K'z Lifelog ~青春18きっぷと乗り鉄のブログ~

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札幌近郊のフリーきっぷ「一日散歩きっぷ」、富良野やニセコの観光に便利! 廃止危機路線の乗車にもおすすめです!

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札幌近郊(道央圏)のJR線に1日乗り放題となるJR北海道の定番フリーきっぷ「一日散歩きっぷ」。札幌近郊とはいえ、富良野や美瑛、小樽、ニセコなどがフリーエリアに入っているので、札幌からの日帰り旅にも十分に活用できます。廃止の危機にある札沼線や根室本線(富良野~新得)、2019年3月で廃止となる夕張支線(新夕張~夕張)の乗り鉄(乗り納め?)にもぴったりです。

「一日散歩きっぷ」とは?

「一日散歩きっぷ」は、JR北海道が発売するフリーきっぷで、札幌を中心とする道央圏がフリーエリアとなっています。4月~11月の土休日に利用できるため、週末の日帰り旅行や乗り鉄にぴったりのフリーきっぷです。

  • 利用期間: 2018年4月1日(日)~11月25日(日)の土休日
  • 発売期間: 2018年4月1日(日)~11月25日(日) ※利用当日のみ購入可能
  • 有効期間: 1日
  • 発売箇所
    • 小樽駅、南小樽駅、小樽築港駅、銭函駅、星置駅、手稲駅、稲積公園駅、発寒駅、発寒中央駅、琴似駅、桑園駅、札幌駅、苗穂駅、白石駅、厚別駅、森林公園駅、大麻駅、野幌駅、高砂駅、江別駅、幌向駅、岩見沢駅、八軒駅、新川駅、新琴似駅、篠路駅、拓北駅、あいの里教育大駅、石狩当別駅、平和駅、新札幌駅、上野幌駅、北広島駅、島松駅、恵み野駅、恵庭駅、千歳駅、札幌駅のツインクルプラザ
  • フリーエリア
    • 函館本線(長万部〜小樽~札幌~滝川)
    • 室蘭本線 全線(長万部~岩見沢、東室蘭~室蘭)
    • 千歳線 全線(白石~沼ノ端、南千歳~新千歳空港)
    • 札沼線 全線(札幌~桑園~新十津川)
    • 日高本線 全線(苫小牧~様似 ※鵡川~様似は2015年から長期運休中)
    • 根室本線(滝川〜富良野~新得 ※東鹿越~新得は代行バス)
    • 富良野線(富良野〜美瑛)
    • 石勝線 全線(南千歳~新得、新夕張~夕張)
  • きっぷの効力
    • フリーエリア内の普通列車(快速含む)に乗り放題(特急・急行列車には乗車不可)
    • 普通列車(快速含む)の指定席には、別途、座席指定券を購入すれば乗車可能
    • 石勝線 新得~新夕張相互間に限り、特急列車の自由席に乗車可能
  • 価格: 2,260円(大人),1,130円(小児)

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一日散歩きっぷのフリーエリア(JR北海道Webサイトより)

(出典)一日散歩きっぷ|JR北海道のおトクなきっぷ

利用当日のみ購入可能(前売りはなし)のため、上記の発売箇所に示した駅が利用開始駅となります。また、 特急券を購入しても、特急列車には乗車できない(石勝線の新得~新夕張間を除く)ので、注意が必要です。

札幌からの日帰り旅に最適!

有効期間が1日、それも土休日のみ利用できるフリーきっぷということで、まず思いつく使い方は、週末の日帰り旅行でしょう。

フリーエリアの中央に位置している札幌からなら、富良野・美瑛方面、小樽・余市・ニセコ方面、苫小牧方面、夕張方面など、どの方面への旅行にも利用できます

札幌からエリア内の主要駅への普通運賃と所要時間を見てみましょう。

区間 片道運賃 所要時間
札幌-富良野 2,490円 4時間弱
札幌-小樽 640円 約50分
札幌-余市 1,070円 約1時間20分
札幌-ニセコ 2,160円 約2時間40分
札幌-苫小牧 1,450円 約1時間
札幌-夕張 2,160円 約2時間20分

