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JR東日本が定番のフリーきっぷ「三連休東日本・函館パス」を2017年も発売! どこまで乗ればおトクかを紹介します!

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リゾートしらかみ

JR東日本が、2017年も定番のフリーきっぷ「三連休東日本・函館パス」を発売します。三連休限定ながら、JR東日本全線や一部の三セク・私鉄路線に加えて、JR北海道の函館エリアまでが乗り放題となるフリーエリアの広いきっぷです。この記事では、どこまで乗ればどれくらいおトクなのかを具体的に紹介します。

「三連休東日本・函館パス」とは?

「三連休東日本・函館パス」は、JR東日本が発売する定番のフリーきっぷです。7月の海の日の三連休から、翌年2月の建国記念日の三連休までの三連休(一部除く)に利用できます。

  • 利用期間(2017年版)
    • 2017年7月15日(土)~17日(月)(海の日の三連休)
    • 2017年9月16日(土)~18日(月)(敬老の日の三連休)
    • 2017年10月7日(土)~9日(月)(体育の日の三連休)
    • 2017年11月3日(金)~5日(日)(文化の日の三連休)
    • 2018年2月10日(土)~12日(月)(建国記念日の三連休)
  • 有効期間: 上記利用期間の三連休(3日間有効)
  • 発売期間: 利用開始日の1か月前~利用開始日の前日まで(当日の発売はなし)
  • 発売箇所: JR東日本、JR北海道の主な駅の指定席券売機、みどりの窓口、旅行センターおよび主な旅行会社
  • フリーエリア:
    • JR東日本全線
    • JR北海道の函館エリア(北海道新幹線 新青森~新函館北斗、函館本線 函館~森)
    • 道南いさりび鉄道線全線
    • 青い森鉄道線全線
    • IGRいわて銀河鉄道線全線
    • 三陸鉄道線全線
    • 北越急行線全線
    • 伊豆急行線全線
    • えちごトキめき鉄道線(新井~直江津)
  • きっぷの効力
    • フリーエリア内の普通列車(快速含む)の普通車自由席、BRTに乗車可能
    • 別に特急券等を購入すれば、新幹線や特急列車などにも乗車可能
  • おねだん: 14,050円(大人), 4,300円(小児)

このきっぷの特徴は、フリーエリアがとても広い点です。JR東日本全線はもちろんのこと、東日本エリア内のかなりの三セクや私鉄路線にも乗車できます。青い森鉄道、IGRいわて銀河鉄道、北越急行など、汽車旅のルートとして利用価値の高い路線がフリーエリアに入っているのがうれしいですね。

特急券を購入すれば新幹線や特急列車にも乗れますし、指定席券を購入すれば、東日本エリアのあちこちで運転される観光列車・リゾート列車にも乗車できます。

なお、8月11日~13日(山の日の三連休)、12月30日~1月1日(元日を含む三連休)、1月6日~8日(成人の日の三連休)は利用できませんので注意が必要です。

詳細は、JR東日本のプレスリリースをご覧ください。

「三連休東日本・函館パス」の発売について [PDF/369KB](JR東日本プレスリリース 2017年6月8日)

どこまで乗ればおトク?

この「三連休東日本・函館パス」、どこまで行けばおトクになるでしょうか? フリーエリアがとても広いので、使い方もかなり幅広いですが、ここでは東京から各新幹線での単純往復で、どこまで行くとおトクになるかを紹介します。

正規運賃との比較

まずは、単純に正規運賃との比較をしてみます。「三連休東日本・函館パス」は特急料金を含まないので、単純に往復の運賃が、「三連休東日本・函館パス」の値段(14,050円)を超えるかどうかで比較します。

