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【天竜浜名湖鉄道 乗車記】登録有形文化財の駅舎と駅舎グルメを巡る! 途中下車が楽しい天浜線の旅!

天竜浜名湖鉄道の古い木造駅舎 乗車レポート
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東海道線の掛川駅と新所原駅の間を、浜名湖の北側を通って結ぶのが、第三セクター鉄道「天竜浜名湖鉄道」です。全線非電化ののんびりした雰囲気の路線です。開業当初から残る木造駅舎や、その駅舎を活用した「駅舎グルメ」を巡る旅が楽しい天浜線。今回は、天浜線の古い駅舎と駅舎グルメを楽しむ乗車記をお届けします。

※2023年1月に再訪しましたので追記しました。

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天竜浜名湖鉄道(天浜線)とは?

天竜浜名湖鉄道は、かつての国鉄二俣線(ふたまたせん)を引き継ぐために、静岡県や沿線自治体が出資して設立した第三セクター鉄道会社です。路線は「天竜浜名湖線」のみで、通称「天浜線」(てんはません)と呼ばれています。

天竜浜名湖線(以下、天浜線)は、全長67.7km、39の駅がありますが、全線が非電化で単線です。東海道新幹線・東海道線の掛川駅と、東海道線の新所原(しんじょはら)駅を結びますが、東海道線が海沿いに走るのに対して、天浜線は内陸側、浜名湖の北側を周って走ります。

1~2両の気動車が走る天竜浜名湖鉄道「天浜線」
1~2両の気動車が走る天竜浜名湖鉄道「天浜線」

天浜線の前身である国鉄二俣線は、当時、旅客・貨物双方で重要な路線となっていた東海道線が不通になった時の代替路線として、1935年(昭和10年)に一部開業、1940年(昭和15年)に全線が開通しました。その後、国鉄分割民営化の際に、廃止対象となる「特定地方交通線」に指定されますが、第三セクター「天竜浜名湖鉄道」が路線を引き受けることで、現在まで、第三セクター路線として運行されています。

開業当時の駅舎が今の現役で多く残る天浜線
開業当時の駅舎が今の現役で多く残る天浜線

天浜線は、沿線に点在する小規模な町を結ぶ路線。町と町の間には、田んぼや、沿線の特産でもあるミカン畑が広がる長閑な風景が広がります。路線の西側では、浜名湖の奥側、奥浜名湖を眺めることもできます。

そして、天浜線の最大の特徴が、その駅舎。2020年に全線開業から80周年を迎えましたが、開業当時からの駅舎が多く残っていて、重要文化財に指定されています。無人駅が多いのですが、その重要文化財となった駅舎を活用して、さまざまな駅舎グルメを提供するお店が多いのも特徴です。

そんな古い駅舎と、駅舎グルメを巡る旅が、天浜線の醍醐味です。

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天竜浜名湖鉄道 天浜線の登録有形文化財と駅舎グルメ一覧

天浜線の駅舎やプラットホームなど、登録有形文化財として登録されている駅、登録されている文化財と、駅舎に併設されているお店の一覧をまとめてみました。

駅名 登録有形文化財 駅舎グルメ
桜木 駅舎本屋
上りプラットホーム
原谷 駅舎本屋
遠州森 駅舎本屋
上りプラットホーム
遠江一宮 駅舎本屋 百々や

(手打ちそば)
天竜二俣 駅舎本屋
上下上屋
上下プラットホーム
ホームラン軒
(ラーメン)
岩水寺 待合所
プラットホーム
宮口 駅舎本屋
上下プラットホーム
待合所
金指 上屋
プラットホーム
高架貯水槽
piazza
(天浜線金指駅窯焼ピザ)
気賀 駅舎本屋
上屋
プラットホーム
中華屋 貴長
(ラーメン)
西気賀 駅舎本屋
待合所
グリル八雲
(洋食)
浜名湖佐久米 - かとれあ
(喫茶店)
都築 - メイホップ
(パン屋)
三ヶ日 駅舎本屋 グラニーズ
(カフェ)
新所原 - やまよし
(鰻)

※駅舎グルメのリンクは、店舗オリジナルのWebサイトがある場合にはそのサイトへのリンク、ない場合(筆者が見つけられなかった場合)は、天竜浜名湖鉄道の紹介ページへのリンクとなっています。

