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2019年春の青春18きっぷで乗っておきたい「乗り納め」「初乗り」路線・列車5選!

ノウハウ
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2019年春の青春18きっぷシーズンがやってきます。利用できる期間は3月1日から4月10日まで。ダイヤ改正の前後を含むこの時期には、路線の廃止や新設、車両の引退なども多くあります。そこで、今年の春の青春18きっぷで乗っておきたい、乗り納め・初乗り路線・列車をご紹介します。どこへ行くか迷っている方は、これらの路線を訪ねてみてもよいかもしれませんね。

春の青春18きっぷで「乗り納め」「初乗り」へ!

2019年春の青春18きっぷシーズンがやってきます。今年も、例年通り、3月1日~4月10日に利用できます。

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この時期には、各地で観光列車や臨時列車が多く運転されますが、春の青春18きっぷシーズンならではのイベントとしては、廃止される路線や列車・車両の「乗り納め」や、新たに誕生する路線の「初乗り」があります。

というのも、例年3月には、JR各社が一斉にダイヤ改正を実施するからですね。2019年は3月16日にダイヤ改正が実施されています。

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今年も、石勝線夕張支線の廃止(3月31日が最終運行)、おおさか東線の全線開業(3月16日)をはじめとして、消えていく路線や列車、新たに誕生する路線がいくつかあります。

そんな路線や列車に、青春18きっぷで乗ってみてはいかがでしょうか。

以下では、2019年春の青春18きっぷで乗っておきたい「乗り納め」「初乗り」の路線・列車を5つ紹介してみます。青春18きっぷでの旅行や乗り鉄の参考にしてみてください。

3月末で廃止! 石勝線夕張支線の乗り納め

やはり最初に紹介したいのは、JR北海道の石勝線夕張支線(新夕張~夕張)です。既報のとおり、2019年3月31日の最終運行をもって廃止となります(廃止日は4月1日)。

ということで、春の青春18きっぷを利用して、乗り納めといきたいところです。

青春18きっぷを利用して夕張支線の乗り納めができるのは、春の青春18きっぷの利用開始日の3月1日(金)~31日(日)の1か月間です。

注意したいのは、3月16日にダイヤ改正があることです。このダイヤ改正では、夕張支線の廃止を見越して、石勝線の南千歳~新夕張間の普通列車の運転本数が大幅に削減されます。

夕張支線の新夕張~夕張間は、乗り納めのファンのために、3月16日~31日の間に臨時列車が運転されますが、青春18きっぷでは、新夕張までの乗り継ぎが厳しくなります。

そのため、3月15日まで、つまり、ダイヤ改正前までに乗りに行くことをお勧めします。廃止日が近づくほど、混雑も増してくることが予想されますので、その意味でも、3月前半の乗り納めがよさそうですね。

以下の記事では、ダイヤ改正前とダイヤ改正後の札幌方面から夕張支線への乗り継ぎを詳しく紹介しています。夕張支線の乗り納めに行かれる方は、参考にしてみてください。

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3月16日全線開通! おおさか東線の初乗り!

廃止される路線があれば、新たに開通する路線もあります。

3月16日のダイヤ改正で、JR西日本のおおさか東線の新大阪~放出(はなてん)間が開業します。開業済みの放出~久宝寺と合わせて、これで、おおさか東線は全線開業となります。

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おおさか東線の路線図

(出典)2019年春ダイヤ改正について(JR西日本 近畿統括本部 PDFファイル)

せっかく乗りに行くのでしたら、久宝寺から大和路線を経由して、新大阪~奈良を結ぶ直通快速に乗りたいですね。ダイヤ改正で新たに運転が開始される列車です。

1日4往復しかありません。平日は通勤向けのダイヤで、奈良→新大阪が朝6~7時台、新大阪→奈良が17時台~21時台の運転です。一方、土休日は、奈良発、新大阪発ともに午前中に2本、夕方に2本と、観光や乗り鉄には使いやすいダイヤになっています。

青春18きっぷで乗るなら最後のチャンス! 「中央・青梅ライナー」「ホリデー快速富士山」「快速富士山」

今年のダイヤ改正で最も注目されているのは中央本線でしょう。特急「あずさ」「かいじ」への新たな着席サービスの導入や、新宿~河口湖間の直通特急「富士回遊」の新設など、いろいろと変化が予定されています。

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「中央ライナー」などで利用されていたE257系電車

その中で、青春18きっぷユーザーにとって残念なのは、ライナー列車「中央ライナー」「青梅ライナー」と、河口湖方面への臨時快速列車の特急格上げです。

現在、東京・新宿~八王子・青梅で運転されている「中央ライナー」「青梅ライナー」は、それぞれ、特急「はちおうじ」「おうめ」に格上げされます。

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これまで、青春18きっぷ+ライナー券(510円)で乗車できましたが、特急格上げに伴い、青春18きっぷでは乗車できなくなってしまいます。

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「ホリデー快速富士山」などで利用されているのと同形のE257系500番台

また、週末を中心に、新宿~河口湖間でコンスタントに運転されていた臨時快速「ホリデー快速富士山」「快速富士山」も、新設される特急「富士回遊」の臨時列車として、特急に格上げされます。そのため、こちらも、青春18きっぷでは乗車できなくなってしまいます。

