ひさの乗り鉄ブログ

青春18きっぷの話題をはじめ、観光列車や風光明媚な路線の乗車記などを思うままに綴っていく乗り鉄ブログです。

東京→仙台の長距離移動は旅情・車窓重視の水郡線・磐越東線ルートで! 青春18きっぷで遠回りの汽車旅を楽しんでみませんか?


青春18きっぷで東北方面を目指す場合、東北本線をひたすら北上するのが最も所要時間の短いルートです。ところが、東北本線は細切れダイヤで乗り継ぎが非常に多く、落ち着いて移動することができません。時間はかかりますが、旅情や車窓を重視したい場合には、水郡線や磐越東線まわりのルートで旅をしてみてはいかがでしょうか?

この記事では、東京~仙台を移動するときにの、東北本線以外のおすすめルートを紹介します。

※2019.06.20更新

東京~仙台、最短・最速ルートも、乗り継ぎの多い東北本線

青春18きっぷで東北方面へ向かう場合、最短・最速ルートは東北本線経由です。ところが、東北本線は、乗り継ぎが多く、繁忙期には混雑することが多いうえに、車窓は比較的単調です。

東北本線の普通列車は、区間運転と言って、1本の列車はおおむね1時間程度の距離しか走りません。つまり、何度も乗り換えが必要になるわけです。

時間帯によっても異なりますが、典型的な例では、

  • 東京 → 宇都宮 → 黒磯 → 新白河 → 郡山 → 福島 → 仙台

というように、東京から仙台まで5回もの乗り継ぎが必要 です。

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東北本線のE531系 黒磯~新白河間の短距離を走ります

従来から乗り継ぎが多かったのですが、2017年10月のダイヤ改正で、黒磯と郡山の間の新白河でも列車が分断され、さらに乗り継ぎが増えてしまいました。

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また、お盆休みや年末年始は、青春18きっぷで帰省をする乗客も多く、かなり混雑します。区間によっては2両編成の電車だったりしますので、ずっと立ちっぱなしということもあり得ます。

東北本線の繁忙期(お盆休み)の状況については、筆者が実際に青春18きっぷで東京~福島を移動したときの様子を、以下の記事で紹介しています。

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ということで、東北本線よりも時間はかかるものの、旅情があり、車窓もよいルートを3つほどご紹介します。私も、東北方面への乗り鉄の際にはよく利用するルートです。

旅情・車窓ともにおすすめ! 水郡線ルート(東京→水戸→郡山→仙台)

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まず、おすすめしたいのが、水戸~郡山を結ぶ水郡線を利用するルート です。このブログでも何度か水郡線を紹介していますが、久慈川という川に沿って走る川の景色が美しい路線です。

このルートでは、

  • 東京 → 水戸(常磐線:グリーン車あり)
  • 水戸 → 郡山(水郡線)
  • 郡山 → (福島) → 仙台(東北本線)

という3つの路線を乗り継いでいきます。

水郡線は久慈川に沿う「川の路線」

東京から水戸までは、常磐線の10両や15両の電車が直通します。青春18きっぷ+グリーン券で利用できるグリーン車(自由席)も連結されていますので、ゆったりと汽車旅ができます。

水戸からは、このルートのメインディッシュともいうべき水郡線に乗り換えです。

以下の記事でも紹介している通り、久慈川という清流に沿って進む、代表的な「川の路線」 です。

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久慈川と絡み合うように、何度も久慈川を渡って進んでいくのが印象的です。また、途中の袋田駅の近くには、日本三名瀑の一つ、「袋田の滝」があります。途中下車して訪ねてみるのもよいでしょう。

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久慈川の流れに沿って進む水郡線 車窓・旅情ともにイチオシ!

袋田の滝の様子や、袋田駅からのアクセスについては、以下の記事でまとめて紹介していますので、ぜひご覧ください。

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水戸から郡山まで、全線を走破する列車が1日数本あります。乗車時間は3時間ほどと、かなり長時間の乗車になります ので、飲み物やおやつなどを用意しておくとよいでしょう。

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郡山からは東北本線に乗り換え!

郡山からは東北本線で仙台を目指します。時間帯によっては仙台へ直通する列車もありますが、途中の福島で乗り換えが必要になることが多いです。

水郡線ルート、水戸近辺は混雑するため早めにホームに並ぼう

水郡線ルートの混雑状況や乗り継ぎのコツを、路線ごとにまとめてみます。

路線 区間 混雑状況・コツ
常磐線 東京~水戸 ラッシュ時間帯を外せば空いている
普通列車グリーン車がおすすめ
水郡線 水戸~郡山 水戸近辺は混雑することが多い
早めにホームに並んでおこう
東北本線 郡山~仙台 混んでいることが多い
時間があれば1本あとの列車がおすすめ!


水郡線の水戸近辺は、通勤通学客が多いうえに、袋田の滝などへの観光客も乗車するため、かなり混雑します。水戸から乗車するときには、早めにホームに並んでおくことをおすすめします

なお、東京~仙台の所要時間は約8時間。東北本線ルートと比べると2時間ほど余計にかかりますが、今回紹介するルートの中では、車窓、旅情ともにイチオシです!