39駅のうち、実に11駅に登録有形文化財に指定されている建造物があります。それに、9駅に駅舎を活用した飲食店が入っています。登録有形文化財と駅舎の店舗が重なっている駅も複数ありますので、駅巡りにはぴったりですね。

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天竜浜名湖鉄道の乗り鉄・駅舎巡りにおすすめ!「1日フリーきっぷ」

途中下車の旅におすすめ! 天浜線「1日フリーきっぷ」
途中下車の旅におすすめ! 天浜線「1日フリーきっぷ」

天竜浜名湖鉄道 天浜線の旅におすすめなきっぷが「1日フリーきっぷ」です。

  • 1日フリーきっぷ(天浜線)
    • 利用期間・発売期間: 通年
    • 利用当日の購入も可能
    • 有効期間: 1日
    • きっぷの効力: 天竜浜名湖鉄道全線に1日乗り降り自由
    • 発売箇所: 掛川・遠州森・天竜二俣・西鹿島・金指・三ヶ日・新所原の各駅窓口
    • おねだん: 大人 1,750円、こども 880円

天浜線の全線に1日乗り降り自由で1,750円。掛川~新所原の片道運賃は1,470円ですので、乗りとおすだけであれば、ふつうにきっぷを買ったほうが安いです。ただ、途中下車して観光や駅舎巡りをするのであれば1日フリーきっぷの方がお得です。

今回、筆者は、遠州森駅、遠江一宮駅、天竜二俣駅、浜名湖佐久米駅の4駅を訪問しましたが、乗車ごとにきっぷを買うと合計で2,430円。「1日フリーきっぷ」で700円近くもお得になっています。ざっと見た限り、2駅以上に下車するのであれば、片道の乗車でもフリーきっぷのほうがお得になりそうです。

また、2023年1月末までの期間限定で、デジタル周遊券「浜松まるっとパス」が発売されています。天竜浜名湖鉄道(天浜線)だけでなく、遠州電車、遠鉄バスに乗り放題の電子チケットです。

大人 小人 施設利用券
2日券 2,500円 1,800円 2枚
1日券 1,500円 1,100円 1枚
6時間券 1,200円 900円 1枚

※施設利用券は沿線の指定された施設で利用できる1枚500円の券

天浜線の1日フリーきっぷが1,750円のところ、遠州電車にも乗車でき、さらに500円の施設利用券がついて、1日1,500円という破格のチケットです。2023年1月に再訪したときに、筆者は1日券を利用しました。詳しくは、以下のWebサイトをご確認ください。EMotから購入できます。

【公式】浜松・浜名湖まるっとパス
遊んで!乗って!浜松・浜名湖を満喫!乗り物フリーパスと人気の観光施設の利用券がセットで断然お得!遠州鉄道・天竜浜名湖鉄道・遠鉄バス・浜名湖遊覧船・かんざんじロープウェイの乗り物を、有効期限内に自由に乗り降りできるスマホ限定のお得なフリーパス...
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【天浜線乗車記1】開業当初からの古い駅舎が魅力「遠州森駅」

東京の自宅を早朝に出発、青春18きっぷで東海道線の電車を乗り継ぎ、約4時間かけて掛川駅に到着しました。

掛川駅での乗り換え時間は6分。この間に、乗り換えだけでなく、上記の『天浜線 満喫!お得なフリーセット券』を購入しなくてはなりません。

幸い、東海道線の電車は時刻どおりに掛川駅に到着。急いで、東海道線の上りホームにある天浜線への乗り換え口へ。青春18きっぷを見せて出場し、天浜線の窓口で、無事に『天浜線 満喫!お得なフリーセット券』を購入することができました。

