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【2023年春ダイヤ改正】JR各社の運賃・料金の変更・値上げまとめ

鉄道ニュース-ダイヤ改正
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JR各社は、2023年春のダイヤ改正にあわせて、運賃や料金の改定(値上げ)を予定しています。JR四国の運賃値上げと、JR西日本の在来線特急料金の値上げや新幹線との乗り継ぎ割引の一部廃止、JR九州のグリーン料金の値上げが目立ちます。この記事では、JR各社の運賃、特急料金、グリーン料金の値上げについてまとめます。

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2023年春 JR各社の運賃・特急料金・グリーン料金の改定まとめ

2023年春に予定されている、JR各社の運賃、特急料金(新幹線・在来線)、グリーン料金の改定は以下の表のとおりとなります。

会社 運賃 バリアフリー料金 特急料金
(新幹線)
特急料金
(在来線)
グリーン料金 シーズン別料金
JR北海道 - - - - - -
JR東日本 オフピーク定期券導入
通勤定期券を値上げ
東京の電車特定区間
に導入
- - - (2022年度に導入済み)
JR東海 - 在来線 名古屋地区
東海道新幹線(一部)
に導入
- - - 最繁忙期を導入
JR西日本 京阪神エリア
特定区間運賃見直し
京阪神エリア
電車特定区間に導入
のぞみ・みずほ
指定席特急料金値上げ
A特急料金に統一
乗り継ぎ割引一部廃止
- 最繁忙期を導入
JR四国 平均12.51%値上げ
対キロ区間制導入
- - 50kmまでの特急料金
を値上げ
- 最繁忙期を導入
JR九州 - - - - 新幹線・在来線 値上げ 最繁忙期を導入

各社の運賃・料金改定のニュースリリースへのリンクです。いずれもPDFファイルが開きますのでご注意ください。

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JR四国が200km以下の運賃を値上げ、本州3社はバリアフリー料金制度を導入

鉄道旅行、乗り鉄の観点からインパクトが大きいのが、JR四国の普通運賃の値上げです。

平均で12.51%の値上げ率となりますが、値上げ対象は200km以下のみで、201km以上の長距離は対象外となります。初乗り運賃は170円から190円へと20円の値上げとなり、特定運賃は廃止されます。特徴的なのは、JRでは珍しい「対キロ区間制」(キロ区間毎に料金を設定する方式)を採用することです。

JR四国の運賃改定は2023年5月20日と発表されています。

JR四国の運賃値上げについては、以下の記事でまとめていますので、ぜひご覧ください。

JR四国が2023年春に運賃を値上げへ! 初乗りは20円アップの190円に、短距離の自由席特急料金も値上げ!
JR四国は、2023年春に、普通旅客運賃、定期旅客運賃、一部の特急料金を値上げします。全体では普通運賃が平均12.51%、短距離の特急料金も値上げとなります。【ひさの乗り鉄ブログ】では、JR四国の運賃改定の概要と、改定の詳細についてみていきます。

JR西日本は、京阪神エリアで特定区間運賃を一部見直します。特定区間運賃とは、他社との競争のために、特定の区間で割安な運賃を設定しているものです。今回、以下のように見直します。

  • 特定区間運賃315区間のうち、34区間で普通運賃と通勤定期運賃を見直し
  • 特定区間運賃315区間のうち、65区間で6カ月通勤定期運賃のみを見直し

詳しくは、JR西日本のWebサイトに掲載されている運賃表をご確認ください。

JR東日本、JR東海、JR西日本の本州3社は、バリアフリー料金制度を活用して、ホームドア(ホーム可動柵)の整備などを進めることにしています。これに伴い、以下のエリアで普通運賃が10円値上げされます。

  • JR東日本: 東京の電車特定区間の各駅相互間
  • JR東海
    • 在来線: 名古屋地区の各駅相互間
    • 新幹線: 東海道新幹線 東京~品川間、豊橋~岐阜羽島間、京都~新大阪間の各駅相互間
  • JR西日本
    • 在来線: 京阪神地区の各駅相互間
    • 新幹線: 山陽新幹線 新大阪~西明石間の各駅相互間

