっていますので、きっぷとしてはとてもお得です。
※2023年1月27日(金)でエントリー受付終了となります。詳しくはこちら
サイコロの出目で行先が決まる! JR西日本が「サイコロきっぷ」を再発売!
JR西日本は、サイコロの出目で行先が決まる「サイコロきっぷ」を、行き先候補を変えて再発売します。
- 利用期間: 2023年1月11日(水)~2月14日(火)
- 2月12日出発分まで発売
- エントリー期間: 2023年1月10日(火)~
2月5日(日)→ 1月27日(金) - 発売期間: 2023年1月10日(火)~2月12日(日)
- 利用開始日の1ヶ月月前から当日まで発売
- 有効期間: 連続する3日間
- 出発地: 大阪市内
- 行先候補と確率(カッコ内は途中下車できる駅)
- 加賀温泉(福井): 1/3
- 出雲市(米子): 1/3
- 湯田温泉(新山口): 2/9
- 博多: 1/9
- 料金: 1回1名あたり5,000円(往復料金)
- 指定された新幹線・在来線特急列車の普通車指定席を利用可能
エントリー後に、JR西日本のアプリ「WESTER」内でサイコロを振って、その出目によって、行先が決まるという珍しいきっぷです。
行先の候補は上記のとおりです。どの行先でも、大阪市内発着、指定された新幹線や在来線特急列車を往復利用可能、有効期間は3日間で、往復1名あたり5,000円と、かなりお得なきっぷになっています。
また、サイコロの出目が「湯田温泉」の場合には、レア駅の「博多」が出る可能性があります。大阪~博多往復の場合、通常料金29,240円(新幹線のぞみ利用)が5,000円になるわけですから、ものすごくお得ということになります。
エントリー1回あたり、最大で3名まで同一行程で旅行ができますので、仲間同士やご家族でおでかけするのにぴったりのきっぷですね。
詳しくは、JR西日本の「サイコロきっぷ」のWebサイトをご覧ください。

2023年1月27日で「サイコロきっぷ」エントリー受付終了!
JR西日本から、2023年1月27日(金)23時30分で、今回の「サイコロきっぷ」のエントリー受付を終了するとの発表がありました。
上記のニュースリリースでは、エントリー受付終了を早めた理由として、
この度「大阪発サイコロきっぷ」につきまして、大変なご好評をいただいており、今後もエントリーの受付を継続した場合、お客様のご希望に必ずしも沿えない状況となる可能性を考慮し、
と書かれています。
週末を中心に、すでに満席となっている列車が多くあるようで、サイコロきっぷで乗車できる列車の指定席が確保しづらい状況を考慮したものと思います。
「サイコロきっぷ」(大阪市内発着)で利用できる列車・途中下車できる駅
「サイコロきっぷ」は、出目によって行先が決まりますが、行先によって利用できる列車が決まっています。また、基本的には大阪市内~目的地の往復ですが、途中下車できる駅が指定されています。
具体的には、以下のようになります。
サイコロの出目 | 経由 | 利用できる列車 | 利用できる設備 | 途中下車できる駅 |
---|---|---|---|---|
加賀温泉 | 湖西線経由 | 在来線特急列車 | 普通車指定席 | 福井駅 |
出雲市 | 山陽新幹線 伯備線経由 | 山陽新幹線 在来線特急列車 | 普通車指定席 | 米子駅 |
湯田温泉 | 山陽新幹線 山口線経由 | 山陽新幹線 在来線特急列車 | 普通車指定席 | 新山口駅 |
博多 | 山陽新幹線 | 山陽新幹線 | 普通車指定席 | - |
新幹線や特急列車を利用できるのは、改札を出ることなく乗り継ぐ場合を除いて、基本的に片道あたり1回のみとなります。
利用できる列車や路線が限られているとはいえ、往復5,000円のきっぷで、新幹線や在来線特急列車の普通車指定席が利用できるのはありがたいですね。
また、途中下車ができる駅が指定されている行先の場合のみ、指定された駅での途中下車が可能です。有効期間が3日間ありますので、途中下車して観光や宿泊することができます。途中下車駅~目的地駅間は乗車券のみ有効で、特急列車に乗車する場合には、別途、特急券が必要となります。
「サイコロきっぷ」はかなりお得! 湯田温泉81%引き、博多はなんと83%引き!
「サイコロきっぷ」は、行先を自由に決められない反面、割引率がかなり高く設定されています。各出目の行先別の割引率は以下のとおりです。
行先 | サイコロきっぷ | 通常のきっぷ (往復) | 割引率 |
---|---|---|---|
加賀温泉 | ¥5,000 | ¥14,040 | 64.39% |
出雲市 | ¥5,000 | ¥22,680 | 77.95% |
湯田温泉 | ¥5,000 | ¥27,000 | 81.48% |
博多 | ¥5,000 | ¥29,240 | 82.90% |
※「通常のきっぷ」は、大阪・新大阪から行先までの往復運賃+新幹線(のぞみ利用)または特急列車の普通車指定席(通常期)の往復の合計額です。
どの行先が出ても、割引率はかなり高くなっています。通常の出目では湯田温泉の約81%引きが最も高く、それ以外でも64%~78%と、通常の割引きっぷでは存在しない割引率となっています。レア行先の「博多」の場合、割引率はなんと約83%と激安です。
「サイコロきっぷ」は「WESTERアプリ」内で購入! エントリー・申し込み方法
「サイコロきっぷ」は、サイコロの出目によって行先が変わるという変わったきっぷのため、申し込み方法も通常のきっぷとは異なります。
具体的には、JR西日本のアプリ「WESTER」内でエントリー後、サイコロを振ります。以下のような手順となります。
- STEP1: WESTERアプリでエントリーを開始(エントリー 4,500円)
- STEP2: メールアドレスに届いたURLをクリックして会員サポートページへ
- STEP3: 会員サポートページ内でサイコロを振る
- STEP4: サイコロを振ったあとにサイコロきっぷを予約・購入(利用日と乗車列車を指定、500円)
JR西日本アプリ「WESTER」内でエントリー後、サイコロを振って、サイコロきっぷを購入することになります。
なお、エントリー時(STEP1)に4,500円が、「サイコロきっぷ」購入時(STEP4)に500円がかかり、合計で5,000円ということになっています。
詳しいエントリー方法は、JR西日本の「サイコロきっぷ」のWebサイトをご確認ください。

年明けの旅行に「サイコロきっぷ」を使ってみよう!
「サイコロきっぷ」を利用できるのは2023年1月11日~2月14日の約1か月。お正月後の閑散期にあたります。
どうしても行きたい旅行先がある場合は使えませんが、仲間同士や家族でどこかへおでかけしたいという場合には、旅行先を決めるのも「サイコロきっぷ」に任せてみるというのも楽しそうです。
なお、今回は1名あたりエントリーは1回まで。行先には、いずれもメジャーな温泉地や観光地が設定されていますので、これらの観光地へ旅行したことがない方にはおすすめできるきっぷです。
以上、「【サイコロきっぷ】JR西日本がサイコロの出目で行先が決まる珍しいきっぷを発売! 往復新幹線・特急利用で1回5,000円と格安で旅行ができます!」でした。年明けの旅行にいかがでしょうか?
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