ゴールデンウィークはどこへ行っても渋滞してるし、宿の予約も取れない、ということで家で過ごすという方も多いのではないかと思います。そんなときにおすすめなのが、あしかがフラワーパークの「大藤まつり」です。この記事では、あしかがフラワーパークの「大藤まつり」の様子、鉄道でのアクセスなどについてご紹介します。
あしかがフラワーパークの「大藤まつり」(ふじのはな物語)とは?
あしかがフラワーパークは、栃木県足利市にある花のテーマパークです。多種多様な花が植えられていて、四季を通じて楽しめますが、見どころは何といっても大藤の花です。この大藤の開花する4月中旬~5月中旬にかけて、「大藤まつり」(ふじのはな物語)が開催されます。夜は大藤棚がライトアップされ、とても幻想的な雰囲気が味わえます。
2023年の大藤まつり(ふじのはな物語)の概要は以下のとおりです。(2023年4月7日時点の情報です)
- 開催日時: 2023年4月12日(水)~5月14日(日)
- ライトアップ: 2023年4月15日(土)~5月14日(日)
- 入園料(花の開花状況によって変動)
- 1日入園料: 大人 900円~2,100円, 子供 500円~1,100円
- 夜の部入園料: 大人 700円~1,900円, 子供 400円~1,000円
※大藤の開花が早く、当初より開催期間が前倒しされました。
詳しくは、あしかがフラワーパークの大藤まつりのページをご覧ください。花の開花状況や入園料も確認できますよ。
あしかがフラワーパークの「大藤」、例年の見ごろは4月下旬~5月上旬
例年、あしかがフラワーパークの大藤は、4月中旬~5月中旬に開花します。一番の見ごろは、4月下旬~5月上旬のゴールデンウィークの時期と重なります。
ここ何年かは、暖冬の影響か、ゴールデンウィークより少し早め(4月下旬頃)に見ごろを迎えています。ただ、「大藤」の開花状況は、今後の天候によっても左右されますので、開花の状況については、あしかがフラワーパークのWebサイトに掲載されている「花の状況」をご確認ください。
2023年は4月5日に史上最早で大藤が開花したとのことです。今後も気温の高い日が続く予報なので、見頃も早くなりそうです。
鉄道の最寄り駅は両毛線「あしかがフラワーパーク駅」
あしかがフラワーパークの最寄り駅は、JR両毛線の「あしかがフラワーパーク駅」です。
この「あしかがフラワーパーク駅」は、2018年4月1日に開業した新駅です。
これまで、あしかがフラワーパークへは、富田駅から徒歩13分でのアクセスでした。それが、「あしかがフラワーパーク駅」が開業したことで、駅から徒歩3分と、かなりアクセスが改善されています。駅名のとおり、あしかがフラワーパークへのアクセスのために設けられた駅ですね。
なお、東京方面からのアクセスは、
- 宇都宮線 東京 → 小山(普通列車で1時間20分程度)
- 両毛線 小山 → あしかがフラワーパーク(普通列車で35分程度)
となります。
両毛線の小山駅発の列車は、日中時間帯は1時間に1本と本数が多くありません。あらかじめ、時刻表で乗る列車を決めておいたほうがよいでしょう。
ゴールデンウィークには、あとで紹介する臨時列車も走ります。臨時列車を利用すれば、首都圏から乗り換えなしでアクセスできてとても便利ですよ。
後述する大藤のライトアップを見たあと、閉園間際の時間帯は非常に混雑します。きっぷを買うために券売機に長蛇の列ができる恐れがあります。あしかがフラワーパーク駅は、Suicaなどの交通系ICカードで利用できますので、あらかじめチャージしておくと、スムーズに改札を通ることができます。
あしかがフラワーパーク「大藤まつり」おすすめの鑑賞法
大藤まつりは1か月間程度開催されていますが、大藤棚の藤が見ごろを迎えるのが、例年4月下旬~5月上旬です。ちょうどゴールデンウィークの時期に重なっていて、この時期は大変混雑します。ただ、園内はかなり広いので、混雑していてもそれなりに見られます。
「大藤まつり」おすすめは夕方~夜
大藤まつりを見に行くのなら、おすすめは夕方~夜です。まずは明るいうちに、藤の花を観賞しましょう。