掛川駅で発車を待つ天浜線の気動車
掛川駅で発車を待つ天浜線の気動車

天浜線のホームは、東海道線のホームと並んでいますが、最も駅舎側の切り欠きになったところにあります。発車まで時間がないので、写真だけ撮って乗り込みます。

ボックスシートが並ぶ天浜線「TH2100形」の車内
ボックスシートが並ぶ天浜線「TH2100形」の車内

天浜線の現在の標準的な車両「TH2100形」です。2001年以降に投入された比較的新しい気動車です。車内は車端部を除いて、ボックスシートが並んでいます。

各ボックスに1~2名程度の乗客を乗せて、10時33分に掛川駅を出発しました。

田園風景が広がる天浜線の車窓
田園風景が広がる天浜線の車窓

掛川の市街地を抜けて内陸へと進みます。10分も走れば、田園風景が広がってきます。

登録有形文化財に指定されている「原谷駅」
登録有形文化財に指定されている「原谷駅」

10時48分、駅舎が有形文化財として登録されている原谷駅に到着。今回は旅程の都合で下車できませんでしたが、車窓から駅舎を眺めることができました。木造の、時代を感じさせる駅舎がいいですね。

遠州森駅に到着、この駅で途中下車します
遠州森駅に到着、この駅で途中下車します

10時57分、遠州森駅に到着。この駅で途中下車します。

「遠州森駅」は開業当初からある最も古い駅舎の一つです
「遠州森駅」は開業当初からある最も古い駅舎の一つです

遠州森駅の駅舎です。1935年(昭和10年)、国鉄二俣線が部分開業したときに、同時に開業した、最も古い駅舎の一つです。木造平屋建てて、駅舎内には、待合室と駅務室があります。

駅務室が現役で使われている遠州森駅の駅舎内
駅務室が現役で使われている遠州森駅の駅舎内

駅舎内の様子です。待合室には古い木造のベンチがあります。遠州森駅は有人駅で、駅務室は現役で使われています。窓口も健在で、駅員さんがいます。

遠州森駅の改札口には当時の腰付きガラス戸が現存しています
遠州森駅の改札口には当時の腰付きガラス戸が現存しています

改札口には、腰付きガラス戸が残っています。金属製の改札柵が設置されているので、今ではガラス戸は使われていないように思います。

開業時から残る遠州森駅の木製のベンチ
開業時から残る遠州森駅の木製のベンチ

駅舎のホーム側には、当時の木製ベンチが残っているとの説明があったのですが、このベンチでしょうか。他のベンチに比べると、明らかに古いのがわかります。

切妻造りの車寄せはレンタサイクル置場として活用されています
切妻造りの車寄せはレンタサイクル置場として活用されています

下りのホームから駅舎を眺めてみます。手前側、今はレンタサイクルの自転車置場として使われているところが、当時からある切妻造りの車寄せだそうです。

古い駅舎は、単に「保存」されているわけではなく、現役で利用されているのがいいですね。

ラッピング車両と80年前の駅舎
ラッピング車両と80年前の駅舎

下りホームで列車を待っていると、先に、上り列車が入ってきました。今風のラッピング車両と、昭和初期の木造駅舎のミスマッチ感も面白いですね。

新所原行きの列車に乗車
新所原行きの列車に乗車

新所原行きの下り列車も入ってきました。11時21分発のこの列車に乗車します。

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【天浜線乗車記2】古い駅舎で絶品の蕎麦をいただく「遠江一宮駅」

転換クロスシートが並ぶ車内
転換クロスシートが並ぶ車内

先ほどはボックスシートでしたが、遠州森駅で乗車した列車は、転換クロスシートが並びます。これは旅人にはありがたいですね。

遠江一宮駅で途中下車
遠江一宮駅で途中下車

遠州森駅から3駅目、たった7分の乗車で、遠江一宮(とおとうみいちのみや)駅に到着。この駅で途中下車します。

遠江一宮駅の駅舎も登録有形文化財
遠江一宮駅の駅舎も登録有形文化財

遠江一宮駅にも、味のある木造駅舎が残っています。1940年、国鉄二俣線の全線開通にあわせて建設された平屋建ての木造駅舎です。駅舎への出入口のところにある車寄せが目立ちます。

改札口に出っ張っている切符売り場が特徴的な遠江一宮駅の駅舎内
改札口に出っ張っている切符売り場が特徴的な遠江一宮駅の駅舎内

駅舎内の様子です。改札口のところに出っ張っているのは、当時のきっぷ売場だそうです。今は無人駅なので、駅務室やきっぷ売場としては利用されていません。

木の柱が並ぶ駅舎のホーム側、駅舎の外壁は縦板張りです
木の柱が並ぶ駅舎のホーム側、駅舎の外壁は縦板張りです

駅舎のホーム側は、木の柱が等間隔に並び、その上の梁が屋根を支えています。外壁は縦板張り。開業から80年を経た駅舎ですが、現在の立派にその役目を果たしています。

遠江一宮駅では駅舎を活用したお蕎麦屋さん「百々や」が営業中!
遠江一宮駅では駅舎を活用したお蕎麦屋さん「百々や」が営業中!

