JR各社が2026年夏の臨時列車の運転計画を発表しました。JR東日本は、恒例となった夜行特急「アルプス」に加えて、長野行きの「ナイトエクスプレス信州」を新たに運転します。また、長らく富良野線の夏の風物詩だった「富良野・美瑛ノロッコ号」は今夏でラストランとなります。その他、シルバーウィークに臨時「サンライズ出雲」が運転されたり、敦賀駅でサンダーバードと接続する臨時「はくたか」が運転されたりと、注目の臨時列車が多くなっています。
この記事では、2026年夏のJR各社の臨時列車のうち、注目の列車をご紹介します。
JR各社の2026年夏の臨時列車の運転計画まとめ(2026年5月15日時点)
※リンクをクリックするとPDFファイルが開きます。
- JR北海道
- JR東日本
- JR東海
- JR西日本
- JR四国
- JR九州
なお、定番の観光列車(JR東日本の「のってたのしい列車」、JR九州の「D&S列車」など)については、各社のWebサイトにて運転計画が公表されています。
夏休み・シルバーウィークに夜行特急「アルプス」「ナイトエクスプレス信州」を運転!
新宿発の中央本線経由の夜行特急ですが、おなじみとなった「アルプス」に加え、今夏は長野行きの特急「ナイトエクスプレス信州」も運転されます。
- 列車名: 特急「アルプス」
- 運転日:
- 2026年7月17日(金)
- 2026年8月7日(金)
- 2026年9月18日(金)
- 運転時刻: 新宿 23:58発 → 白馬 05:50着
- 使用車両: E257系9両(全車指定席)、8/7のみE353系9両(全車指定席)
夜行特急「アルプス」が、今夏も新宿~白馬間で運転されます。今夏は3日間の運転です。車両はこれまでどおりE257系9両編成ですが、8月7日は初めてE353系9両編成での運転となります。
- 列車名: 特急「ナイトエクスプレス信州」
- 運転日:
- 2026年7月24日(金)
- 2026年7月31日(金)
- 運転時刻: 新宿 23:58発 → 長野 05:40着
- 使用車両: E257系9両(全車指定席)
今夏はさらに、新宿発長野行きの特急「ナイトエクスプレス信州」も運転されます。特急「アルプス」と同じくE257系での運転となります。新宿~長野間は夜行バスも運転されていますが、「ナイトエクスプレス信州」にどのくらい需要があるのか、調査の意味合いもありそうです。
特急「あかべこ号」を磐越西線で継続運転!
2026年4月~6月の「ふくしまデスティネーションキャンペーン」にあわせて、磐越西線の郡山~喜多方間で特急「あかべこ」が運転されましたが、7月以降も平日を中心に運転されることになりました。
- 列車名: 特急「あかべこ号」
- 運転日:
- 2026年7月1日(水), 2日(木), 7日(火)〜9日(木), 14日(火)〜16日(木), 21日(火)〜23日(木), 28日(火)〜30日(木)
- 2026年8月4日(火)〜6日(木), 12日(水)〜14日(金), 18日(火)〜20日(木), 25日(火)〜27日(木)
- 2026年9月1日(火)〜3日(木), 8日(火)〜10日(木), 15日(火)〜17日(木), 21日(月)〜24日(木), 29日(火), 30日(水)
- 運転時刻(下り): 郡山 10:02発 → 喜多方 11:30着
- 運転時刻(上り): 喜多方 15:34発 → 郡山 17:08着
- 使用車両: キハ110系2両(全車指定席)
磐越西線の郡山~会津若松間には、半室の指定席を連結した快速「あいづ」が運転されています。ただ、1列車あたり指定席が14席のみと少ないため、東北新幹線からの乗り継ぎで会津方面へ向かう観光需要には不足しています。そのため、観光シーズン中は特急「あかべこ」を運転するようにしたのでしょう。
なお、土休日は、観光列車の「あいづSATONO」が運転されますので、期間中はほぼすべての日で何らかの全車指定席の列車が運転されることになります。
「SL/DLばんえつ物語」、2026年夏の日曜日はDL牽引で運転!

