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【海里 乗車記】 日本海の車窓を楽しめる新しい観光列車! 事前予約のお弁当と売店で「食」も充実!

乗車レポート
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2019年10月にデビューした羽越本線の新しい観光列車「海里」(KAIRI)に乗車してきました。1号車指定席の乗車で食事付きのコースではありませんが、事前予約制のお弁当と車内の売店メニューの充実で、十分に「食」を楽しむこともできました。この記事では「海里」の乗車記を、車内の様子とともに詳しくご紹介します。

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羽越本線の新しい観光列車「海里」(KAIRI)とは?

2019年10月、羽越本線の新潟~酒田間を結ぶ新しい観光列車「海里」がデビューしました。

17年間にわたって「きらきらうえつ」が走っていた区間ですが、その後継として、日本海の車窓だけでなく「食」も楽しめる列車として登場しました。

「海里」の最大の特徴は、4号車に設けられたダイニングです。新潟・庄内の「食」を楽しめる車両で、沿線の料亭やレストランが監修したコース料理が提供されます。いわゆる「レストラン列車」です。食事付きのコースは、乗車券・指定席券などがセットになった旅行商品としての販売のみです。

一方、1号車と2号車は、乗車券+指定席券(840円)だけでカジュアルに乗車できる車両です。4号車のダイニングとは異なり、コース料理の提供はありませんが、事前予約でお弁当を注文することができますし、3号車の売店にはお菓子やおつまみ、新潟や山形のお酒やビールなどが揃っていますので、十分に「食」を満喫することができます。

なお、「海里」のダイヤや運転日、指定席券やお弁当の予約方法については、以下の記事をご覧ください。今回の乗車に際して、指定席券や事前予約のお弁当を予約したときの様子も記載しています。

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観光列車「海里」車内の様子

それでは、まず「海里」の車内の様子をご紹介しましょう。

リクライニングシートと車端部の展望スペースがある「海里」1号車

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リクライニングシートが並ぶ「海里」の1号車

1号車は二人掛けのリクライニングシートが30席あります。車内は、黒を基調として、床や天井は「海里」のイメージカラーの夕日色になっています。

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「海里」のリクライニングシート ヘッドレストには海里のマーク入り

リクライニングシートは、グレーの背もたれに、夕日色のヘッドレストが付いています。「海里」のロゴマークも入っていますね。

ご覧のように窓はとても大きく、存分に日本海の車窓を楽しむことができます。

「海里」リクライニングシートの背面テーブル「海里」リクライニングシートのひじ掛けテーブル
「海里」リクライニングシートの大きなテーブルとひじ掛けテーブル

各席には、前の席の背面に設置されている大きなテーブルと、ひじ掛けに収納されている小さなテーブルが用意されています。お弁当などは大きなテーブルに、飲み物だけを置くなら小さなテーブルを利用するのがよいでしょう。

「海里」リクライニングテーブルの足元
「海里」リクライニングシートの足元はゆったり!

足元はとても広く、新幹線の普通車指定席よりも広いです。座席の横幅は新幹線などの普通車と変わりませんが、前後の座席の間隔(シートピッチ)はグリーン車並みではないでしょうか。足を伸ばしても前の座席にあたることがありません。

そのせいか、前述の大きなテーブルは、座席に腰かけた位置からは少し遠く、お弁当などは少し食べにくいと感じました。

「海里」車端部の展望スペース「海里」車端部の展望スペース
「海里」1号車車端部の展望スペース

1号車の車端部、運転席の手前には、小さな展望スペースがあります。椅子はないのですが、中央に小さなテーブルが設置されています。壁側には飲み物などを置けるスペースがあり、ここにお酒を持ってきて、車窓を眺めながら楽しんでいる方もいました。

全体的に黒とグレー、それに、夕日色だけでまとめられた車内は、比較的落ち着きのある印象でした。

ちなみに、各席にはコンセントはありません。車端部に自由に利用できるコンセントが設置されていましたが、数が少ないので、スマホなどは充電しておいたほうがよいでしょう。

4人用コンパートメントが並ぶ「海里」2号車

コンパートメントが並ぶ「海里」の2号車
コンパートメントが並ぶ「海里」2号車 高級感があります

2号車には、海側に4人用のコンパートメントが6室あります。通路は山側にありますが、ちょっと高級感を感じますね。

「海里」2号車の4人用コンパートメント
「海里」2号車の4人用コンパートメント

コンパートメントはこのようになっています。4人で利用するには十分広く、広々としています。

「海里」のコンパートメントはフルフラットにもなります
「海里」のコンパートメントはフルフラットにもなります

コンパートメントは座席としてセットされていますが、フルフラットにすることもできます。靴を脱いで足を伸ばすこともできます。小さなお子様のいるご家族連れにはありがたい設備ですね。

