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冬の青春18きっぷで富士山を見に行こう! 富士山がよく見える路線を紹介します!(2022-23年版)

ノウハウ
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冬の青春18きっぷでのおすすめが、車窓から富士山を眺めることができる路線です。富士山が見える太平洋側の冬は空気が澄んでいますし、雪をたたえた絵になる富士山をくっきりと眺めることができます。この記事では、冬の青春18きっぷで富士山を眺められる路線を紹介します。

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富士山が見える確率は冬場がダントツに高い!

東京から富士山までは、直線距離で約100kmくらいです。富士山は3,776メートルもある日本最高峰、いつでも見られるのではないかと思いますが、関東在住の方はご存知の通り、冬以外の季節ではあまりきれいに見えません。東海道新幹線で富士山のそばを通っても、天気が悪いと全く見えないくらいですから、気候の影響は想像以上に大きいのです。

富士山が見えた日数

東京都環境局が公開している都庁舎から「富士山が見えた日数」によると、1992年以降の平均値で、12月は17.6日、1月は18.9日なのに対して、例えば8月はたった1.6日です。

富士山をきれいに見たいのであれば、12月~1月がよいということです。ちょうど、冬の青春18きっぷの時期にもあたりますので、富士山がよく見える路線をご紹介します。

富士山の周囲には、富士山を取り囲むようにJRの線路が敷かれています。南側は東海道本線、東側は御殿場線、西側は身延線、北側は中央本線といった具合です。

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迫力のある富士山が望める御殿場線(御殿場近辺)

まずは富士山の南東側を走る御殿場線です。御殿場線は、東海道本線の国府津と沼津を、箱根の山々を北側から迂回するような形で結んでいます。熱海~函南間の丹那トンネルが開通するまでは、現在の御殿場線が東海道本線でした。今でこそ単線ですが、線路がはがされた跡と思われる路盤が線路脇に続いていて、当時は複線であったことがうかがいしれます。

御殿場線の車内から(2017年12月撮影)
御殿場線の車内から(2017年12月撮影)

御殿場線から富士山を見るのであれば、御殿場駅付近がよいでしょう。もっとも富士山に近い場所ですし、遮るものもあまりありません。富士山を南東側から眺めることになります。南東側の中腹には、1707年の宝永噴火でできた「宝永火口」があります。その宝永火口を正面から眺める形になるので、ダイナミックな迫力のある富士山を見ることができます。

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富士山の西側を南北に走る身延線

身延線は、東海道本線の富士と中央本線の甲府を結ぶJR東海の路線です。身延線は、富士川に沿って敷かれた路線ですが、路線の中間部では、車窓から富士山を見ることはほとんどできません。富士山を見られるのは、北側の甲府盆地と、南側の地形が開けている富士~富士宮あたりです。

富士山の全景がバッチリ見える富士~富士宮間

一番のおすすめは富士~富士宮の身延線の南端部です。

富士宮から富士山を眺めると、富士山の南西斜面を望むことになります。富士宮近辺も、遮るものがあまりないので、きれいな富士山を眺められます。また、富士宮で途中下車して、B級グルメの富士宮焼きそばを食べたり、富士山を御神体とする浅間神社の総本宮「浅間大社」も駅から徒歩圏内ですので、観光するのもよいと思います。

富士宮 浅間大社から眺める富士山

浅間大社から撮影した富士山です。富士山らしい絵になる風景です。

また、富士宮で観光する時間が取れない場合には、富士から二駅の竪堀(たてぼり)駅で降りてみましょう。

竪堀駅の下りホームから絶景の富士山を眺める!(2017年12月撮影)
竪堀駅の下りホームから絶景の富士山を眺める!(2017年12月撮影)

竪堀駅の下り(富士宮・甲府方面行き)ホームの端からは、すそ野まできれいに富士山を見ることができます。この区間は、身延線の中でも最も運転本数が多く、30分も待てば次の列車が来ますので、時間がない方におすすめです。

身延山山頂から天子山地の向こうの富士山を眺める(身延駅)

身延駅から路線バスでアクセスできる身延山には身延ロープウェイがあり、ロープウェイで上ったところにある山頂の展望台からは、富士山と富士川の間にある天子山地の向こうに、富士山の頂上部分だけを見ることができます。

身延山山頂からは富士山と富士川が一望!(2018年11月撮影)
身延山山頂からは富士山と富士川が一望!(2018年11月撮影)

