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バニラエア 成田-札幌(新千歳空港)便 搭乗レポート! 予約・空港へのアクセス・空港の様子などを紹介します!

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格安運賃で飛行機に乗れるLCC。青春18きっぷを利用した鉄道旅行との相性も良く、格安旅行派の味方です。今回、LCCの一つ、バニラエアの成田-札幌(新千歳空港)便に乗ってみましたので、航空券の予約から空港へのアクセス、空港ターミナルの様子などをレポートします。LCCのを利用したのは初めてでしたので、ANAやJALなどの大手航空会社との違いも交えてご紹介します。

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【結論】バニラエア 成田-札幌(新千歳空港)便 搭乗レポート

今回、初めてバニラエアを利用しましたが、LCCならではの制限事項や特徴を理解したうえで利用すれば、運賃が安いメリットを十分に享受できるでしょう。

事前によく理解しておいたほうがよいと思ったことは、以下の3点です。

  • 払い戻しは事実上できない(手数料がかなり高額)ので、旅行自体が中止になる可能性があるときは要注意!
  • 成田空港第3ターミナルは鉄道の最寄り駅(空港第2ビル駅)からかなり遠いので、時間に余裕をもっておく
  • 機内持ち込み手荷物の大きさ・重さの制限が厳格、特に重さ7kgの制限は要注意!

以下では、航空券の予約・購入から、空港へのアクセス、チェックイン、搭乗まで、実際にバニラエアの成田-札幌(新千歳空港)便を利用した際の様子をご紹介します。

航空券の予約

まずは航空券の予約です。今回は、8月下旬の旅行の予約を、約1ヶ月前の7月下旬に実施しました。

Webでの予約は簡単!

ANAやJALの航空券をWebで予約・購入したことがある方なら、バニラエアの航空券の購入も簡単でしょう。基本的には、区間、搭乗日、便を選び、運賃タイプを選択するだけです。

支払いには、クレジットカードのほか、携帯料金とのまとめ払いなども利用できます。

運賃タイプは3種類

バニラエアには運賃タイプが3種類あります。

ざっくり説明すると、以下のようになります。

  • コミコミバニラ
    • 大手のサービスに最も近いタイプ
    • 受託手荷物無料(20kgまで)
    • 座席指定可能
    • 便・日付変更可能(手数料 500~1,000円)
    • 払い戻し可能(手数料 3,000~8,000円)
  • シンプルバニラ
    • 極力サービスを絞ったタイプ(その分、コミコミバニラよりも安い)
    • 受託手荷物有料(国内線 2,000円、国際線 2,000~4,000円)
    • 座席指定有料
    • 便・日付変更可能だが手数料が高い(4,000~8,000円)
    • 払い戻し不可
  • わくわくバニラ
    • 期間限定のキャンペーン料金
    • 「シンプルバニラ」とほぼ同じサービス(便・日付変更不可)

詳しくは、バニラエアのサイトをご覧ください。

「わくわくバニラ」はキャンペーン運賃ですので、普段は、「コミコミバニラ」か「シンプルバニラ」を選ぶことになります。

成田-札幌便では、差額は2,000円。ということで、以下のような場合には、「コミコミバニラ」にしておいたほうが無難です。

  • 受託手荷物がある場合(荷物を預ける場合)
  • 座席を指定したい場合(窓側に座って景色を眺めたい、到着したら早く降りたいので前の方の座席がよいなど)
  • 便・日付を変更する可能性がある場合

なお、機内に持ち込める荷物は7kgまで。サイズにも制限があり、かなり厳密に判断されるので要注意です。

払い戻しは事実上できないと考えよう!