駅舎を眺めるだけでも楽しい遠江一宮駅ですが、この駅には、駅舎を活用したお蕎麦屋さん「百々や」(ももや)が営業しています。入口は、駅舎内にあります。

営業案内|笊蕎麦 百々や(ももや)手打ちそば|静岡県周智郡森町一宮(天竜浜名湖鉄道遠江一宮駅舎)
笊蕎麦 百々や(ももや)「営業案内」静岡県周智郡森町一宮(遠江一宮駅舎)

営業時間は11:30~15:00(月・火は定休日)。この駅に到着したのは11時28分。ちょうど営業開始の時間なので、駅舎をひととおり見学したあと、お店に入ってみます。

お蕎麦は「ざる」「田舎」の2種類のみ!
お蕎麦は「ざる」「田舎」の2種類のみ!

お品書き。お蕎麦は「ざる」「田舎」の2種類のみ。これ以外も、日本酒とつまみが少々だけ。店主が自ら挽いて、打って、茹でるそうですので、メニューはかなり限定されています。「ざる」を注文してみます。

お蕎麦の前にお膳がセットされます
お蕎麦の前にお膳がセットされます

注文すると、つゆと薬味などがのったお膳がセットされます。

濃いめのつゆとの相性がとてもよい瑞々しいお蕎麦でした
濃いめのつゆとの相性がとてもよい瑞々しいお蕎麦でした

しばらくすると、ざるそばが運ばれてきました。見るからに瑞々しいお姿! つゆをつけずにいただてみると、蕎麦の香りとみずみずしさが感じられます。ちょっと濃いめのつゆとの相性も良く、あっという間に食べ終わってしまいました。とてもおいしいお蕎麦でした。

お店の外に出てみると、待合室には数名の方が待っていました。列車を待っているわけではなく、お蕎麦屋さんの順番待ちです。なかなかの人気店のようですね。

鮮やかなコスモスと古い遠江一宮駅の駅舎
鮮やかなコスモスと古い遠江一宮駅の駅舎

お蕎麦をいただいている間に、すっかり晴れてきました。下りホームで列車を待つ間、ホームの隅に植えられていたコスモスと駅舎をパチリ。コスモスの時期には少し遅いと思いますが、さすがに静岡は暖かいのでしょうね。この日も、日中はぽかぽかでした。

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【天浜線乗車記3】駅舎だけでなく上下ホームの上屋など見どころ満載の「天竜二俣駅」

田んぼだけでなく茶畑が広がる静岡らしい車窓
田んぼだけでなく茶畑が広がる静岡らしい車窓

遠江一宮駅、12時31分発の天竜二俣行きに乗車。田園風景を眺めながらの旅です。田んぼだけでなく、茶畑が広がるのが静岡らしいですね。

天浜線の中心駅、天竜二俣駅に到着
天浜線の中心駅、天竜二俣駅に到着

15分ほどの乗車で、終点の天竜二俣駅に到着。新所原方面への列車に接続していますが、この天竜二俣駅で再び途中下車します。

天竜二俣駅の駅舎、ホーム側の屋根が長いのが特徴
天竜二俣駅の駅舎、ホーム側の屋根が長いのが特徴

天竜二俣駅は、駅舎本屋だけでなく、上り・下りそれぞれのプラットホームとその上屋(屋根)も、登録有形文化財に指定されています。

比較的大きな駅舎は、ホーム側の屋根が長く、かつては、プラットホームの上屋としての役割もあったそうです。今は、駅舎とは独立したプラットホームが使われています。

板張りの外壁や木の屋根が時代を感じさせる天竜二俣駅の駅舎
板張りの外壁や木の屋根が時代を感じさせる天竜二俣駅の駅舎

駅舎の改札口をホーム側から眺めた写真です。板張りの外壁や、長く伸びた木の屋根が、よい雰囲気を醸し出しています。時代を感じさせますが、とてもきれいに整備されていて、大切に利用されているのがわかりますね。