富士山だけでなく、日本三大急流の富士川の流れや、空気が澄んでいれば伊豆半島や駿河湾までも眺めることができます。また、反対側には、南アルプスや甲府盆地、八ヶ岳を望むこともできます。

詳しくは、以下の記事をご覧ください。身延駅からのアクセスや、身延山久遠寺の見どころなども紹介しています。

身延線で身延山へ行こう! 歴史ある久遠寺と身延山ロープウェイから眺める富士山・南アルプスの絶景は必見です!
甲府と富士を結ぶJR東海の身延線。そのほぼ中間にある身延駅の近くに、身延山があります。日蓮宗の総本山である久遠寺への参拝に加えて、身延山ロープウェイで登った先にある身延山山頂から、富士山、南アルプスや甲府盆地の絶景を見渡すことができます。 ...

御坂山地の向こうに見える富士山(甲府~東花輪)

身延線の北側、甲府~東花輪付近の甲府盆地を走る区間からも、富士山を眺めることができます。

甲府盆地と富士五湖の間にある御坂山地(みさかさんち)の向こうに、富士山の上半分だけを望むことができます。

青春18きっぷで身延線に乗車する際には、こちらの記事を参考にしてみて下さい。

青春18きっぷで「身延線」に乗ろう! 車窓とおすすめの観光スポット、普通列車での旅のコツをご紹介します!
山梨県の甲府駅と静岡県の富士駅を結ぶJR身延線。首都圏からは青春18きっぷでも日帰り圏内です。身延線の車窓のポイントは、富士川と富士山。【ひさの乗り鉄ブログ】では、身延線の車窓の見どころ、沿線の観光スポット、青春18きっぷで乗車する際のポイントを紹介します。
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愛鷹山の陰から富士山が現れる東海道本線(三島・沼津~静岡)

富士山の南側を東西に走るのが東海道本線です。

神奈川県内からも富士山の頭のほうだけ見ることができますが、本格的に見えるのは静岡県に入ってから。三島、沼津あたりからです。

沼津近辺の東海道本線の車窓から眺める富士山
沼津近辺の東海道本線の車窓から眺める富士山

沼津あたりから見える富士山は、愛鷹山の向こう。東海道線を東から西へ向かって移動していくと、最初は頭のほうしか見えませんが、徐々にその全景が見えるようになってきます。

東田子の浦駅近辺の東海道本線の車窓から眺める富士山
東田子の浦駅近辺の東海道本線の車窓から眺める富士山

東田子の浦駅あたりまでくるとこのとおり! 富士山のほぼ全景が見えるようになってきます。

南側から見る富士山は、南東斜面にある宝永火口が特徴的。1707年の宝永の大噴火の際にできた火口で、その横には宝永山(標高2,693メートル)が見えます。

途中下車して訪れたい富士山の絶景スポット「薩埵峠」

薩埵峠から眺める富士山の絶景!
薩埵峠から眺める富士山の絶景!

東海道本線で静岡を旅するのであれば、ぜひ訪れたいのが、興津駅~由比駅の間にある薩埵峠(さったとうげ)です。

駿河湾の向こうにそびえる富士山を眺めることができます。手前には、東名高速道路、国道1号線、それに、東海道本線のといった、日本の大動脈が集結。興津駅、由比駅から少し歩きますが、天気の良いに日は、ぜひ途中下車して眺めてみてほしい絶景です。

薩埵峠への行き方などは、以下の記事で詳しく紹介していますので、ぜひご覧ください。

薩埵峠(さったとうげ)で富士山を見よう! 興津駅から由比駅への旧東海道のハイキングコースと絶景ポイントを詳しく紹介します!
富士山を望む景勝地「薩埵峠」(さったとうげ)。富士山だけでなく、駿河湾や伊豆半島、手前を走る東名高速道路、国道1号線、それに、東海道本線などの構造物を一望にできる絶景ポイントです。興津駅から由比駅まで約7キロのハイキングをしてきましたので、...

全駅から富士山を見ることができる「岳南電車」

吉原駅を出てすぐが最初の富士山ビュースポット!
吉原駅を出てすぐが最初の富士山ビュースポット!

