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青春18きっぷで乗りたい絶景高原路線3選!

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青春18きっぷで乗りたい路線シリーズの第三弾は、高原路線を取り上げてみます。日本は山地が多い、というか、ほとんどが山地の国ですので、山間部を走る鉄道路線もたくさんあります。今回は、その中から、「高原」っぽい車窓が眺められる路線を3つ、独断と偏見で紹介してみます。

※2018.07.02更新(小海線「HIGH RAIL 1375」の紹介を追加)

小海線(小淵沢~小諸)

小海線沿線からの八ヶ岳

小海線とは?

小海線は、山梨県の小淵沢と、長野県の小諸を結ぶ、全長78.9kmの非電化ローカル線です。「八ヶ岳高原線」 の愛称のとおり、八ヶ岳の東側の山麓を南北に走っています。標高の高いJR駅トップ10のうち、実に9駅が小海線の駅という、まさに日本を代表する高原路線です。

どんな絶景が見られるの?

小海線の車窓は変化に富んでいます。

まず、小淵沢を出ると、いきなり急勾配を駆け上がっていきます。小淵沢駅の時点で、標高は881メートルもありますが、そこからさらに登っていくわけです。しばらく森の中を進むため、眺望はよくありません。ところどころ、木々の合間から八ヶ岳が見られる程度です。

JR最高地点の碑

清里を出てしばらくすると、これまで絶え間なくうなりを上げていたエンジン音がふと止んで、急に視界が開けてきます。このあたりがJR線の最高地点です。この車窓の劇的な変化が小海線のハイライトです。私はこの車窓の変化が大好きで、小海線には数えきれないほど乗車しています。

このJR最高地点から野辺山~信濃川上~佐久広瀬の3駅間くらいが、高原鉄道の名にふさわしい車窓が望めます。天気が良ければ、西側に八ヶ岳がはっきり眺められます。

おすすめプランは?

ぜひ、小淵沢からの乗車をおすすめします。 八ヶ岳を眺めたいのであれば、進行方向左側(西側) に座りましょう。急勾配を登り切り、パッと視界が開けたときの美しさは忘れられません。

野辺山までの区間列車も設定されていますので、途中の清里や野辺山で途中下車して、散策や観光を楽しむのもおすすめです。特に、夏場であれば野辺山での観光がおすすめ です。標高は1300メートル以上あり、夏場でも30℃に届かずさわやかな気候です。天気がよければ、駅前のレンタサイクルで自転車を借りて、小海線の線路沿いを走ってみることをおすすめします。JR線の最高地点には、最高地点の碑が建っています。野辺山駅から約2kmですので、自転車でしたらすぐです。

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野辺山駅に停車中の「HIGH RAIL 1号」

さらに、2017年から運転を開始した観光列車「HIGH RAIL 1375」への乗車もおすすめです。大きな窓にゆったりとした座席で小海線の車窓を楽しむことができます。さらに、オプションで、お弁当やブランチ、スイーツを車内でいただくこともできます。

詳しくは、以下の紹介記事をご覧ください。日中運転の「HIGH RAIL 1号」と夜間運転の「HIGH RAIL 星空」の乗車レポートもあります。

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花輪線(好摩~大館)

花輪線から眺める岩手山

花輪線とは?

花輪線は、岩手県盛岡市の好摩から、秋田県大館市の大舘までを結ぶ、全長106.9kmの非電化ローカル線です。「十和田八幡平四季彩ライン」 という愛称のとおり、八幡平のすそ野をぐるりとまわるように走っています。

花輪線の列車は、基本的に盛岡~大館間を通しで運転されています。盛岡~好摩間は、東北新幹線延伸時に三セクのいわて銀河鉄道に転換された区間ですので、青春18きっぷでは乗車できません。別途、560円のきっぷを購入しましょう。

どんな絶景が見られるの?

