ひさの乗り鉄ブログ

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房総半島横断ディーゼルカーの旅! 東京近郊で懐かしい汽車の雰囲気が味わえます! ~青春18きっぷ おすすめ日帰り旅4~


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青春18きっぷで日帰り旅シリーズ、今回は房総半島の真ん中を横断する私鉄「小湊鉄道」と「いすみ鉄道」に乗車する日帰り旅ルートをご紹介します。東京近郊で古いディーゼルカーに乗車できるおすすめルートですよ!

※2020.05.04更新

青春18きっぷで日帰り「房総半島横断ルート」

今回ご紹介するルートは、千葉県の房総半島を横断するルートです。「小湊鉄道」「いすみ鉄道」という2社が運行する鉄道路線に乗車します。この2社はJRとは別の会社ですので、「青春18きっぷ」で乗車できません。それでも、東京からの往復にJR線を利用するだけで、十分に元が取れてしまいます。

東京駅発着の場合は、以下のようなルートになります。

区間 路線 備考
東京 → 五井 総武快速線・内房線 君津行きに乗車すれば
乗り換えなし
五井 → 上総中野 小湊鉄道線 古い気動車に乗車!
養老渓谷で散策
上総中野 → 大原 いすみ鉄道いすみ線 古い気動車に乗車!
大多喜城・城下町を散策
大原 → 千葉 外房線
千葉 → 東京 総武快速線


房総半島を西から東へ抜けるルートですが、もちろん逆向きでも成り立ちます。

また、神奈川県から房総半島へアクセスするなら、久里浜港~金谷港を結ぶ東京湾フェリーもおすすめです。小湊鉄道の起点駅、五井駅へのアクセスにも利用できます。

上のルートの、東京→五井の総武快速線・内房線を、東京湾フェリー→内房線に置き換えることができます。移動にも変化をつけたい場合はおすすめです。詳しくは、以下の記事をご覧ください。

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「小湊鉄道」「いすみ鉄道」とは?

小湊鉄道といすみ鉄道について、簡単に紹介しておきます。

小湊鉄道「小湊鉄道線」

小湊鉄道は千葉県市原市に本社を置く鉄道・バス会社です。鉄道路線は、JR内房線の五井駅と、房総半島内陸部の上総中野駅を結ぶ「小湊鉄道線」だけです。全長39.1kmの非電化路線で、全線に渡って単線です。

五井から途中の上総牛久までは、列車の本数が比較的多く、千葉方面への通勤・通学路線の役割を担います。一方、内陸部のほうは、1~2時間に1本程度の本数しかなく、ローカル線の色合いがグッと濃くなります。

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いすみ鉄道「いすみ線」

いすみ鉄道は、千葉県夷隅郡に本社を置く第三セクターの鉄道会社です。鉄道路線は、JR外房線の大原駅と、小湊鉄道の終点駅でもある上総中野駅を結ぶ「いすみ線」のみです。全長26.8kmの非電化・単線です。

この大原~上総中野間は、かつては国鉄木原線でしたが、国鉄の分割民営化時にJR東日本からいすみ鉄道が引き継ぎました。キハ58やキハ28という、現在ではほとんど見られなくなった古い気動車をJRから譲り受けて走らせています。

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房総半島縦断ルートへのアクセスとおすすめのきっぷ

ここでは、過去、実際にこのルートで旅をした経験から、小湊鉄道・いすみ鉄道へのアクセス方法や、おトクなきっぷ、汽車旅+「ちょい観光」の見どころなどを紹介していきます。

小湊鉄道・いすみ鉄道へのアクセス

前述のように、小湊鉄道へはJR内房線の五井駅から、いすみ鉄道へはJR外房線の大原駅から乗車することができます。内房線、外房線ともに起点は千葉駅ですので、東京方面からは総武快速線、総武線(各駅停車)などでアクセスできます。

総武快速線には、本数は少ないですが、内房線や外房線に直通する列車があります。

  • 内房線直通 君津行き: 東京から五井まで乗り換えなし
  • 外房線直通 上総一ノ宮行き: 上総一ノ宮で乗り換え

総武快速線は、横須賀線からの直通列車が多くあります。グリーン車(自由席)も連結されていますので、グリーン券(平日1,000円、休日780円 ※51km以上)を購入すれば、青春18きっぷと合わせて乗車できます。東京からなら1時間~1時間半弱、横浜からはさらに30分程度余計にかかりますので、グリーン車の利用を考えてみてもよさそうですね。

外房線直通の列車は、終点の上総一ノ宮で乗り換えが必要ですが、乗り継ぎを考慮したダイヤになっていますので、さほど待つことなく乗り継げます。

おトクなきっぷ「房総横断乗車券」「房総横断乗車券」

小湊鉄道といすみ鉄道を乗りとおす場合には、「房総横断乗車券」(小湊鉄道)、「房総横断記念乗車券」(いすみ鉄道)がおすすめです。きっぷの名称が微妙に違いますが、値段や効力は同じです。