ということで、これらの列車に青春18きっぷで乗車するのであれば、ダイヤ改正前までの3月1日~15日の間に乗り納めをしておきましょう。

「ホリデー快速富士山」「快速富士山」の3月1日~15日の運転日・運転時刻は以下の通りです。

  • 「ホリデー快速富士山」
    • 運転日: 2019年3月2日(土)・3日(日)・9日(土)・10日(日)
    • ホリデー快速富士山1号: 新宿 08:14発 → 河口湖 10:26着
    • ホリデー快速富士山2号: 河口湖 16:00発 → 新宿 18:04着
    • 使用車両: E257系5両(普通車指定席2両、普通車自由席3両)
  • 「快速富士山」
    • 運転日: 2019年3月1日(金)・8日(金)
    • 下り: 新宿 10:39発 → 河口湖 12:46着
    • 上り: 河口湖 16:26発 → 新宿 18:27着
    • 使用車両: E257系5両(全車普通車指定席)

ダイヤ改正以降は、これまで「快速富士山」が運転されてきた金曜日の臨時列車はなくなり、土休日に特急「富士回遊91号・92号」(E257系5両 全車普通車指定席)が運転されます。

189系最後の定期列車 快速「おはようライナー」

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「おはようライナー」で利用されているのと同形の189系電車(写真は普通「妙高」2007年撮影)

信越本線の碓氷峠(横川~軽井沢)の急勾配で、電気機関車EF63形と連結・協調運転が可能な特急車両として製造された189系電車。北陸新幹線開業前の信越本線特急「あさま」や、中央本線特急「あずさ」などで活躍してきましたが、いまや残るのは1編成(6両)のみ。

その189系で運転されている唯一の定期列車が、篠ノ井線の快速「おはようライナー」です。

  • 快速「おはようライナー」
    • 運転日: 2019年3月15日までの平日
    • 運転時刻: 塩尻 06:57発 → 松本 07:09着/07:10発 → 長野 08:10着
    • 使用車両: 189系6両(N102編成)
    • 乗車にはライナー券(310円)が必要

この快速「おはようライナー」が、3月16日のダイヤ改正で運転取りやめとなります。同時刻に、211系6両編成による快速列車(乗車券・定期券のみで乗車可能)が新たに運転されます。

快速「おはようライナー」の運転取りやめにより、189系で運転される定期列車は消滅します。

また、2019年春の臨時列車では、189系で運転されていた夜行快速「ムーンライト信州」の運転もなさそうです。さらに、これまでは189系で運転されていた臨時列車がいくつかあったのですが、2019年春の臨時列車の運転計画からは、189系の文字が消えてしまいました。

この状況からすると、189系の引退も間もなく、ということになりそうです。

そんな189系に、最後に乗っておきたい、という方は、快速「おはようライナー」に乗りに行きましょう。とはいえ、平日朝のみの運転のため、沿線や近所にお住まいの方以外は、乗車しにくいかもしれません。

185系「ムーンライトながら」はそろそろ乗り納め?

最後は、青春18きっぷユーザーには定番の夜行快速「ムーンライトながら」です。言わずと知れた夜行快速列車で、東京~大垣間に1往復運転されます。

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快速「ムーンライトながら」と同形の185系電車

快速「ムーンライトながら」は、現在、JR東日本の185系電車で運転されています。

ところが、その185系は、そろそろ引退するのではないかと噂されています。中央本線の特急「あずさ」「かいじ」に、新型車両E353系が導入され、余剰となったE257系を東海道本線の特急「踊り子」などに転用するリニューアル工事が実施されています。

上記のリリースの最後のほうに、

3.E257系の今後について
現在「あずさ」「かいじ」で使用しているE257系はリニューアルを行い、東海道線に導入する予定です。

と書かれていています。

時期は発表されていませんが、特急「あずさ」「かいじ」の定期列車のE257系はダイヤ改正で引退しますので、あとはリニューアル工事など車両の準備がどのくらいかかるかによるのでしょう。

185系は国鉄時代の車両ですので、置き換えと同時に廃車になる可能性が高いと思われます。当然、「ムーンライトながら」の車両の変更も考えられますので、185系での「ムーンライトながら」は、そろそろ乗り納めとなるかもしれません。

  • 快速「ムーンライトながら」
    • 下り(東京→大垣)
      • 運転日: 3月15日(金)~23日(土)
      • 運転時刻: 東京 23:10発 → 大垣 05:45着
    • 上り(大垣→東京)
      • 運転日: 3月16日(土)~24日(日)
      • 運転時刻: 大垣 22:48発 → 東京 05:05着
    • 全車指定席

かつては、JR東日本の183系・189系や、JR東海の373系で運転されていましたが、現在の185系に変わってから、すでに6年ほどになります。185系での「ムーンライトながら」の乗り納めをしつつ、次にどの車両が利用されるのかを想像してみるのも楽しいですね。


以上、『2019年春の青春18きっぷで乗っておきたい「乗り納め」「初乗り」路線・列車5選!』でした。ダイヤ改正の前後にまたがる春の青春18きっぷシーズンならではの「乗り納め」や「初乗り」。二度と乗車できない路線や列車・車両もありますので、この機会に乗りにいってみてはいかがでしょうか。

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