スポンサーリンク

夜行列車の代わりにフェリー夜行便を利用しよう! 本州~北海道航路 青春18きっぷ+フェリーのススメ

フェリー

JRの在来線から夜行列車がほとんど消えてしまい、青春18きっぷでの遠距離移動が難しくなってきました。そこで、フェリーの夜行便を、これまでの夜行列車の代わりに利用することで、青春18きっぷでの行動範囲を広げてみることを提案したいと思います。この記事では、本州~北海道を移動するのに便利な夜行フェリーが運航されている航路についてまとめてみました。青春18きっぷで北海道への旅行を考えている方は、ぜひ、フェリー夜行便の活用も検討してみてください。

スポンサーリンク

青春18きっぷ+フェリーの旅

夜行列車、特に、夜行快速列車が多く走っていた時代には、終電前に夜行列車に乗車すれば、青春18きっぷの旅でも、翌朝には300㎞以上離れた町に到着することができました。

ところが、一時はあちこちで運転されていたJRの夜行快速列車「ムーンライト」シリーズも徐々に数を減らし、最後まで残っていた「ムーンライトながら」も2021年春に運転終了が発表されました。

そこで、夜行列車の代わりに、比較的リーズナブルに利用できるフェリーの夜行便を利用すること を提案してみたいと思います。

スポンサーリンク

結構たくさんある本州~北海道のフェリー

この記事では、本州と北海道を結ぶフェリーに焦点を当ててみます。

この時代に、単なる移動手段としてのフェリーなんてあるの? と思われるかもしれませんが、本州と北海道を結ぶフェリーは結構あります。

  • 商船三井フェリー さんふらわあ: 大洗(茨城県)~苫小牧
  • 太平洋フェリー: 名古屋~仙台~苫小牧
  • 新日本海フェリー: 新潟~小樽,舞鶴~小樽,敦賀~苫小牧,(新潟~)秋田~苫小牧
  • シルバーフェリー(川崎近海汽船): 八戸~苫小牧,八戸~室蘭
  • 津軽海峡フェリー: 青森~函館,大間(青森県)~函館
  • 青函フェリー: 青森~函館

どうでしょうか? ほぼ毎日運航しているものだけでも、こんなにあるのです。

本州~北海道間には青函トンネルがあるものの、鉄道専用トンネルですので、クルマでの移動ができません。クルマで本州~北海道を移動しようとすると、選択肢はフェリーのみということになります。観光客はもちろんのことですが、長距離トラックで本州~北海道を移動する手段として、現在もフェリーが使われているのです。

とはいえ、クルマがなくても、人間だけでの利用も可能です。しかも、かなりリーズナブルです。

フェリーなので、当然のことながら、港から発着しますので、最寄駅から港までの移動が必要ですが、たいていはフェリーの時刻に合わせてバスが出ていますので安心です。

スポンサーリンク

鉄道の旅の視点から見ると、苫小牧・室蘭・小樽着は便利!

鉄道の旅の補助的な移動にフェリーを利用するという観点からみると、本州~北海道航路の便利さが見えてきます。

鉄道だけで本州~北海道を移動しようとすると、青函トンネルを通ることになるわけですが、北海道側は函館経由ということになります。目的地が函館や道南であれば青函トンネルは便利なのですが、札幌や、さらに道北・道東へ向かおうとすると、函館は遠すぎるという問題があります。函館から札幌までは特急「北斗」を利用しても3時間半以上かかりますし、青春18きっぷ利用の普通列車乗り継ぎでは8時間もかかります。これでは、函館から札幌に到着するだけで、丸一日を要してしまいますね。

一方、本州~北海道航路のフェリーは、太平洋側の航路では苫小牧港や室蘭港、日本海側の航路では小樽港に到着するものが多い のです。苫小牧、小樽ともに、札幌までは普通列車でも1時間前後の距離ですし、苫小牧からであれば、石勝線経由で帯広や釧路へのアクセスにも便利です。

実際、仙台~苫小牧の太平洋フェリーの夜行便や、大洗~苫小牧の商船三井フェリー(さんふらわあ)を利用したことがありますが、苫小牧から札幌が近いので、鉄道の旅にはかなり便利だと感じました。