路線名 おトク境界駅 東京から主要駅までの往復運賃との比較
北海道新幹線 全区間おトク 新函館北斗(往復20,800円, 6,750円おトク)
東北新幹線 水沢江刺以遠 盛岡(往復16,840円, 2,790円おトク)
新青森(往復18,260円, 4,210円おトク)
秋田新幹線 全区間おトク 秋田(往復17,680円, 3,630円おトク)
山形新幹線 - 単純往復ではおトクになる区間なし
北陸新幹線 - 単純往復ではおトクになる区間なし
上越新幹線 - 単純往復ではおトクになる区間なし

※往復運賃は正規運賃、601km以上は往復割引運賃

正規運賃との比較では、北海道・東北・秋田新幹線の水沢江刺より遠くまで行けばおトクになります。新函館北斗まで行けば、往復で6,750円もおトクです。東京から盛岡や秋田への単純往復でもおトクです。

一方、山形新幹線、北陸新幹線(フリーエリアは上越妙高まで)、上越新幹線は、単純往復だけでは元が取れませんので注意が必要です。単純往復ではなく、周遊ルートを組んだ行程にするのであれば、おトクになる可能性が出てきます。

えきねっと「お先にトクだ値」との比較

JR東日本のインターネット予約サービス「えきねっと」では、日にち・列車限定ながら、乗車券+特急券がセットで割引される「トクだ値」というサービスがあります。このうち、「お先トクだ値」は、2週間前までの予約・購入が必要ながら、割引率が25%以上となっていて、かなりおトクなサービスです。

www.eki-net.com

「三連休東日本・函館パス」では、特急券は無割引での購入になります。ですので、正規運賃との比較では「三連休東日本・函館パス」のほうがおトクでも、「お先にトクだ値」と比べるとおトクでない場合が出てきます。

「お先にトクだ値」は、区間や列車によって割引率が異なりますので、一概にどこまでならおトク、ということは難しいのですが、いくつか具体例で比較してみました。下の表は、左の列に書いてある区間を単純往復した場合の合計料金で比較しています。「お先にトクだ値」の料金は、往復とも「お先にトクだ値」を利用した場合です。

路線・区間 三連休東日本・函館パス お先にトクだ値 備考
東北新幹線
東京~盛岡
26,690円 22,100円 はやぶさ利用
東北新幹線
東京~新青森
28,450円 26,020円 はやぶさ利用
北海道新幹線
東京~新函館北斗
36,310円 34,020円 はやぶさ利用
秋田新幹線
東京~秋田
29,990円 24,900円 トクだ値30の場合

ということで、東京からの新幹線の単純往復であれば、往復とも「お先にトクだ値」を利用したほうが安くなるようです。

ただし、前述のように、2週間前までの購入が必要、列車・席数限定、払い戻しにも制約あり(払い戻し手数料が高い)、といった具合で、あらかじめ予定がしっかり決まっている人でないと「お先にトクだ値」を使うのは難しいので、フェアな比較ではないかもしれません。

それでも、東京~函館のような長距離でも、フリーきっぷが一概に安くなるとは限らない、ということは頭に入れておいたほうがよさそうですね。

おすすめは三セクを含む周遊ルート

五能線から見た夕日

「三連休東日本・函館パス」を利用するとおトク度が高いのは、三セクや私鉄路線を含む周遊ルートでしょう。三セクや私鉄路線はJRに比べると運賃が高いためです。

例えば、東北の太平洋も日本海も楽しむ周遊ルートはいかがでしょうか?

東京から東北新幹線で東北北部へ、そこから三陸鉄道に乗車して三陸観光へ。三陸海岸で一泊し、翌日は八戸から青森に出て、五能線の「リゾートしらかみ」で日本海の絶景を楽しみます。秋田に宿泊し、翌日は、秋田や角館を観光して、秋田新幹線こまちで帰京します。

2泊3日では少し欲張りすぎの行程かもしれませんが、天気が良ければ太平洋と日本海の絶景を両方とも楽しむことができますね。

以上、2017年も定番のフリーきっぷ「三連休東日本・函館パス」が発売されるという話題をお届けしました。ふだんの週末よりも少し遠出をして、汽車旅を楽しんでみるのもよいと思います。