天井が高く広々とした天竜二俣駅の待合室
天井が高く広々とした天竜二俣駅の待合室

駅舎内は天井が高くて広々としています。遠江一宮駅などと同じく、改札のところにきっぷ売場の窓口が出っ張っているのが特徴的ですね。天竜二俣駅は有人駅ですので、きっぷ売場も現役で利用されています。

天竜二俣駅の駅舎全景、左奥には天竜浜名湖鉄道の本社も入っています
天竜二俣駅の駅舎全景、左奥には天竜浜名湖鉄道の本社も入っています

天竜二俣駅の駅舎の全景です。赤い郵便ポストもあって、いつの時代だかわからなくなりますね。駅舎の向こう側の端の屋根が出っ張っているところは、天竜浜名湖鉄道の本社の入口です。

天竜二俣駅は天竜浜名湖鉄道の本社・車両基地が揃う天浜線の要衝です
天竜二俣駅は天竜浜名湖鉄道の本社・車両基地が揃う天浜線の要衝です

近くから見てみました。ここ、天竜二俣駅には、本社だけでなく、鉄道の運行に必要な車両基地があります。転車台や機関車扇形車庫も現役で利用されているのです。

上りプラットホームの上屋は味のある木造
上りプラットホームの上屋は味のある木造

上り、掛川方面行きのプラットホームです。開業当時からの木造の上屋が残っています。

ホーム上屋の柱や桁には古レールが使われています
ホーム上屋の柱や桁には古レールが使われています

ホームの中ほどから上屋を見てみると、屋根は木造ですが、柱や桁が鉄製であることがわかります。古いレールが使われていて、最も古いものは、1911年にアメリカで製造されたものだそうです。日本の八幡製鉄所で製造されたレールも使われていたりと、駅が開業する前からの歴史を感じさせるのも面白いですね。

下りプラットホームの上屋も開業当時からのもの
下りプラットホームの上屋も開業当時からのもの

下り、新所原方面行きのプラットホームです。こちらは2番線と3番線の2面のホームとなっています。上りホームの上屋と同じく、開業当初からのものです。

天竜二俣駅の転車台、見学ツアーに参加できます
天竜二俣駅の転車台、見学ツアーに参加できます

天竜二俣駅には、転車台や扇形庫が現役で利用されています。毎日、転車台や扇形庫を間近で見られる「転車台&鉄道歴史館見学ツアー」が実施されています。今回、この見学会にも参加してみました。見学会の様子は、以下の記事で詳しく紹介していますので、ぜひご覧ください。

【天浜線 天竜二俣駅】転車台&鉄道歴史館見学ツアー参加レポート! 貴重な文化財や扇形車庫と現役の転車台を間近で眺められるツアー!
静岡県の第三セクター鉄道「天竜浜名湖鉄道」の天竜二俣駅で開催されている「転車台&鉄道歴史観見学ツアー」に参加してきました。現役で利用されている転車台で気動車が回転する様子や、貴重な文化財などを間近で見学できるツアーです。【ひさの乗り鉄ブログ】では、ツアーの様子を詳しくお届けします。
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【天浜線乗車記4】天竜二俣駅に併設されている「ホームラン軒」で中華そばを堪能!

天竜二俣駅の駅舎で営業するラーメン屋「ホームラン軒」
天竜二俣駅の駅舎で営業するラーメン屋「ホームラン軒」

天竜二俣駅の駅舎内には、ラーメン屋「ホームラン軒」が入っています。入口は、駅舎入口のすぐ横にあります。

駅舎やホームを見学している間に、お昼のピーク時間帯を過ぎて空いてきたので、入ってみました。先ほど、遠江一宮駅でお蕎麦を食べたばかりですが、ざるそばだけだったので、何とかなるでしょう(笑)

ホームラン軒の中華そば、懐かしくも洗練されたスープが旨い!
ホームラン軒の中華そば、懐かしくも洗練されたスープが旨い!