DLばんえつ物語号
毎年春から秋にかけて運転される磐越西線の定番のSL列車「SLばんえつ物語」ですが、2026年夏は、土曜日がSL牽引の「SLばんえつ物語」、日曜・祝日がDL牽引の「DLばんえつ物語」として運転されます。
- 列車名: 快速「SL/DLばんえつ物語」
- 運転日(SLばんえつ物語):
- 2026年7月4日(土), 11日(土), 18日(土), 25日(土)
- 2026年8月8日(土), 15日(土), 22日(土), 29日(土)
- 2026年9月5日(土), 12日(土), 19日(土), 26日(土)
- 運転日(DLばんえつ物語):
- 2026年7月5日(日), 12日(日), 19日(日), 20日(月・祝), 26日(日)
- 2026年8月9日(日), 11日(火・祝), 16日(日), 23日(日), 30日(日)
- 2026年9月6日(日), 13日(日), 20日(日), 22日(火・祝), 23日(水・祝), 27日(日)
- 運転時刻(下り): 新津 10:03発 → 会津若松 13:36着
- 運転時刻(上り): 会津若松 15:28発 → 新津 18:44着
- 使用車両: SL+12系7両(全車指定席)、DL+12系7両(全車指定席)
これまでも「DLばんえつ物語」は何度か運転されてきましたが、蒸気機関車の検査時や故障時の代替としての意味合いが強いものでした。今回は、蒸気機関車が走れる状態にあるにもかかわらず、半分を「DLばんえつ物語」として運転することになります。
これからも長く運転するために蒸気機関車の負担を軽減する措置なのか、理由は定かではありませんが、秋以降の運転がどのような形になるのかも注目ですね。
「DLばんえつ物語号」の乗車記を公開していますので、ぜひご覧ください。

五能線全線開通90周年を記念して「五能線90周年記念号」を運転!

北東北の新しい観光列車「ひなび」
五能線(東能代~川部間)の全線開通90周年を記念して、7月下旬に「五能線90周年記念号」が運転されます。
- 列車名: 快速「五能線90周年記念号(リゾートひなびSATONO)」
- 運転日:
- 2026年7月25日(土), 26日(日), 27日(月)
- 運転時刻(下り): 秋田 08:19発 → 青森 13:34着
- 運転時刻(上り): 青森 13:52発 → 秋田 19:01着
- 使用車両: HB-E300系4両(SATONO編成2両+ひなび(陽旅)編成2両、全車指定席)
「五能線90周年記念号」は、東北エリアで活躍する観光列車「ひなび」と「SATONO」を連結させて運転されます。ふだんはリゾートしらかみが走る五能線ですが、異なる観光列車が、しかも連結して運転されるという点に注目です。
ダイヤは、下り青森行きがリゾートしらかみ1号、上り秋田行きがリゾートしらかみ4号のものと同じになっています。
三陸エリアで「五葉」「そとやま」を運転!
盛岡から釜石方面へ向かう臨時快速「五葉」「そとやま」が運転されます。山田線、釜石線、三陸鉄道線を経由して三陸エリアへ向かう列車で、車窓も楽しめそうです。
- 列車名: 快速「そとやま」「そとやま2号」
- 運転日: 2026年7月19日(日)
- 運転時刻(そとやま): 盛岡 8:51発 → 釜石 13:28着(山田線経由)
- 運転時刻(そとやま2号): 釜石 14:45発 → 盛岡 17:45着(釜石線経由)
- 使用車両: キハ110系2両(「そとやま」盛岡~宮古間のみ全車指定席、それ以外は全車自由席)
- 列車名: 快速「五葉」「五葉2号」
- 運転日: 2026年7月20日(月・祝)
- 運転時刻(五葉): 盛岡 9:40発 → 釜石 12:57着
- 運転時刻(五葉2号): 釜石 13:15発 → 盛岡 17:22着
- 使用車両: キハ110系2両(「五葉」は全車指定席、「五葉2号」は全車自由席)
「そとやま」「五葉」ともに、盛岡~(山田線)~宮古~(三陸鉄道)~釜石~(釜石線)~花巻~(東北本線)~盛岡をぐるっと一周走る列車になっています。釜石駅で列車名が分かれていますが、そのまま乗り続ければ一周することができます。
「そとやま」は右回り(始発の盛岡から山田線経由)、「五葉」は左回り(始発の盛岡から東北本線・釜石線経由)で、運転される向きが異なります。
釜石線、三陸鉄道リアス線など、車窓の良い路線を走りますので、車窓を楽しむこともできそうです。一周乗り続けるとほぼ丸一日かかりますが……。
ノロッコ号ラストイヤー!「富良野・美瑛ノロッコ号」を運転!

