ひさの乗り鉄ブログ

青春18きっぷの話題をはじめ、観光列車や風光明媚な路線の乗車記などを思うままに綴っていく乗り鉄ブログです。

冬の青春18きっぷで富士山を見に行こう! 富士山がよく見える路線を紹介します!(2019-20年版)


まもなく冬の青春18きっぷシーズンが始まります。今回は冬にこそ是非見ておきたい山、富士山を取り上げます。登るのは夏場の富士山ですが、遠くから眺めるのであれば、やはり頂上に雪をたたえた冬場が絵になる山です。そこで、今回は、冬の青春18きっぷを使って、富士山を見に行くにはどの路線がよいかご紹介します。

※2019.11.10更新

富士山が見える確率は冬場がダントツに高い!

東京から富士山までは、直線距離で約100kmくらいです。富士山は3,776メートルもある日本最高峰、いつでも見られるのではないかと思いますが、関東在住の方はご存知の通り、冬以外の季節ではあまりきれいに見えません。東海道新幹線で富士山のそばを通っても、天気が悪いと全く見えないくらいですから、気候の影響は想像以上に大きいのです。

東京都環境局が公開している都庁舎から「富士山が見えた日数」によると、19924年以降の平均値で、12月は17.5日、1月は19.0日なのに対して、例えば8月はたった1.6日です。

富士山をきれいに見たいのであれば、12月~1月がよいということですね。ちょうど、冬の青春18きっぷの時期にもあたりますので、富士山がよく見える路線をご紹介します。

富士山の周囲には、富士山を取り囲むようにJR線の線路が敷かれています。南側は東海道本線、東側は御殿場線、西側は身延線、北側は中央本線といった具合です。今回は、このうち3路線をピックアップします。

迫力のある富士山が望める御殿場線(御殿場近辺)

まずは富士山の南東側を走る御殿場線です。御殿場線は、東海道本線の国府津と沼津を、箱根の山々を北側から迂回するような形で結んでいます。熱海~函南間の丹那トンネルが開通するまでは、現在の御殿場線が東海道本線でした。今でこそ単線ですが、線路がはがされた跡と思われる路盤が線路脇に続いていて、当時は複線であったことがうかがいしれます。

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御殿場線の車内から(2017年12月撮影)

御殿場線から富士山を見るのであれば、御殿場駅付近がよいでしょう。もっとも富士山に近い場所ですし、遮るものもあまりありません。富士山を南東側から眺めることになります。南東側の中腹には、1707年の宝永噴火でできた「宝永火口」があります。その宝永火口を正面から眺める形になるので、ダイナミックな迫力のある富士山を見ることができます。

富士山の西側を南北に走る身延線

身延線は、東海道本線の富士と中央本線の甲府を結ぶJR東海の路線です。身延線は、富士川に沿って敷かれた路線ですが、路線の中間部では、車窓から富士山を見ることはほとんどできません。富士山を見られるのは、北側の甲府盆地と、南側の地形が開けている富士~富士宮あたりです。

富士山の全景がバッチリ見える富士~富士宮間

一番のおすすめは富士~富士宮の身延線の南端部です。

富士宮から富士山を眺めると、富士山の南西斜面を望むことになります。富士宮近辺も、遮るものがあまりないので、きれいな富士山を眺められます。また、富士宮で途中下車して、B級グルメの富士宮焼きそばを食べたり、富士山を御神体とする浅間神社の総本宮「浅間大社」も駅から徒歩圏内ですので、観光するのもよいと思います。

富士宮 浅間大社から眺める富士山

浅間大社から撮影した富士山です。富士山らしい絵になる風景です。

また、富士宮で観光する時間が取れない場合には、富士から二駅の竪堀(たてぼり)駅で降りてみましょう。

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竪堀駅の下りホームから絶景の富士山を眺める!(2017年12月撮影)

竪堀駅の下り(富士宮・甲府方面行き)ホームの端からは、すそ野まできれいに富士山を見ることができます。この区間は、身延線の中でも最も運転本数が多く、30分も待てば次の列車が来ますので、時間がない方におすすめです。

