ひさの乗り鉄ブログ

青春18きっぷの話題をはじめ、観光列車や風光明媚な路線の乗車記などを思うままに綴っていく乗り鉄ブログです。

【日光線「いろは」乗車記】木目調のレトロ風インテリアが観光気分を高める! ボックスシートの205系電車で日光へ行こう!

おすすめ記事Pick Up! 青春18きっぷ関連の記事はこちらから!

宇都宮駅と日光駅を結ぶJR日光線。世界遺産、日光へのアクセス路線なのですが、どちらかというとマイナーな路線という印象です。そんな日光線を走る観光客向けの列車「いろは」に乗車してきましたので、乗車記をお届けします。

JR日光線とは?

JR日光線は、宇都宮駅と日光駅を結ぶ全長40.7kmのJR東日本の路線です。全線が単線です。


栃木県の中央付近にある宇都宮駅から、北西方向へ延び、同県西部の日光市へと至る路線です。

日光といえば、世界遺産「日光の社寺」に登録されている日光東照宮、二荒山神社、輪王寺をはじめ、これらの社寺を取り囲むように点在する遺跡群などがある、日本でも有数の観光地です。

とはいえ、日光へ旅行する際に、JR日光線を利用される方は多くないでしょう。都心から日光へのアクセスとしては、東武鉄道の特急「スペーシアけごん」「リバティけごん」や、JR~東武線直通の特急「日光」が有名です。

一方、JR日光線に乗るとわかりますが、外国からの観光客は、日光線を利用します。新幹線を含むJR全線に格安で乗れる「JAPAN RAIL PASS」を利用して、宇都宮まで東北新幹線で、宇都宮から日光線に乗り換えて日光へアクセスすれば、追加出費がかからないのですね。

日光線「いろは」の運転日・運転時刻

そんな日光線に、2018年に登場したのが観光風列車「いろは」です。

「いろは」は、日光の名所の一つ「いろは坂」と、「物事のいろは」を掛け合わせて命名されたそうです。

観光列車ではなく「観光風列車」としたのは、観光客だけが対象の列車ではなく、日光線の普通列車として、沿線の方々の利用も多いためです。

  • 運転日: 毎日(ごくたまに運転されない日があります)
  • 運転時刻(下り)
    • 宇都宮 08:40発 → 日光 09:23着
    • 宇都宮 10:20発 → 日光 11:04着
    • 宇都宮 12:20発 → 日光 13:03着
    • 宇都宮 14:29発 → 日光 15:12着
    • 宇都宮 16:24発 → 日光 17:14着
  • 運転時刻(上り)
    • 日光 09:34発 → 宇都宮 10:15着
    • 日光 11:24発 → 宇都宮 12:05着
    • 日光 13:10発 → 宇都宮 13:51着
    • 日光 15:30発 → 宇都宮 16:11着
    • 日光 17:18発 → 宇都宮 17:58着
  • 途中停車駅: 鶴田、鹿沼、文挟、下野大沢、今市
  • 上記以外に、宇都宮~鹿沼間の区間列車が4往復あり

基本的に、他の普通列車と同じように運用されていて、日中時間帯に、宇都宮~日光を1日5往復しています。

運転日などの詳細は、JR東日本のWebサイトをご確認ください。

www.jreast.co.jp

日光線を走る観光風列車「いろは」の車内の様子

それでは、日光線「いろは」の車内の様子を見ていきましょう。

f:id:kzlife:20190813192253j:plain

「いろは」は、かつで、都心を走っていた通勤電車「205系」を改造してつくられた車両です。

4両編成の電車で、普通列車として運転されていますので、乗車券(きっぷ)さえあれば乗車できます。もちろん、青春18きっぷなど、日光線がフリーエリアに含まれるフリーきっぷでも乗車できます。

f:id:kzlife:20190813192310j:plain
「いろは」の車内は木目調のデザイン ボックスシートが並びます

車内は木目調のデザインを多用したレトロな雰囲気に仕上がっています。車両の端がロングシート、それ以外は片側に2人用、もう片側には4人用のボックスシートが並びます。JR東日本の気動車ではよく見られる構成です。

f:id:kzlife:20190813192449j:plain
「いろは」の各車両には荷物置き場が設置されています

各車両には荷物置き場が設置されています。外国からの旅行者が多く利用することを考慮したものでしょう。実際、今回乗車した「いろは」には、大きなスーツケースを持った外国の方が多く乗車していました。

f:id:kzlife:20190813192343j:plain
4人用のボックスシート キスゲの花模様のモケットが特徴的です

シートのモケットは落ち着いた色合いの生地に、キスゲの花模様をあしらったものです。木目調の壁や床のデザインとあいまって、統一感のあるインテリアを演出しています。

f:id:kzlife:20190813192519j:plain
「いろは」車内ではWiFiも使えます!