富良野・美瑛ノロッコ号
毎年夏に運転される富良野線のトロッコ列車「富良野・美瑛ノロッコ号」が今年2026年でラストイヤーを迎えます。
- 列車名: 「富良野・美瑛ノロッコ号」
- 運転日:
- 2026年6月6日(土), 7日(日), 13日(土)〜30日(火)
- 2026年7月1日(水)〜31日(金)
- 2026年8月1日(土)〜11日(火・祝), 15日(土), 16日(日), 22日(土), 23日(日), 29日(土), 30日(日)
- 2026年9月5日(土), 6日(日), 12日(土), 13日(日), 19日(土)〜22日(火・祝)
- 運転時刻(1号): 旭川 10:00発 → 富良野 11:40着
- 運転時刻(2号): 富良野 11:53発 → 美瑛 12:51着
- ※8月29日(土), 30日(日)は 富良野 12:06発 → 美瑛 13:00着
- 運転時刻(3号): 美瑛 13:08発 → 富良野 13:59着
- 運転時刻(4号): 富良野 14:07発 → 美瑛 15:02着
- 運転時刻(5号): 美瑛 15:13発 → 富良野 16:04着
- 運転時刻(6号): 富良野 16:14発 → 旭川 17:46着
- 途中停車駅: 美瑛、美馬牛、上富良野、ラベンダー畑、中富良野
例年どおり、「富良野・美瑛ノロッコ号」は6月上旬~9月下旬に運転されます。6月中旬~8月中旬は毎日運転、それ以外の期間は土休日のみの運転となります。
8月29日・30日は「富良野・美瑛まんきつノロッコ号」として運転されます。1号、2号の代わりに、富良野12時06分発→美瑛13時着で運転され、上富良野駅、中富良野駅でそれぞれ20分ほど停車します。
- 列車名: 「富良野・美瑛ノロッコ号」(ラストラン)
- 運転日: 2026年9月23日(水・祝)
- 運転時刻(1号): 旭川 9:14発 → 富良野 11:36着
- 運転時刻(2号): 富良野 12:06発 → 旭川 14:12着
- 運転時刻(3号): 旭川 14:34発 → 富良野 16:04着
- 運転時刻(4号): 富良野 16:14発 → 旭川 17:46着
「富良野・美瑛ノロッコ号」のラストランを迎える9月23日は、旭川~富良野間を2往復する特別ダイヤで運転されます。
2026年の「富良野・美瑛ノロッコ号」の運行予定やラストランに伴う取り組みなどは、JR北海道のニュースリリースをご覧ください。
なお、2027年夏以降は、既存の気動車を改造した観光列車「青い星」が運転される予定です。後継の列車があるのは一安心ではありますが、トロッコ列車ではないのは少し残念ですね。夏の富良野線はとても爽やかで、トロッコ列車がこのうえなく気持ちが良いところでしたので……。
観光列車「青い星」については、JR北海道のニュースリリースをご覧ください。
臨時寝台特急「サンライズ出雲」をお盆休みとシルバーウィークに運転!