コンパートメントの窓側にはコンセントが用意されていました。各コンパートメントに一つずつあるようです。

売店とイベントスペースの「海里」3号車

「海里」3号車の売店とイベントスペース
「海里」3号車の売店とイベントスペース

「海里」の3号車には、売店とイベントスペースがあります。

売店では、スイーツやおつまみ、日本酒やビールなどのアルコール、ジュースやお茶などが販売されています。

3号車の半分以上は、何も設置されていないイベントスペース。とても広々としていますが、今回乗車した「海里」では利用されていませんでした。

イベントを実施していなくても、窓側には飲み物などを置けるテーブルがありますので、ここでお酒を飲みながら、日本海の絶景を楽しむのもよさそうです。

ダイニング専用の「海里」4号車

「海里」の4号車は、ダイニング専用の車両です。前述のとおり、食事付きの旅行商品専用です。

今回乗車した「海里」は、冬ダイヤでの運行で、食事付きのプランは提供されていませんでした。そのため、4号車は利用されていませんでした。

JR東日本のニュースリリースからの抜粋ですが、4号車は以下のような座席になっています。

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(出典)新潟・庄内の食と景観を楽しむ列車「海里」(KAIRI)デビュー(JR東日本新潟支社プレスリリース 2018年10月16日 [PDF])

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観光列車「海里」(冬ダイヤ) 酒田→新潟 乗車記

それでは、「海里」の乗車記をお届けします。

今回乗車したのは、冬ダイヤの酒田発新潟行きの上り列車です。「海里」は、12月下旬~2月は、それ以外の季節とは異なる「冬ダイヤ」で運転されています。前述のとおり、4号車のダイニングの営業がないことや、上り列車では日没後に日本海沿いを通過するために車窓を楽しむことができない、といった理由があるためでしょう。

酒田駅2番線に「海里」が入線!

乗車した日は、日本海で低気圧が発達して東北地方を通過。羽越本線は午前中~お昼過ぎまで、あちこちで強風による運休が発生していました。そのため、新潟始発の下り「海里」は大幅に遅れ、本来は12時44分に酒田駅に到着する予定が、15時過ぎの到着となっていたようです。

酒田駅の出発案内
「海里」は特急いなほ12号のあとに出発!

運転されるのか、運転されたとしても出発が大幅に遅延するのでは、と心配していましたが、「海里」の少し前に酒田駅を出発する特急「いなほ12号」は予定通り出発するとのこと。そして、「海里」に乗る方は2番線へ、というアナウンスがありました。

酒田駅に「海里」が入線
16時ちょっと前に酒田駅2番ホームに「海里」が入線

16時ちょっと前に、酒田駅の2番線に「海里」が入線してきました。

「海里」は、JR東日本の観光列車ではおなじみの「HB-E300系」という形式。「HB」はハイブリッドの意味で、蓄電池を搭載した気動車です。

外観は、夕日をイメージしたというレッドが鮮やかで、なかなかカッコイイですね。ヘッドマーク代わりに先頭についている「KAIRI」のマークもGoodです。

車体側面の「海里」マーク
車体側面の「海里」マーク

車体の横にも「海里」のマークが燦然と輝いています。このマークの横で記念撮影をしている方も多かったです。

「海里」1号車、海側の座席に乗車

今回は、1号車の指定席を予約していました。先代の観光列車「きらきらうえつ」と同じく、A席が海側です。日本海の車窓が眺められるのでおすすめです。

酒田駅出発直後の1号車の様子
酒田駅出発直後の「海里」1号車は3~4割の乗車率

酒田駅出発時点で、1号車は、座席が3~4割埋まるくらいの乗車率。2号車のコンパートメントも見てみましたが、誰も乗車していないコンパートメントがあるなど、それほど混雑はしていませんでした。

このあと、鶴岡やあつみ温泉、村上でも多少の乗車があり、新潟到着時点では1号車は5~6割の乗車率になっていました。筆者のとなりのB席には、最後まで誰も乗ってきませんでした。

日没の庄内平野を「海里」が疾走

定刻の16時から数分遅れて酒田駅を出発。

酒田発車後の庄内平野の様子
庄内平野はすでに暗くなり始めています

12月下旬のこの時期は、一年で最も日が短いので、酒田駅出発時点でもう暗くなり始めています。ときおり、小雨が降ってくるような天気でしたので、なおさら暗くなるのが早かったのでしょう。