  • 「房総横断乗車券」「房総横断記念乗車券」
    • 乗車できる区間
      • 房総横断乗車券: 五井(小湊鉄道) → 大原(いすみ鉄道)
      • 房総横断記念乗車券: 大原(いすみ鉄道) → 五井(小湊鉄道)
    • きっぷの効力
      • 途中下車可能
      • ただし、前進のみで 後戻りはできない
    • 有効期間:1日(購入した当日限り)
    • 発売箇所
      • 小湊鉄道: 五井駅ホーム事務所・各駅自動券売機・車掌
      • いすみ鉄道: 大多喜駅(窓口、券売機)・大原駅(売店、券売機)・列車内(乗務員)
    • 値段: 大人1,730円,小人870円

小湊鉄道、いすみ鉄道の両方に乗車できる乗車券です。途中下車はできますが、「後戻りはできない」という面白いきっぷです。まさに、房総半島を横断するためのきっぷですね。

ちなみに、五井~大原間は、普通にきっぷを購入すると2,170円になりますので440円おトクです。

詳しくは、各社のお得なきっぷのページをご覧ください。

www.kominato.co.jp

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房総半島横断ルートの車窓と観光スポット

小湊鉄道(小湊鉄道線)といすみ鉄道(いすみ線)の車窓とおすすめの観光スポットをご紹介します。

小湊鉄道の車窓と観光スポット

小湊鉄道キハ200形

五井駅から小湊鉄道の気動車に乗り込みます。小湊鉄道は、全列車が上の写真のようなキハ200形という気動車で運転されています。製造されてから40~50年を経た古い車両です。車内は長いロングシートです。

小湊鉄道で五井駅を出ると、しばらくは住宅地と田畑が交互に車窓を飾ります。房総半島を「横断」というと、東京湾側の五井から東のほうへ進みそうですが、小湊鉄道は「南下」します。

列車の本数が多い上総牛久駅を過ぎると、次第に車窓に山地が迫ってきます。途中、養老川という東京湾に注ぐ川を何度か渡ります。というより、小湊鉄道は、この養老川沿いに敷かれていると言ってよいでしょう。

高滝湖というダム湖を過ぎると、さらに山深い車窓に変わってきます。紅葉とハイキングの名所として知られる養老渓谷を過ぎると、終点の上総中野に到着です。

途中下車して観光したい場合には、養老渓谷がおすすめです。ハイキングや滝めぐりができますが、駅から離れているので、「ちょい観光」という感じではありません。少し多めに時間を確保したほうがよいでしょう。

www.youroukeikoku.com

いすみ鉄道の車窓と観光スポット

いすみ鉄道の気動車

上総中野でいすみ鉄道の普通列車に乗り換えます。どうしてこんな山奥で2社の鉄道会社が接続しているのかと思えるほどの駅です。

しばらくは山地に囲まれた谷を走っていきます。川を何度も渡りますが、先ほどの養老川とは違う「夷隅川」という川です。養老川は東京湾に注いでいますが、夷隅川は太平洋へ流れていきます。小湊鉄道といすみ鉄道の境界駅の上総中野あたりが、房総半島の分水嶺となっているのですね。

次第に視界が開けてくると、沿線の中心駅、大多喜(おおたき)駅に到着です。


大多喜駅

大多喜駅は、大多喜町の中心駅です。駅から徒歩15分ほどのところに、大多喜町のシンボルとも言うべき大多喜城があります。大多喜城は、徳川四天王の一人である本田忠勝が築城したことで有名です。現在の天守閣は、当時のものではなく、本丸跡に建てられた天守閣風の博物館です。

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お城があれば、城下町があります。大多喜で途中下車して、昔ながらの建物が残る大多喜の町を歩いてみましょう。駅から徒歩圏内に、当時の面影を残す古い建物が多く残っています。


商い資料館

土蔵造りの建物を改修した「商い資料館」です。「商いと城下町のくらし」をテーマにした資料館で、江戸時代の商家を再現しています。当時の生活道具や商売道具なども展示されています。入場無料ですので、気軽に寄ってみましょう。


伊勢幸酒店

現役の酒屋さんです。こちらも時代を感じさせる建物ですね。


門と気動車

大多喜駅にはいすみ鉄道の車両基地があります。車両基地に止まっている気動車と、並行する道路にかかる大きな門をパチリ。 暗くてわかりにくいですが、門には「房総の小江戸」と書かれています。

大多喜駅に戻って、いすみ鉄道の旅を続けましょう。大多喜からはほぼ東に進路を取り、外房を目指します。山地から抜け、田畑が広がる車窓を眺めていると、30分ほどで終点の大原に到着です。

いすみ鉄道の古い気動車にも注目!

鉄道好きの方は、いすみ鉄道で走っている古い気動車にも注目してみましょう。

元JR西日本のキハ28

左側の朱色の車両は、JR西日本の大糸線を走っていたキハ52形という古い車両です。「キハ52-125」という車番(車両の番号)が読めます。

JR西日本時代のキハ52

こちらが、JR西日本の車両だった頃の写真です。2004年の夏に大糸線の南小谷駅で撮影しました。「キハ52-125」という同じ車番です。大糸線に新しい気動車を投入したときに不要になったものを、いすみ鉄道が譲り受けたというわけです。


以上、小湊鉄道といすみ鉄道に乗車する「房総半島横断ディーゼルカーの旅」をご紹介しました。青春18きっぷで日帰りシリーズなのに、主役がJR線でないのはご愛嬌ということで。1日分余った青春18きっぷを活用して訪問するのがおすすめですよ。

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