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超おすすめ! 青春18きっぷで小海線に乗りに行こう! ~青春18きっぷ おすすめ日帰り旅1~

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小海線から眺めた八ヶ岳

先日、7月1日にデビューしたばかりの小海線の観光列車「HIGH RAIL 1375」に乗りに行きました。そのときに乗車したルートが、個人的には青春18きっぷの日帰り旅の超定番ルートでしたので、ここで紹介したいと思います。特に、夏の青春18きっぷシーズンにはおすすめですよ!

1日分余った青春18きっぷ、どうしてますか?

毎年夏になると、青春18きっぷを1枚購入して汽車旅に行くのですが、会社勤めで夏休みも限られていると、たいていは2泊3日、長くて3泊4日くらいの行程になることが多いです。

そうなると、青春18きっぷが1日分余るのですよね。基本的に「乗り鉄」なので、青春18きっぷで4日も旅をすれば、十分に元はとっているのですが、使い切らないうちに青春18きっぷ期間が終了してしまうのももったいない! ということで、最近は、日帰りでの汽車旅ルートの考案に余念がありません(笑)

そのルートの一つ、首都圏から小海線に乗りに行く周遊ルートをご紹介しようと思います。

日帰り「小海線周遊ルート」

まず、ルートをざっと紹介します。

区間 路線 備考
東京 → 小淵沢 中央本線 高尾(甲府)で乗り換え
小淵沢 → 小諸 小海線 HIGH RAIL 1号に乗車
小諸 → 軽井沢 しなの鉄道 青春18きっぷで乗車不可(480円)
軽井沢 → 横川 JR関東バス 青春18きっぷで乗車不可(510円)
横川 → 高崎 信越本線
高崎 → 東京 高崎線 グリーン車がおすすめ!


東京(首都圏)から甲信地方の東部を経由して戻ってくる周遊ルートです。しなの鉄道とJR関東バスには、青春18きっぷでは乗車できませんので、別途運賃を支払う必要がありますが、それでも青春18きっぷ1日分+990円でおさまります。

何度か実践していますが、日帰りルートにしてはかなり距離がありますので、朝は早めに出発したほうがよいです。「HIGH RAIL 1号」は小淵沢発10時30分なので、これに乗ろうとすると、どうしても早朝出発は避けられません。

ただ、山間部の車窓が美しいルートなので、景色を楽しみたいのなら、雲が湧く前の午前中が狙い目です。

「小海線周遊ルート」乗車記

7月中旬に「HIGH RAIL 1375」に乗車した際の様子をお届けします。

東京 → 小淵沢(中央本線)1

  • 乗り継ぎルート
    • 東京 06:07発 → 新宿 06:22発 → 高尾 07:05着(中央線 特別快速 高尾行き)
    • 高尾 07:26発 → 小淵沢 10:20着(中央本線 523M 小淵沢行き)
  • 乗り継ぎルート(1本前)
    • 東京 05:41発 → 新宿 06:00発 → 高尾 06:56着(中央線 快速 高尾行き)
    • 高尾 07:06発 → 甲府 08:42着(中央本線 521M 甲府行き)
    • 甲府 08:53発 → 小淵沢 09:43着(中央本線 431M 松本行き)

中央本線からの車窓

中央本線は、日本でも有数の山岳路線です。都心に近い「中央快速線」(東京~高尾)の区間しか乗ったことがないと、どこが山岳路線なのかと思ってしまいますが、いわゆる通勤電車の終点となる高尾駅から先に行くと、一気に山の中に分け入っていきます。

トンネルも多くなり、列車のスピードも遅くなります。東京駅ではほぼ海抜ゼロメートルですが、次第に高度を上げていきます。最初のピークは、大月を出た後、初狩~笹子間あたりで、標高は600メートルにもなります。高尾のあたりでは、高尾山は山に見えますが、このあたりまでくると、高尾山の山頂とほぼ同じ高さなのですね。

勝沼あたりまでくると、次第に視界が開けてきて、一面ブドウ畑が広がります。次第に高度を下げ、周囲に住宅が増えてくると、間もなく甲府に到着です。

中央本線の車窓

甲府を出ると、またどんどんと高度をあげていきます。小海線への乗換駅となる小淵沢まで、ずっと登り坂です。乗車している分には勾配を感じることはありませんが、車窓を見ていると、どんどん高いところへ進んでいくのがわかります。左側には南アルプスと、その奥に富士山が、右側には八ヶ岳を望むことができます。

小淵沢駅は標高900メートル弱。中央本線では最も標高の高い駅です。東京では猛暑の一日でしたが、さすがに小淵沢駅に下車すると高原の涼しさを感じました。

小淵沢 → 小諸(小海線, HIGH RAIL 1号)

  • 小淵沢 10:30発 → 小諸 12:31着(小海線, HIGH RAIL 1号)