「海里」売店で購入した生ビール
「海里」3号車の売店で生ビール「風味爽快ニシテ」を購入

残念ながら車窓を楽しむことは難しそうなので、早速、営業を開始した売店へ。新潟限定ビール「風味爽快ニシテ」の生ビール(510円)を注文。プラスチックのカップにこぼれんばかりになみなみと注いでくれましたので、3号車のイベントスペースで少し飲んでから自席へ。列車の中で生ビールが飲めるのは、ビール党には本当にうれしいですね。

新潟・山形といえば日本酒がおいしい地域でもありますが、「海里」の売店でも、以下の2種類が売られていました。

  • 山城屋 純米大吟醸(500円)
  • 大洋盛 特別純米(600円)

前に並んでいた方が注文されていましたが、売店の店員さんが、一升瓶からカップに注いで出してくれます。

鶴岡発車後はお待ちかねのお弁当タイム、「海里特製 庄内弁」

16時26分頃に鶴岡駅に到着。通常は10分の停車時間がありますが、予定どおり、16時33分に発車。この時点で、遅延はなくなりました。上り列車は、おおむねダイヤ通りに運転されているようです。

さて、鶴岡駅を出発したあとは、お待ちかねのお弁当タイム。事前にインターネットで予約しておいたお弁当を受け取りに、バウチャー券を持って、3号車の売店へ。

袋に入れられたお弁当が積んでありましたが、全部で15個くらいはあったでしょうか。それなりに予約をしている方が多いようです。

事前予約のお弁当「海里特製 庄内弁」
事前予約のお弁当「海里特製 庄内弁」

「海里特製 庄内弁」(2,000円)という山形・庄内地方の食材を使ったお弁当です。

「海里」のお弁当は、往路(下り、酒田行き)と復路(上り、新潟行き)で違っています。ちなみに、往路は「海里特製 加島屋御膳」(1,800円)という新潟のお弁当でした。

海里特製 庄内弁
「海里特製 庄内弁」は庄内の食材を利用したおかずがぎっしり!

中身はこのとおり! ところ狭しとたくさんのおかずが詰め込まれています。

一番右側の巻物は「めっこい巻き」。山形のお米「つやひめ」に、庄内地方名産の「だだちゃ豆」を混ぜ、それを「めじか」と呼ばれる高級ブランド鮭で巻いた一品です。

お弁当にお品書きが付いていたので、載せておきます。

「海里特製 庄内弁」のお品書き
「海里特製 庄内弁」のお品書き

お惣菜も含め、全部で11品もの料理が入っていますので、食事としてはもちろん、お酒の肴にもぴったりですね。

先ほど購入してきた生ビールとともに、お弁当を楽しみました。

1号車、2号車に乗車券+指定席券で乗車される方は、お弁当を注文されることをおすすめします! ふつうの駅弁に比べるとちょっとお高いですが、その分の価値はあります。

「海里」冬ダイヤでは日本海の車窓を楽しめるのは少しだけ

上り「海里」から眺めた日本海の車窓
冬季ダイヤの上り「海里」では日本海を見られるのは少しだけ

鶴岡を出発すると、車窓の右側に日本海が見えてきます。村上までの間、約1時間にわたって日本海のすぐ近くを走行します。

しかし、「海里」の冬ダイヤ、それも12月下旬のこの時期では、日本海が見えるようになるころには、すでに日没後。鶴岡~あつみ温泉間で、かろうじて見えるくらいです。

8月下旬「きらきらうえつ」から眺めた日本海の車窓
8月下旬「きらきらうえつ」から眺めた日本海の車窓

8月下旬に乗車した先代の観光列車「きらきらうえつ」からの日本海の車窓です。夏に上り「海里」に乗車すれば、日本海に沈む夕陽を見ることができます。冬ダイヤで車窓を楽しみたいのであれば、午前中に運転される下り「海里」がおすすめです。

とはいえ、2月になれば、多少は日が長くなるはずなので、上りの「海里」でも、もう少し車窓を楽しむことはできそうです。

「海里」から見られる(はず)の日本海の車窓については、以下の2つの記事をご覧ください。先代の観光列車「きらきらうえつ」はもう運転されていませんが、「海里」と同じ路線を同じようなダイヤで運転されていましたので、似たような車窓を見ることができるはずです。

