ひさの乗り鉄ブログ

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【2020-21年冬の臨時列車】JR各社が発表! 「現美新幹線」ラストラン! 「ムーンライトながら」は今期も設定なし!


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JR各社は、2020-21年冬の臨時列車について発表しました。新幹線の観光列車「現美新幹線」が12月で引退ですので、乗車したい方は最後のチャンスとなります。夏に続いて設定が見送られた「ムーンライトながら」の今後も気になります。本記事では、JR各社の2020-21年冬の臨時列車の発表状況のまとめと、注目の臨時列車について紹介します。

※2020.10.27更新

JR各社の2020年冬の臨時列車の運転計画・指定席の発売状況まとめ

JR各社は、2020-21年冬の臨時列車について発表しました。10月16日時点での運転計画の発表状況は以下のとおりです。

なお、定番の観光列車(JR東日本の「のってたのしい列車」、JR九州の「D&S列車」など)については、各社のWebサイトにて、おおむね2020年度内の運転計画が公表されています。

2020-21年冬の臨時列車、例年よりやや少なめも通常通りの発表へ

JR各社の2020-21年冬の臨時列車の運転計画が一斉に発表されました。2020年秋の臨時列車は、新型コロナウイルス感染症の影響もあり、JR各社で発表時期が異なったり、発表はするものの指定席券の発売を見合わせたりといった対応がありましたが、2020-21年冬の臨時列車に関しては、通常通りの発表に戻ったようです。

各社が発表している冬季(12月~2月の3か月間)の全列車の運転本数は、新幹線が前年比95~97%、在来線特急列車が90%~95%程度となっています。冬季全体でみると昨年よりも若干少ないですが、年末年始の新幹線の臨時列車はほぼ前年並みになっています。

東海道新幹線に至っては、2020年のダイヤ改正で登場した「のぞみ12本ダイヤ」を発動し、年末年始期間(12/25~1/5)は、前年比103%の列車を運転する予定になっています。

新幹線の臨時列車の本数がほぼ前年並みということは、各社とも、年末年始の帰省需要をそれなりに見込んでいるということだと思われます。

夜行快速「ムーンライトながら」は今期も設定なし! このまま廃止か?

例年、青春18きっぷの時期(春・夏・冬)に設定されている夜行快速「ムーンライトながら」(東京~大垣)ですが、今夏に続いて、2020-21年冬の設定もないようです。少なくとも、JR東日本、JR東海のニュースリリースには掲載されていません。

昨年(2019年)は、12月20日~30日の計11日間の運転がありました。

今夏は、新型コロナウイルス感染症の影響で需要が落ち込んでいることに加えて、感染防止という観点でも、座席夜行で長時間の運転となる「ムーンライトながら」の設定を見送ったのではないかと考えられますが、今冬も設定されなかったことで、このまま廃止される可能性も出てきました。

新型コロナウイルス感染症の影響が出る前も、「ムーンライトながら」の廃止が危惧されていました。それは、現在「ムーンライトながら」に利用されている185系の引退が近づいているためです。主に特急「踊り子」に使われていた185系ですが、現在、中央線「あずさ」「かいじ」で使われていたE257系をリニューアルする工事が進められていて、すでに何編成かは「踊り子」として運転を開始しています。

需要があって、JRにとっても「稼げる」列車であれば、車両を新製してでも運転を継続するはずです。ところが、↓の記事でも書いたように、「ムーンライトながら」は、JRにとって「おいしくない列車」でもあります。

www.kzlifelog.com

車両更新のタイミングに、新型コロナウイルス感染症による需要減少、それに、感染防止という大義名分が揃ってしまいましたので、このタイミングで廃止される可能性もあるのではないかと思います。

厳冬期の道東を走る! 釧網本線「SL冬の湿原号」「流氷物語号」

JR北海道の数少ない観光列車の中でも、毎年、厳冬期にコンスタントに運転されているのが、釧網本線の「SL冬の湿原号」と「流氷物語号」です。今冬も1月下旬~2月に運転されます。

冬の釧路湿原を走る「SL冬の湿原号」、タンチョウも見られる?