スポンサーリンク

本州~北海道航路 夜行列車の代替に利用できそうなフェリー夜行便を紹介

フェリーでの移動の一番の欠点は、速度が遅く時間がかかることです。ただ、それも、夜行便であれば、寝ている間に移動できますので、あまりデメリットにはなりません。さらに、宿泊費が浮くというメリットもあります。

そこで、本州~北海道の移動で、かつての夜行列車の代わりに使えそうなフェリーの夜行便を紹介します。

なお、料金は、最も安い2等室(税込み)のものです。インターネットでの購入で割引があるものもありますが、ここでは正規運賃を掲載しています。また、時刻は2021年6月現在のものです。季節ごとにダイヤが変わることもありますので、詳しくは各社のWebサイトでご確認ください。

シルバーフェリー(川崎近海汽船): 八戸~苫小牧

夜行便として最も使い勝手がよさそうなのが、シルバーフェリーの夜行便です。シルバーフェリーは、八戸港~苫小牧港を1日4往復運航していますが、夜行便はちょうど時間帯がよいうえに、所要時間が8時間と、しっかり休むことができます。

【八戸→苫小牧】

八戸発苫小牧着運航日
08:4516:00毎日
13:0020:15毎日
17:30翌01:30毎日
22:00翌06:00毎日

【苫小牧→八戸】

苫小牧発八戸着運航日
21:15翌04:45毎日
23:59翌07:30毎日
05:0013:30毎日
09:3018:00毎日

※太字はおすすめの夜行便
※料金(大人): 2等 5,600円(学生 4,480円),2等寝台B 7,000円(学生 5,880円)

八戸→苫小牧の夜行便は、苫小牧港到着が午前6時で、かなり便利な時間に設定されています。苫小牧まではバスが出ていますので、苫小牧駅から鉄道の旅を始めることができます。

シルバーフェリーの八戸~苫小牧航路については、以下の記事で詳しく紹介しています。最寄駅からフェリーターミナルへのアクセス、八戸駅や苫小牧駅からの鉄道の乗り継ぎも紹介しています。

【シルバーフェリー 八戸・苫小牧航路】 青春18きっぷ、北海道&東日本パスと組み合わせて夜行フェリーで北海道へ! かつての夜行急行「はまなす」の代替ルートにも!
シルバーフェリーが運航する八戸港~苫小牧港を結ぶフェリーをご存知でしょうか? 夜行便も運航されていて、寝ている間に北海道~本州の間を移動できます。この記事では、シルバーフェリー「八戸・苫小牧航路」の概要やアクセスに加え、本州~北海道の乗り継ぎについて詳しく紹介します。

シルバーフェリー(川崎近海汽船): 八戸~室蘭

2018年に宮古~室蘭を結ぶ航路として運行が開始されましたが、2020年4月からは八戸~室蘭航路に変更されました。

区間・時刻運行日
八戸港 06:45 → 室蘭港 14:00毎日
(月曜発は運休)
室蘭港 20:30 → 八戸港 翌03:30毎日
(日曜発は運休)


※料金(大人): 2等 5,200円(学生 4,160円),2等寝台B 6,500円(学生 5,460円)

室蘭→八戸便は、夜行列車の代替として利用できそうです。札幌16:16発の普通列車に乗り、苫小牧で乗り換えれば、室蘭に19:34に到着します。

一方、八戸から先へは、三陸鉄道を南下すると、久慈に07:51着、宮古に09:45着となります。八戸へ出て、青い森鉄道~IGRいわて銀河鉄道経由で乗り継ぐと、盛岡に9時ちょうどに到着します。そのまま東北本線を南下していけば、22時前に東京に到着します。

詳しくは、以下の記事でも紹介していますのでご覧ください。室蘭港、宮古港へのアクセスや、最寄り駅からの乗り継ぎについても詳しく紹介しています。

シルバーフェリーの八戸・室蘭航路で北海道~本州を移動しよう! 室蘭港→八戸港便は夜行列車代わりにも利用できます!
シルバーフェリーが運航する八戸・室蘭航路。室蘭港→八戸港は夜行便となっており、北海道から本州への夜行列車代わりに利用できそうです。この記事では、鉄道旅行で北海道~本州を行き来するときに、シルバーフェリーの八戸・室蘭航路を利用するための乗り継ぎなどを紹介します。

