千葉県とJR東日本千葉支社は、千葉県内のJR線や私鉄各線、観光地のバス路線、東京湾フェリーに連続する2日間乗り放題となる「サンキューちばフリーパス(Chiba 2-Day Pass)」を、秋(2026年9月~10月)と早春(2027年1月~2月)に発売します。千葉県内のJR線や私鉄各線の乗り鉄に加えて、観光地の路線バスが利用できますので、房総半島や銚子などへの1泊2日の観光にも有効なフリーきっぷです。
この記事では、「サンキューちばフリーパス」の概要や、おすすめの路線やルートを紹介します。
「サンキューちばフリーパス」とは?
「サンキューちばフリーパス」の概要は以下のとおりです。
| きっぷ名 | サンキューちばフリーパス |
|---|---|
| 利用期間 | 秋季: 2026年9月1日(火)~10月31日(土) 早春: 2027年1月4日(月)~2月28日(日) |
| 備考 | |
| 発売期間 | 秋季: 2026年8月1日(土)~10月30日(金) 早春: 2026年12月4日(金)~2027年2月27日(土) |
| 有効期間 | 2日間 |
| フリーエリア | ・千葉県内のJR線 ・いすみ鉄道(バス代行輸送) ・小湊鉄道 ・銚子電気鉄道 ・流鉄 ・北総鉄道(矢切~印旛日本医大間) ・京成電鉄(国府台~成田空港間、京成成田~東成田間、印旛日本医大~成田空港間、京成津田沼~ちはら台間、京成津田沼~松戸間) ・芝山鉄道 ・東葉高速鉄道 ・バス路線(小湊鉄道、九十九里鉄道、京成バス千葉イースト、京成タクシーイースト、ジェイアールバス関東、日東交通 各社の指定路線) ・東京湾フェリー(金谷港~久里浜港) |
| フリーエリア (図) | |
| 出典 | https://maruchiba.jp/feature/39pass.html |
| 効用 | フリーエリア内の鉄道、路線バス、フェリーに連続する2日間乗車可能 |
| 発売会社 | JR東日本 |
| 発売箇所 | JR東日本の千葉県内の主な駅、久里浜駅の指定席券売機 |
| 価格(大人) | 4,170円 |
| 価格(小児) | 2,080円 |
発売箇所はJR東日本の千葉県内の主な駅および久里浜駅(指定席券売機のみ)です。みどりの窓口では購入できません。
詳細は、JR東日本千葉支社のニュースリリースをご覧ください。
また、「サンキューちばフリーパス」では、各社の駅売店や飲食店などで割引を受けられる特典があります。以下の千葉県公式観光物産サイトで詳細を確認することができます。

「サンキューちばフリーパス」2026年度版の変更点
例年、秋と早春に発売される「サンキューちばフリーパス」ですが、2026年度版はいくつか変更点がありますので、ここでまとめておきます。
「サンキューちばフリー乗車券」の発売はなし?
例年は、千葉県内のみ乗り放題の「サンキューちばフリーパス」に加えて、東京都区内発着の往復乗車券がついた「サンキューちばフリー乗車券」も発売されていましたが、2026年度は「サンキューちばフリーパス」のみの発売となるようです。
「サンキューちばフリーパス」のフリーエリアに東葉高速鉄道が追加!
2026年度版の「サンキューちばフリーパス」は、新たに東葉高速鉄道がフリーエリアに加わりました。
「サンキューちばフリーパス」の価格が200円アップ!
2026年度版の「サンキューちばフリーパス」は、大人用がこれまでの3,970円から4,170円に200円値上がりしています。
フリーエリアの多くを占めるJR東日本が2026年3月に運賃値上げを実施したことと、東葉高速鉄道がフリーエリアに加わったことが影響しているのかもしれません。
「サンキューちばフリーパス」に「在来線チケットレス特急券」を加えて特急列車を活用しよう!

房総方面、銚子方面への特急列車には、乗車券やフリーきっぷと組み合わせられる「在来線チケットレス特急券」が設定されています。「在来線チケットレス特急券」は、JR東日本の在来線特急列車にチケットレスで乗車できる特急券です。スマートフォンから購入して、そのままチケットレスで乗車できる利便性が魅力です。
「在来線チケットレス特急券」は特急券のみですので、別途、乗車券が必要になります。「サンキューちばフリーパス」は乗車券としての効力があるフリーきっぷですので、「サンキューちばフリーパス」と「在来線チケットレス特急券」を組み合わせれば、特急列車に乗車できるというわけです。
「サンキューちばフリーパス」のフリーエリア内で「在来線チケットレス特急券」が利用できる特急列車は以下のとおりです。
- しおさい
- さざなみ
- わかしお
- 成田エクスプレス
「在来線チケットレス特急券」は1名から購入できますし、片道での購入もできます。「在来線チケットレス特急券」については、以下の記事もご覧ください。