JR北海道では唯一の運転となったSL列車が、冬の釧路湿原を走ります。

  • 普通「SL冬の湿原号」
    • 運転日
      • 2021年1月23日(土),24日(日),30日(土),31日(日)
      • 2021年2月5日(金)~14日(日),19日(金)~23日(火),27日(土),28日(日)
    • 運転時刻
      • 上り: 釧路 11:05発 → 標茶 12:35着
      • 下り: 標茶 14:00発 → 釧路 15:42着
    • 途中停車駅: 東釧路・釧路湿原・塘路・茅沼
    • 使用車両: SL(C11-171)+客車5両(全車指定席)

広大な湿原を眺めるのであれば夏に運転される「くしろ湿原ノロッコ号」のほうがよいのですが、冬の釧路湿原では、その姿が優麗な「タンチョウ」を眺めることができます。

各客車にはダルマストーブが設置されていて、暖を取ることができますし、車内でスルメを購入して、焼いて食べることもできるそうです。

「SL冬の湿原号」の詳細については、JR北海道のWebサイトをご確認ください。

www.jrhokkaido.co.jp

流氷のオホーツク海を眺められる「流氷物語号」

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釧網本線の北側、オホーツク海に面した網走~知床斜里間では、車窓から流氷を眺められる「流氷物語号」が運転されます。

  • 普通「流氷物語号」
    • 運転日:2021年1月30日(土)~2月28日(日)
    • 運転時刻
      • 1号:網走 09:45発 → 知床斜里 10:41着
      • 2号:知床斜里 11:30発 → 網走 12:30着
      • 3号:網走 12:45発 → 知床斜里 13:35着
      • 4号:知床斜里 13:48発 → 網走 14:46着
    • 使用車両:キハ54形2両(全車自由席)

車両は、普通列車にも利用されているキハ54形で、全車自由席です。網走~知床斜里間は普通列車も走っていますので、特にこの列車に乗らなくても、流氷の車窓を楽しむことはできますが、「流氷物語号」は途中停車駅での停車時間があります。

具体的には、1号・3号は、途中の北浜駅で10分停車、2号・4号は、浜小清水駅で20分停車があります。

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北浜駅の展望台からオホーツク海を望む(撮影は2018年8月)

北浜駅は、オホーツク海に最も近い駅で、ホームから線路を挟んで、すぐにオホーツク海の海岸線です。ホームには、展望台があり、少し高い位置からオホーツク海を一望することができます。

一方、浜小清水駅の20分停車の間には、駅に隣接する「道の駅 はなやか」でお買い物ができます。

「流氷物語号」の詳細については、JR北海道のWebサイトをご覧ください。

www.jrhokkaido.co.jp

あたたかい車内から流氷を楽しみつつ、網走に到着したら、流氷観光砕氷船「おーろら号」に乗船して、間近で流氷を体感するのがおすすめです。

走る日本酒バー「越乃Shu*Kura」が酒田・弥彦・野沢へ!

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JR東日本の新潟支社の観光列車「越乃Shu*Kura」は、車内で新潟の日本酒を楽しめるちょっと変わった観光列車です。居酒屋というよりは、「日本酒バー」という雰囲気のちょっとオシャレな車内も必見です。

普段は、上越妙高~十日町・越後湯沢間などで運転されていますが、この12月には、酒田や弥彦、野沢へと出張します。

  • 快速「庄内Shu*Kura」
    • 運転日: 2020年12月5日(土),6日(日)
    • 運転区間・時刻
      • 新潟 09:33発 → 酒田 13:21着
      • 酒田 14:54発 → 新潟 18:13着
      • 途中停車駅: 新発田・中条・坂町・村上・桑川・あつみ温泉・鶴岡・余目
  • 快速「宵乃Shu*Kura」
    • 運転日: 2020年12月11日(金),18日(金)
    • 運転区間・時刻
      • 新潟 18:19発 → 長岡 19:34着
      • 長岡 20:16発 → 新潟 21:34着
      • 途中停車駅: 亀田・新津・加茂・東三条・見附
  • 快速「浪漫Shu*Kura」
    • 運転日: 2020年12月12日(土),13日(日)
    • 運転区間・時刻
      • 新潟 09:33発 → 弥彦 10:55着(越後線・弥彦線経由)
        • 途中停車駅: 白山・関屋・寺尾・内野・巻・吉田
      • 弥彦 13:30発 → 新潟 16:00着(弥彦線・信越本線・羽越本線・白新線経由)
        • 途中停車駅: 吉田・東三条・加茂・新津・新発田
  • 快速「XマスShu*Kura」
    • 運転日: 2020年12月19日(土),20日(日)
    • 運転区間・時刻
      • 新潟 10:13発 → 野沢 12:12着
      • 野沢 15:00発 → 新潟 16:50着
    • 途中停車駅: 五泉・咲花・三川・津川・日出谷

新型コロナウイルスの影響で、忘年会も難しい状況ですが、代わりに「越乃Shu*Kura」に乗って、少人数でお酒を飲むのも良いのではないでしょうか。

注目は、12月5日,6日の週末に運転される「庄内Shu*Kura」です。新潟~酒田間には、昨年デビューしたばかりの観光列車「海里」が走っています。12月5日,6日も運転されますが、下り列車のダイヤを「庄内Shu*Kura」と比べてみましょう。