太平洋フェリー: 仙台~苫小牧

仙台港~苫小牧港を太平洋側を経由して結ぶ航路です。

夜行便というには少し早い時間に出ますが、午前中に到着するため、到着日を有効に活用できます。仙台発、苫小牧発のいずれも夜行便となります。

また、太平洋フェリーでは、バイキング形式のディナーが楽しめるなど、国内のフェリーとしては設備が豪華なのが特徴です。乗船時間が長いので、船旅そのものを楽しむつもりで利用するのがよさそうです。

仙台へは東京から新幹線で2時間弱、普通列車の乗り継ぎでも6時間程度で到着しますので、首都圏など関東からも使い勝手がよい航路です。

区間・時刻運航日
仙台港 19:40 → 苫小牧港 翌11:00毎日※1
苫小牧港 19:00 → 仙台港 翌10:00毎日※1


※1: 冬季等、季節によって変則運航(毎日運航ではない運航パターン)になる場合もあります
※料金(大人): 2等 9,000円~10,700円(時期により異なる)

最新の運航日・ダイヤ・料金等については、太平洋フェリーのWebサイトでご確認ください。

太平洋フェリー 苫小牧(北海道) 仙台(東北) 名古屋 船旅 お得なプラン クルーズ 貨物
太平洋フェリー トップページ。苫小牧-仙台-名古屋の優雅な船旅を、そして船内で心からおくつろぎいただけるよう、充実したホスピタリティをご提供いたします。

新日本海フェリー: 新潟~小樽

日本海側の航路を通り、新潟と小樽を結ぶフェリーです。

新潟→小樽の便は、正午に新潟港を出るので、夜行便としては使いにくいかもしれません。ただ、小樽には午前4時30分に到着するので、始発の時間帯から移動でき、一日を有効に活用できそうです。

小樽→新潟は、小樽の出航時刻が少し早いですが、新潟港に午前9時着なので使いやすそうです。

小樽から札幌までは普通列車でも1時間弱ですし、札幌まで出れば、北海道の各方面への乗り継ぎができますので、苫小牧同様に、鉄道の旅には非常に便利なフェリーです。

区間・時刻運行日
新潟港 12:00 → 小樽港 翌04:30火~日
小樽港 17:00 → 新潟港 翌09:15月~土

※料金(大人): ツーリストC 7,300円~11,300円(時期により異なる)

最新の運航日・ダイヤ・料金等については、新日本海フェリーのWebサイトでご確認ください。

新日本海フェリー | 舞鶴・敦賀・新潟・秋田と北海道を結ぶフェリー航路。
舞鶴・敦賀・新潟・秋田と北海道を結ぶフェリー航路。津軽海峡をゆく快適なクルージングをお楽しみください。

商船三井フェリー: 大洗~苫小牧

茨城県の大洗港と苫小牧港を結ぶフェリーです。大洗港は水戸からも近く、関東地方から北海道へ一気に移動する手段として便利です。東京から水戸までは、常磐線の普通列車で約2時間。グリーン車もありますので、快適に移動できます。一方、苫小牧港の到着が午後になってしまうため、下船後に移動する範囲は限られるかもしれません。夜行便として利用するというよりは、関東~北海道を一気に移動する交通手段として考えたほうがよさそうです。

苫小牧→大洗便は、大洗の到着が14時。こちらも移動する範囲が限られそうですが、北海道から東京へのアクセスにはちょうど良い時間帯かもしれません。

下記の便以外に深夜便もありますが、出航が午前1時台、到着が19時台と、旅行には少し使いづらい時間帯になっています。

区間・時刻備考
大洗港 19:45 → 苫小牧港 翌13:30夏季:日曜以外運行
冬季:週3~4便
苫小牧港 18:45 → 大洗港 翌14:00夏季:日曜以外運行
冬季:週3~4便

※料金(大人): ツーリスト 10,740円~19,200円(時期により異なる)

詳しくは、商船三井フェリーのWebサイトをご確認ください。

商船三井フェリー
商船三井フェリートップページです。マイカーやバイク、ペットと首都圏-北海道の船旅は商船三井フェリーが便利お得です。「船旅のたのしさ」をコンセプトに新造船が就航し、より充実した船旅をご提供します。

青函フェリー・津軽海峡フェリー: 青森~函館

最後は、青森と函館を結ぶ青函フェリー、津軽海峡フェリーです。それぞれ8往復、合わせて16往復も運航されています。所要時間が3時間半程度と短いため、夜行として宿代わりに使うにはやや中途半端です。