身延山山頂から天子山地の向こうの富士山を眺める(身延駅)

身延駅から路線バスでアクセスできる身延山には身延ロープウェイがあり、ロープウェイで上ったところにある山頂の展望台からは、富士山と富士川の間にある天子山地の向こうに、富士山の頂上部分だけを見ることができます。

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身延山山頂からは富士山と富士川が一望!(2018年11月撮影)

富士山だけでなく、日本三大急流の富士川の流れや、空気が澄んでいれば伊豆半島や駿河湾までも眺めることができます。また、反対側には、南アルプスや甲府盆地、八ヶ岳を望むこともできます。

詳しくは、以下の記事をご覧ください。身延駅からのアクセスや、身延山久遠寺の見どころなども紹介しています。

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御坂山地の向こうに見える富士山(甲府~東花輪)

身延線の北側、甲府~東花輪付近の甲府盆地を走る区間からも、富士山を眺めることができます。

甲府盆地と富士五湖の間にある御坂山地(みさかさんち)の向こうに、富士山の上半分だけを望むことができます。

青春18きっぷで身延線に乗車する際には、こちらの記事を参考にしてみて下さい。

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山々の向こうに頭を出す富士山が見られる中央本線(甲府~小淵沢)

富士山の北側を走る中央本線からも富士山を眺めることができます。ただ、中央本線と富士山の間に、比較的標高の高い山が連なっていますので、富士山の全景を見ることはできません。手前の山々の向こうに、雪をかぶった山頂付近が見られるといった感じでしょうか。

結構広い範囲から見られるはずですが、大きく見えるのは富士山に近い甲府近辺でしょうか。

甲府近辺の車窓から眺める富士山

中央本線の甲府付近の車窓から撮影した、朝焼けの富士山です。こんな感じの車窓が、いろんなところから眺められます。

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小淵沢駅の展望台から冬の富士山を眺める(2018年1月撮影)

また、甲府よりもかなり標高が高い小淵沢からも、富士山を眺めることができます。富士山から少し離れるため、大きく見ることはできませんが、標高が高い分だけ、甲府付近から見る富士山よりも、下の方まで見ることができます。

番外編:富士急行(寿~河口湖)

青春18きっぷでは乗車できないので番外編としましたが、富士山に最も近い鉄道は富士急行です。その名の通り、富士山を間近に眺めることができます。

富士急行は、中央本線の大月と河口湖を結ぶ私鉄です。中央線からも快速の直通列車がありますし、2019年3月のダイヤ改正で、新宿から直通する特急「富士回遊」も運転が開始されており、都心からアクセスしやすいのも特徴です。

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車窓からはほぼ全線にわたって富士山が見られますが、特に寿駅から富士山駅の間と、富士山駅から河口湖駅の間で富士山がよく見えます。富士急行は富士山の北東側を走る鉄道ですので、富士山の北東斜面を見る形になります。

青春18きっぷで行く富士山を眺める日帰り旅

首都圏から青春18きっぷでの日帰りルートとしては、以下のようなルートが考えられます。

  • 新宿 → 甲府(中央本線)
  • 甲府 → 富士(身延線)
  • 富士 → 沼津(東海道本線)
  • 沼津 → 国府津(御殿場線)
  • 国府津 → 東京(東海道本線)

首都圏日帰りの定番ルートですが、これだとずっと乗りっぱなしになってしまうので、どこかで1泊して、沼津や富士宮、身延あたりで観光を入れるのもよさそうです。

このルートで、実際に青春18きっぷを利用した日帰り旅をしてきました。中央本線だけは、E353系の初乗りを兼ねて特急「スーパーあずさ」(当時)を利用しましたが、それ以外の区間は青春18きっぷを利用しています。途中、身延山の観光も楽しむことができました。

このブログに旅行記を公開していますので、よろしければご覧ください。

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以上、「冬の青春18きっぷで富士山を見に行こう! 富士山がよく見える路線を紹介します!」でした。この冬、青春18きっぷでどこに行こうか迷っている方は、本記事でご紹介した路線に、富士山を見に行くのもよいのではないでしょうか?

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