景色が見えないから、というわけではないのでしょうが、「海里」はかなり飛ばします。冬ダイヤの上り「海里」は、特急「いなほ」とほぼ同じような時間で羽越本線を走り抜けます。「きらきらうえつ」は元特急用の電車でしたが、ハイブリッドディーゼルの「海里」も負けないくらいの速度で走るのでした。

夕闇の新潟平野を駆け抜け、新潟駅へ

村上駅で数名が乗車。新潟駅までの特急代わりに利用しているようです。

村上からは新潟平野に入ります。米どころ新潟らしく、田園風景が車窓いっぱいに広がる区間ですが、すでに外は真っ暗。街灯や家々の灯りだけが通り過ぎていきます。

坂町、中条、新発田と停車。乗降客はほとんどないようです。

せっかく遅延を回復したのですが、新潟駅が近くなると、前の列車につかえているのでしょうか。ノロノロ運転となり、ときには停車したり。次第に遅れが拡大していきます。

新潟駅5番ホームに到着した「海里」
新潟駅5番ホームに到着した「海里」

15分ほど遅れ、18時48分頃に新潟駅の5番線に到着しました。

通勤電車ばかりが並ぶ新潟駅に、ブラックとレッドの「海里」の車体は特に目立ちます。

「海里」と記念撮影する人で混雑する新潟駅5番ホーム
「海里」と記念撮影する人で混雑する新潟駅5番ホーム

新潟駅の5番線ホームは、酒田行きの特急「いなほ」を待つ人たちと、「海里」で到着し、記念撮影をする乗客とで混雑していました。

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多様なニーズに応える「海里」は「きらきらうえつ」の正当進化版!

ということで、「海里」の乗車記をお届けしました。

先代の「きらきらうえつ」には何度も乗車しましたが、今回、「海里」に初めて乗車して感じたのは、観光列車として、今の時代にあわせて正当に進化したな、ということです。

今回は乗車しませんでしたが、コース料理付きの4号車「ダイニング」は、各地の観光列車で導入が進んでいるレストラン列車そのもののサービスです。ただ、このコースは、料金が1万円以上と、気軽に乗車するにはややハードルが高いのも事実。

その点、「海里」では、今回乗車した1号車や2号車のように、乗車券+指定席券(840円)で乗車できる車両もあります。「快速」としての運転ですので、青春18きっぷ+指定席券でもOK! 実際、今回は青春18きっぷでの乗車でした。

1号車の指定席は一人旅やカップルでの旅行にピッタリですし、2号車のコンパートメントは、3名以上のグループやご家族向けです。

カジュアルに乗車できる1号車、2号車でも、事前予約のお弁当をつければ、立派な「食」を楽しめる観光列車に早変わり。先代の「きらきらうえつ」にはなかったサービスです。

最近の観光列車らしく、多様な旅行者のニーズに応える列車に仕上がっているな、と感じたのでした。


以上、『【海里 乗車記】 日本海の車窓を楽しめる新しい観光列車! 事前予約のお弁当と売店で「食」も充実!』でした。これから長い間、羽越本線で活躍する「海里」。東北地方の日本海側を旅するときは、「海里」に乗車して、車窓と食と両方を楽しんでみましょう!

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この記事を書いた人
乗り鉄歴25年!
ひさ

乗り鉄歴25年! 青春18きっぷやフリーきっぷを利用して、関東甲信越、北海道、東北によく乗り鉄に出かけます。このブログでは、これまでの乗り鉄経験を活かして、おすすめの列車や路線、青春18きっぷ活用のノウハウ、お得なきっぷの情報などを掲載しています。

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コメント

  1. hakutsuru583 より:

    こんばんは。
    早速乗車されたのですね。
    素晴らしい!
    キラキラとしらかみのいいとこ合わせてますね^^

  2. kzlife より:

    キハ58さん、こんばんは。
    コメントありがとうございます。
    冬ダイヤでの運行の初日に乗車しました。
    車両はJR東日本の観光列車でおなじみのHB-E300ですが、車内の設備は進化していますね。
    きらきらうえつに比べると、座席は広くなりましたし、売店も充実しているように感じました。
    今度は、4号車のダイニングで食事をしてみたいですね。

  3. ho8810 より:

    ひさ (id:kzlife)さん
    こんばんは!
    おぉ!海里、早速乗られたのですね!!
    お弁当も美味しそうですし、観光列車としても、移動手段としても使えそうですね(*´∀`)

  4. kzlife より:

    ハヤトさん、こんばんは。
    コメントありがとうございます!
    きらきらうえつも良かったですが、海里は食の楽しみが増えましたね。
    それに、18きっぷで乗れるのはありがたいですよね。

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