普通運賃が10円値上げされるほか、通勤定期運賃1ヶ月が300円、3ヵ月が900円、6ヶ月が1,800円値上げとなります。

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JR東日本が「オフピーク定期券」を導入、通常の定期券は値上げへ

「オフピーク定期券」が導入される東京電車特定区間

「オフピーク定期券」が導入される東京電車特定区間

(出典)オフピーク定期券(JR東日本)

JR東日本は、2023年3月18日から、東京の電車特定区間内(上図の範囲内)で完結する定期券を対象に「オフピーク定期券」を導入します。

  • オフピーク定期券
    • ピーク時間帯は利用不可(別途、運賃が必要)
    • 改定前の通勤定期運賃から約10%値下げ
  • 通常の通勤定期券
    • ピーク時間帯も含めていつでも利用可能
    • 改定前の通勤定期運賃から約1.4%値上げ

オフピーク定期券は、駅毎に決められたピーク時間帯には利用することができませんが、これまでの通勤定期運賃よりも約10%値下げされます。

オフピーク定期券を導入するのは、JR東日本が初めてとなります。来年以降、他の鉄道会社が追随するのかがポイントになりそうです。

JR東日本のオフピーク定期券については、JR東日本の特設サイトをご覧ください。

オフピーク定期券発売中!| JR東日本
「平日朝のピーク時間帯以外」にご利用いただける、通常の定期券より割安な新しい定期券です。
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JR西日本が在来線特急料金と山陽新幹線「のぞみ」「みずほ」を値上げ

特急料金では、JR西日本の値上げが目立ちます。

在来線特急料金の値上げの概要は以下のとおりです。

  • B特急料金をA特急料金に統一
  • 特定特急料金(おトクな特急料金)の見直し
  • 山陽新幹線 岡山~新下関間の新幹線停車駅での在来線特急列車(JR四国の特急列車も含む)との乗り継ぎ割引を廃止
  • 在来線特急列車とサンライズ瀬戸との乗り継ぎ割引の廃止

関西圏を中心に設定されている割安なB特急料金がなくなり、全てA特急料金に統一されます。値上げ率は距離によって異なりますが、約8~22%の値上げとなります。

また、特定の区間で設定されているお得な特急料金の値上げも実施されます。値上げ率の大きいところでは、山陰本線の特急料金が18~36%の値上げとなります。

また、山陽新幹線と在来線特急列車との乗り継ぎ割引と、サンライズ瀬戸と在来線特急列車の乗り継ぎ割引が廃止されます。最も影響が大きいのは岡山駅での新幹線と在来線特急列車の乗り換えです。乗り継ぎ割引で特急料金が半額になっていましたが、これが廃止となりますので、実質的にはかなりの値上げとなりそうです。

JR西日本の在来線特急料金の値上げについては、以下の記事で詳しく取り上げています。

JR西日本が2023年春に在来線特急料金を値上げ! B特急料金・乗り継ぎ割引を一部廃止、特定特急料金も見直しへ!
JR西日本は、2023年4月から、在来線特急料金を見直すと発表しました。B特急料金をA特急料金に統一(値上げ)するほか、山陽新幹線 岡山~新下関間での在来線特急列車の乗り継ぎ割引を廃止、一部の特定特急料金の見直し等を実施します。【ひさの乗り鉄ブログ】では、JR西日本の値上げの概要を紹介するのに加え、JR西日本の狙いについても考察してみます。

一方、山陽新幹線では「のぞみ」「みずほ」の指定席特急料金が値上げされます。値上げ幅が距離によって異なりますが、110円~420円となります。

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JR九州が新幹線・在来線特急列車のグリーン料金を大幅値上げ

グリーン料金では、JR九州が大幅な値上げに踏み切ります。値上げ率は以下のようになります。

  • 新幹線: 約24%~33%の値上げ
  • 在来線: 約24%~75%の値上げ

在来線特急列車のグリーン料金は、100キロまでは約24%の値上げですが、200キロまでは実に75%の値上げ、201キロ以上でも63%の値上げとなります。

もともとJR九州のグリーン料金は割安に設定されていましたが、今回の値上げで、JR他社と同水準となります。

JR九州は、2022年4月に在来線特急料金も値上げしています。割安感のあったJR九州の特急列車ですが、2022年の特急料金値上げと、2023年のグリーン料金値上げで、割安感はなくなってしまいます。