注文したのは一番シンプルな醤油味の中華そば。見るからに懐かしい、「ラーメン」というよりは「中華そば」と呼びたくなる一品です。

懐かしいながらも、洗練されたスープがとても旨い! トッピングは、昔ながらのものですが、650円(税込)と安いのに、小さめながらチャーシューが3枚も入っています。あっというまに食べ終わってしまいました。

ラーメンは、醤油、塩、味噌、とんこつの4種類。それにチャーハン(半チャーハンもあり)、餃子と、おなじみのメニューが揃っています。セットも多くあり、ボリュームたっぷりなので、地元の方々も多く利用していました。店内は広くはないですが、あっという間に食べ終わって出ていく人が多いので、回転は早そうです。

ホームラン軒は登録有形文化財の駅舎内で営業
ホームラン軒は登録有形文化財の駅舎内で営業

「ホームラン軒」も、しっかりと登録有形文化財の駅舎の中で営業しています。こうやって、古い駅舎が、いろいろな形で利用されているのことで、しっかりと保存されていくのでしょうね。

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【天浜線乗車記5】浜名湖のほとりの駅「浜名湖佐久米駅」でゆったりカフェタイム

※2023年1月に再訪したときの様子を追記しました

ホームラン軒でラーメンを食べ、転車台の見学会に参加したあとは、14時42分、天竜二俣駅始発の列車で先へと進みます。

川幅の広い天竜川を渡る
川幅の広い天竜川を渡る

天竜二俣の次の駅、二股本町を出ると、大きな川を渡ります。天竜川です。天竜川沿いの鉄道といえば飯田線ですが、このあたりは、飯田線沿いに流れる天竜川のかなり下流域にあたります。河口に近いので、川幅もかなり広く、飯田線から眺める天竜川とはだいぶ印象が異なります。

飯田線から眺める天竜川の様子は、飯田線の乗車記もご覧ください。

【飯田線 乗車記】天竜川の渓谷美と伊那谷の地形を楽しむローカル線の旅!
豊橋と辰野を結ぶ長大なローカル線、飯田線。天竜川の渓谷美や秘境駅で有名ですが、北側の伊那谷を蛇行する様子や、高いところから見おろす河岸段丘も見どころの一つです。そんな飯田線に、冬の青春18きっぷを利用して乗車してきましたので、乗車記をお届けします。車窓の見どころもたっぷりご紹介します。

住宅地と田園風景が繰り返し現れる天浜線の車窓
住宅地と田園風景が繰り返し現れる天浜線の車窓

遠州鉄道との分岐駅、西鹿島駅を過ぎ、列車はさらに西へ向かいます。このあたりは、市街地と田園地帯の境目にあたるのか、駅周辺は住宅が、駅間は田園風景が広がるといった車窓が続きます。

天竜二俣駅から、座席が2~3割埋まるほどの乗車率でしたが、金指駅で、帰宅の高校生がたくさん乗ってきて満員になりました。

浜名湖の湖畔にある「浜名湖佐久米駅」で途中下車
浜名湖の湖畔にある「浜名湖佐久米駅」で途中下車

15時28分、浜名湖の湖畔にある「浜名湖佐久米駅」に到着。ここで途中下車します。浜名湖の湖畔ではあるのですが、目の前に東名高速道路の高架がどーんとあり、眺めはあまりよくないです。

ゆりかもめが集まる駅として有名な浜名湖佐久米駅
ゆりかもめが集まる駅として有名な浜名湖佐久米駅

浜名湖佐久米駅は、ゆりかもめが集まる駅として有名です。冬季は、駅のホームにたくさんのゆりかもめが集まるそうです。…が、この日は、時間が遅かったのか、ホームには集まっていませんでした。浜名湖の上をそれなりの数のゆりかもめが飛んではいたのですけどね。

浜名湖佐久米駅の駅舎では喫茶店「かとれあ」が営業中
浜名湖佐久米駅の駅舎では喫茶店「かとれあ」が営業中

浜名湖佐久米駅の駅舎は、これといって特徴のあるものではありませんが、駅舎には喫茶店「かとれあ」が入っています。ここも、駅舎グルメがあるのですね。

喫茶店「かとれあ」の入口
喫茶店「かとれあ」の入口

入口は駅待合室への入口の横にあります。このドアを空けて入ります。

店内の雰囲気は、いわゆる昔ながらの「喫茶店」。カフェというよりも喫茶店という語感が近いです。先客は、地元の方と思われる高齢の方が2名。コーヒーを飲みながら、新聞を読んでいました。

喫茶店「かとれあ」ではチーズケーキとブレンドコーヒーのセットをオーダー
喫茶店「かとれあ」ではチーズケーキとブレンドコーヒーのセットをオーダー

せっかくなのでケーキセットをオーダー。チーズケーキとブレンドコーヒーです。淹れたてのコーヒーがとても美味しく、甘さ控えめのチーズケーキとの相性も抜群でした。

喫茶店で一息ついたあと、次の列車に乗車!
喫茶店で一息ついたあと、次の列車に乗車!