車内ではWiFiが使えるらしく、こんなステッカーが貼られていました。実際に試していないのでわかりませんが、特に外国からの観光客にはありがたいサービスですね。

乗車時間は40分ほどと短めですが、日光駅に到着してからの交通機関や観光名所へのアクセスなど、調べたいことはたくさんありそうですし。

f:id:kzlife:20190813192536j:plain
ドア上の案内表示も新たに設置されました

ドア上の案内表示には、小さめの液晶タイプのものが新設されていました。205系には、もともとこのようなものは設置されていなかったと思いますが、さすがに観光客向けの列車では必要ですね。

f:id:kzlife:20190813192602j:plain
「いろは」は中央の2つのドアが埋められ、2ドアとなっています

205系は、もともと片側4扉の電車ですが、「いろは」では、車両中央よりの2つの扉が埋められていて、前後2か所のみの2扉となっています。その分、ボックスシートを設置するスペースが確保されています。

日光線「いろは」乗車記

それでは、日光線「いろは」の乗車記をお届けします。

2019年8月上旬の平日、宇都宮08:40発の「いろは」に乗車しました。時間帯的には、日光の観光に使いやすい列車だと思います。

宇都宮駅5番線に「いろは」が入線

日光線は、宇都宮駅の5番線ホームから発車します。

f:id:kzlife:20190813192757j:plain
日光線「いろは」は宇都宮駅5番ホームから発車します

5番線のホームは、宇都宮駅の在来線ホームの中では最も西側。ホームの柱や壁などがダークブラウンに塗装されていたり、駅名標も同じデザインに統一されていたりして、レトロな雰囲気になっています。

f:id:kzlife:20190813192839j:plain
発車5分前に「いろは」がようやく入線!

鹿沼始発の宇都宮行きとして「いろは」が入線してきました。入線時刻は08時35分。発車までは5分しかありません。

f:id:kzlife:20190813192903j:plain
「いろは」の先頭の車両は観光客が少なめ

車内は座席が半分近く埋まるくらいの乗車率。一番前の車両(階段から最も遠い側)に乗車しましたが、観光客らしき乗客の姿は多くありません。

ホームに降りた時にわかったのですが、階段の近くにベンチが多くあり、そのあたりに、大きなスーツケースやバックパックを持った外国の方々が多く待っていました。

写真を撮っていると、すぐに発車時刻になりました。

のどかな田園風景を西へ

08時40分に宇都宮を出発。宇都宮線の線路と並行して南側へ向けて出発していきます。しばらく宇都宮線と並行して進んだあと、西側へ分かれていきます。

08時46分、鶴田に到着。まだ宇都宮の市街地や住宅地が続いているエリアで、早くも下車する人がそれなりにいました。

f:id:kzlife:20190813192938j:plain
宇都宮から一駅で車窓は田園風景へ

鶴田を出ると、宇都宮の市街地を抜け、車窓は一気に田園風景へ。緑の田んぼが広がる夏の田園風景が続きます。

次の鹿沼は比較的大きな町。とはいえ、市の中心部は、東武日光線の新鹿沼駅のほうが近いようで、JR日光線の鹿沼駅の周囲は、どちらかというと住宅地です。

関東平野を抜け、日光の山並みを眺める

鹿沼市は関東平野の端っこ。この先は、低いながらも車窓に山が見えてきます。

f:id:kzlife:20190813193001j:plain
文挾駅で宇都宮駅の列車と行き違い 駅名標がレトロです

文挾(ふばさみ)駅で、宇都宮行きの列車と行き違い。あちらは普通のロングシートの205系電車でした。

日光線の駅は、この文挾駅の駅名標のような、レトロ調の駅名標に統一されています。宇都宮駅や日光駅ののホームも同じ色調になっていて、「いろは」の内装も含めて、日光線全体で統一したカラーリングとデザインを採用しているようです。

路線としての印象が深まるので、なかなか良い取り組みだと思います。

f:id:kzlife:20190813193027j:plain
日光に近づくと車窓に山々が見えてきます

遠くに日光の山々が見えてきました。左側は皇海山(すかいさん)、右側の山並みが男体山などでしょうか。それにしても、長閑な夏の田園風景です。

終点、日光に到着

日光の一つ手前の今市駅で大半の乗客が下車。ガラガラになった車内からは、男体山などの日光の山並みが大きくみえるようになってきました。

f:id:kzlife:20190813193119j:plain
宇都宮から約40分で日光駅に到着 「いろは」は折り返し宇都宮行きに

09時23分、終点の日光に到着。駅舎に近い1番線に到着しました。

f:id:kzlife:20190813193248j:plain
宇都宮駅5番線と同様にレトロ調にデザインされた日光駅のホーム

日光駅のホームも、宇都宮駅の5番線ホームと同様、いや、それ以上に、レトロ調にデザインされています。

f:id:kzlife:20190813193311j:plain
洋館風の日光駅駅舎は大正時代に建てられたもの

日光駅の駅舎は、大正時代に立てられた洋館風の駅舎です。まさに、大正ロマン! 東武線で日光へアクセスしたとしても、JR日光駅の駅舎だけは見に来る価値があります。

f:id:kzlife:20190813193353j:plain
雰囲気の良いエントランスの天井には鳴龍が!

日光駅の駅舎のエントランスです。天井には東照宮にもある鳴龍が!

f:id:kzlife:20190813193423j:plain
JR日光駅前にはバスターミナルがあります その向こうには日光の山並みがバッチリ!

JR日光駅前の様子です。東武日光駅の駅前と比べるとこじんまりとしていますが、駅前には小さなバスターミナルがあり、「いろは」から下車した観光客が、東照宮や中禅寺湖などへ向かうバスを待っています。

駅前の道路の向こうには、男体山や女峰山といった日光の山々がよく見えていました。


以上、『【日光線「いろは」乗車記】 木目調のレトロ風インテリアが特徴的! ボックスシートの205系電車で日光へ行こう!』でした。JR日光線で日光へアクセスする際には、時間があえば、ぜひ乗ってみてください。ロングシートの電車に比べると、観光気分が高まりますし、ボックスシートは快適ですよ。

関連記事

当ブログで紹介している、各地の観光列車やSL列車、風光明媚な路線の乗車記の目次ページです。車窓を中心に紹介しています。ぜひご覧ください。

www.kzlifelog.com