バニラエアでは、払い戻しは事実上できないものと考えておきましょう

「シンプルバニラ」では、そもそも払い戻し自体ができません。

「コミコミバニラ」では、払い戻しはできるのですが、手数料が3,000円~8,000円もかかります。国内線では数千円~1万円の価格帯が多いバニラエアですので、払い戻し手数料と比べると、返金される額はわずかです。

一方、日付や便の変更は、「コミコミバニラ」なら手数料500~1000円で可能です。こちらは実用的な手数料です。

ということで、旅行自体が中止になる可能性がある場合には、バニラエアを利用するのはやめておいたほうが良いでしょう。

運賃の幅は大きい! なるべく安い日を狙おう!

LCCの運賃は、大手に比べると安く設定されていますが、それでも、日や便によって大きく異なります。運賃の変動幅は、大手に比べるとかなり大きいと思っておいたほうが良いでしょう

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2018年12月の成田→札幌便の運賃(10月2日検索)

※出典: バニラエア公式サイト

例えば、2018年10月~2019年2月の6ヶ月間の運賃を見てみると、成田空港-新千歳空港便では、

  • 最安値(10月~2月の平日など多数): 4,380円(わくわくバニラ),6,380円(コミコミバニラ)
  • 最高値(12月29日): 29,980円(わくわくバニラ),31,980円(コミコミバニラ)

というように、何倍もの開きがあります。12/29は年末年始の繁忙期のため、かなり極端ですが、それでも、三連休の初日の午前中は、1万円代後半~2万円台になります。

LCCの最大の魅力は、何と言っても安い運賃ですが、それを最大限に活かすなら、繁忙期を外した平日を狙うと良いでしょう。

空席連動制の運賃、なるべく早めに予約しよう!

バニラエアの運賃は、「空席連動制」になっています。空席連動制では、一般的に、空席が多いほど安い運賃になります。

バニラエアのWebサイトでも、以下のような記載があります。

バニラエアの運賃は空席連動制ですので、一般的に残席数が少なくなり、搭乗日が近づくほど運賃が上がる傾向があります。また、人気のキャンペーン(わくわくバニラ)などの場合は早々に売り切れてしまうこともあるため、最安値を待ち続けると買うタイミングを逃してしまうことも。これならOKというタイミングで、逃さず予約するのがオススメです。

(出典)https://www.vanilla-air.com/jp/service/fare-type

つまり、旅行の日程が決まったら、なるべく早く予約・購入したほうがよいということですね。

空港へのアクセス

成田空港と新千歳空港を利用したので、それぞれの空港のバニラエアのチェックインカウンターまでのアクセスについて紹介します。

成田空港 第3ターミナルは駅から遠い!

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成田空港第3ターミナル内の様子

成田空港では、第3ターミナルに、バニラエアのチェックインカウンターがあります。第3ターミナルはLCC専用にオープンしたターミナルです。

この第3ターミナル、鉄道の駅からは遠いので要注意です。最寄り駅は、JR・京成電鉄の「空港第2ビル駅」ですが、改札口から第3ターミナルまでは1kmほどあります。

空港第2ビル駅は第2ターミナルにあるわけですが、そこから第3ターミナルへの移動方法は主に2つ。

  • 徒歩(約15分)
  • 連絡バス(約5分、3~7分間隔で運行)

連絡バスは、第2ターミナルの前のバス乗り場から出ています。発車してしまえば徒歩よりも早いですが、待ち時間を考慮すると微妙です。

バス乗り場の場所、バスの運行時間などは、以下の成田空港のサイトをご覧ください。

www.narita-airport.jp

徒歩で移動する場合には、ターミナルの外を歩く形になります。一応、ずっと屋根があるので、雨が降っても大丈夫そうですが、吹きっさらしなので、夏場は暑く、冬は寒いです。

バニラエアのカウンターは、第3ターミナルの一番奥です。とはいえ、それほど広くはないので、すぐにわかると思います。

また、高速バスで成田空港へ向かうのであれば、第3ターミナルで下車すると近いです。とはいえ、バス停からターミナルまでは5分ほど歩きます。

新千歳空港 2階チェックインカウンターの一番奥

新千歳空港のほうは、ANAやJALなどの大手航空会社と同じ、国内線の2階チェックインカウンターです。バニラエアのカウンターは、一番奥にあります。

新千歳空港駅の改札口からであれば、5分ほどで到着するでしょう。

チェックイン

チェックインの方法は、空港のチェックインカウンター、自動チェックイン機、ウェブの3つがあります。

自動チェックイン機が簡単でおすすめ!