喫茶店で一息ついたあとは、新所原行きの列車に乗車して、終点の新所原を目指します。

2023年1月、浜名湖佐久米駅を再訪、ゆりかもめの大群とたわむれる!

夕暮れの浜名湖佐久米駅に集うたくさんのゆりかもめたち

夕暮れの浜名湖佐久米駅に集うたくさんのゆりかもめたち

2023年1月に再訪しましたが、ちょうど餌やりをやっていた、たくさんのゆりかもめがホームに集まっていました。

餌を持っている人にたくさんのゆりかもめが集まってきて、頭や肩の上に止まっているものもいます。列車がやってきてもなかなか線路やホームから移動せず、列車の方が徐行してゆっくりと駅に入ってきます。

動画でもどうぞ。

15時30分の列車でやってきて、16時24分の新所原行きに乗車するまで1時間くらいいましたが、16時20分頃、日没が近づいてくると、ゆりかもめたちはホームから一斉にいなくなりました。

浜名湖佐久米駅でゆりかもめとたわむれたい方は、冬季の早めの時刻に訪問したほうがよさそうです。

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【天浜線乗車記6】夕暮れの浜名湖を眺めながら終点、新所原へ

浜名湖佐久米駅の2駅手前(掛川寄り)の西気賀駅あたりから、車窓の左側に浜名湖が見えるようになってきます。

浜名湖の奥にある「猪鼻湖」、夕暮れの湖畔の車窓が美しい!
浜名湖の奥にある「猪鼻湖」、夕暮れの湖畔の車窓が美しい!

都筑駅と、みかんで有名な三ヶ日駅の間では、浜名湖の奥、猪鼻瀬戸で仕切られた「猪鼻湖」を見ることができます。夕暮れを迎えた湖の車窓も、とてもいいものですね。

夕暮れの三ヶ日駅で5分停車

夕暮れの三ヶ日駅で5分停車

三ヶ日駅で5分停車。三ヶ日は「三ヶ日みかん」で有名な町。車窓からもあちこちにみかん畑を見ることができます。

このあと、奥浜名湖駅~尾奈駅の間でも猪鼻湖を左手に見ることができますが、暗くなってしまい、写真を撮ることができませんでした。

終点の新所原駅に到着! これにて天浜線途中下車の旅は終了!
終点の新所原駅に到着! これにて天浜線途中下車の旅は終了!

17時ちょうど、終点の新所原駅に到着しました。東海道線の北側、ちょこんと造られた小さなホームに停車しました。

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登録有形文化財の駅舎と駅舎グルメを巡る旅が楽しい天竜浜名湖鉄道「天浜線」

ということで、登録有形文化財に登録されている古い駅舎がある駅を中心に、天浜線の途中下車の旅を楽しんできました。

開業時から残る駅舎は、今から75~80年前、昭和初期に建てられたものです。当時の雰囲気をよく残したまま、今でも現役で使われています。修繕しながら、大切に使われてきたのだなと思わせる駅ばかりでした。

そして、無人駅が多い天浜線で、古い木造駅舎を保存する方法の一つが、駅舎を飲食店として活用することなのでしょう。今回、途中下車して訪問した駅の中でも、遠江一宮駅や天竜二俣駅、浜名湖佐久米駅では、登録有形文化財の駅舎を利用して飲食店が営業をしていました。

古い駅舎と、駅舎を活用した飲食店でのグルメ。その両方を楽しめるのが天浜線の一番の魅力ですね。ぜひ、途中下車の旅を楽しんでみてください。


以上、「【天竜浜名湖鉄道 乗車記】登録有形文化財の駅舎と駅舎グルメを巡る! 途中下車が楽しい天浜線の旅!」でした。1日フリーきっぷを購入して、ふらりと途中下車を楽しみたい。天竜浜名湖鉄道 天浜線は、そんな鉄道でした。

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