「サンキューちばフリーパス」おすすめのルート
観光地の一部バス路線が乗り放題だったり、連続する2日間利用可能だったりするところから、ターゲット層は宿泊旅行の観光客だと思われますが、「乗り鉄+ちょい観光」の旅にも十分利用できます。いくつか、おすすめルートを紹介します。
房総半島ぐるっと一周ルート
JR線で房総半島をぐるっと一周するルートです。千葉あるいは蘇我から、時計回りに外房線→内房線と回るルートと、反時計回りに内房線→外房線と回るルートがあります。途中で観光をする場合は、観光地に到着したい時間を考慮して、どちらのルートにするかを決めるのがよいでしょう。
駅から近い観光スポットとしては、安房鴨川駅周辺の観光地、例えば、鴨川シーワールドはバスで10分ほどです。
また、最寄駅から徒歩でアクセスできる観光スポットとしては、内房線 浜金谷駅から徒歩8分の「鋸山ロープウェイ」がおすすめです。
鋸山は、浦賀水道に面した海岸線にあり、天気が良ければ対岸の三浦半島(神奈川県の久里浜あたり)がよく見えます。さらに、その向こうに富士山まで見えることもあります。

上の写真は、鋸山の山頂から房総半島の南側、館山湾の方を撮影したものですが、駅から徒歩でアクセスできる場所からの景色とは思えないほどの絶景です。
鋸山と鋸山ロープウェイについては、以下の記事で紹介していますので、ぜひご覧ください。

単にぐるっと一周するだけでは元が取れませんが、途中下車したり、フリーエリア内のバスに乗車して観光スポットを訪ねたりすれば、十分元が取れると思います。せっかく2日間有効のフリーきっぷなのですから、どこかで一泊して観光を楽しみたいところですね。
房総半島を海沿いにぐるっと一周する外房線・内房線の乗車記については、以下の記事をご覧ください。途中、太平洋の大海原を車窓から眺められる区間もあります。

東京湾フェリー+房総半島一周ルート

「サンキューちばフリーパス」のフリーエリアには、東京湾フェリーが入っていますので、前述の房総半島を一周するルートに、東京湾フェリーを組み込むのも面白いでしょう。
横須賀線で終点の久里浜駅へ、路線バスに乗り換えて久里浜港に出て、東京湾フェリーに乗船。金谷港から浜金谷駅(徒歩約8分)へ出てもよいですし、鋸山ロープウェイ(金谷港から徒歩約15分)に乗車し、鋸山からの絶景を楽しんでも良いでしょう。
東京湾フェリーについては、当ブログの乗船記をぜひご覧ください。

また、東京湾フェリー+房総半島一周のおすすめルートを以下の記事で紹介しています。青春18きっぷを利用した日帰り旅のルートとして紹介していますが、「サンキューちばフリーパス」なら、館山や鴨川で一泊して、観光を存分に楽しむこともできます。

非電化路線「小湊鉄道」の旅! トロッコ列車「房総里山トロッコ」も!

小湊鉄道 上総牛久駅
「サンキューちばフリーパス」の特徴の一つが、JR東日本の路線以外にも、千葉県内の中小私鉄路線に乗車できることです。
その中の一つ、小湊鉄道は、非電化路線で、ディーゼルカー(気動車)が走る路線です。房総半島中央部にある養老渓谷駅で下車し、路線バスで養老渓谷へ移動してハイキングや温泉を楽しむこともできます。養老渓谷は、関東地方で最も遅い紅葉を楽しむことができるスポットとしても有名です。

小湊鉄道のトロッコ列車「房総里山トロッコ」
また、週末を中心に、五井駅~養老渓谷駅間に、トロッコ列車「房総里山トロッコ」が運転されます。窓ガラスがない展望車を連結した列車で、里山の爽やかな風を浴びながらの旅を楽しむことができます。「サンキューちばフリーパス」でも、別途、「トロッコ指定席券」(800円)を購入すれば、乗車することができます。
「房総里山トロッコ」については、以下の記事にまとめていますので、ぜひご覧ください。

銚子電鉄の旅(銚子~外川)

最後は、銚子電鉄の旅です。銚子電鉄は経営が厳しく、名物「ぬれ煎餅」を売って会社の経営を支えたり、脱線事故が発生したときには、地元の高校生がクラウドファンディングで支援を募って復旧させたりといったことがありました。
そんな銚子電鉄ですが、銚子観光をするにはぜひ利用したい鉄道です。上の写真にあるような古い電車が走ります。
銚子電鉄沿線の観光スポットでおすすめの一つは、犬吠駅から徒歩15分ほどの「地球の丸く見える丘展望館」です。
太平洋を見渡せる場所にあり、水平線が丸く見えるそうです。

丸く見えるでしょうか? よくわかりませんね…。

海岸線近くに行きたい場合は、同じく犬吠駅から徒歩7分の「犬吠埼灯台」がおすすめです。
ごつごつとした岩が広がる海岸線に、白が鮮やかな灯台が建っています。1874年に建てられた古い灯台です。

銚子電鉄については、当ブログで公開している乗車記もぜひご覧ください。

以上、『【サンキューちばフリーパス】千葉県内のJR線、私鉄路線、観光地の路線バス、東京湾フェリーに2日間乗り放題のフリーきっぷ! 2026年度は秋季と早春の2回発売!』でした。この秋は、フリーきっぷを活用して、千葉の乗り鉄と観光を楽しんでみたいところですね。
関連記事
JR各社の格安フリーきっぷをまとめた記事です。随時更新していますので、現在~3か月後くらいの間で利用できるおすすめのきっぷを紹介しています。ぜひご覧ください。

JR東日本のフリーきっぷ・割引きっぷのまとめ記事です。乗り鉄や鉄道中心の旅行におすすめのきっぷを中心に取り上げています。







コメント