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成田空港のバニラエアのチェックインカウンター

ウェブでのチェックインは便利そうに見えますが、チェックイン後に表示される搭乗券を印刷して持っていく 必要があります。印刷環境がない場合は、やめたほうが良いでしょう。

空港でのチェックインは、自動チェックイン機が簡単です。予約時にメールで送られてくる旅程表のQRコードか予約番号が必要 です。PDFファイルで送られてくるので、それを印刷するか、スマホに入れて持っていけばよいでしょう。QRコードをスマホに表示させておけば、自動チェックイン機で読み取ってくれます。

機内持ち込み荷物の大きさ・重さには要注意!

バニラエアに限りませんが、LCCでは機内持ち込み荷物の大きさ・重さをかなり厳密に制限しています。

バニラエアの場合、機内に持ち込めるのは、

  • 手荷物の大きさは、各辺が55cmX40cmX25cm以内かつ、三辺の合計が115cm以内
  • 手荷物1個+身の回り品1個
  • 合計で7kgまで

となります。

要注意なのは重量です。7kgというと結構重そうですが、実際はそんなでもありません。少し大きめのリュックに、最低限の着替え、カメラ、モバイルバッテリーなどを入れただけで4~5kg。キャリーバッグなら、あっという間に7kgを超えてしまうでしょう。

空港ターミナルの様子(飲食店等)

チェックインが済んだら、搭乗時刻まで時間を潰すのに便利なターミナル内の飲食店。成田空港と新千歳空港のターミナル内の様子をご紹介します。

成田空港第3ターミナル セキュリティゲート横に巨大なフードコートあり!

成田空港第3ターミナルには、セキュリティゲートのすぐ横に、大きなフードコートがあります。

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成田空港第3ターミナルにある大きなフードコート

フレッシュネスバーガー、リンガーハット、ぼてじゅうなどおなじみのチェーン店が並びます。他にも、カフェ、うどん、寿司など、さまざまなジャンルが揃っています。

早めに空港に到着したら、このフードコートで過ごすのが良いでしょう。

一方、セキュリティゲートを通過したあとは、売店くらいしかありません。

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セキュリティゲートを通ったあとはこの売店しかありません

LCCでは機内で飲み物などが出ませんので、売店で購入しておくと良いでしょう。

新千歳空港は大手と同じターミナル

新千歳空港は、LCCのバニラエアも、大手のANAやJALも、同じターミナルです。お土産屋や飲食店が充実していますので、時間を潰すのに困ることはないでしょう。

成田空港では、LCC専用ターミナルのため、他のターミナルに比べて、飲食店は少なめですが、新千歳空港ではそのような心配はありません。

セキュリティゲートを通ったあとも、お土産や軽食を売るお店がいくつか並んでいます。

飛行機内の様子

いよいよ搭乗です。バニラエアの搭乗から機内での様子を見てみましょう。

成田空港では飛行機までバスで移動

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成田空港の搭乗ゲート前の待合室

成田空港第3ターミナルの国内線搭乗口では、ボーディングブリッジでの搭乗ではなく、バスで飛行機の近くまで移動してからの搭乗となります。

そのため、出発時は問題ないですが、到着時には、着陸してから空港を出るまでに少し余計に時間がかかります。第3ターミナルが空港第2ビル駅から遠いことも考慮すると、成田空港到着後の移動には、時間的に余裕を持っておいたほうがよいでしょう。

新千歳空港ではボーディングブリッジから搭乗

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新千歳空港着陸直前の車窓 広大な田園風景が広がります

すべての便でなのかはわかりませんが、新千歳空港では、ボーディングブリッジからの搭乗が多いようです。今回は、新千歳空港への到着便、出発便ともに、ボーディングブリッジでした。

機材はエアバスA320、座席は狭い!