出雲市駅に到着した「サンライズ出雲」
今夏も恒例となった臨時「サンライズ出雲」が運転されます。2026年夏は、8月のお盆の時期に加えて、9月のシルバーウィークにも運転されます。
- 列車名: 寝台特急「サンライズ出雲91号」
- 運転日: 2026年8月11日(火), 16日(日), 9月19日(土)
- 運転時刻: 東京 22:21発 → 出雲市 13:32着
- 列車名: 寝台特急「サンライズ出雲92号」
- 運転日: 2026年8月10日(月), 15日(土), 9月18日(金)
- 運転時刻: 出雲市 14:05発 → 東京 06:23着(9/18は出雲市14時46分発)
2026年9月は、9月19日(土)~23日(水・祝)が5連休となります。その5連休前の金曜日に東京行きが、翌日の5連休初日の土曜日に出雲市行きが運転されます。
臨時の「サンライズ出雲」は、毎日運転の定期列車に比べて乗車時間が長めになっています。日本では貴重となった寝台特急列車をゆったりと楽しむには、臨時「サンライズ出雲」に乗ってみるのもよさそうです。
関西と北信越を結ぶ臨時「サンダーバード」「はくたか」を運転!
関西エリアと、北信越(長野)を結ぶ臨時の「サンダーバード」と「はくたか」が運転されます。
- 列車名: 「サンダーバード95号」「はくたか668号」
- 運転日: 2026年7月18日(土), 8月8日(土), 9日(日), 9月19日(土), 20日(日)
- 運転時刻
- サンダーバード95号: 大阪 8:51発 → 京都 9:23発 → 敦賀 10:20着
- はくたか668号: 敦賀 10:30発 → 富山 11:36着 → 上越妙高 12:16着 → 長野 12:41着
大阪→北信越方面では、臨時「サンダーバード95号」が敦賀駅で臨時「はくたか668号」に接続します。「はくたか668号」は敦賀発長野行きの珍しい「はくたか」となります。
- 列車名: 「はくたか665号」「サンダーバード32号」
- 運転日: 2026年7月20日(月・祝), 8月15日(土), 16日(日), 9月22日(火・祝), 23日(水・祝)
- 運転時刻
- はくたか665号: 東京 12:48発 → 長野 14:17発 → 上越妙高 14:40発 → 富山 15:21発 → 敦賀 16:26着
- サンダーバード32号: 敦賀 16:43発 → 京都 17:39着 → 大阪 18:09着
北信越→大阪方面では、臨時「はくたか665号」が運転され、敦賀駅で定期「サンダーバード32号」に接続します。
これまで、敦賀駅での接続は「つるぎ」が担っていましたが、今回はJR西日本のニュースリリースにもあるように、
大阪・京都⇔黒部宇奈月温泉~長野間各駅の所要時間が最大30分短縮します。
(出典)2026年【夏】の臨時列車の運転について(5月15日発表)
とのことで、関西エリアと北信越エリアを結ぶために「サンダーバード」と「はくたか」との接続をとる臨時列車となっている点が特徴的です。
以上、『【2026年夏の臨時列車】夜行特急「アルプス」「ナイトエクスプレス信州」を運転! 「富良野・美瑛ノロッコ号」はラストランへ!』でした。夜行特急列車が拡充されたのには驚きましたが、需要があれば今後も継続して運転されるかもしれませんね。
関連記事
夏は観光列車での旅が楽しい季節でもあります。各地で運転される観光列車を紹介した以下の記事もぜひご覧ください。


JR各社の格安きっぷをまとめた記事です。現在~3ヶ月後くらいに利用できる期間限定のきっぷも含めて、随時更新していますので、ぜひご覧ください。







コメント