HIGH RAIL 1375に乗車

小淵沢で小海線に乗り換えです。普通列車でも十分に楽しめる小海線ですが、全線乗りとおすのであれば、デビューしたばかりの観光列車「HIGH RAIL 1375」に乗車するのはおすすめです。午前中は小淵沢発小諸行きの1号、午後は逆向きの2号、夜には野辺山で星空観察会のイベントもある「星空号」になります。車窓を楽しみたいのなら、1号か2号ですね。

「HIGH RAIL 1号」の乗車レポートは、下記の記事をご覧下さい。

小諸 → 軽井沢(しなの鉄道)

  • 小諸 13:39発 → 軽井沢 14:04着(しなの鉄道 480円)

小諸城址 懐古園

小諸では、1本列車を見送って、駅のすぐ近くにある「小諸城址 懐古園」を散策してきました。小諸城は、周囲の城下町より低い位置に築城された珍しい「穴城」で有名だそうです。懐古園には、400年前に建てられた「大手門」や石垣などが残っています。

小諸城址 懐古園 | 小諸市オフィシャルサイト


さて、小諸からはしなの鉄道線に乗車して、軽井沢へ向かいます。もともと信越本線だった路線ですが、北陸新幹線(当時は長野新幹線)開業時に第三セクターの「しなの鉄道」に引き継がれました。青春18きっぷでは乗車できませんので、券売機で480円のきっぷを購入します。

しなの鉄道115系電車

しなの鉄道の列車は、115系という古い電車です。カラーリングが違いますが、以前は東海道線などにも走っていた型式の電車ですね。

しなの鉄道では、軽井沢~小諸と、小諸~長野(篠ノ井~長野はJR線に乗り入れ)に分離されている列車が多く、13:39に乗車した軽井沢行きの列車も、小諸が始発でした。

2両編成の列車でしたが、座席はほぼ埋まり、立ち客が出るほどの乗客を乗せて小諸駅を出発しました。進行方向左側の車窓には、浅間山がよく見えます。軽井沢までは25分ほどで到着しますが、小諸からはずっと山を登っていきます。小諸駅の標高は約663メートル、軽井沢駅の標高は約940メートルですので、300メートル弱も登っていくことになります。

途中駅では地元の方の乗降が少しある程度でしたが、終点の一つ手前の中軽井沢駅からは観光客も乗車して、車内は混雑してきます。14時04分、定刻通りに軽井沢に到着しました。

軽井沢 → 横川(JRバス関東)

  • 軽井沢 14:15発 → 横川 14:49着(JRバス関東 510円)

軽井沢からはバスで移動です。北陸新幹線(長野新幹線)開通前までは、軽井沢~横川は鉄道でつながっていました。碓氷峠という峠を越えるのですが、ものすごい急勾配で、特急列車や普通列車に、この区間専用の電気機関車を連結して峠越えをしていました。一度だけ乗車したことがありますが、体感的にも勾配がわかるほどでした。

1997年に北陸新幹線(長野新幹線)が開通すると同時に、この区間の在来線は廃止され、JRバス関東が運行するバス路線に転換されました。「JRバス関東」ですが、バス路線ですので、青春18きっぷでは乗車できません。乗車時に510円の運賃を支払います。

軽井沢駅北口のバスターミナルの5番乗り場に行くと、すぐにバスがやってきました。乗り込むとすぐに発車です。今回乗車したときは、まだ青春18きっぷの時期ではありませんでしたので、乗客は10名弱と空いていました。以前、8月の青春18きっぷの時期に乗車したときには、かなり混雑していましたので、早めにバス停に行って並んでおいたほうがよさそうです。観光バスタイプの車両でしたので、定員を超えると乗車できないと思います。

バスは、軽井沢駅の北口を通る中山道(国道18号)を西に進み、新軽井沢の交差点を左折、県道43号線を南下します。沿線には、ショッピングモールやゴルフ場、リゾートホテルなどが立ち並び、これぞ軽井沢という雰囲気です。

南軽井沢の交差点を左折、碓氷バイパス(国道18号)を東へ進みます。ここから、峠を一気に下っていきます。急カーブが続くつづら折りの道を下っていくと、車窓には、上毛三山の一つ「妙義山」が見えてきます。乗車時間は短いですが、かなり急カーブが連続して左右に揺さぶられますので、乗り物酔いをする方は要注意です。

35分ほどの乗車で、横川駅前に到着しました。軽井沢の標高940メートルから、横川の標高387メートルまで一気に下ってきたことになります。軽井沢では多少の涼しさを感じましたが、横川は猛暑でした…。

横川 → 高崎(信越本線)

  • 横川 16:30発 → 高崎 17:02着(信越本線)