といっても、機材は大手も利用しているエアバスA320ですので、これといって珍しものではありません。通路の両側に3列のシートが並ぶ配置です。

大手と違う点といえば、座席の狭さでしょうか。飛行機の座席はもともと狭いものですが、LCCのバニラエアでは、大手のANAやJALに比べると、さらに狭いです。

国内のLCCでは、バニラエアも含めて、シートピッチ(前の座席との幅)が29インチ(約74センチ)だそうですが、ANA・JALは31インチ(約79センチ)。この5センチの違いはかなり大きいです。

前の座席の下にも荷物を置けますが、足元がかなり窮屈になるので、できるだけ頭上の荷物入れに入れたほうが良いでしょう。

ちなみに、現在の新幹線の普通車のシートピッチは、104センチ(N700系, N700A系, E5系など)、98センチ(E2系など)と、飛行機に比べると段違いに広いですね。

飛行機の遅延は?

さて、LCCで気になるのは遅延です。LCCでは、少ない機材をフルに稼働させることで低運賃を実現していますので、ダイヤに余裕がありません。

前の便の到着が遅れると、次の便が遅れて、というように、遅延が連鎖します。天候の影響などがなくても、離陸に時間がかかったりするだけで、少しずつ遅延が蓄積されていくのですね。

一般的な傾向としては、遅い時間の便になるほど、遅延する可能性が高いようです。

私が利用した便では、

  • 成田空港 09:00発 → 新千歳空港 10:50着(遅延なし)
  • 新千歳空港 16:30発 → 成田空港 18:05着(遅延約30分)

でした。成田空港9時発の便は、この日の成田空港→新千歳空港の最初の便です。一方、新千歳空港→成田空港の便は、機材到着・整備の遅れということで、搭乗時刻が20分ほど遅れました。

基本的に、30分~1時間程度の遅れは想定しておいたほうが良いでしょう。どうしても遅延を避けたい場合には、なるべく、朝早い便を選びましょう。早い時間帯の便であれば、その機材は、前日の最終便で空港に到着しているはずです。そのため、前の便の遅れの影響を受ける可能性は低くなります。

【まとめ】バニラエア 成田-札幌(新千歳空港)便 搭乗レポート

バニラエアの成田空港-新千歳空港便を利用してみてわかったことをまとめておきます。

  • Webでの予約は簡単! 旅行日が決まったら運賃が安いうちに、早めに予約しよう!
  • 払い戻しは事実上できないものと考えておこう!(手数料が高額なため)
  • 運賃の変動幅はかなり大きい! 旅程に自由が利くなら運賃が安い日を狙おう!
  • バニラエアが発着する成田空港第3ターミナルは、空港第2ビル駅から遠いので時間に余裕をもって!
  • 機内持ち込み荷物の大きさ・重量の制限はかなり厳格、特に重量7kgまでの制限には要注意!
  • 座席はかなり狭い! 荷物はできるだけ頭上の荷物入れへ!
  • 30分~1時間程度の遅延はかなり多い! 遅延のリスクを減らしたければ朝イチの便を利用しよう!

大手よりも運賃が安いバニラエアですが、その分、制限事項が多かったり、不便を強いられることもあります。ただ、これらの制限や不便が問題にならないのであれば、おすすめできます。


以上、バニラエア 成田-札幌(新千歳空港)便の搭乗レポートをお届けしました。大手に比べて制限などは多いですが、「LCCってこんなものか」というのを理解したうえで利用するのであれば問題ないでしょう。LCCを利用てみたいけど不安だという方の参考になればと思います。