鉄道の車窓から富士山を、ということであれば、東海道本線の吉原駅から、ミニ鉄道「岳南電車」に乗り換えるのもおすすめです。

富士市内を走るミニ鉄道ですが、全駅から富士山を臨むことができます。

岳南電車の乗車記については、以下の記事をご覧ください。富士山の写真もたくさん掲載しています。

【岳南電車 乗車記】 富士山を間近に望むミニ鉄道! 工場敷地内を走る様子も必見!
静岡県富士市を走る「岳南電車」。わずか9.2km、10駅のみのミニ鉄道ですが、全駅から富士山が見える鉄道として有名です。車窓からは迫力のある富士山が見えたり、工場の敷地内を走ったりと、短いながら見どころの多い鉄道です。そんな「岳南電車」に、2020年1月に乗車してきましたので、乗車記をお届けします。
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山々の向こうに頭を出す富士山が見られる中央本線(甲府~小淵沢)

富士山の北側を走る中央本線からも富士山を眺めることができます。ただ、中央本線と富士山の間に、比較的標高の高い山が連なっていますので、富士山の全景を見ることはできません。手前の山々の向こうに、雪をかぶった山頂付近が見られるといった感じでしょうか。

結構広い範囲から見られるはずですが、大きく見えるのは富士山に近い甲府近辺でしょうか。

甲府近辺の車窓から眺める富士山

中央本線の甲府付近の車窓から撮影した、朝焼けの富士山です。こんな感じの車窓が、いろんなところから眺められます。

小淵沢駅の展望台から冬の富士山を眺める(2018年1月撮影)
小淵沢駅の展望台から冬の富士山を眺める(2018年1月撮影)

また、甲府よりもかなり標高が高い小淵沢からも、富士山を眺めることができます。富士山から少し離れるため、大きく見ることはできませんが、標高が高い分だけ、甲府付近から見る富士山よりも、下の方まで見ることができます。

番外編:富士急行(寿~河口湖)

富士急行の普通列車(大月駅)

富士急行の普通列車(大月駅)

青春18きっぷでは乗車できないので番外編としましたが、富士山に最も近い鉄道は富士急行です。その名の通り、富士山を間近に眺めることができます。

富士急行は、中央本線の大月駅と河口湖駅を結ぶ私鉄路線です。中央線からも直通列車がありますし、新宿から直通する特急「富士回遊」も運転されており、都心からアクセスしやすいのも特徴です。

下吉田駅近くからの富士山

下吉田駅近くからの富士山

車窓からはほぼ全線にわたって富士山が見られますが、特に寿駅から富士山駅の間と、富士山駅から河口湖駅の間で富士山がよく見えます。富士急行は富士山の北東側を走る鉄道ですので、富士山の北東斜面を見る形になります。

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青春18きっぷで行く富士山を眺める日帰り旅

冬の青春18きっぷで、富士山を眺められる路線に一度に乗ってしまうこともできます。

首都圏から青春18きっぷでの日帰りルートとしては、以下のようなルートがおすすめです。

  • 新宿 → 甲府(中央本線)
  • 甲府 → 富士(身延線)
  • 富士 → 沼津(東海道本線)
  • 沼津 → 国府津(御殿場線)
  • 国府津 → 東京(東海道本線)

これまで紹介してきたように、中央本線では甲府付近から、身延線では甲府付近と南部の富士宮~富士間から、東海道本線では沼津付近から、御殿場線では御殿場付近から、それぞれ車窓から富士山を眺めることができます。

途中、身延駅や富士宮駅で下車しての観光もおすすめです。

上記のルート(厳密には御殿場線は入っていませんが)の青春18きっぷ日帰りルートを、以下の記事で詳しく紹介しています。ぜひご覧ください。

【首都圏発 身延線周遊ルート】富士山と富士川を眺める日帰り旅、身延山・浅間大社もおすすめ! ~青春18きっぷ おすすめ日帰り旅7~
山梨県と静岡県を結ぶ身延線は、富士山や富士川の車窓が美しい路線です。身延山や富士宮の富士山本宮浅間大社など、途中下車して立ち寄りたいスポットも多くあります。【ひさの乗り鉄ブログ】では、そんな身延線に、首都圏から青春18きっぷの日帰り旅で訪問する周遊ルートをご紹介します。

以上、「冬の青春18きっぷで富士山を見に行こう! 富士山がよく見える路線を紹介します!」でした。この冬、青春18きっぷでどこに行こうか迷っている方は、本記事でご紹介した路線に、富士山を見に行くのもよいのではないでしょうか?

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この記事を書いた人
乗り鉄歴25年!
ひさ

乗り鉄歴25年! 青春18きっぷやフリーきっぷを利用して、関東甲信越、北海道、東北によく乗り鉄に出かけます。このブログでは、これまでの乗り鉄経験を活かして、おすすめの列車や路線、青春18きっぷ活用のノウハウ、お得なきっぷの情報などを掲載しています。

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