碓氷峠鉄道文化むらに展示されているEF63

横川では、駅のすぐ近くにある「碓氷峠鉄道文化むら」を訪問します。ここは、先ほど述べた軽井沢~横川間の碓氷峠越えの区間が廃止されたあとに、横川駅にあった車両基地(横川運転区)の跡地に建てられたテーマパークです。

詳しくは別記事で紹介したいと思いますが、碓氷峠の歴史を伝える展示や、碓氷峠になじみの深い車両がたくさん展示されています。鉄道ファンであればもちろんのこと、そうでなくても楽しめると思います。このルートで汽車旅をするのであれば、是非寄り道しておきたいスポットですね。

さて、横川からは、16時30分発の高崎行きに乗車します。信越本線は、もともと高崎~新潟を長野経由で結んでいた路線ですが、現在では、

  • 高崎~横川(信越本線)
  • 横川~軽井沢(鉄道廃止、JRバス関東が路線バスを運行)
  • 軽井沢~篠ノ井(しなの鉄道に移管)
  • 篠ノ井~長野(信越本線)
  • 長野~妙高高原(しなの鉄道に移管)
  • 妙高高原~直江津(えちごトキめき鉄道に移管)
  • 直江津~新潟(信越本線)

というように、ばらばらになってしまいました。JR信越本線として残っている区間は3つに分断されてしまっています。横川~高崎は、そんな信越本線のもっとも南側(東京寄り)の部分にあたります。

信越本線の211系電車

横川駅にやってきたのは211系のロングシートの電車。4両編成で、車内はがらがら。横川出発時には1両に数名しか乗っていません。

16時30分に横川を出ると、関東平野の縁に沿って群馬県内を東へ進みます。左側の車窓には、こちらも上毛三山の一つ、榛名山も見えてきます。高崎に近づくにつれて、平野部に入り、視界が開けてきます。土曜日の夕方ということもあり、徐々に乗客も増えて、17時02分、定刻通りに高崎に到着しました。

高崎 → 上野(高崎線)

  • 高崎 17:33発 → 19:13着 上野(高崎線 快速アーバン)

高崎からは、高崎線に乗り換えて帰京します。17時12分の平塚行きにも間に合いますが、売店に寄っていたため、次の上野行きに乗車しました。


高崎にいたSLみなかみ

売店で買い物を済ませてホームに下りると、青い客車が止まっていて、ホームの先頭にはSLが止まっていました。高崎~水上間を走る「SLみなかみ」です。水上から高崎に戻ってきたところだったようです。さすがにSLは人気の的で、たくさんの人が写真を撮っていました。

高崎から1時間半以上の乗車となるので、グリーン車を奮発します。土休日であれば780円(51km以上)で乗車できます。4号車の平屋部分に乗車して、隣のホームのSLを見ていると、客車から切り離され、SLだけが走り去っていきました。そのあと、ディーゼル機関車がやってきました。客車を回送していくのでしょう。


峠の釜めし+サッポロクラシック

17時33分に高崎を発車。早速、横川駅前の「おぎのや」店舗で仕入れた「峠の釜めし」と、先ほど売店で購入した「サッポロクラシック」で乾杯! 充実した日帰りの汽車旅を振り返ります。

あとは、ゆったりしたグリーン車の座席で夕方の車窓を眺めたり、スマホをいじったりしているうちに下車駅に。これで今日の汽車旅は終了です。

各自でアレンジして楽しもう!

以上、小海線周遊ルートの旅をご紹介しました。

青春18きっぷの旅とはいえ、ずっと列車に乗りっぱなしだと疲れてしまうので、途中で「ちょい観光」を挟むとよいと思います。今回は、小諸の「小諸城址 懐古園」と、横川の「碓氷峠鉄道文化むら」を観光しましたが、各自でアレンジして楽しむこともできます。

軽井沢でショッピングや観光をして、帰りは北陸新幹線に乗ってしまうのもアリです。(青春18きっぷでは乗れませんが)

また、このルートの場合、東京~小淵沢の4時間の中央線の旅が難所になります。小海線、信越本線、高崎線だけでも青春18きっぷ1日分の元は十分に取れますので、少し出費は増えますが、小淵沢までは特急あずさを利用するとだいぶ楽になると思います。

おそらく、青春18きっぷで旅をする人には有名なルートなのではないかと思いますが、小海線の観光列車「HIGH RAIL 1375」が登場したことで、さらに魅力が深まったと思います。青春18きっぷが1日分余ったら、是非このルートで日帰りの汽車旅を楽しんでみてください。


  1. 青春18きっぷおすすめルートと言いながら、「HIGH RAIL 1375」に乗車したときには、青春18きっぷの期間ではなかったため、新宿から特急あずさ号で小淵沢まで行ってしまいました。車窓の見え方は普通列車でも大差ないと思いますので、ご了承ください。