盛岡から乗車すると、好摩までの区間は、車窓左側に岩手山が見られます。岩手山は東側から見ると、富士山のように、すそ野の広い独立峰に見えます。標高2000メートルを超える山ですので、その存在感は抜群です。

好摩を出ると、いわて銀河鉄道線(旧東北本線)から分かれて北西へ進路をとります。この辺りは、まだ内陸の田園風景といった感じですが、途中の松尾八幡平を出たあたりから急勾配を登り始めます

昔は、この急勾配を超えるために、SLの三重連(SLの機関車を三つ連結した編成のこと)が見られたところで、それだけ勾配が急なところです。現在の気動車のパワーであれば全く問題はないですが、それでもエンジン全開で、スピードを落として登っていきます。田園風景から一気に急勾配を駆け上がるこのあたりが、ハイライトの一つでしょう。

登り切ったあたりが、安比高原駅です。安比高原から湯瀬温泉あたりまでは、比較的標高の高い盆地状のところを走行します。小海線ほど視界が開けているわけではないですが、高原列車といってもよい区間です。

おすすめプランは?

非電化路線の場合は、急勾配を登るほうが楽しいので、盛岡から大館方面行きに乗車するのがおすすめです。 岩手山や八幡平は車窓の左側に見えますので、進行方向左側の座席を確保 しましょう。

花輪線のキハ58系

花輪線には、キハ110系というJR東日本の非電化路線でよく見られる気動車が走っています。私が以前乗車したときには、キハ58系という古い気動車が走っていて、冷房が付いていませんでした。それでも、窓を全開にしているとさわやかな風が吹き込んできて、気持ちよかったものです。今の列車は窓が開かないのが残念ですね。

豊肥本線(大分~熊本 ※肥後大津~阿蘇間は運休中)

立野駅付近の急勾配

豊肥本線とは?

豊肥本線は、大分と熊本を結ぶ148kmの路線です。九州のほぼ真ん中を東西に横切る路線です。熊本側の熊本~肥後大津は電化されていて、熊本市中心部の近郊路線となっています。それ以外は非電化で、ローカル線の雰囲気が漂う路線です。

なお、2016年4月の熊本地震の影響で、現在も、肥後大津~阿蘇間が運転見合わせとなっています。復旧の目途は立っていませんが、早期の全線復旧を願って、高原路線の一つに取り上げてみました。

どんな絶景が見られるの?

豊肥本線のハイライトは、阿蘇の巨大カルデラの外輪山を抜ける険しい区間と、カルデラ内部を走る平坦な区間の変化 でしょう。

熊本から乗車すると、肥後大津までは都市部を走ります。都会の近郊路線といった雰囲気です。肥後大津から非電化区間に入ると、一気にローカル線の雰囲気が濃くなり、田園風景の中、次第に高度を上げていきます。

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前半の最大の見どころは、立野駅のスイッチバック です。阿蘇の外輪山が途切れたあたりに位置していて、鉄道、道路、川までもが、立野あたりからカルデラの内外を結んでいます。険しい外輪山が唯一途切れたところを狙って、鉄道や道路を敷設したのでしょう。

立野でスイッチバックして、さらに標高を上げてカルデラの内部へと入っていきます。カルデラの内部は、まるで盆地のように平坦な地形になっていて、先ほどまでの外輪山の険しい地形が嘘のようです。周囲は、車窓左側に外輪山、右側には阿蘇山の本体である阿蘇五岳が望めます。どちらを見ても山で、ここが巨大なカルデラの中であることが実感できます。

阿蘇観光の拠点駅の阿蘇や宮地を過ぎると、再び外輪山を抜けるために高度を上げていきます。今度は、外輪山の低いところをめがけて蛇行し、長いトンネルを抜けて外輪山の外へと出ていきます。途中、阿蘇のカルデラ内を一望できるところもあり、世界的にもまれなカルデラ内の街並みを眺めることができます。

おすすめプランは?

前述のように、2016年4月の熊本地震の影響で、肥後大津~阿蘇間は不通となっています。ですが、時間はかかっても復旧するとは思いますので、復旧後には、汽車旅に阿蘇観光も取り入れて訪問してみたいところです。

阿蘇の観光名所 草千里

熊本、大分のどちらから乗車してもよいと思いますが、阿蘇駅で途中下車して阿蘇山や草千里といった観光名所を巡るのがおすすめ です。阿蘇駅から路線バスが出ています。


以上、独断と偏見で高原路線(高原っぽい車窓が見られる路線)を三つ紹介してみました。単なる峠越えだけではなく、高原の雰囲気が味わえる路線を選んでみましたが、いかがでしたでしょうか? いずれも青春18きっぷで乗車できる路線ですので、汽車旅の参考にしてもらえればと思います。

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