この紫色の花が大藤の花です。これ、1本の木なのですよね。1本の木から、600畳もの広さの藤棚に枝を伸ばしてたくさんの花をつけます。最も大きな大藤の花は、樹齢150年以上とのことです。このような大藤棚が、園内に4か所あります。
17時半からライトアップが始まりますが、ゴールデンウィークのころは、空が暗くなるのは18時を過ぎてからです。19時近くなるとほぼ暗くなりますので、ライトアップされた幻想的な藤の花が楽しめます。
ライトアップされた大藤棚です。昼間の大藤とは全く雰囲気が異なり、とても幻想的です。一見の価値ありです! CNNの「世界の夢の旅行先10か所」(2014年)に、日本で唯一選ばれたそうですが、確かに現実とは思えない光景です。
ちなみに、上記の写真は2015年5月3日(まさにゴールデンウィーク真っ只中!)に行った時のものです。16時過ぎに入園して、19時過ぎまでいました。入園したときはそれほどの混雑でもありませんでしたが、皆さんライトアップを目当てにくるので、夕方から混雑が増してきます。それでも、すぐに入場できましたし、園内は普通に散策できます。ただ、大藤棚の周りだけはとても混雑しています。お子様連れなど、少しでも混雑を避けたい場合は、早い時間帯に行ったほうがよいかもしれませんね。
あしかがフラワーパークへ直通する臨時列車も多数運転!
普通列車で乗り継いでも、都心からそれほど遠くはありませんが、ゴールデンウィークには都心から乗り換え不要の臨時列車が多数運転されます。
- 特急「あしかが大藤まつり号」
- 運転日
- 4月22日(土),23日(日)
- 5月3日(水)~6日(土)
- 運転時刻
- 往路: 大船 09:21発 → あしかがフラワーパーク 11:54着 → 桐生 12:17着
- 復路: 桐生 14:14発 → あしかがフラワーパーク 14:36発 → 大船 17:02着
- 途中停車駅: 横浜、浦和、大宮、あしかがフラワーパーク、足利
- 車両: 185系6両(全車指定席)
- 運転日
- 特急「花咲く大藤まつり号」
- 運転日
- 4月29日(土),30日(日)
- 運転時刻
- 往路: 八王子 09:31発 → あしかがフラワーパーク 11:54着 → 足利 12:02着
- 復路: 足利 16:03発 → あしかがフラワーパーク 16:09発 → 八王子 18:33着
- 途中停車駅: 立川、新秋津、北朝霞、大宮、あしかがフラワーパーク
- 車両: E257系5両(全車指定席)
- 運転日
- 特急「藤の花ライトアップ号」
- 運転日
- 4月28日(金)
- 5月2日(火),13日(土)
- 運転時刻
- 往路: 吉川美南 15:05発 → あしかがフラワーパーク 16:44着 → 足利 16:51着
- 復路: 足利 19:57発 → あしかがフラワーパーク 20:03発 → 吉川美南 22:09着
- 途中停車駅: 南越谷、南浦和、大宮、あしかがフラワーパーク
- 車両: E257系5両(全車指定席)
- 運転日
※いずれの列車も「あしかがフラワーパーク駅」に停車します。
「あしかが大藤まつり号」は大船駅発着で東海道線経由、「花咲く大藤まつり号」は八王子駅発着で武蔵野線経由、「藤の花ライトアップ号」は吉川美南駅発着で武蔵野線経由で運転されます。「藤の花ライトアップ号」は、列車名のとおり、夜間にライトアップされた大藤を見に行くのに良い時間帯の列車です。
上で紹介したすべての臨時列車は全車指定席ですので、事前に指定席券を入手しておく必要があります。指定券を購入するときは、列車名を間違えないように注意しましょう。
以上、『あしかがフラワーパーク「大藤まつり」に行こう!(2023年版) ゴールデンウィーク日帰り旅に最適、各地からの臨時列車も紹介します!』でした。首都圏からであれば日帰りで気軽に行けますので、ライトアップされた幻想的な大藤の花を見に行ってはいかがでしょうか?
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