最も空いている! 磐越東線ルート(東京→いわき→郡山→仙台)

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先ほどご紹介した水郡線ルートと同じく、常磐線から郡山へ出るルートですが、いわきから磐越東線を利用するルートです。

  • 東京 → 水戸 → いわき(常磐線)
  • いわき → 郡山(磐越東線)
  • 郡山 → (福島)→ 仙台(東北本線)

磐越東線は 福島県内の郡山~いわきを結ぶ路線 です。福島県内に閉じる路線なので、地元の方以外はあまりなじみのない路線ではないかと思います。

太平洋の大海原を車窓から! 常磐線(水戸~いわき)

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常磐線の車窓からは太平洋が!

常磐線は、東京~水戸間は内陸部を走るために、ほとんど海を見ることはできません。

ところが、水戸から先は、ところどころで太平洋の海岸沿いを走るため、車窓から太平洋を眺めることができるのです。

磐越東線ルートで通る水戸~いわき間では、日立駅付近、磯原駅付近、勿来(なこそ)駅付近で、太平洋をよく見ることができます。この区間を乗車する場合には、海側の座席に座るのがおすすめです。

川と渓谷の路線、磐越東線


磐越東線も、水郡線と同じく川の路線です。阿武隈高地から太平洋に流れ出る「夏井川」という川に沿って進みます。途中、夏井川渓谷という景勝地を通ります。車窓からも夏井川の渓谷を眺めることができます。いわき~郡山の全線で約1時間半程度ですので、車窓を楽しんでいればあっという間です。

常磐線の水戸以北の列車は空いていることが多いですし、磐越東線も始発のいわきからの乗車になるので座席を確保できると思います。

水戸から先は空いている磐越東線ルート

磐越東線ルートの混雑状況や乗り継ぎのコツをまとめておきます。

路線 区間 混雑状況・コツ
常磐線 東京~水戸 ラッシュ時間帯を外せば空いている
普通列車グリーン車がおすすめ
水戸~いわき ラッシュ時以外は空いている
海側の車窓には太平洋も!
磐越東線 いわき~郡山 いわきからは空いていることが多い
小野新町~郡山は混んでいることも
東北本線 郡山~仙台 混んでいることが多い
時間があれば1本あとの列車がおすすめ!


東京から磐越東線経由で仙台までの所要時間は約8時間半。いわきでの常磐線と磐越東線の乗り継ぎが良くないため、かなり時間がかかってしまいます。いわきでの乗り換え時間をランチタイムに充てるなど工夫すればよいでしょう。

東日本大震災の影響で一部区間は代行バス! 常磐線ルート(東京→代行バス区間→仙台)

最後にご紹介するのが常磐線ルートです。代行バス区間があり、かなり時間を要することから、単に東京から東北地方へ移動するルートとしては、現在はおすすめしません。それでも、福島の復興を応援する意味も込めて訪問するのであれば、あえてこのルートを選択してもよい と思います。

東日本大震災の影響で一部区間運休中

2019年6月現在、東日本大震災の津波と原発事故の影響で、途中の富岡~浪江間が不通になっています

この区間は、代行バスが運転されています。下り(富岡→浪江)は1日6便(うち1便は原ノ町まで直通)、上り(浪江→富岡)は5便が運転されています。日中時間帯は運転間隔が大きく空くので、あらかじめ時刻表を見て乗り継ぎを確かめておきましょう。

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代行バスは普通列車扱いですので、青春18きっぷだけで乗車可能です。ただ、列車に比べるとキャパシティはかなり少ないので、混雑している時期は避けたほうがよいでしょう。

2019年1月に、代行バス区間を含む常磐線全線に乗車した際の乗車記を投稿しています。よろしければご覧ください。

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相馬~浜吉田間は内陸側へ付け替え

原ノ町から先、相馬~浜吉田間は、東日本大震災の津波の影響をもろに受けてしまい、壊滅的な被害が出た区間です。

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3年以上の年月をかけて、かなり内陸側に、高架の線路を敷設することで、2016年12月にようやく復旧しました。これまで、太平洋の海岸沿いに走っていた区間ですが、従来とは大きく雰囲気も変わっています。

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常磐線ルート、仙台近くは混雑も!

常磐線ルートの混雑状況や乗り継ぎのコツをまとめておきます。

路線 区間 混雑状況・コツ
常磐線 東京~水戸 ラッシュ時間帯を外せば空いている
普通列車グリーン車がおすすめ
水戸~いわき ラッシュ時以外は空いている
海側の車窓には太平洋も!
いわき~富岡 いつも空いている
海側は太平洋の車窓が素晴らしい!
常磐線
代行バス
富岡~浪江 代行バス(青春18きっぷで乗車可能)
帰還困難区域の様子を目に焼き付けて!
常磐線 浪江~原ノ町 いつも空いている
原ノ町~仙台 相馬~浜吉田間は津波被害後に内陸に付け替え
仙台近くではかなり混雑



以上、首都圏(東京)から東北方面(仙台)へ青春18きっぷで向かうおすすめルートをご紹介しました。いずれも最短ルートの東北本線経由に比べると、1.5~2時間ほど余計にかかりますが、その分、車窓を楽しむことができるルートだと思います。今年の青春18きっぷでの汽車旅の参考にしてもらえればと思います。

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