  • 庄内Shu*Kura: 新潟 09:33発 → 酒田 13:21着
  • 海里(冬ダイヤ): 新潟 10:12発 → 酒田 12:44着

新潟駅を先に出発した「庄内Shu*Kura」を、あとから追いかける「海里」がどこかで追い抜くダイヤになっています。「庄内Shu*Kura」の詳細なダイヤが発表されていないので、どこで「海里」が追い抜くのかは分かりませんが、停車駅であれば、両列車が並ぶ様子が見られるかもしれませんね。

「越乃Shu*Kura」の様子については、以下の乗車記をご覧ください。車内の雰囲気など、よくわかると思います。

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12月でラストラン! 世界最速の美術館「現美新幹線」

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2020年12月で運行終了!「現美新幹線」

上越新幹線を走る観光列車「現美新幹線」が、今年の12月で運行を終了します。

  • 現美新幹線
  • 運転日
    • 2020年10月10日(土),11日(日),17日(土),18日(日),24日(土),25日(日),31日(土)
    • 2020年11月1日(日),3日(火),7日(土),8日(日),14日(土),15日(日),21日(土),22日(日),23日(月),28日(土),29日(日)
    • 2020年12月5日(土),6日(日),12日(土),13日(日),19日(土)
  • 運転時刻
    • 下り(越後湯沢 → 新潟)
      • とき451号: 越後湯沢 08:24発 → 新潟 09:14着
      • とき453号: 越後湯沢 12:44発 → 新潟 13:38着
      • とき455号: 越後湯沢 15:20発 → 新潟 16:14着
    • 上り(新潟 → 越後湯沢)
      • とき452号: 新潟 11:26発 → 越後湯沢 12:20着
      • とき454号: 新潟 14:02発 → 越後湯沢 14:56着
      • とき456号: 新潟 16:42発 → 越後湯沢 17:32着
    • 途中停車駅: 浦佐、長岡、燕三条

「現美新幹線」は、元「こまち」として活躍していたE3系新幹線を改造し、車内に現代アートを展示する美術館にしてしまった、とても珍しい新幹線です。現代アートというと難しそうですが、新幹線とは思えない車内の雰囲気を味わうだけでも、一度は乗る価値の列車です。

2020年12月19日で運行終了となりますので、未乗の方、また、最後にもう一度乗っておきたいという方は、12月の運転がラストチャンスです。

「現美新幹線」の車内の様子については、当ブログの乗車記をご覧ください。これが新幹線の車内かと驚かれると思います。

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真冬のトロッコ列車! 「風っこストーブ湯けむり号」「風っこストーブ女川号」

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こちらも定番になってきましたが、トロッコ車両「風っこ」を利用した臨時列車が真冬の陸羽東線、石巻線を走ります。

  • 快速「風っこストーブ湯けむり号」
    • 運転日: 2021年1月30日(土),31日(日)
    • 運転区間・時刻
      • 下り: 仙台 09:13発 → 鳴子温泉 11:01着
      • 上り: 鳴子温泉 13:42発 → 仙台 15:28着
  • 快速「風っこストーブ女川号」
    • 運転日: 2021年2月13日(土),14日(日)
    • 運転区間・時刻
      • 下り: 仙台 10:06発 → 女川 12:01着
      • 上り: 女川 14:16発 → 仙台 16:39着

「風っこ湯けむり号」は、ふだん週末に仙台~新庄間で運転されている快速「湯けむり号」の代わりに運転されます。

窓を取り外せるトロッコ列車ですが、真冬の運転ですので、窓が取り付けられています。さらに、列車名のとおり、車内にはダルマストーブが置かれています。ストーブで暖をとりながら、陸羽東線の雪景色や、石巻~女川の海の風景を楽しむことができます。

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「風っこストーブ湯けむり号」「風っこストーブ女川号」は昨年も運転されていましたが、「風っこ」(2両)だけでなく、「イベントカー」が1両連結されていました。このイベントカーは、観光列車「リゾートみのり」の車両だったのですが、「リゾートみのり」は引退してしまいましたので、今年の「風っこストーブ湯けむり号」「風っこストーブ女川号」は、「風っこ」2両の単独での運転となります。


以上、『【2020-21年冬の臨時列車】JR各社が発表! 「現美新幹線」ラストラン! 「ムーンライトながら」は今期も設定なし!』でした。定番の観光列車・臨時列車は運転されるものが多いので、冬の鉄道旅行を楽しめそうです。「ムーンライトながら」が今後どうなるかだけは気がかりですが……