※所要時間は目安。運転本数の少ない区間では乗り継ぎが良い場合の目安。

「一日散歩きっぷ」の価格は2,260円なので、片道1,130円以上の駅への往復であればもとが取れます。

函館本線の小樽・ニセコ方面では、ニセコまで行けばかなりお得になります。余市までだと微妙に元が取れません。

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千歳線方面へは、苫小牧まででも十分にもとが取れます。途中まで快速エアポートを利用すれば、所要時間も1時間程度ですので、使い勝手は良さそうです。

また、夕張への旅行にも利用できます。千歳駅で乗り換えが必要ですが、接続の良い列車に乗れば、所要時間は2時間20分前後。日帰りとしてはちょっと遠出となりますが、夕張での観光にも十分時間を確保できるでしょう。

一方、フリーエリア内の各駅から札幌へ出るのには使いにくそうです。というのも、「一日散歩きっぷ」の発売駅が札幌近郊の駅に限られているためです。発売駅から札幌の往復では元が取れません。

飛行機の時間までの寄り道にもおすすめ!

道外から札幌周辺への旅行者でも、使い方によってはお得になる可能性があります。

札幌や小樽など、「一日散歩きっぷ」の発売駅の近くに宿泊している場合、旅行最終日が土休日(一日散歩きっぷの利用可能日)であれば、途中で観光を楽しみつつ、新千歳空港への移動にも利用できます

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例えば、札幌から小樽へ観光に行き、その後、新千歳空港まで移動する場合、普通にきっぷを購入すると、

  • 札幌 → 小樽: 640円
  • 小樽 → 新千歳空港: 1,780円

となるので、合計で2,420円。「一日散歩きっぷ」(2,260円)のほうが安いですし、きっぷを購入する手間も省けて良いですね。

乗り鉄向け! 廃止危機路線の乗車に!

乗り鉄向けにおすすめしたいのが、JR北海道が「単独で維持困難な線区」として公表している路線への乗車です。全部で13線区ありますが、そのうちの5線区は、廃止が決まっているか、国からの支援対象から外れて廃止の危機に瀕している線区になります。

この「一日散歩きっぷ」のフリーエリア内には、廃止危機の5線区のうち、以下の4線区が含まれます。

路線 区間 状況
石勝線
夕張支線
新夕張~夕張 2019年3月に廃止予定
札沼線 北海道医療大学~新十津川 沿線自治体が廃止容認へ
根室本線 富良野~新得 東鹿越~新得は運休中
(代行バスあり)
日高本線 鵡川~様似 高潮被害で長期運休中

※状況は2018年10月中旬時点

日高本線の鵡川~様似間は2015年から運休中なので乗車できません。根室本線の東鹿越~新得間も運休中ですが、代行バスには乗車できます。

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この中でも、すでに2019年3月で廃止が決まっている夕張支線には早めに乗っておきたいところです。2018年10月現在のダイヤでは、札幌発着で、以下の乗り継ぎで、根室本線 富良野~新得も含めて乗車することが可能です。

  • 札幌 07:00発 → 滝川 08:36着/09:42発 → 東鹿越 12:00着/12:05発 → 新得 13:13着/14:07発 → 新夕張 15:12着/15:56発 → 夕張 16:23着/16:40発 → 千歳 18:26着/18:37発 → 札幌 19:07着

夕張で観光をするなら、逆向きのほうが良いでしょう。札幌帰着が深夜になってしまいますが。

  • 札幌 10:05発 → 千歳 10:34着/10:38発 → 夕張 12:26着/16:40発 → 新夕張 17:03着/17:21発 → 新得 18:28着/18:38発 → 東鹿越 19:47着/19:58発 → 富良野 20:35着/20:38発 → 滝川 21:34着/21:40発 → 岩見沢 22:18着/22:34発 → 札幌 23:16着

前述の通り、札幌~夕張までは2,160円ですが、新得・富良野・滝川経由の場合には7,070円にもなります。上記のルートでは、これが「一日散歩きっぷ」の2,260円だけで済むのですから、かなりお得になりますね。もっとも、普通列車に乗りっぱなしになりますが。


以上、札幌近郊のフリーきっぷ「一日散歩きっぷ」をご紹介しました。富良野やニセコへの日帰り観光にも利用できますし、廃止の危機にあるローカル線を乗り歩くのにも便利です。