ひさの乗り鉄ブログ

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美瑛「パッチワークの路」をレンタサイクルで観光! 絶景スポットを巡るサイクリングコースを紹介!


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北海道の中央部に位置する美瑛町。「丘のまち」として観光客に人気です。今回、美瑛駅からレンタサイクルで「パッチワークの路」方面をサイクリングしてきましたので、その様子をご紹介しますだいたい2時間(休憩込みだと3時間)でまわれるコースもご紹介します。

富良野線で美瑛駅へ!

まずは美瑛観光の起点となる美瑛駅へ行きましょう。美瑛駅は、旭川~富良野を結ぶJR富良野線の中間くらいにあります。

旭川駅で出発を待つ富良野線のディーゼルカー
旭川駅で出発を待つ富良野線のディーゼルカー

モダンな駅舎の旭川駅で、富良野線の列車に乗ります。富良野線は架線がない非電化路線ですので、気動車(ディーゼルカー)が走っています。

富良野線はローカル線ですので、列車の本数が少ないです。朝と夕方は1時間に1本くらい、日中時間帯は2時間に1本しかありません。あらかじめ時刻表を調べておきましょう。

今回は、旭川駅7時40分発の富良野行きに乗車しました。

石造りで洋風の美瑛駅の駅舎
石造りで洋風の美瑛駅の駅舎

旭川から約40分で美瑛駅に到着。旭川や途中駅から乗車してきた通学の高校生で混在していましたが、美瑛駅でほとんどが下車しました。

美瑛駅は石造りの洋風の駅舎。観光地の玄関口にぴったりです。

レンタサイクルでパッチワークの路へ!

美瑛駅に到着したら、早速レンタサイクルを借ります。朝8時から開いているレンタサイクルのお店をあらかじめ調べておきました。

美瑛駅から徒歩2~3分のところにある「寺島商会」さんです。

www.biei-hokkaido.jp

昔ながらの自転車屋さんという感じですが、借りた自転車はしっかり整備されていました。

美瑛の旅の相棒、電動アシスト付き自転車をレンタル
美瑛の旅の相棒、電動アシスト付き自転車をレンタル

電動アシスト付きで1時間600円。ちょっと高いのですが、美瑛ではどこで借りてもこの値段のようです。今回は3時間借りたので、1,800円になりました。

電動アシストの付いていない自転車は1時間200円でしたが、美瑛をサイクリングするなら、電動アシストは必須です。基本的に、登り坂か下り坂しかないと思ったほうがいいです。なにせ、「丘のまち」ですから。

美瑛駅前の観光案内所、休憩スペースもあります
美瑛駅前の観光案内所、休憩スペースもあります

自転車を借りたあとは、美瑛駅前の観光案内所でおすすめのサイクリングコースを聞きました。観光案内所は美瑛駅の駅舎を出て左側です。観光案内だけでなく、お土産を売っていたり、休憩できるスペースもありました。冷房が効いていて心地よかったです。


教えてもらったコースはこんな感じで、このとおりにまわってきました。

丘にポツンと立つポプラの木「ケンとメリーの木」

美瑛の市街地を抜け、富良野線の踏切を渡って、国道237号線に出ます。信号を渡り、少し西へ向かうと、パッチワークの路への看板があるので、左へ。結構な坂道を登っていきます。この坂道は、電動アシストがないと厳しいです。

坂道の途中にカルビーポテトの倉庫(?)を見ながら、「ああ、ここはジャガイモのふるさと…」などと思いながら、一生懸命自転車をこぎます。電動アシストがあっても、結構疲れます。

美瑛の丘にポツンと立つポプラの木「ケンとメリーの木」
美瑛の丘にポツンと立つポプラの木「ケンとメリーの木」

坂道を登り切ると、すぐに「ケンとメリーの木」に到着(上の地図のB)。駐車場も整備されています。その駐車場に自転車を止めて、「ケンとメリーの木」を見学。

「ケンとメリーの木」は1本だけ独立したポプラの木です。1972年に発売された日産スカイライン(4代目)のCMで使われたことで、有名になった木ですね。

広々とした丘に一本だけポツンと立つ「ケンとメリーの木」は、とても絵になります。

「ケンとメリーの木」は樹齢100年近い老木
「ケンとメリーの木」は樹齢100年近い老木

「ケンとメリーの木」の近くにはこんな看板が建っていました。1923年に植えられたとすると、もう100年近いですね。ポプラの木の寿命は数十年~100年程度らしいので、確かに老木ですね。

2005年9月下旬に訪れた時の「ケンとメリーの木」
2005年9月下旬に訪れた時の「ケンとメリーの木」

2005年、15年前に訪れた時の写真です。今とあまり変わらないように見えますが、着実に樹齢を重ねていっているのですね。「美瑛の丘」を代表する風景と言っても過言ではないので、大切にしていきたいですね。