JR九州のグリーン料金の値上げについては、以下の記事をご覧ください。

【2023年春ダイヤ改正】JR九州がグリーン料金を大幅値上げ! 長距離は6~7割値上げでJR他社と同水準へ!
JR九州は、2023年4月より、新幹線と在来線特急列車のグリーン料金を大幅に値上げすると発表しました。在来線特急列車では6~7割以上の値上げとなる区間もあります。割安感があったJR九州のグリーン料金ですが、この値上げでJR他社と同水準となります。
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JR東海・JR西日本・JR四国・JR九州が最繁忙期を導入、グリーン料金にもシーズン別料金を適用へ

JR東海・JR西日本(北陸新幹線以外)・JR四国・JR九州の4社は、新幹線や在来線特急列車の指定席特急料金に、400円増の「最繁忙期」を導入します。これにより、以下のように4段階の料金設定となります。

  • 通常期: 530円
  • 閑散期: 330円(-200円)※JR九州の西九州新幹線・在来線には適用しない
  • 繁忙期: 730円(+200円)
  • 最繁忙期: 930円(+400円)

2022年にJR東日本(北陸新幹線、北海道新幹線を含む)がいち早く導入した「最繁忙期」と同じ制度ですが、繁忙期や最繁忙期を適用する日が異なります。

一方、JR東日本も含めて、これまでシーズン別料金の対象外だったグリーン車、寝台車利用時の特急料金にも、2023年4月以降はシーズン別料金が適用されます。

シーズン別料金の導入については、以下の記事でまとめていますので、ご覧ください。

JR各社が指定席特急料金・グリーン料金に「最繁忙期」を導入、寝台車利用時の特急料金にも適用へ! 狙いは需要の平準化か値上げか?
JR各社は、シーズン別の指定席特急料金とグリーン料金の見直しを発表しました。2022年度からJR東日本が先行して導入していた「最繫忙期」を追加した4段階のシーズン別料金をJR各社が導入するとともに、JR東日本も含めてグリーン料金と寝台車利用...
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続くJR各社の値上げ、お得なきっぷを上手に活用しよう!

ここまで見てきましたように、2023年春も、JR各社で大幅な運賃や料金の値上げが予定されています。ここ数年で運賃や特急料金の値上げが相次いでいる中での、さらなる値上げとなります。

インフレで物価全般が上昇していることや、鉄道会社はコロナ禍で大きなダメージを受けてしまったことを考えるとやむを得ない面もあります。とはいえ、利用者としては痛いですよね。

これまで以上に、鉄道旅行や乗り鉄では、割引きっぷやフリーきっぷを上手に活用することが求められそうです。

運賃や料金は、制度上、一律に値上げをせざるを得ませんが、高速バスなど他の交通機関との競争が激しい区間では、単純に値上げをすると利用者を失いかねません。そのような区間では、割引きっぷの価格を据え置くなどの対策を実施するはずです。

JR各社は、高速バスなどと競合する区間では、割引率の高いきっぷを発売しています。そのようなきっぷを活用して、お得に旅をしたいものですね。


以上、「【2023年春ダイヤ改正】JR各社の運賃・料金の変更・値上げまとめ」でした。コロナ禍で大きな影響を受け、今後もコロナ前の水準には回復しない前提での運賃・料金の値上げですので、やむを得ない面もあります。利用者としては、割引きっぷを上手に活用するなど、これまで以上に情報収集が必要になりそうです。

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この記事を書いた人
乗り鉄歴25年!
ひさ

乗り鉄歴25年! 青春18きっぷやフリーきっぷを利用して、関東甲信越、北海道、東北によく乗り鉄に出かけます。このブログでは、これまでの乗り鉄経験を活かして、おすすめの列車や路線、青春18きっぷ活用のノウハウ、お得なきっぷの情報などを掲載しています。

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