鉄道旅行の途中で夜行として使えそうな便は以下の通りです。

区間・時刻備考
青森港 23:30 → 函館港 翌03:20青函フェリー
青森港 02:00 → 函館港 05:50青函フェリー
青森港 02:40 → 函館港 06:20津軽海峡フェリー
函館港 23:30 → 青森港 翌03:20青函フェリー
函館港 00:30 → 青森港 04:10津軽海峡フェリー

※料金(大人):青函フェリー 1,800円~2,200円,津軽海峡フェリー 2,260円~3,250円

所要時間が短いため、昼行便でも鉄道の代わりに利用できます。青春18きっぷで青函トンネルを抜けるときに必要となる「北海道新幹線オプション券」(2,490円)とほぼ同じような料金ですし、便数も多いので、意外と使えるのではないかと思います。

「北海道新幹線オプション券」は、北海道新幹線に乗車できるのが奥津軽いまべつ~木古内だけなので乗り換えが多く、しかも乗り継ぎがいまいちです。時間帯によってはフェリーのほうが便利かもしれません。

「青函フェリー」「津軽海峡フェリー」のダイヤ、料金、フェリーターミナルへのアクセス方法、前後の鉄道の乗り継ぎなどについては、以下の記事で詳しく紹介しています。ぜひご覧ください。

【青函フェリー・津軽海峡フェリー】北海道~青森の移動をお得に! 青春18きっぷとの組み合わせにも最適です!
青春18きっぷで北海道~青森間を移動する場合、「北海道新幹線オプション券」を利用する手もありますが、一部時間帯を除いて乗り継ぎが良くありません。そこで、青森~函館間を運航するフェリーを利用してみてはいかがでしょうか? この記事では、「青函フェリー」「津軽海峡フェリー」のダイヤ、料金、フェリーターミナルへのアクセス、お得なきっぷ等についてご紹介します。

また、各社のWebサイトは以下の通りです。

青函フェリー
青函フェリーは青森と函館を毎日8往復する格安フェリーです。移動は安く、目的地でゴージャスに♬。
津軽海峡フェリー株式会社|函館と青森、函館と大間をつなぎ、本州と北海道を最短ルートで結ぶフェリー
函館と青森、函館と大間をつなぎ、本州と北海道を最短ルートで結ぶ津軽海峡フェリーのホームページです。

以上、本州~北海道を結ぶフェリーの夜行便を紹介しました。シルバーフェリーのように青函区間を夜行で抜けるのにちょうど良いフェリーもあれば、仙台や大洗、新潟などから一気に北海道を目指すフェリーもあります。鉄道での夜間の移動が難しくなってきていますが、フェリーで代替することで、青春18きっぷの旅でも移動距離を稼げるようになりますので、本州~北海道の移動を考えていらっしゃる方は、是非検討してみてください。

スポンサーリンク

関連記事

青春18きっぷ関連の記事をまとめたページです。青春18きっぷの最新情報から、基本的な使い方、ちょっとした使いこなしのコツなどを紹介しています。

【青春18きっぷ 2021年夏】 青春18きっぷの最新情報、利用期間、 基本ルール・特例、おすすめ路線・列車から使い方のコツまで紹介します!
JR全線の普通列車・快速列車に乗り放題となる定番フリーきっぷ「青春18きっぷ」。この記事では、2021-22年シーズンの青春18きっぷの最新情報に加えて、青春18きっぷの利用期間・値段・購入方法・基本的なルール・使い方から、青春18きっぷで乗車したいおすすめの列車や路線、青春18きっぷの旅を快適にする少し高度なテクニックまで、目的別にご紹介します。

本州~北海道を行き来するお得な移動手段をまとめた記事です。鉄道だけでなく、東北各地からのフェリーでの移動についても紹介しています。青春18きっぷや北海道&東日本パスなどの格安きっぷとの相性は抜群です。

【青春18きっぷ 渡道ガイド(2021年版)】 本州~北海道の格安移動手段を紹介! 北海道新幹線からフェリーまで行程と予算に応じて使い分けよう!
北海道新幹線が開業して、青函トンネルを走る在来線がなくなってしまいました。この記事では、青春18きっぷの旅で、北海道~本州を移動する方法を、行程と予算に応じてまとめてみました。青春18きっぷ旅の参考にしてみてください。

コメント

タイトルとURLをコピーしました