延々と続く丘の風景を眺めながらのサイクリング

広々とした美瑛の丘の風景を満喫できるポイントがあちこちにあります
広々とした美瑛の丘の風景を満喫できるポイントがあちこちにあります

「ケンとメリーの木」を後にして、次の目的地「セブンスターの木」へ向かいます。途中、丘の景色を一望できるポイントも何か所かあり、あちこちで自転車を止めて写真を撮りました。

北瑛小学校の廃校舎を利用した複合施設「北瑛小麦の丘」

しばらく道なりに進んでいくと、左手に「北瑛小麦の丘」(上の地図のCの地点)があります。レストランやホテル、パン工房などが入った複合施設です。

ここ、かつては「美瑛町立 北瑛小学校」でした。廃校となった小学校の建物をそのまま利用して、食の複合施設として営業しているようです。

前回、2005年に訪れたときは、まだ「北瑛小学校」だったはず、と思って調べてみると、廃校になったのは2006年とのこと。校舎の上にあるドーム型の小さな天文台が特徴的です。きっと、夜には満天の星空が広がるのでしょうね。

道路脇からの美瑛の丘の風景
道路脇からの美瑛の丘の風景

こんな景色が、観光スポットでも何でもない道路の脇から見られるのが、パッチワークの路の醍醐味ですね。あちこちで自転車を止めて、景色を眺めたり、写真を撮ったりしているので、なかなか進みません(笑)

空まで続いていきそうな丘の風景
空まで続いていきそうな丘の風景

道路から丘の上のほうを見渡すとこんな感じに。空まで丘が続いているような錯覚に陥ります。

雄大な丘の風景を眺めながらのサイクリング
雄大な丘の風景を眺めながらのサイクリング

こんな道を自転車で駆け下っていくんですよ。最高ですね。クルマでも気持ちよさそうですが、やっぱり風を感じながら走りたいですよね。

パッチワークの路に1本だけのカシワの木「セブンスターの木」

たばこのパッケージにも使われた「セブンスターの木」
たばこのパッケージにも使われた「セブンスターの木」

「セブンスターの木」(上の地図のDの地点)に到着。ここも駐車場が整備されていました。

「セブンスターの木」は、その名のとおり、1976年にたばこのパッケージに使われたことで有名になりました。この木はカシワの木です。このあたりは、区画毎に異なる作物を作付けしていることから「パッチワークの路」と呼ばれていますが、「セブンスターの木」は、色とりどりの丘の風景のアクセントになっています。

「セブンスターの木」の近くにあるシラカバ並木も見どころの一つ
「セブンスターの木」の近くにあるシラカバ並木も見どころの一つ

「セブンスターの木」のすぐ先には、道路に沿って、シラカバ並木があります。このシラカバ並木も、周囲の丘の風景に溶け込んで、とても絵になります。

「セブンスターの木」の駐車場からの丘の眺めは素晴らしいです!
「セブンスターの木」の駐車場からの丘の眺めは素晴らしいです!

「セブンスターの木」の駐車場は小高い丘の上にあるため、セブンスターの木と反対方向を眺めると、美瑛らしい丘の風景が見渡せます。

自家用車やレンタカーで観光するなら、この「セブンスターの木」の駐車場に止めて、周囲を少し散策するのがよさそうです。

丘の上に建つ3本のカシワの木を遠くから眺める「親子の木」

今回のサイクリングコースでは、「セブンスターの木」が美瑛駅から最も離れていて、このあとは引き返すような形になります。ただ、同じ道を引き返すのではなく、別の道を通ることで、さらに2か所ほど絶景スポットを巡ることができます。

3本のカシワの木が並ぶ「親子の木」
3本のカシワの木が並ぶ「親子の木」

2本の大きなカシワの木と、その間にある1本の小さなカシワの木。3本のカシワの木が並んだ様子が親子のようなので「親子の木」と呼ばれているスポットです(上の地図のEの地点)。

近くの道路上がビュースポットになっていて、ここから丘の上にポツンと親子の木がある様子を眺めることができます。上の地図のEの地点は「親子の木」がある場所で、その手前の南北の道路から眺める形になります。

近くの道路から眺める「親子の木」
近くの道路から眺める「親子の木」

少し寄ってみるとこんな感じです。「親子の木」のビュースポットには駐車場がないので、レンタサイクルがおすすめですね。

美瑛の丘と十勝岳連峰の山々を一望!「北西の丘展望公園」

「親子の木」から美瑛駅方面へかなり戻ります。その途中の長い直線の道路は、アップダウンが多少あるものの、自転車で走っていると気持ちの良いコースでした。

畑の緑と青い空が美しい美瑛の丘
畑の緑と青い空が美しい美瑛の丘

周囲にはこのような景色が広がります。この日の美瑛は30℃に迫る暑い日でしたが、自転車で坂を下っていると爽やかな風がとても気持ちよかったです。

最後の観光スポット「北西の丘展望公園」に立ち寄ります(上の地図のFの地点)。三角屋根の展望台が目印です。

「北西の丘展望公園」の展望台から大雪山を一望!
「北西の丘展望公園」の展望台から大雪山を一望!

「北西の丘展望公園」の展望台から南側を眺めると、美瑛の市街地の向こうに、十勝岳連峰の山々を見渡すことができます。これは大雪山の山々ですね。

「北西の丘展望公園」の展望台から美瑛の街と十勝岳連峰を一望!
「北西の丘展望公園」の展望台から美瑛の街と十勝岳連峰を一望!

美瑛の街の向こうに、富良野岳、十勝岳、トムラウシ山など、北海道の名峰がずらりと並びます。

「北西の丘展望公園」の展望台から美瑛の丘を一望!
「北西の丘展望公園」の展望台から美瑛の丘を一望!

展望台から北側~西側を眺めると、美瑛の丘、パッチワークの路を一望できます。緩やかな起伏の丘が延々と続く、とても美瑛らしい風景でした。

「北西の丘展望公園」の駐車場とお店
「北西の丘展望公園」の駐車場とお店

「北西の丘展望公園」には駐車場と、道路を挟んでいくつかのお店があります。

ぶっかけ蕎麦とかやくご飯のセット、漬物はメロン!
ぶっかけ蕎麦とかやくご飯のセット、漬物はメロン!

ちょうどお腹もすいてきたので、上の写真の一番右側にある赤い壁のお店で、ぶっかけ蕎麦とかやくご飯のセットをいただきました。付け合わせの漬物は、メロンの漬物だそうです。見かけはメロンっぽいですが、甘みはそれほどなく、しっかりとした漬物の味がしました。

このお店の女将さんと少し話したのですが、今年は観光客がかなり少ないそうです。普段なら、「北西の丘展望公園」の駐車場には、常に2~3台の観光バスが止まっているそうですが、今年は全然やってこないのだとか。外国からの観光客がほとんどゼロのため、観光バスも走っていないようです。

観光するほうは空いていてゆっくりできていいのですが、こんな状態が続けば、人気の観光地、美瑛も厳しいのだと思います。

西側のルートから美瑛駅へ

「北西の丘展望公園」を後にして、美瑛駅へ戻ります。美瑛駅から「ケンとメリーの木」へ登ってきた道を下ってもいいのですが、せっかくですので、反対側の西側のルートから美瑛駅へ戻ることにします。

美瑛駅への帰り道でも素晴らしい景色を眺められます
美瑛駅への帰り道でも素晴らしい景色を眺められます

美瑛駅への帰り道からも、美瑛の風景を眺めることができました。

カーブする急坂を下ると国道237号線に出ますが、そこを直進。富良野線の線をくぐって左へ曲がると美瑛駅です。

ということで、美瑛駅に戻ってきました。

途中、あちこちで写真を撮ったり、北西の丘展望公園で食事休憩を取ったりしましたが、これでだいたい3時間。休憩しなければ2時間でも周れるコースです。ただ、せっかくの美瑛の丘の景色ですので、時間をかけてゆっくり観光したいですね。

「絵になる風景」ならパッチワークの路、「丘の絶景」ならパノラマロードがおすすめ!

筆者は、2018年の8月下旬(今回と同じ時期)に、美瑛駅のお隣の美馬牛(びばうし)駅から、レンタサイクルで「パノラマロード」をサイクリングしてきました。

そのときの様子は、以下の記事をご覧ください。

www.kzlifelog.com

「パッチワークの路」は美瑛駅の北側に広がる丘ですが、「パノラマロード」は南側に広がる丘です。

今回、久々に「パッチワークの路」をサイクリングしてきましたが、「パノラマロード」と比べると、

  • 「ケンとメリーの木」「セブンスターの木」など絵になるスポットが多い
  • 各スポットに駐車場が整備され、車での観光に便利
  • 洒落たカフェやベーカリーなどの飲食店が多い

といった感触を持ちました。

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一方で、上の写真のような、美瑛らしい延々となだらかな丘が続く風景をひたすら眺めたいなら、「パノラマロード」のほうが良いかと思います。

「パノラマロード」は、パッチワークの路とは異なり、観光スポットとして整備されている箇所は多くありません。駐車場完備の施設は「四季彩の丘」くらいでしょうか。

「パノラマロード」は、パッチワークの路の「ケンとメリーの木」「セブンスターの木」のような点在するスポットを巡るというよりは、自分で絶景スポットを探しながら観光する感じになります。

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今回、広角レンズも持って行ったのですが、今回の「パッチワークの路」のコースでは、あまり使う場面がありませんでした。2年前の「パノラマロード」では、ほとんどの写真を広角レンズで撮影していたので、やはり、「パノラマロード」のほうが眺望が開けている場所が多いのだと思います。

これから美瑛に観光に行かれる際に、参考にしていただければと思います。


以上、『美瑛「パッチワークの路」をレンタサイクルで観光! 絶景スポットを巡るサイクリングコースを紹介!』でした。パッチワークの路の観光スポットをコンパクトに周れるコースでしたが、自転車で風を感じながらのサイクリングは満足度が高かったです。美瑛を観光する際は、レンタサイクルでの観光をおすすめします。

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www.kzlifelog.com